不登校に関する研究
おはようございます。心理学者のじんぺーです。 Good morning. I am 心理学者のじんぺー.
このチャンネルでは心理学の最新論文を中心に心理学のお話をさせていただいております。 On this channel, I mainly talk about the latest psychology papers.
今日も論文の紹介をしていきたいと思います。 Today, I would like to introduce the paper again.
今日は不登校に関する論文になっております。 Today's paper is about not going to school.
今、研究コミュニティの方で不登校の研究も過境に入っておりまして、 Now, the research of not going to school in the research community is under way,
そろそろ論文を書けるかなというところですので、 and I think it's time to write a paper.
過去といっても2024年の論文を紹介して勉強していきたいなというふうに思っております。 I would like to study the past, and I would like to introduce the paper in 2024.
教育事情で言うと日本の教育とか不登校事情が私たちの目に入ってくることが多いんですけど、 In terms of educational issues, we often see Japanese education and uneducated students.
今回は海外の文献をまとめたレビュー論文を紹介したいなと思っております。 This time, I would like to introduce a review paper that summarizes overseas documents.
2024年ですね、チャイルドサイカイアトリアンドヒューマンディベロップメントという雑誌に載った論文で、 In 2024, a paper called Child Psychiatry and Human Development was published in a magazine,
15件の論文、あまり多くないですね、レビュー論文にした。 and 15 papers, not many, were summarized in a review paper,
15件の論文をまとめてその傾向とかを見たということです。 and I saw the trends.
具体的には学校拒否ですね、不登校という言葉はなかなか英語に訳すのが難しいところなんですけど、 It is difficult to translate the word school refusal into English,
学校拒否、スクールリフューザルという言葉で書かれている論文を収集したと。 but it was summarized in the word school refusal.
厳格な記事を持ってその15個の論文をチョイスしたということなんですけど、 It means that I chose 15 papers based on a strict standard,
特に重要なことは、不登校の子供と不登校じゃない子供、学校に行っている子供を比較したような研究を集めたと。 and the most important thing is that I collected papers comparing children in school and those who are not in school.
なので、不登校の子供だけにフォーカスを与えている研究は今回のレビュー対象には入っていないということで、 So I understand that the focus was not on the children in school,
だいぶ少なくなったということだというふうに理解をしています。 and the number of papers was reduced considerably.
ブロンフェン・ブレンナーのモデル
その中で様々な要因があると、その要因を並べて、どれが特に顕著かと、有意に結果が出ているかということを並べたような論文になっています。 Among them, there are various factors, and I put them side by side to see which one is particularly prominent.
メタ分析というのとはちょっと違って、結構列挙みたいな感じになっています。 It's a little different from meta-analysis, and it's kind of like a list.
その列挙の仕方がなかなか勉強になるなと思ったので、ここからが重要なんですけど、 I thought that the way of listing was quite educational, so this is important.
僕心理学やってるんですけど、存じ上げてなかった、 I'm doing psychology, but I didn't know this.
ブロンフェン・ブレンナーという人の生態学的モデルというモデルがあるらしくて、 I heard that there is a biological model of a person named Bronfenbrenner,
これは覚えなくてもいいと思うんですけど、 I don't think you need to remember this,
この結構有名人らしいですね、ブロンフェン・ブレンナーさんのモデルを採用して、 He is a pretty famous person, but he adopted the model of Bronfenbrenner,
今回不登校の研究に初めて適用して、分類分けをしていったということを言っています。 and applied it for the first time in the study of non-study this time.
それが分かりやすいので、今回紹介しているんですけど、 It's easy to understand, so I'm introducing it this time,
四つですね、ブロンフェン・ブレンナーさんのモデルは五つになったり四つになったりするんですけど、 There are four types of models of Bronfenbrenner,
今回は四つの分け方になっています。 This time, there are four types.
個体システム、これはもう個人に注目するという考え方ですね、個人に注目する。 Individual system, this is a way of thinking to pay attention to the individual.
