研究の概要
おはようございます、心理学者のじんぺーです。
普段は心理学の論文を紹介するチャンネルを撮っております。
やや不定期になっておりますが、変わらず、
ボイシー、そしてポッドキャストの配信を続けていきたいと思いますので、
ゆるりとお付き合いいただけると、とても嬉しいなと思います。
論文を紹介したいなと思っておりまして、
あまり新しい、幅を広げるような論文を読めてないんですけど、
自分のテーマに近い論文は、再開してというか、
研究を徐々に再開していきたいなと思ってますので、読んでおります。
その中で、皆さんにこれは紹介できるかなというところがありましたので、
ぜひ簡潔にご紹介させてもらえれば嬉しいなと思います。
芸術とか美術作品を見るときに、
人がいろんな情報に触れてから、その作品を見るということがあると思うんですけど、
例えば美術館の作品の説明とかあるじゃないですか、
ああいうこととか、あとはオーディオガイドとか、
もっと言うと作者の解説だったりとか、
いろんな付加情報でその芸術の見方を変えると思うんですけど、
それを調べたような研究になっています。
実際に評価が変わるのかどうかとか、どの評価が変わるのかどうかとかということを、
一緒に見ていってもらえればと思います。
介入の種類と効果
お知らせは、また2点簡単にさせてください。
今日の夜にアカデミストのイベントに登壇します。
多分まだ申し込めると思うんですけど、
オンラインだったらいけるのかな、ちょっと概要欄にURL貼っておきますので、
今日の6時からかな、空いてるよとか、急遽空いたよという方は、
ぜひ自分の研究発表を見に来てもらえると嬉しいなと思います。
もう一つは自分の企画している6月1日のイベントです。
こちらは教育に関するイベント、子育て、コミュニケーションなど、
ちょっと勉強したいよという方、あとは陳平がどういう勉強会を開くのかという方に興味ある方とかも、
ぜひ覗きに来てもらえれば嬉しいなと思います。
こちらも概要欄に貼っておきます。
結構ゆるーく、だけどもうがっつりとやるっていう、そういう勉強会とかイベントを、
ここ5,6年ずっといろんな人といろんなやり方でやってきておりますので、
あんまり損をするような会にはならないんじゃないかなと思ってますので、
ぜひそこは自信を持って、自信を持つのは僕か、
えっと、こう、何て言うんですか、ためらわないでって、
これちょっと何か念に思いついたような感じがするけど、
ぜひ申し込んでいただけると嬉しいなと思っております。
よろしくお願いします。
興味ありそうな周りの方にもぜひシェアしてもらえるととても嬉しいです。
では本題に行きたいなと思います。
先ほども言ったように芸術とかの見方の話を変える方法っていろいろあると思うんですけど、
今回は実験心理学の割と王道の介入実験みたいなことをしています。
美術作品が15点あります。
現代美術って書いてますね。
割とこれって何なのみたいな、そこまでではないかな。
何か例の作品が論文にも載ってますので、
そしてこの論文誰でも読めるようになってます。
オープンアクセスの論文なので、
これも概要欄に論文のURL貼っておこうと思いますので、
興味ある方はぜひその作品を見ながら聞いてもらえればと思うんですけど、
ちょっとこうパッと見よくわからないような作品、
現代美術ってよくあると思うんですけど、
それを見る、評価をするっていう、それはだけなんですけど、
その前にいくつかの介入をすると。
これが3つ種類があって、
1つが歴史的介入っていうものですね。
歴史的な背景とかを説明する短い文を提示する文。
これが1つ目。
2つ目が認知的な介入。
これはちょっと作品の見方とか思考法みたいなことを変えるような
短い文を提示するような文。
ちょっと後で具体例を紹介しようと思いますが、そういう文。
最後3つ目が特に何もそういう付加情報を与えない。
作家名とタイトルと制作年というのは表示するんですけど、
それだけというような文になります。
この3つの文でどの文がより美しいと感じるかとか、
あとはインターレスと関心を持ったかみたいなことを
比較するような研究になっています。
どういう介入をしたかというのをもう少しだけ具体的にお伝えすると、
まず歴史的な介入で言うと、
これは美術史的な背景とか作家の意図、
あとは芸術運動などに関する知識を簡潔に提示すると。
いつ、誰、なぜその作品を作ったかということを
理解しやすくするような文を出しているということでした。
例えば、メレット・オッペンハイムという人の
オブジェクトという作品が今回使われているんですけど、
一つの例として、これは例えばこの歴史的介入で言うと、
シュールレアリズムに関する作品でありますと。
同時期の別作品では女性用の靴を逆さまにして、
鳥のようにして縛るみたいな、
日常物の変形を行った作品が出てきているような時期であったみたいな、
そういうふうな説明をすることによって、
その後に見てくださいみたいなことをするような介入になっています。
結構、芸術に興味ある人だったら、面白いなとか、
他の作品との対応の中でこの作品が位置づけられている
ということを知ると、もっともっと前のみでに
いくかもしれないですよね、みたいな感じです。
二つ目の認知的な介入で言うと、
これはこの作品が何かの反対?
