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2025-03-01 1:00:43

#599【academist対談#5 山田秀俊先生】健康寿命100年を目指すためのとっておきは?

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山田先生のクラウドファンディングご支援よろしくお願いします!

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サマリー

山田秀俊先生の対談では、岩手県出身の彼がアカデミストでの研究クラウドファンディングを通じて健康寿命を延ばすための取り組みについて語ります。また、彼は自身の生い立ちや研究者としての夢についても触れ、リスナーにインスピレーションを与えます。健康寿命を100年に延ばすための研究とその重要性についても述べられています。特に、岩手における食品の機能性研究に焦点を当て、地域に根ざした医療発展の必要性が強調されています。 山田秀俊先生は、健康寿命100年を目指す研究について説明します。彼の研究は、食品の成分を活用し、健康に寄与する要素を探求することに焦点を当てています。健康寿命100年を目指す上で、ハチヒープという成分が注目されています。この成分はイサダに多く含まれ、脂質やコレステロールに対する健康効果が期待されます。 このエピソードでは、山田秀俊先生が中性脂肪を下げる食品成分としての八ヒープに関する研究と、クラウドファンディングを活用した製品開発について語ります。彼は、食品法に基づいた素材の製造や、グミという形で製品を提供することの重要性についても触れています。山田秀俊先生との対談では、健康寿命100年を目指すための具体的なアプローチやクラウドファンディングについて語られました。特に、伊佐田でのプロジェクトや中性脂肪とコレステロールに効果が期待できる成分の活用方法が強調されました。

山田秀俊の研究とクラウドファンディング
今日はスペシャルゲスト、山田秀俊先生に来ていただいております。 Today, we have a special guest, Mr. Yamada Hidetoshi.
山田先生、今日はよろしくお願いします。 Mr. Yamada, thank you for joining us today.
よろしくお願いします。 Thank you for having me.
激お科学団役の山田です。 I am Yamada, a member of the激お科学団.
この後、研究内容とかについては、いろいろとお話しいただこうと思うんですけれども、 After this, I would like to talk about various research topics.
今日は何でこの対談をしているかという話を先にさせてもらいたいなと思います。 I would like to talk about why we are having this conversation today.
その話も詳しくは後ほどさせてもらいたいんですけど、 I would like to talk about it in detail later.
今、山田先生、アカデミストというプラットフォームで研究のクラウドファンディングに挑戦されております。 Mr. Yamada, you are now on a research crowdfunding platform called Academist.
そのURLも今、みなさんの目に見えるところに貼っていると思いますので、 I think the URL is now posted where you can see it.
よかったら覗きながら聞いていただければ嬉しいんですけども、 I would be happy if you could listen to it while looking at it.
そしてご支援を検討していただきながら聞いていただけたら嬉しいんですけど、 I would be happy if you could listen to it while considering your support.
そのアカデミストは僕も3年くらいですかね、お世話になっておりまして、 I have been working for Academist for about 3 years now,
月学生のクラウドファンディングをやっておるんですけども、 and I have been doing academic crowdfunding.
そういうご縁、結構同じスラックがあったりとか、別な分野であっても、 I personally think that it is a great crowdfunding platform
こういう交流の機会をいただけるような素敵なクラウドファンディングプラットフォームだなと I personally think that it is a great crowdfunding platform
そこで、なんと同居岩手県の出身であるというところは、 If I say that I am from Iwate prefecture,
それが一番の引きというかご縁なんですけども、 I would say that it is the biggest draw.
それで、本当に小学ですけども、ご支援させていただいて、 I was able to apply for it when I was in elementary school,
今回こういうお世話をさせていただいたという経緯になっております。 and I was able to apply for it this time.
山田先生、合ってますかね。 Is it correct, Mr. Yamada?
岩手県の思い出と研究者としての夢
合ってます、合ってます。 Yes, it is.
ありがとうございます。 Thank you.
岩手の方からご支援していただいてという中で、 I am very happy that I was able to apply for this
今度は機会があるとは思わなくて、すごくびっくりしてます。 and I didn't expect to have this opportunity.
嬉しいです。 I am glad to hear that.
じゃあ、そういうところもちょっと含めまして、 I would like to talk about that as well.
短くなくて大丈夫ですので、 It doesn't have to be short.
自己紹介をいただいてもよろしいですか。 Could you please introduce yourself?
はい、わかりました。 Yes, I understand.
先ほども言いましたが、提供科学大学の山田と申します。 My name is Yamada from the Department of Applied Science.
今、ご紹介をやりました通り、私も岩手県出身で、 As I just introduced, I am also from Iwate Prefecture.
岩手県の花巻市という内陸の方の出身になります。 I am from Hanamaki City in Iwate Prefecture.
現在、クラウドファンディングをさせていただいておりまして、 Currently, I am doing crowdfunding.
伊沢田という三陸でとれる沖網を使って、 I am doing crowdfunding to make the world
三陸と世界を元気にしていきたいというようなことを取り組んでおります。 a place called Isabara where you can take photos of the ocean in the mountains.
よろしくお願いします。 Thank you.
よろしくお願いします。 Thank you.
本当にね、いろいろと聞きたいことがあるんですけど、 I really want to ask you a lot of questions.
ちゃんと最初、カジュアルな話から入ってもいいですかね。 Could I start with a casual question?
ああ、もちろんです。 Yes, of course.
ありがとうございます。 Thank you.
花巻ということでね、皆さんはもう、花巻といえばもうあれっていう感じだと思うんですけど、 I think everyone already knows what Hanamaki is.
僕は広野町というとってもマニアックなところで生まれ育ちまして、 I was born and raised in a very maniacal place called Hirono-cho.
北なんですよね、めちゃくちゃ。 It's in the north.
久治市とか、何なら青森との県境みたいなところで、 It's like the prefecture between Kuji and Aomori.
ちょっと花巻はね、岩というと言うのも広くてですね、遠いんですけど、 Hanamaki is a little far away from Iwate.
今、大谷さんとかね、菊池雄生さんとか、 There are many people like Ohtani, Kikuchi Yusei,
今も世界で活躍されている方がたくさんいらっしゃって、 who are active all over the world now.
どうですか、そういうことって言ったりしますか、いろんな人に。 Do you say that to many people?
そうですね。 Yes.
岩手県民として、花巻出身として、すごく誇らしいですよね。 As a citizen of Iwate, I am very proud to be from Hanamaki.
それだけですごい共通言語、いろんな人と生まれそうだなと思って、 I thought I would be born with a lot of people with the same language.
結構、花巻生まれは羨ましいなと思って見ていたんですけど。 I was envious of being born in Hanamaki.