次はミクロシステムというので、もう少し広い。 Next is the micro system, which is a little wider.
家族関係とか学校環境とか対人関係のことがこのミクロシステムに入っていて、 Next is the micro system, which includes family relations, school environment, and interpersonal relations.
不登校の多角的要因
次はエクソシステムといって、これは社会経済的な要因、もう少し広いですね、地域の話とかも入ってくると思います。 Next is the exosystem, which is a social and economic factor, a little wider, and I think it also includes regional issues.
最後四つ目がクロノシステム、これは時間的な変化、発達の変化みたいなことがこの要因になっていると。 The last four are chronosystems, which are time-related changes, development changes.
この分け方がとても分かりやすいなと思っているのはすごく重要なところかなと思います。 I think it's very important to know how to divide it.
それぞれについてどんな要因が不登校か、そうじゃないかというのを分けるかという、関連があるかということかな。 It is quite difficult to clarify the cause and effect of each of them.
因果関係を明らかにすることは結構難しいので、相関ぐらいの感じで聞いてもらったらいいんですけど。 It is quite difficult to clarify the cause and effect of each of them.
まずはその個体システム、個々人に注目した研究、これが結構多いところだと思うんですが、 First of all, the individual system, research focused on individuals, I think this is quite common,
例えば心理的な要因で、不登校軍の子供はそうじゃない人たちに比べて不安障害とか鬱病の診断が多いとか、 For example, psychological reasons, children of unaccompanied children are more likely to have anxiety disorders or depression than others.
学業や対人関係に関する悩みが強い、ストレスレベルが高い、悲観的な思考が多いなどの特徴があったりとか。 There are also characteristics such as a high level of stress, a lot of pessimistic thoughts, etc.
あとは学業関連で言うと、言語理解の問題、算数、読解、作文の成績低下が関連しているというような結果があるそうです。 On the other hand, in some researches, it is said that there is also a study of unaccompanied children with high mathematical ability,
このあたりは一貫した結果という感じでもないのかなというのは思います。 I don't think this is a consistent result.
次、ミクロシステムですね。これは家族環境とかの話ですが、例えば親の心理的問題。 Next is the micro system. This is about the family environment. For example, psychological problems of parents.
親が不安とか鬱の傾向があると、不登校の子供に影響を及ぼすということとか、家族内の対立が多くて、家庭の機能不全が見られるという人が不登校軍の子供で多いとか、そういう結果があったりするそうです。 It is said that if there is a tendency for parents to be anxious or depressed, it will affect the unaccompanied children, or there will be a lot of conflicts in the family, and there will be a lot of unaccompanied children in the family.
次です。学校環境もありまして、不登校軍の生徒というのは、教師の授業管理に対して否定的な認識を持っていたりとか、犯罪率の高い地域の学校に通う割合が高い、通う割合が高いというのはちょっとあれですね、因果ぽい言い方になっちゃっているんですけど、関連があるということですね。 Next is the school environment. The students of the unaccompanied school have a negative perception of the teacher's class management, and there is a high probability of going to schools with a high crime rate. Well, the probability of going to school is high is a bit of a metaphor, but it has something to do with it.