何て言うんですかね、こういうの。
コペレニックス的展開じゃないですけど、
反対の要素を含んでいるということを考えさせるみたいなことをするようです。
これも例があるんですけど、
クライス・オルデンブルクさんかな?の
スタンプっていう作品が例として挙がっているんですけど、
これは切手のスタンプがめちゃくちゃ巨大になっている
モニュメントみたいな作品なんですけど、
これは通常は小さくて軽いはずの
切手のスタンプが巨大で重たいものとして
地面に突き刺さっているっていう、
そのスケールの反転が面白いよねっていう、
面白いとは書いてないんですけど、スケールの反転によって
本来の機能を失ってしまった全く異なる存在というものを
意図しているんだと、示そうとしているんだということを書いたりする。
その後に作品を見ると、みたいなことをすると
確かにそうだなと思ってもしかしたら見るかもしれませんよね。
みたいな感じです。何も介入しないのはそのままです。
タイトルとか出すだけっていう感じになっており、
評価はどうかあるかというところでございました。
研究結果の考察
シンプルにお伝えしようかなと思いますが、
まずは差があったんですよね。差があったんですけど、
この差の出方がなかなか興味深くてですね、
快感、プレジャー、
これが感情的な要素というか、より
プリミティブな評価のところだと思うんですけど、このプレジャーの部分の
評価でいうと、実は特に優位さが出なかったということです。
歴史的に何かを伝えても、認知的に反転するようなことを言っても、
あとは介入をしなくても、特にそのプレジャーの評価には
差がなかったという結果です。これすごく一個面白いなと思います。
その一方でインタレストの評価、
関心の評価は認知的に介入を行った群で
高かったというようなことだそうです。
面白いですね。反転するような見方を示すような
文を出したときに、より関心が高まったということです。
他の評価もいろいろあって、介入を行った群、
歴史的介入、認知的介入を行った群が
行わなかった群に対して充実感が高かったとか、
作品を見ているときの充実感とか、
あとは熟達感といって、この作品を理解しているみたいな感覚が
高まったとか、あとは退屈を感じにくくなったみたいな
優位さがあったそうです。
なので結構ポジティブですよね、どれも。
介入を行ったほうが行わないよりも、よりポジティブに感傷体験が
捉えられるのかなというのは、ざっくりと
この結果を見てみると、まとめてみると
言えることかなと思います。
美術館とか、特に現代美術ですね、
個人的にオススメいろいろありますけど、
僕は東北の人間なので、青森の戸肌にある
現代美術館すごくいいので、遠いけどね、
もし青森に行く人はぜひ見ていてほしいんですけど、
ああいうところに行ったときに、結構いろんなことを思うわけなんですけど、
現代美術はとりあえず行ってみて、
感じるみたいなことで、いいはいいんですけど、
例えば今回みたいな、これは歴史的にはこういうふうなことを踏まえられているんだとか、
何かを反転しているように
意図していますみたいなことを言われると、確かにそうだなと、
面白いなと、興味が持てるなみたいなことはあるのかなと思いますので、
ぜひ今回の研究も参考にして、
芸術体験の情報量
芸術をこれからも楽しんでいってもらえれば嬉しいなと思います。
そんな感じかな、こういう研究
実はたくさんあって、例えば作者を出すか出さないかとか、
最近流行り、最近で言ってもちょっと古いですけど、
AIが作っているかどうかって言うかどうかっていうね、
AIが作っていると言うと評価が下がるみたいな、ああいうのも一つね、
作品自体は一緒のはずなのに、そういう事前情報で評価が変わるみたいな研究もいっぱいあるんですけど、
面白いですよね、
物理的な対象物、
だけではない色んな要素がその芸術の体験には
付加されているんだなということがよくわかるような
実験の一つかなという風に思ったりします。
個人的な体験とイベントの話
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい1日にしていきましょう。
心を込めて雑談します。
もう何も考えてなく話し始めておりますが、
なかなかエキサイティングですよ。
いつもこのボイシーを最近は不定期になっていますが、