そうですね。今はもう、岩手、花巻っていうとすごい野球で有名なんですけど、 Well, Hanamaki is very famous for baseball.
僕が実際に高校生とかの時は全然そんなことはなくて、 I didn't think this day would come
まさかこんなに、こんな日が来るとは思わなかったですね。 when I was a high school student.
そうですよね。僕は大谷さんの一個下ぐらいの世代なんですよね。 Well, I am one generation below Mr. Ohtani.
29でもうすぐ30になるぐらいなんですけど。 I am almost 30 years old.
だから、花巻といえば結構僕の、それこそ中学校高校ぐらいの時から So, Hanamaki has been my image
そういうイメージになっていて、なんかそういう、面白い。 since I was in middle school and high school.
山田先生はその花巻ではどういうふうに、 I wonder how Mr. Yamada feels about Hanamaki.
そんな方から聞いていいのかって感じですけど。 I don't know if I can ask such a person.
どういうふうな、中学高校時代といいますか、岩手時代を過ごされた。 How did you spend your middle school and high school years in Iwate?
大学からはあれですよね。鳥取の方に来られてたんでしたかね。 You came to Tottori from university, didn't you?
そうです。大学から鳥取で、高校生まで岩手県ですね。 Yes. I came to Iwate from university to Tottori as a high school student.
どうですか?岩手なんかは。 How is Iwate?
岩手県の花巻地の中の県営住宅で育ったんで、小さい箱の中でたくさん人がいるところで育ったんですけど。 I grew up in a small house in Hanamaki in Iwate Prefecture, so I grew up in a place with a lot of people in a small box.
どんな子供だったんですかね。 I wonder what kind of child I was.
結構、小さい頃から生物が好きで、小学校まで歩いて3キロくらいあって、 I've loved animals since I was a kid, and I walked about 3 kilometers to elementary school.
バスを使って行くんですけど、僕は結構ひたすら歩いて行く。 I took the bus to school, but I didn't stop walking.
行き帰りで虫捕まえたりとか、川で走上してきた、弱ってる鮭見つけたりとか、 I caught insects on my way home, and I found a weak-looking salmon swimming on the river.
結構そんな、よくいる田舎の男の子っていう感じじゃないですかね。 I was like a country boy.
その時から、ちょっと無理やりかもしれないですけど、研究者になりたいみたいなのあったんですか、昔から。 Did you want to be a researcher when you were a kid?
小さい頃はお医者さんになりたいっていうのが小学校の頃はありましたね。 When I was a kid, I wanted to be a doctor.
研究に目覚められたのは大学に入ってもらったことですか? Did you go to university to become a researcher?
研究者になろうと思ったのは高校1年生の時ですかね。 I wanted to become a researcher when I was in the first year of high school.
山田先生の医師としての道
クラファーの方の自己紹介のところに書かせていただいてるんですけど。 I wrote it in the self-introduction section of the class.
もともとお医者さんになりたいと思っておりまして。 I originally wanted to be a doctor.
お医者さんは何でも病気を治せると信じていたんですが、高校1年生の時に。 I believed that a doctor could cure any disease.
おじいちゃんが癌になって、それがもうちょっと治らないよっていう話になった時に、 When I was in the first year of high school, my grandfather was diagnosed with cancer.
お医者さんって何でもできるんじゃないんだなっていうのに、今思えば当たり前なんですけど、その時に気がついて。 I realized that a doctor could do anything, and I thought it was natural.
治らない病気があるっていうのだったら、病気を治せるようにしたいと思うようになって。 I wanted to be able to cure a disease that couldn't be cured.
それで医学系の研究者になろうということで。 So I decided to become a medical researcher.
もちろんお医者さんになってからも研究するってことはできるんですけど。 Of course, I can do research after I become a doctor.
その時にダイレクトに研究者っていうのが頭の中にイメージが立って。 I had the image of a direct researcher in my head.
鳥取の方に行ったっていうのも、当時国立大で鳥取大学にだけ医学部に生命科学科っていう、医学系の研究者を育てるのが唯一あったんですよ。 I went to Tottori University. At that time, only the University of Tottori had a department of biology and chemistry.
医学系の研究者を育てるのが唯一あったんですよ。 I was the only one to train medical researchers.
それで北の田舎から西の田舎に行くことにしまして。 So I decided to go from the northern countryside to the western countryside.
それが結構疑問で、なんで鳥取っていうね、岩手から遠いしね。 I was wondering why Tottori, because it's far from Iwate.
今で言うと生命科学科っていろんなところですごく聞くイメージなんですけど。 I have the image that you are a biologist now.
そうなんですよ。当時も生命科学科っていう学科はいろいろあったんですけど。 That's right. At that time, there were various departments of biology and chemistry.
農学部とか医学部とかにあるような形で、医学部にあるっていうのが、多分国立大ではだと思うんですけど、農学部とか医学部とかにあるような形で、農学部とか医学部とかにあるような形で、医学部にあるっていうのが、多分国立大ではだと思うんですけど、
鳥取大学だけだったんですよね。なので、大体あれですよね。 I think it was only the University of Tottori that was in the medical department. So, most people
岩手県を外に出たいって思う人が多くて、当時はすごく多くて。 wanted to go outside of Iwate.
でも、出るってなったら、みんな目指すのは仙台、東京、京都とか、都会を目指すんですけど、なぜか全部通り越して鳥取に行きました。 But when I went outside, everyone was aiming for Sendai, Tokyo, Kyoto, etc. So, I went to Tottori for some reason.
すごいですね。結構な情熱を持って、高校時代から、ここ行くぞっていう、研究への思いみたいなものが感じられたんですけど、 It's amazing. You had a lot of passion from high school, and you felt like you were going to go there.
そういう時って、どうなんですか?研究者になろうってなったら、高校生から研究を始めるみたいなムーブもあったりするんですかね? So, when you were a researcher, did you have any plans to start studying from high school?
高校生から研究を始めようとは考えたことがなかったですね。 I didn't think about starting studying from high school.
だから、日系サイエンス買ってきて読んだりとか、そういうのを勝手に勉強してましたね。 So, I used to buy and read Japanese science books, and I studied them on my own.
森岡一校だから、本当にみなさんと同じように受験勉強に取り組まれてた感じですかね。 It's the same as Morioka Prefectural High School, so did you really study for the entrance exam in the same way as everyone else?
岩手県のトップオブトップの学校ですよ、みなさん。 It's the top of the top school in Iwate Prefecture, isn't it?
入った時から書き講習があり、休みなく大量のプリントを出されっていう感じでやってましたね。 I had writing lessons from the time I joined the school, and I took a lot of prints without taking a break.
そうですよね。面白いですね。 It's interesting.
