アンダーソーシャリティの紹介
おはようございます、心理学者のじんぺーです。心理学に触れる一日一語のお時間です。この番組では心理学の専門用語を毎日一つずつ取り上げて、論文と合わせて紹介しています。
今日の一語は、アンダーソーシャリティという言葉になります。アンダーソーシャリティというのは、他人の好意的な反応を過小評価してしまい、実際よりも人との関わりを避けてしまう傾向のことを言います。
今回は、人の共感性を低く見積もっているのではないかということを調べた研究で、その低く見積もっていることが幸福感とか友達の数とか孤独感とかに影響しているのではないかということを調べた研究になっています。
アンダーソーシャリティというのは、人との関わりを低く見積もっているのではないかということを調べた研究で、その低く見積もっているのではないかということを調べた研究になっています。
研究としては、他人を共感的だと感じる人ほど友達が多いか幸せかということを検証するような研究になっていて、これシンプルで同級生はどのくらい共感的だと思いますか。別に学生の話だけじゃなくて、皆さん職場の人でもいいですし、普段関わりのあるコミュニティの人とかでもいいんですけど、よかったら想像しながら聞いてください。
その人たちはどれくらい共感的だと思いますか。あとは、その回答した人の幸福感とか孤独感、不安とか欲打つとかを聞いている。追加で親友としてあげる人数を聞いている。最大6人ですね。難しいですね。これは何人だろう。
友達で言うと、本当に自分はすぐ友達認定してしまうので、普通に1000人とかって答えちゃうんですけど。親友はどうだろうね。何人か顔が浮かびますが、6人以上いるんじゃないですかね。何人かというのはあげてもらうということです。
これで分析をすると、仮説通り、他人を共感的だと思う人ほど幸福感が高いと。かつ友達の数も多い。共感の得点が1段階上がると、友達の人数が平均で0.2人増えるということだそうなので、自分が共感的かどうかというのは今は関係ないですね。
人を共感的だと思っているかどうかということですね。それが友達の数につながっているということだそうです。これは縦断調査の時間が経った後でも、そういった効果は持続するということのようです。とても面白いなと思います。すでに面白いんですけど、次の2つ目の研究は、もうちょっと踏み込んだ研究をしておりまして、これはどれくらい他人の共感を過小評価しているかということを測定しています。
まず、あるストーリーを提示する。ストーリーってほどじゃないですけど、例を提示する。あなたは落ち込んでいる友達を助けますか?という質問をする。皆さんは助けますか?助けませんか?助けます?助けますよね?助ける人が多いと思うんですけど、助けますと。同時に他の学生をどれくらい助けると思いますか?ということも聞きます。
こうすることによって、自己評価と他者の推定というものが一応数値化されると。このギャップが、この論文では共感認知ギャップというもので、このギャップがあるほど、結果がまさにそのギャップが大きいほど話しかけるとか、頼み事をするとか、そういった行動をとる確率が減る。
そういうことをしようとしなくなるというような関係性ですね。かつ、孤独感が高いという結果になったそうです。
共感性を高める方法
簡単に言うと、人のことを冷たいと思っている人ほど、自分から人と関わりたくなくなるというような緊急結果ですね。
これは実感とも合ってますよね。そうですよね。人が冷たいと思っていたら話しかけないですよね。ということです。とても面白い研究だなと思います。
次の研究もさらっと言うんですけど、これはどうしたら共感性とか他人の共感のちょっと誤った推定を変えるかということで、会議の研究をしていて、やり方はすごい面白いんですけど、
寮にポスターを貼ったり、学生寮にポスターを貼ったりとかワークショップ、短いワークショップをやったりとかすることによって、それだけで他人の共感性に対する評価が上がったりするみたいな研究結果になったそうです。
そのポスターもめっちゃシンプルで本当に効くのかと思うんですけど、ポスターのメッセージとしてはあなたが思うよりもみんな共感的ですみたいな内容がそこに含まれていたそうです。
それを日頃から目にするだけで、その他者評価がちょっと向上するというかポジティブに変わるっていうのが面白いなと思いますし、もう一個の方ではスマホのアプリみたいなのを使って他人との交流とかを呼びかけるみたいなことをすると、
実際に知らない人と会うようなイベントに参加率が増えたりとか、友達として挙げられる人数も増えるみたいな研究結果になったみたいなので、メインはそのメカニズムの部分。
自分の共感性と人の共感性のギャップというものが、人と関わりたいという度合いと、あとは実際の友達の人数に影響を与えるという、そこが研究のメインではあるんですけど、
そのメカニズムがわかったということは、どうすれば友達が多くなったりとか、孤独が減ったりとか、ウェルビングが上がったりするかということを調べたのが最後の、軽めに今日はとどめますけど、研究になっていて面白いなと思います。
このポッドキャストでもせっかくなのでそういうメッセージを話したいなと思うんですけど、みんなが思うよりも周りの人は共感的であるというふうに僕も思います。
僕は結構そういう、たぶんこのギャップがすごい少ない、信じやすいというか、みんないい人でしょって思いながら生きている節があるので、逆が怖いですけどね、詐欺とかに会いやすいかもしれないんですけど、
そういうメッセージを話したいなと思いますので、みんなが冷たいと思わないでね、話しかけていってほしいなと思います。
今日の一言最後に戻りますかね。
アンダーソーシャリティという言葉、これは、
他人の好意的な反応を過小評価して、実際よりも人との関わりを避けてしまう。
過小評価するという意味でアンダーってついていると思うんですけど、してしまうという、今日のまさに研究のコアとなる概念かなと思っています。
この言葉自体はね、最近生まれたみたいなので、あんまりメジャーでもないんですが、もしかしたらこれから研究されていって、この孤独感の解消とか、レベルビングを上げるとか、抑鬱を減らすとか、
近の社会課題、日本は特にそうだろうし、多くの全新国と呼ばれるところで、そういう課題感があるのかなと、メンタルヘルスの課題。
特に若者、今回は若者のデータですけど、若者にそういう課題感ってあるのかなと思うので、これから研究増えていくのかなとも思います。
まだ紹介したい、こういう研究も紹介していきたいと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
陣平でした。心を込めて。
今日も雑談をしたいと思います。
実はいつもより早く、朝に撮ってるんですけど、
今日は実は夜に予定があって、
なんと、日本のロックバンドワンオークロックが、私の住んでいるハンブルクでライブをするっていうので、
それに行ってくるというね、とても楽しみな予定が、今日の夜にありますので、先に撮って。
これ流れてる頃にはもうそのライブ終わってると思うので、
明日の放送で感想とか言えたらいいなと思いますが、
嬉しいですよね。日本のバンドがドイツに来るって言うだけでも嬉しいのに、ハンブルク。
その前はケルンとかでやってたし、ベルリンでやってミューヘンでやってっていうね、
ドイツだけで数公演するっていう、すごいバンドだなと。
今回の会場も小さいライブハウスとかじゃなくて、アリーナとかで数千人も入るんじゃないのかなと思います。
どれくらい大きいか言ってみないと分かんないですけど、
そういうところでライブできる日本のバンドがあるっていうことが誇らしいなと思っています。
個人的にもワンオーク、大学生の時にワンマンライブ行くぐらいには好きだった。
最近聴いてなかったんですけど、ここ1ヶ月、2ヶ月ぐらいはワンオークいっぱい聴いて、
これまで聴けてなかった部分を取り戻して、予習をしてたんですけど、
それぐらい好きなバンドなので楽しみです。とっても楽しみです。