撮るたびに言っているかもしれませんが、やっぱりね、
何がすごい世の親というか、
まあ親すごいけど、みんなすごいね、
そういうちょっと新しいモードに
突入している感がありますね。
支え合って生きていきたいなと思います。
人は一人で生きていけないなって思っています、最近ね。
改めてですけど、4日間くらい病院に行ってまして、
前もちょっと行ったんですけど、子供が
新生児横断と言って、よく見られるっちゃよく見られる、
そんなにめちゃくちゃ難しいわけではないので、
そんなにシリアスになる感じもなかったんですけど、
その検査のために採血をして、
わりとすぐに帰されていたんですけど、
それが4日間続くと結構大変で、パートナーはまだ
体の回復が全然できていない状態なので、
一人で行くよという感じで連れて行って、
ドイツね、これも言ったかな、タクシーね、
毎回乗っていられないんで、結果的に乗らなかったかもしれないんですけど、
なんかチャイルドシートみたいなものを持参しないといけないんですよね、
日本もそうなのかな、タクシー乗れないんですかね、
新生児抱えて、どうなんだろう、
なんかドイツは違法みたいなんですよね、
運転手さんがバスられるっていうので乗せてくれないっていう、
新生児を抱えていると、
チャイルドシートを自分で持って、それをつけて、だったら乗せてくれるんですけど、
僕は車持ってなければ、
免許も持ってないので、チャイルドシートをわざわざ買うのもなと思って、
この4日間、病院に通っている間は、
コーヒーもつけて、30分くらいかな、
30分超かな、バスに揺られながら、
病院に通っているということをしてましたね、
それだけで言ったらそれだけかもしれないですけど、
デフォルトで割とハードじゃないですか、
夜中も起きないといけないし、
家事を基本的には全部見ながらみたいな、
いや、がんばったなと、
ありがたいことに数値は徐々に良くなってきていて、
明日以降は病院に行かなくていいということなので、
良かったなと思っていますが、
予測できないことが続きますし、
大変だなとも思いますよ。
これずっと続くと思うと結構病むなと思うので、
後先はあまり考えすぎることなく、
目の前のことをやっていきたいなと思っています。
前回もこの締めくくりだった気がするな。
全く覚えていないのであれなんですけど、
そうだね、そう思います。
あともう一個言いたいことがあった。
ボイシーのファンフェスタがあるじゃないですか。
自分は当然登壇もしなければ、
日本にいるわけでもないので、
参加者としても行けるわけじゃないんですけど、
盛り上がっていてすごく嬉しいなと思いますし、
僕も盛り上げたいなと微力ながら思っているんですけど、
ちょっと気がかりというか不思議なことがあって、
4部がまだチケットを持っているんですってね。
僕は教育の畑にずっといたので、
今度は渡辺道あるさんとも一緒にイベントしますし、
あとはサルさんともイベントしたことがあるし、
中田先生とも双川さんともボイシーで対談させてもらったりとかして、
お世話になっている方々なんですよ。もちろん屈原さんとか、
細野さんでもあれか、政治家さんか。
なのであまり絡みはないんですけど、
屈原さんは教育の発信者界隈ではレジェンド的な人の一人ですけど、
なんか不思議だなと思って、
この超スーパーメンバーで、
もちろん席数が多いってのもあると思うんですけど、
なんかもったいないなって思ってます。
もしファンフェスタ行くけど、この時間はまだ行かないみたいな人がいたら、
ぜひその方々のお話聞いてもらいたいなと思うんですね。
とても素敵な先生方。
元先生が多いのかな。てか元先生ばっかりか。
古立先生と双川さんはまだ先生か。
先生と呼んでもいいでしょう、皆さん。
そういう立場の方々だと思います。
ぜひ教育の発信をしてきたものとして、
あの枠が売れ残っているのはちょっと、
勝手に悔しい気持ちになっているので、
お近くの方ぜひ、絶対いいと思いますよ。
これは本当に言えます。面白いと思います。
行ってもらいたいと思うし、
ぜひみんなで売り切っていきましょう。
それでも僕が言うことでもないのかな。
お願いします。
ぜひ買ってください。
教育の発信が盛り上がるってことはすごく大事なことだなと思っているので、
そういう意味では自分事のように応援したいなと思っています。
はい、そんな感じです。