何か不思議なんですけど、本当に同じ年出身ってだけなんですけど、とても親近感を感じて、岩手の不思議な力を僕はいつも感じたりしているんですけど、 I always feel the mysterious power of Iwate,
そういう偏見を短い時間ですけども聞きできて嬉しいなと思っております。 and I'm glad I was able to hear that for a short time.
そうですね。なんかすごい不思議な感じですね。同居で、世代はちょっと違いますけど、分野も違いますけど、研究っていうところで、なおかつアカデミストでクラウドファンディングをやっているっていうのは、すごく不思議な感じがします。 Yes. It's a strange feeling. We're from different generations, and we're in different fields, but we're in the field of research, and we're also doing crowdfunding with Academist. It's a very mysterious feeling.
ありがとうございます。ちょっとずつ研究の方に寄っていきたいなと思うんですけども、 Thank you. I'd like to get closer to research little by little,
まず僕がすごく不思議だなというか、かつ面白いなと思ったのが、元々だからその、Iwateのことを研究したいとかってわけじゃないわけじゃないですか、先生のスタートっておそらくそれこそ健康寿命を伸ばしたいっていうところとか、さっきも言ってたその現代圏のご家族のお話とか、 and I thought it was very mysterious and interesting.
地域と食品研究の重要性
人を助けろというか、命を救うみたいなところだと思うんですけど、そこから入って、いっさだっていう、めちゃくちゃ岩手というか三陸、宮城岩手のあたりですかね、の対象物に行っているのがすごいことだなと思うんですけど、 I think it's amazing to go to the object of Miyagi and Iwate, but what kind of opportunity is this?
きっかけでいっさだの研究をしようみたいになったんですかね。 Did it make you want to do research on Isada?
何の遺伝子を決めるとか、生物の発生、細胞周期をやるとか、まさに基礎医学をやってて、でもちょっとやっぱ医療って時間がかかるというか遠いんですよね、研究室から現場までがすごく遠いんで、 It takes a lot of time to do medical research. It's a long way from the lab to the site.
それがやりながらちょっとジレンマで、もう少し身近なところで自分の研究と社会の接点を持ちたいというか、もっとイメージできるところで研究をしたいなと思って。 I wanted to do research in a place where I could have a closer connection to my research and society.
でも社会ってなんかいろいろイメージしにくいじゃないですか、広いですし、一番わかりやすいのが岩手かなと、地元かなということで、 So it's hard to imagine what society would be like, it's big, and the easiest thing to understand is that it's in Iwate.
それで地元の北上市に岩手生物工学研究センターという県が作っている公益ガイアン法人の研究所があるんですけど、 So there's a research lab in Iwate, Kitakami City, where the prefecture is based.
そこでちょうど食品の機能性の研究を始めますというので、研究員の募集があったんですよね。 I was asked to apply as a researcher there,
そこにアップライトして応募して、研究員として採用していただいて、 and I was hired as a researcher.
そこから食品の方に方向転換したという感じなんですよね。 So I changed my direction from there to food.
結局県のセンターなんで、岩手県の農林水産物の高負荷価値化を機能性の面からするという研究グループだったんですよ。 It was a center in the prefecture, so it was a group of researchers to evaluate the efficiency of Iwate's agricultural and forestry production.
その下に、岩手県にいろんなものがあるんで、何をやるかというのを、 There are many things in Iwate, so what we do is
岩手県の水産技術センターとか、工業技術センターとか、林業技術センターとか、農業技術センターとかにヒアリングして回ってたら、 I heard that there is a center for agriculture, forestry, and fisheries in Iwate, so I asked if they could try it out.
水産技術センターから伊佐田をちょっとやってみてくれないかっていう話が来て、 So I asked if they could try it out,
それで伊佐田をやってくださいって言われて、でも僕は伊佐田を知らなかったんで、 and they told me to try it out, but I didn't know about it.
研究の方向転換
そうなんですよね。僕も知らなかった。 I didn't know either.
知らないですよね。広野町を取らないですもんね。 I don't know. I don't know.
取らないと思いますね。 I don't think so.
そうですよね。なので、何が来るんだろうっていうとこからスタートして、 So I started from wondering what was going to come,
似たようなフレーズだと稲田ぐらいしか知らなかったんですよね。 and the only phrase I knew was Inada.
初めにお魚来るのかなと思ったら、ちっちゃいエビみたいなのが来て、 I thought it was going to be a fish, but it was a small shrimp.
で、沖谷なんだよって言われて、そこからスタートなんですよ。 Then I was told that it was Okiyami, and that's where it started.
なので、本当に偶然というか、それが2009年の10月から岩手に戻ったんで、 So it was a coincidence, and it was back in October 2009,
12月ぐらいに多分来て、そこからやり始めたっていう感じですね。 so I think it was around December when I started.
なるほど。 I see.
なんかいろいろとお聞きしたいことがあるんですが、 I have a lot of questions for you,
まずその転換、結構その研究テーマ的には大きな方向転換な気もするんですけども、 but first of all, I feel like the change in direction is a big part of your research.
方法論的なところとかはあまり変わらないですか? Is there any change in methodology?
そうですね。変わらない部分と、かなり変わった部分と両方あって、 Well, there are some things that haven't changed, and some that have.
基本的には、元々細胞とか動物を使って、遺伝子とかお薬とかそういうのを研究するっていうのが結構医学系では多いので、 Basically, it's a medical field to study cells, mice, and animals to study genes and drugs.
そうすると、元々技術としては細胞が培養できます、動物実験できますっていうところなんですよね。 So, in terms of technology, cells can be cultivated, and animals can be tested.
そこに食品の成分とか食品の素材を使うっていうことなんで、今まで主役、薬を使ってたのを食品にするっていうイメージで始めたんですけど、 I started with the image of using ingredients and ingredients of food, so I started with the image of using drugs as food.
その辺は、それまでの経験とか技術が活かせた部分で、大変だったのは食品って、 What was difficult was that food,
何て言うんですかね、お薬だと一つの化合物とか一つの成分なんですけど、食品の中にはたくさん混ざってるわけですよね、マハミノ酸、ポーター、脂質ダーっていうのが混ざった状態からスタートするんで、 it's one compound or one ingredient in a drug, but a lot of things are mixed in food, like amino acids, potatoes, fat, and so on.
そこからじゃあ何が効いてるのかっていうのを、今回はハジヒープっていうのをクラファーの方で素材化しますってなってるんですけど、 So I started with the image of using drugs and ingredients of food, so I started with the image of using drugs and ingredients of food,
その化合物を決める、見つけるっていうのがすごい苦労しましたね。 and it was really hard to find the right compound.
その辺りは全然経験がなかったんですよ。 I had no experience at all.