不登校の子供が多いところで犯罪率も高いというふうになりやすい、そういう関係があるということとか、あといじめの話も同級生からの被害体験が多いというふうに言われていたりとかする。このあたりも想像に堅くないところかなというふうには思います。
社会経済的要因と介入戦略
だから一つ一つの関連とかが新しいかというとそういうことでもないんですけど、何でも言っているこのまとめ方がなかなかわかりやすいというか、個人に焦点を当てる、その周りに焦点を当てる、社会に焦点を当てる、さらに時間軸に焦点を当てるというこの4つがすごくわかりやすいのがこの研究の一番いいところかなというふうには思っていますが、最後まで一応言いたいと思います。
今度はエクソシステムといって社会経済的な要因について。これについては実は社会経済的地位、SESって心理学とか社会学で訳したりしますが、SESは関連は明確ではなかったということです。
だから家庭が裕福であるとかそうじゃないとかということと不登校かどうかということは特に関連がなかったということです。面白いなと思います。
しかし貧困地域とか治安の悪い地域の学校に通う子どもというのは地域というところと不登校であるということは関連があるということだそうです。
最後クロノシステムですね。環境の変化とか時間変化の話です。これは頻繁な学校の転校、転校が多いということが不登校の割合と関連するというところで、これもなかなか興味深い研究かなと思いますが、
さっきも言ったようにメタ分析ではないので全体の4000人のデータで全てこういうことが図っていることではないです。そういう研究もあるよというぐらいのテンションで聞いてもらえればいいかなというふうに思います。
そんなところでしょうか。介入戦略とかについても書かれております。認知行動療法が有効であるとか、家庭と学校の協力が不可欠であるということが考察されていたりとか、家庭支援が有効ということが結構書かれてますね。
このあたりはなるほどなと思ったりしますね。いろいろ考えさせられながら読んでおりました。
というわけで、今日は不登校の論文の紹介でございました。心理学っぽいところももちろんある。うつ症状とか不安障害とかという言葉もあったし、あると思うんですけど、なかなか心理学だけではない社会学と、
あとは経済学的な視点もそうだろうし、システムごとにいろいろと専門分野がありそうですよね。
特に心理学は個人行為、個体システムの一番最初に紹介したところが焦点当てやすい、そのあたりを研究するようにトレーニングされていると思うので、
そこらへんが特に注目なんですけど、時間経過も発達科学っぽい捉え方だし、いろんな領域が不登校の包括的な理解ということに取り組んでいくのがいいんじゃないかなというふうに思っておりますし、
自分も専門は違えど、心理学者として何か研究できたらいいなと思って今やっている最中ですので、その論文も書けたらぜひ紹介できればと思います。
そんなところですかね。最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。陳平でした。心を込めて。
最後1分だけ雑談します。雑談との間に何かを入れるということをやりたいと思います。
ちょっとコメント返しほどではないんですけど、フサミンさんからこの収録アプリがいいよということを教えてもらったので、それはまたやってみたいと思います。
今日は時間がなくてまだチェックできていませんが、このPodcastを改善していくという方は頑張りたいなと思います。
論文の成果と報告
お知らせというかちょっと嬉しい報告を簡単にしたいなと思っているんですが、論文ができました。
研究コミュニティの話、今回不投稿の研究もしているということを最初のところでお話しさせてもらったんですが、その前にPodcastの研究を完成させまして、それがなんとリリースされました。
嬉しい。ありがとうございます。
これでもまた改めて論文の紹介したいなと思いますので、今週ぐらいのどこかにできるかなと思います。
まずはそういう成果が出たということで、あの、茶読付きの論文ではないです。ただ公開したというところなので、書くのは誰でもできるは言い過ぎですね。
そこはもう誰でもできるとは言わずに、一緒に書いてくださったね、早高さんと春晴さんと武雄さんと、そこをこう、ありがとうと、ありがたいことだと、当たり前ではないんだとね、いうふうに思っていますので、そこをかみしめながら、
だけど、これから審査をされるわけなので、そこもまた注視して、いい結果につながるように。
そんなにね、すぐうまくいかないんですよね、論文ってね。いつも、僕も平均2回ぐらいずつは落とされてるのかな、平均するとそんな感じだと思うんですけど、落とされて通るっていう感じですので、あんまり、
今回絶対うまくいかないとという感じにならずにね、ぼちぼちやっていきたいなと思います。
それでは報告でした。公開された論文に関しては概要欄に貼っておこうと思います。
このチャプターには今日の論文のURLですね、貼っておくので、不投稿に関する論文興味の人はこのチャプター。
私たちがやったポートキャストの研究を読んでみたいぞという方は、概要欄見ていただけると嬉しいです。
英語ですが、翻訳機とか使って読んでもらえれば嬉しいです。