すごいでも、研究って感じが今の思考プロセス、エッセンスがあるなと思ってて、 It's amazing, but I think the current thinking process and essence of research is amazing.
ちょっとだけ、自分の研究テーマに無理やり同じようなことがあるんじゃないかっていう話をさせてもらいたいんですけど、 I'd like to talk a little bit about whether there's something like this in my research theme,
もしリスナーさんがイメージがよるわけばいいなと思うんですけど、 but I think it would be nice if the listeners could have an image of it.
僕、芸術の研究してて、例えば絵画がなんで美しいかみたいなことの真理を知りたいってなったときに、 When I was researching art, for example, when I wanted to know the truth of why paintings are beautiful,
絵画を、例えばモナリザをそのまま使うパターンと、これでももちろん研究した方がいいと思うんですよね。 I thought it would be better to study the pattern of painting using Mona Lisa as it is.
だけど、そのモナリザの本当に何かエッセンス、この色合いだけに注目するとか、 But I thought it would be better to pay attention to the essence of Mona Lisa, this color balance,
この丸みだけ、その丸みの角度とかだけに注目するとか、引っ張ってきて、 and pay attention to the angle of this roundness.
丸みの度合いを並べて、それだけに注目して、本当に基礎の基礎を研究するような、近くを研究するような研究者もいれば、 There are researchers who study the basics of the basics, and there are researchers who treat Mona Lisa as Mona Lisa,
そのモナリザをモナリザとして扱って、その全体的な感性みたいなことを研究する研究者もいるんですけど、 and there are also researchers who study the overall sensitivity of Mona Lisa.
食品っていうのはモナリザみたいな感じで、その中の何かエッセンスを抽出するっていう作業は、 The food is like Mona Lisa, and the process of extracting the essence from it is
とても研究者っぽいなって思ったっていう、大体あったんですけど、食材とその中の愛が鍵となっている要素をつまみ出すというか。 I thought it was very researcher-like. It's kind of like that, but it's like picking out the key elements between food and love.
具体的な研究成果
そうですね。結構、研究って一個の事象というか物事をやるんですけど、一歩を引いて捉えることができるかみたいなのが結構重要だったりすると思う。 I think it's very important to be able to take a step back and see if you can catch it.
その中からエッセンスを探すっていうのが、食品だったら成分、何が効いているかみたいなところ。 So looking for the essence from it is like finding out what's working in food.
それが今まではお薬の候補ですみたいなものがあって、それが効くかどうかみたいなことをやっていたんだけど、元々じゃあ候補になるんじゃないのみたいなところから探すというのがありましたね。 Until now, there was something like a candidate for this medicine, and I was wondering if it would work, but I was looking for it from a place where it would be a candidate.
それって、探してた時の話、めちゃくちゃ興味があるんですけど、何も出てこない可能性みたいなこともあったわけですか? I was really curious about the story when I was looking for it, but was there a possibility that nothing would come out?
いや、もちろんですもちろん。可能力があるのが、干し草の中から針を見つけるとか、そんな表現をするんですけど、結局、今回の場合で言うとイサダから抽出液みたいなのを作って、それが始めは抗肥満効果がありそうだっていうところからスタートするんですけど、 So, of course, it's possible to find a needle in a haystack or something like that, but ultimately, in this case, we make something like a抽出液 from a haystack, and it starts with the fact that it seems to have an anti-inflammatory effect.
何が効いてるの?ってなった時に、一番は何もないってことはないんですけど、取ってみたら、みんながよく知っているものだったみたいなことになると、やってきたことが、ああそうだよね、みたいな感じで終わっちゃうわけですよね。 So, when I was asked what was working, the first thing I thought was that there was nothing, but when I took it, it was something that everyone knew well.
なので、何が取れるか、何を見つけてくるかっていうところが見つけるまでわかんなくて、なおかつ研究発表するとスライド1枚ぐらいになるんですけど、そこに多分2年ぐらいかかって、もんとした2年間を過ごしてましたね。 So, I didn't know what I was going to get or what I was going to find until I found it, and when I announced the research, it was about a slide, but it took me about 2 years to figure it out.
ちょっと想像するだけでも結構胃が痛い感じがするんですけど、そっか。こので見つかったわけですよね。このハチヒープという読み方だったんですか? I just imagined it, but I feel like my stomach hurts quite a bit. I see. So, you found it, didn't you? Do you read it as Hachihip?
ハチヒープで、はい。 Yes, Hachihip.
ハチヒープというのが見つかったっていうところなんですけど、これは別にイサダニしかないわけではない成分なんですか? You found Hachihip, but is this an ingredient that only exists in Isadani?
えっと、そうですね。イサダニ多くて、他の調べていくと、広角類、南極大きい網にも入っているんですけど、広角類のクルマエビとか、あと珍しいところがフジツボとか、そういうところには入っています。
ただ、概有量がイサダの方が、南極大きい網に比べても10倍以上高かったり、他の広角類だともっと少なかったりするので、一番よく採れるというか、ハチヒープ含んでいるのはイサダですね。
お魚には入っていないので、一部の広角類に特有の成分だと思います。 I see.
あの、そういえばなんですけど、イサダって何かって説明しましたっけ? Oh, by the way, did we explain what ISADA is?
あ、そうでした。 Yes, we did.
すみません、ちょっと。イサダって何ですかっていうのを聞き行くの忘れてました。 Sorry, I forgot to ask what ISADA is.
はい、そうですね。ガードファンディングのページ見れる方がいらっしゃったらちょっとリンク開いていただくと、写真が載っているのでわかりやすいかなと思うんですけど、いわゆるオキアミという生き物になります。
昨日までは東京ビッグサイトの展示会にちょっと行ってたんですけど、みんなエビと違うのっていう質問を受けるので、ちょっといろいろなんて説明しようかなって考えてたんですけど、見た目はエビみたいな生き物なので、小エビをイメージしてもらうといいかなと思います。
エビと違うのはヒゲがあまり長くないというのと、あとエビって結構前にハサミがあったりしっかりした前足持ってると思うんですけど、オキアミはそれがそんなにしっかりしたのは持ってなくてですね。
ハチヒープの健康効果
あと体が半透明な2センチぐらいの小さな生き物になります。
動物プランクトンってよく聞かれると思うんですけど、海にいる動物プランクトンの主要な種っていうのがオキアミになります。
その中でも映像としては鯨の主食としてオキアミってよく出てくるかなと思うんですけど、あれは大体南極にいる南極オキアミっていうのをヒゲクジラが食べに行ってる映像が見ることがあるかなと思うんですけど、南極には南極オキアミっていうのがいて、北太平洋にはツノダシオキアミっていう和名だというオキアミがいて、
それは三陸地域では昔から漁獲してて地元でイサダって呼んでるっていう感じですね。なので日本近くで漁獲されるオキアミのことになります。
岩手にいたときにオキアミのかき揚げ的なものは食べた記憶あるんですよ。あれってイサダなんですかね?
そうですね。たぶんそうだと思います。かき揚げサイズだとイサダだと思います。南極オキアミ5センチくらいあるんで、かき揚げに売るにはちょっと大きいかなって感じですね。
じゃあ食べてたら食べてたのかな。イサダという認識がなかっただけで。
そうですね。沿岸の方では結構昔からかき揚げには使われてたり、あとツクダに作られたりとかはしてたみたいですね。
いやーそうなんだ。というものです。ちょっと悲しいものですが、そのイサダに入っているハチヒープというものが魚にも海藻にもないというところで。
ということは、さっきも言ったそのハチヒープ、そのイサダとか関係なくハチヒープの研究っていうのはそれまでも全然されてなかったって感じなんですか?
そうですね。全くなかったわけじゃないんですけど、でもほぼないに等しいですね。
でも現在でもそのハチヒープに注目して研究をしているのは僕と僕が関わっているグループだけかもしれないですね。
なるほどね。
医学の世界とかだとそういうことってよくあるんですか?このグループだけがこの成分をやってますみたいな。
そうですね。その食品の機能性成分ってなってくるといろんなのがあるので、そういうパターンもあるかもしれないですね。
でもやっぱり結構メジャーな、例えば日本だとお茶のカテキンとか、あとは他の植物のポリフェノールとか、有名なところだと海産系だとEPAとかDHAとか。
EPA聞いたことある!
そういうメジャーな成分を研究する方がインパクトは出やすいですね。研究者が多いのでその中で発表したりした時に評価してもらいやすい。
ハチヒープだけやってると、それ何?みたいな感じのことも結構ありますね。
EPAとかも元々はそういうスタートだったのかなとか思ったりして、ハチヒープもいずれそういうぐらいのポジションに行くのかなとか思ったりとか、そういう未来って想像してますか?
そうですね。行きたいです。
行きたいんですよね。すごい夢がありますよね、そう考えると。
EPAとDHAは元々は疫学研究というか、イネットの人とデンマークの人で、心筋梗塞でイネットの人が亡くなるのが少ないっていうところから、
そのハチヒープもそのぐらい人の健康に役立つようになれば、
いろんな方が研究してくれるようになって、もっともっといろんなことが分かったりとか、もっと人の健康に役立てられるようになるといいなと思ってます。
確かに。今の聞いてまた聞きたくなったのは、岩手とか東北の山陸側で、
ありますか、この病気少ないとか、寿命が他より長いみたいなデータ?
岩手でこれが少ないっていうのは、さっき紹介したEPAとかDHAっていうのは、
心臓疾患とか、その接種量が高いと心臓疾患になりにくいっていうことが一般的には言われていて、
そうするとやっぱり沿岸の方の血液を測ると、EPAとかDHAの量が都会の人より多いっていうのがあるので、
明確なちょっとこういう結果がありますよっていう例は今パッと出てこないんですけど、
やっぱり地域性としてそういうお魚を食べる量が多いと、EPA、DHAの量が多いっていうことはあると思います。
世界的に見るとアメリカとかヨーロッパ、ヨーロッパは地域にもいますけど、アメリカとかだとお魚あまり食べないんで、
そうすると学会とか行くと、EPA、DHAの一番いい国って日本って言われてて、
みんな日本を目指そうみたいなのがあったりしますね。
その中でも多分岩手の沿岸部、それこそ広野町とかはもっとたくさん食べてると思うので、
そういう部分で健康に貢献してるんじゃないかなと思います。
僕のおばあちゃん、去年100歳になりまして、今でもモリモリ。ちょっと腰とか弱ってるんですけど、
だいぶまだまだ元気っていう感じなんで、すごく実感中を吐くようなお話で、
そこにさらにイサダ食べてる地域と食べてない地域で比較で何か出てきたら面白いなと思ったりして、
聞いてみたって感じなんですけど、なかなかでも食材でっていうのは難しいんですかね。
イサダを食べる文化がそんなに多分なくて、イサダ自体が結構痛みやすいんですよね。
扱ったことがある方だとわかると思うんですけど、痛むと結構黒くなったり、匂いがきつくなったりするのと、
イサダ自体が7℃ぐらいのかなり冷たい海域に生きてる生き物なので、冷凍しても中の酵素が失活しないで、
酵素が働いてしまってだんだん黒くなっちゃったりとかするので、普通の家庭用の冷凍庫では保存できなくて、
なので食用としてあまり昔から年中食べられるっていうものではなかったんですよね。
なるほどね。だからあまりピンと来なかったり、そういうところもあるかもしれないですね。
そうなんです。なので水揚げの時期に取れたやつをすぐかき揚げにしてとか、そういうたぶんちょっと使われることはあるんですけど、
年中食卓にあがる素材にはずっとなってなくて、2010年から今一緒にお仕事をさせていただいている
岩手県の株式会社国王というところとか、あと他の宮城県とか岩手県のメーカーさんで乾燥のイサダを作るようになって、
今は乾燥品は日本中に回っているかなと思います。
なるほどね。
ちょっと母に聞いてみます?これ終わったら。僕が食べてたのがイサダなのかすごい気になるし。
乾燥は何を使っていたのかな?乾燥が出てきたのも2010年以降ってことなんですね?
そうですね。その場合は乾燥はなかったと思いますね。
面白いなぁ。
これ3月ぐらいから春ぐらいに取れるっていう話だったのもあったんですか?
そうですね。今が丁度。
来ましたね。
ちょっと皆さん言われて。
今日から寮に出るかもみたいな話をしてました。
あ、そうですか。
ちょっとね、そういう食のチャンネルではないんですけどよかったらね、
イサダ食べに岩手に行ってほしいですけど。
ちょっとね、ここからがやや僕も専門外でちょっとついていけるかっていうところだし、
山田先生のなんとか翻訳してお話していただければすごい嬉しいんですけども、
八ヒープがなんで健康にいいのかって話を本当は聞きたいんですよね。
これってどうですか?医学に全く縁がないものとしても聞ける話はあるんでしょうか?
大丈夫ですよ。
じゃあ八ヒープのお話をさせていただきます。
ぜひ聞かせてください。
八ヒープは何に効きますかというと、油、中性脂肪、いわゆる脂肪とコレステロールに効果があるというふうに考えています。
まだ人でしっかり試してデータがあるというわけではないので、
動物試験のところまでですよっていう感じで聞いていただきたいんですけど、
実際にマウス、ネズミさんも高脂肪の餌を与えると太るんですよね。
そういう餌を与えて太らせたマウスに八ヒープを食われていない餌を食べさせると、
八ヒープを食べたマウスで血中の中性脂肪の値が下がるという効果があって、
じゃあなんで下がるのかということなんですが、肝臓という臓器は皆さんご存知だと思いますが、
肝臓が脂質を作ったり分解したりというのをかなりやっている臓器なんですけど、
肝臓に対して八ヒープは働きかけて、肝臓で脂肪の燃焼を促進する効果があるというのが、
我々研究してきた中でわかっていて、
八ヒープを食べると中性脂肪を分解して、中性脂肪を下げる効果というのが期待できますよというのが一つです。
もう一つはコレステロールという、これもよく健康診断とかで聞く名前かなと思うんですけど、
コレステロールも高くなると生活習慣病になりやすいというのがあって、
中でも悪玉と善玉という風に呼ばれているコレステロールがあるんですが、
八ヒープはさっきの肝臓とはまたちょっと違う作用で、
血液中にある悪玉のコレステロールをマクロファージという免疫細胞が余分なのを食べて、
善玉のコレステロールに変換して肝臓に送り返すという、
我々の体の中のコレステロールを調節する機構があるんですけど、
そのマクロファージに働きかけて悪玉コレステロールを食べて、
善玉コレステロールにして余分なのを肝臓に戻しましょうというのを八ヒープは活性化するという効果があって、
この二つの働きがあるので、脂質とコレステロール、
将来の研究と展望
両方に対して健康を維持したりとか病気を予防するために、
脂質が役立つんじゃないかなというふうに考えていて、
それを実際に人が食べられるものを作っていって役立てていきたいなと思っています。
何かすごい良さそうですよね。
すごい良いと思っています。
中性脂肪とか悪玉コレステロール、善玉コレステロールとか聞くと結構だから、
通販番組とかの、よくそういう言葉で聞くイメージなんですけど、
サプリメントとか、
例えばEPAとかも中性脂肪とかに効くって言うんですよね。
そうですそうです。EPAも中性脂肪を下げる効果があって、
八ヒープってEPAから作られるんですけど、
イサダの中で。
いわゆるEPAの代謝物っていうことなんですけど、
EPAよりも八ヒープになることで脂肪燃焼する活性が高くなっていて、
細胞レベルでやると10倍くらい高くなっているっていうのがあって、
もう一つ先ほど説明したコレステロールの効果はEPA単独ではないので、
八ヒープになることで新たに獲得した働きみたいなところがあるので、
ちょっと脂質のことに関してだけでちょっとあれなんですけど、
EPAがちょっと進化したみたいな、進化って言うと生物学者に怒られそうですけど、
EPAが変化して八ヒープになることで、
より中性脂肪を下げるのとコレステロールを下げるっていうところの効果が強くなった化合物が八ヒープ
っていうイメージで持ってもらえるといいかなと思います。
八ヒープの研究成果
EPAは中性脂肪を下げるっていう食品成分の中ではトップクラスの効果があるんですよね。
なので今世の中に出ている機能性表示されている食品の中には、
中性脂肪を下げますよっていうものがいろいろあると思うんですけど、
EPAとかDHAが入っているものってすごくたくさん出ていて、
それよりも八ヒープっていうのは効果が高い
っていうところが我々の研究成果で出ているので、もっと…
なるほど…
なんか…
10倍か…
それは…
どう聞いたらいいんだろう…
まだだから一レベルでは、
例えばそのEPA飲んでいる人と、
その八ヒープの何かを飲んでいる人との脂肪を比較したりってことは知っていないってことですよね。
そうですね。そもそもまだ、
人が食べれる八ヒープの入った素材みたいなのが完成してないので、
それを完成させて、
次のステップとしてそういう人での効果を検証したいっていうのがあって、
今回のクラファーはなんで、まず人が食べれるものを作りましょうっていうところのプロジェクトですね。
なるほど。
それなんか難しいんですか?やっぱり人が食べるってなると。
そうですね。研究室レベルで、
例えば動物と実験に使うための八ヒープを作ったりとか、
生成してきたりってことはずっとやってるんですけど、
研究室はいろんないわゆる用場を置き換えるんですよね。
なんですけど、食品の場合には、
食品の法律があって、
これは使ってもいいですよとか、
これはダメですよみたいなのがあるので、
そこにのっとった上で素材化しようとすると、
今までやってきたことをそれに合わせて変えていかないといけないっていうところがあって、
そのためにやっぱり検討が必要になってきますね。
なるほどね。
単体で見たらいい成分なわけじゃないですか。
それをいろんな基準とかをクリアするのって、難しいことなんですか?やっぱり。
どうですかね。難しいっちゃ難しいですけど、やればできるっていう感じですかね。
何かがボトルネックになってるみたいなことではないってことですか。
とりあえず進めていったらちゃんと進んでいくよっていう感じのことなんですかね。
そうですね。今まで我々が報告してきた論文の中で、
一応その食品の生存を意識してハチヒープを伊佐田からいかに効率よく取るかっていうようなことを
開発して報告してきた論文があって、
そういう取り組みはこれまでにしてきたので、
その時検討したことにのっとって進めていけばある程度は達成できるかなと思ってます。
ただそれってやっぱりラボレベルなので、
これは今回のグラファーの先にやっぱり人で使うってなってくると製造になってくるので、
スケールが全然変わってきますし、製造で使える装置というかも変わってくるので、
いかに小スケールでやっていたことをもうちょっと効率化して製造レベルに引き上げていくかっていうところは、
そこは今回やってみないとわからないっていうところもありますね。
スケールしていこうってなるときに、
毎回毎回イサダから取らないといけないってわけではないんですかね?
ラボ内の試験管とかで作れるっていう風になってくるって感じなんですかね?
そういう研究もちょっとやってまして、
金で8ヒープを、EPAから8ヒープを作らせようっていうのもやってるんですけど、
そうするとどうしても遺伝子組み替えで、
イサダの酵素を見つけたんですけど、
その遺伝子を金に入れて、金でEPAから8ヒープを作らせようっていうのも、
今大学院生と一緒に取り組んでるんですけど、
そうなってくると食品には使えないんですよね。
なので医薬品とかだったらその製造法でいいんですけど、
食品に使おうとなると、食材の中で何とかするしかないので、
イサダから取ってくるっていう必要がありますね。
それを思った時に、イサダって日本でもある地域でしか取れないってわけじゃないですか。
めちゃくちゃ高級サプリメントとかになりそうだなっていう。
どうなんですか?
でも、キロ単価で考えると高くなると思うんですけど、
さっきEPAの10倍っていう話をしたんですけど、
そうすると摂取する量が10分の1で同じ効果が期待できるということになるので、
なのでやっぱりあまりにも高いサプリメントを作っても、
皆さんに継続して使ってもらえないので、
それは今市販されているサプリメントと同じくらいの価格帯になるんじゃないかなと。
そこを目指して作っていかないと、
作っても高くていいものだけど普及しないってなったらやっぱり良くないので、
製造になっていくとその辺の価格的なところも検討していく必要があったりしますね。
これまで我々が検討してきた中で、
さっき酵素の話をちょっとしたんですけど、
イサダをペースト状にして、
ちょっと置いとくとイサダの中の酵素がまだ生きているので、
EPAからハチヒープに変換されるみたいなことも我々検討してきているので、
なのでイサダを取ってハチヒープの量を増えるようにちょっと寝かせて、
食品の製造と法律
それから生成するみたいな。
そういう感じでより効率的に得られるようにしていこうと考えています。
あるんだったらそれもいいじゃんって思うんですけど、
食べ過ぎとかは良くないって感じですかね、そういうのって。
そうですね、やっぱり過剰接種は良くないかなと思います。
なので人で検討していくときにどのぐらいが適正量なのかみたいなところも
検討していく必要があるかなと思います。
あと中性脂肪をターゲットにするのかコレステロールをターゲットにするのかで
どのぐらい接種する必要があるのかというのがちょっと変わってくるかなというところがあって。
動物実験でもやっぱ投与量が違うんですよね。
中性脂肪をターゲットにした実験のときとコレステロールをターゲットにした研究のときには量が違うので、
そのあたりもゆくゆくはきちんとデータを出していきたいなと思っています。
いやー、なるほどね。楽しみですね。
サプリじゃなくてグミにしたいって話でしたよね?そういえば。
あー、そうですそうです。今回グミにしたいんですよ。
なんかあるんですか?そのグミへの思いは。
グミへの思いがあるわけじゃないんですけど、
個人的にあまりカプセルが得意ではないというか、
毎日朝カプセル飲むって結構忘れちゃいがちだなというのがあって。
僕はお医者さんに処方していただいた風邪薬とかすぐ飲み忘れたりするので、
普段持って歩いてパッて食べれるようなものが取りやすいかなっていうところと、
あと結構海外の方ってビタミンとかEPAとかDHAってサプリメントで取るのが当たり前でカプセルを飲まれるんですけど、
グミが割と流行ってきてる。
ありますね。
海外の方は見る機会もあるかと思うんですけど、そういうのもちょっと意識してっていうところではありますね。
あとやっぱりちょっとわかりやすい、今回クラウドファンディングっていうところで皆さんにわかりやすく、
あと映えるかなっていう。
いやー大事。
グミがいいかなっていうところもあります。
いやーそうなんですよね。それも大事なんですよね。
そうですね。
最終的にちょっとこうイサラの模様のグミにしたいなって考えてるっていうのが。
いいですね。
かわいいですよね、この写真とか見ても。すごい透明感もあって。
そうですよね。
優しそうな感じがします。
ぜひそれは楽しみですね。
プロテインとか頼む、マイプロテインとかで頼むんですけど、
ほんとグミの商品多いなって思いますね。
なんちゃら成分が。
だから本当におっしゃる通りグミがだいぶ一般的なんだろうなと、
特にこっちの方ではっていうのは思ってましたね。
ありがとうございます。
あと10分くらいなんですけど、
結構いろいろと初心者質問からたくさんさせていただいたんですが、
クラウドファンディング皆さんも本当に、
これ1000円からできるんでしたかね?
そうですね、1000円。
できるのでぜひしていただきたいなと思うんですが、
このクラウドファンディングはあれですかね、
ディープテックプライズをきっかけにって感じですか?
やろうと思ったのは。
そうですね、ディープテックプライズの公募というか、
を見つけて、もともと、
今ちょっと8HIPの実装がしたいよねっていうのは、
クラウドファンディングチャレンジする前から、
大学の同期とか、
あと一緒に研究して、
ずっとイサダの関係の研究をしてた人もちょっと3人で、
ちょっと会社をつくるぐらいの気持ちで
進めたいよねっていうのを話してて、
そのときにその中の一人が、
クラウドファンディングの経験
以前アカデミストでクラウドファンディングをした経験があって、
それで今こういうの募集してるから、
チャレンジしてみようかという話になり、
チャレンジ応募して、
10組というか10テーマに選んでいただいて、
頑張ってるという感じですね。
どうですか?やってみて、クラウドファンディング実際に。
そうですね。割と楽しんでというか、
やらせてもらってます。
大変っちゃ大変なんですけど、
研究費の申請って、
何が起きてるかわからないじゃないですか。
申請書書いて、結果来るまで、
今ちょうど課金費の発表の時点には盛り上がってるんですけど、
とは全く違って、自分の研究テーマをお知らせして、
そこに直接的に支援していただくっていうので、
やってみるまでは怖いなっていうのが大きかったんですけど、
実際やってみると自分の研究について紹介して支援していただきたいっていうところで、
お勧めするじゃないですか。
なかなか研究者って自分の研究テーマをいろんな人に発信するのって、
はばかられるじゃないですか。
難しいと思われて軽減されるんじゃないかとか。
でもそんなこと言ったらクラウドファンディングお金集まらないんで、
どんどんいろんな人にメールも送りますし、
SNSも全然やってなかったのを頑張ってあったりとかする中で、
いろんな人にリアクションしてもらったりとか、
もちろんご支援していただいたりとか、
応援していただくっていうプロセスで、
いい経験になるし、楽しいですし、
頑張らなきゃなっていうのを改めて思うっていう、
すごくいい経験をさせてもらっているなと思っています。
僕、今日本当に山田先生とお話しして、
あと先ほどもおっしゃってたように、
クラウドファンディングするのはこういう見せ方みたいな、
今日の説明も僕すごいスラスラと聞けたというか、
全く別分野だし、すごく高度なことをされているはずなんですけど、
大事なところは分かったような気がしていると思っているんですけど、
どうですか、そういう機会って結構ありました?これまでも。
研究者以外の方にプレゼンするというか、
自分の研究のことを知ってもらうという機会が結構あったって感じですかね、
クラウドファンディング限らず。
そうですね、食品関係で、
実際に企業さんと共同研究させていただく機会が結構たくさんあって、
そうすると、昨日までも3日間東京ビッグサイトで、
今回のハチキープとはちょっと違った、
伊佐田のオイルの粉末素材を国王と一緒に開発したのがあって、
それは販売されているんですけど、
それの展示会のブースに3日間一緒に立ってたんですけど、
そうすると一般の方が来ていただいて、
これ何?みたいなところから始まって、
何に効くの?とか何が効くの?みたいな話をする機会がすごくたくさんあったので、
ただ岩手県で仕事してた時も岩手県のブースで、
伊佐田の展示をするわけですね、東京とかの展示会で、
そこで結構立って説明するっていうのが、
割と機会が多かったですし、
そういうのも好きなので、
なので、どういうふうに説明しようかなっていうのは、
いつも考えているところ。
それですね、完全に。
なるほど、すごくしっくりきました。
健康寿命100年を目指す新たなアプローチ
なるほどなと思いました。
ビッグサイトとかで研究者が何かをするということ自体、
あまり考えにくいので、
すぐ学会会場とかに我々は収まってしまいがちになってしまうんですけど、
すごいですね。
なるほど、ありがとうございます。
ずっと出てきている黒曜さんという、
そういう企業さんとのコラボって、
どういう時に生まれたりするんですか?
黒曜さんとは運命的な感じで、
ちょうど3.11の日に伊佐田の、
まだ発地品ははっきりとは見つけていなかったんですけど、
高飛満効果がありますよというのを、
12月ぐらいに県庁で発表して、
その流れで、
ちょうど3.11の日に研究会をするのでということで、
オーフナットの市場で発表する機会をいただいたんですよ。
漁業者とか生産者向けに。
その日にちょうど地震が来て、
その場で出会って、
その時に一緒に体験したのが、
黒曜という会社の社長の浜田社長と、
そこからずっと一緒にお仕事しているという感じですね。
これも不思議なご縁なんですけど。
震災の日ってことですよね、都市にとかじゃなくて。
そうですね、まさに。
僕のプレゼンが終わって、
質疑を受けている時に地震が来たという感じでしたね。
オーフナット。
市場だったので、下に皿が水揚げされているような状況で。
本当ですか、すごい話ですね。
普通にドラマ化とかしそうな、
今映像が浮かんできました。
そうですね。
平手県のローカルテレビで一回取り上げていた。
多分まだあるのかな、
YouTubeとかにもしかしたらあるかもしれないですけど。
船に一緒に乗って映像を撮って、
その市場を振り返りで訪れるみたいなのを撮影しますみたいなのをやったことが一回あります。
めちゃくちゃ恥ずかしかったです。
そうですよね。
すごい話を最後に。
そうなんだ。
本当にオーフナットとかだったら、
しかも市場が近かったら地震があり、
すぐ津波も来るような場所にいたってことですかね。
その市場はまさに津波に飲まれて壁だけになっていました。
国立制だったので建物自体は残っていたんですけど、
結構壁も抜けてというような状況になっていましたね。
その後ってもうお家には帰れたんですか。
地震の後、その時だから国の社長に、
僕は内陸出身なので津波という意識が全くなかったんですけど、
この津波が来るから早く内陸に、
当時北上の方にアパート借りていたので、
北上の方に帰れということで、
もう雇用車を運転して北上の方に帰っていましたね。
なんでこう救急車とか消防車とか、
あと報道の車とかの反対向きにひたすら走っていました。
携帯電話もすぐつながらなくなったので、
状況もよくわからない感じで。
ラジオを聞いていたら、
初め1メートルですとか言っていたのが、
途中から6メートルですとかになって、
もう状況もよくわからないまんまという感じでしたね。
うわー、すごい。
それもすごい映像が頭で。
うわー、なるほど。
うん、なるほど。
ちょっとすごい話を最後に聞かせていただきました。
僕は広野町でそんなに津波はめちゃくちゃ高いようなところではなかったんですけど、
でも同じ時には少なくとも岩手県内にいたというので、
それもすごい。
なるほどね。
いろいろと。
もうそろそろ3月の11日にもなるんで、
思い出されることもありますが、
いやなんか、頑張りたいと思いますわね。
クラウドファンディングの挑戦
すごい頑張りたいなと思います。
すごい山田先生に別分野ですけど、
新意気をもらった気がしております。
大谷さんも今日はホームランだったし。
そうですね、ホームランでした。
ちょっと小岩手の同居の仲間というとちょっとね、
まだまだ頑張らないとという感じですが。
仲間ですよ、仲間。
力をいただき、頑張りたいなと思いました。
ありがとうございます。
ちょっともうあと2分ほどで1時間になりますので、
もう一度だけ山田先生にクラウドファンディングのご紹介だけしていただいて、
今日の感想とかもよかったら、
簡単に教えていただけたら嬉しいんですけど、
一言いただいてから終わりにしたいなと思います。
いかがでした、今日は。
はい。
今日すごく楽しかったです。
こういう機会なかなかなくて。
聞いていただくとやっぱり話しやすくてすごくいいんですよ。
あとじんぺいさんの声と人柄がすごくいいんだなと
思ったことないんですけど、完全に想像しています。
ぜひちょっと岩手では再会できたら嬉しいですね。
本当ですね。戻ってこられるタイミングでご連絡してください。
ぜひ。嬉しいな、それは。ありがとうございます。
ちょっとクラウドファンディングも一言本人からいただいていいですか。
そうですね。
クラウドファンディング
三陸の伊佐田で健康寿命100年社会をつくりたい
っていうクラウドファンディングにチャレンジしております。
そのタイトルの通りで今日紹介させていただいた
伊佐田、岩手県、宮城県でとれる沖山なんですが、
そこから見つけてきたハチヒープという
重性脂肪とコレステロールに効果が期待できる成分を実用化していって
みんな元気に100歳まで生きて
エネルギッシュな人生を謳歌するような社会をつくっていきたいなと思っておりまして
そのためにそのハチヒープを素材化していって
人が食べれるものを作ると
一つはその例としてグミを作っていくということにチャレンジしております。
目標金額100万円で
これオーラダッシングなんで100万円いかないとっていうところがありまして
現在66万円ほどのご支援をいただいているんですが
まだ目標金額まで達してないというか
まだまだというところがありますので
ぜひあのページの方を見ていただいて
共感していただいたり
なんかいいなと思っていただいたら
ご支援いただけたらというふうに思います。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ぜひいっぱい入れていただけたら嬉しいんですが
もし1000円なんて入れてもとか思っている方がいらっしゃるのであれば
これねクラウドファンディングやった方はねわかるんですけど
1000円でもめちゃくちゃ嬉しいんですよね。
めちゃくちゃ嬉しい。
これね本当にもしこうそういう気持ちがあるのであれば
マジで入れてほしい。1000円。
こういうねいろんな人の応援でやってるっていうことがね
何のこう研究者の力になるかということをね
ぜひこう僕からもお伝えさせていただいて
今日終わりにしたいなと思います。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
山田先生、あと聞いてくださった皆さん
今日結構たくさんの方が聞いてくださって本当嬉しいです。
またアーカイブも残したので
それも多くの人に聞いてもらえればなと思っております。
今日は本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
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