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#977 赤ちゃんが歩き始めるとどう世界が変わるのか?
2026-06-16 14:05

#977 赤ちゃんが歩き始めるとどう世界が変わるのか?

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【本日の論文】
Mulder, H., Oudgenoeg-Paz, O., Verhagen, J., van der Ham, I. J. M., & Van der Stigchel, S. (2022). Infant walking experience is related to the development of selective attention. Journal of Experimental Child Psychology, 220, 105425. https://doi.org/10.1016/j.jecp.2022.105425

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おはようございます。心理学者のじんぺーです。 この放送では、この番組では心理学の研究のお話とか、心理学者の研究生活のお話をしています。
今日もまた心理学の研究論文の紹介をしていきたいと思っています。 昨日は
子供に対して、父親母親がどういう 商品選択の行動をするかというマーケティングと心理学の間みたいな論文を紹介したんですけど
今日も子供に関する話で、大変恐縮なんですけども、とても興味があって、おそらく興味ある人も多いだろうというふうにも思うので
ぜひ紹介させてください。
はい、どうもこんにちは。
私の名前はジェインと申します。 自分の名前はジェインと申します。
私の名前はジェインと申します。 自分の名前はジェインと申します。
歩き始めると世界って変わるだろうなって想像をするんですけど、
歩き始めたことと人の心理を調べた研究がありまして、なかなか厳密にやろうとしている興味深い研究実験があるので、
今日は一緒に見ていけたら嬉しいなと思っています。
2022年のJournal of Experimental Child Psychologyという雑誌ですね。
こういう子供の実験心理学系の雑誌ではすごく有名な提表のある雑誌かなと思うんですけど、
そこで幼児の歩き始めるという経験と、あとは選択注意ですね。
いろんなものを見つけたり探索するという力がどういう関係があるのかということを調べた研究です。
やっていることは2つの実験があって、大体同じようなことを目指しているんですけど、
月齢が違ったりタスクが違ったりするので一緒に見ていけたらと思います。
まず1つ目の実験は14ヶ月の子供なので、まさに今うちの息子はそれぐらいですね。
14ヶ月ぐらいの子供、47名を対象にしています。
少しサンプルサイズは少なめ、小さめなんですけど、
幼児とか乳児を集めるのって本当に大変だろうなと思うし、
いじ検査に来てもらったりとかするのも大変。
しかも14ヶ月という月齢を絞った状態みたいなので、
なかなかたくさん集めるのが難しい中でこれぐらい集まっているのはすごいなと思います。
どういう実験の条件分けをしたかというと、
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この14ヶ月ってなんとも微妙ですよね。歩き始めている子も結構いるかな、14ヶ月だったら。
だけど、別にハイハイの子も中にはいるだろうし、
10ヶ月ぐらいで歩き始めた子も中にはいるだろうしというので、
ばらつきを持つのはあるわけです。
なのでこの47人の子供を3つの群に分けています。
1つがわかりやすいですね、ハイハイしている人たち。
47人のうちの14人がこのハイハイ、まだ歩いていない人たちですね、赤ちゃんが14人。
2つ目の群が歩行初心者っていうね、なんかかわいいんですけど、
歩行初心者の赤ちゃんたち、子供たち、16名がこの初心者。
歩き始めてまだ1ヶ月、1ヶ月以内って感じかな、4週間以内の子供たち。
なので自分の息子もここかな、どちらかというと、になると思います。
3つ目の群がエキスパート歩行者、歩行熟達赤ちゃんが17名ということで、
だいたい3分の1ずつぐらいになっているかなというところです。
このエキスパートの歩行赤ちゃんは4週間以上ですね、
だからもう13ヶ月とかなる前ぐらいから歩き始めているような赤ちゃんがここに入っています。
この子たちに、月齢は一緒なわけですよね。
月齢は一緒だけど、歩いていることの習熟度が違うっていう。
他にもいろいろ違うのがあると思うんですけど、ここでの注目ポイントはそこ。
3つの条件を分けています。
言葉はなかなか発せられないと思うので、アイトラッキングを使います。
視線計測、どこを長く見るかという話ですね。
課題が選択注意みたいな話なので、簡単に言うと、
見つけたいものを早く見つける、ちゃんと見つけられるかという話なんですけど、
2つ課題があって、難易度で分かれています。
1つ目がターゲットがあって、1つの特徴、例えば色とか形とかが、
周囲と区別できるような状態。
これ例があると分かりやすいと思うんですけど、
グレーのリンゴの中に赤いリンゴが1つだけある、みたいなときに赤いリンゴを探す。
ここでは探すっていうのができないので、長く見る。
長く見ることで、ちゃんと注意をそこに配分できているというか、
できている選択的注意があるというふうに判断されます。
ターゲットが飛び出して見えるような形なので、結構簡単であると書かれています。
2つ目がより難しいタスクで、
ターゲットが赤かつ丸いという特徴の組み合わせで定義されていると。
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例えば赤い長方形が周りにあって、
その中にグレーの丸いリンゴが混在している、みたいな感じ。
なので、浮き上がってこないですよね。
だけど、そういう1つの探すべきものを見るということをするという、
これはなかなかエフォートが割かれるというので、
先ほどのよりは難しいんですけど、
測ろうとしても似たようなことです。
というタスクをするわけなんですけど、
どういう結果になったかというと、
歩行時、これは歩き始めたばかりの初心者、
歩行初心者の赤ちゃんだっても、歩行のエキスパートの赤ちゃんだっても、
ハイハイしている子どもよりも、
全体的にターゲット発見の成績が良かった、優れていたという結果だったそうです。
特に2つ目に紹介した、ちょっと難しい、努力を要するような探索課題において、
エキスパートの歩行者、歩行赤ちゃんというのが、
歩き始め群よりも高いパフォーマンスを示したということなので、
全体的に見ると、ハイハイしている赤ちゃんよりも、
歩いている赤ちゃんのほうが成績が高いんだけども、
難しいタスクになると熟達している赤ちゃんのほうが、
長く歩いている赤ちゃんのほうが成績が良かったというのが、
結構面白いところかなと思います。
こういう違いというのは、歩行開始時期とか、
歩行開始以前の発達レベルというものを考慮する。
だから統計で一緒に入れるわけですよね。
そういう情報を潰した上で、その効果をフラットにした状態であっても、
条件群の差が効いていた。
つまりは歩いているということが効いていたということのようです。
なんでこういうことになったかというのは後で話したいと思うんですけど、
まず実験の2つ目いきたいと思います。
こっちはもっと大きいデータを使っています。
かつサンプルサイズも大きいし赤ちゃんも大きいんですけど、
900名の2歳児の赤ちゃんを対象にしています。
探索課題は似ている。ちょっと難しいんですけど似ている。
この時には指差しで教えてもらうということになっているみたいです。
2歳になると指差しで分かるというのがなかなか感動的なんですけど。
課題があると48頭の動物の中からターゲットをできるだけ早く見つけるという課題です。
例えばゾウとかと言われるとゾウを指差したら正解だし、
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速さを記録するということです。
2歳児なんですが、2歳児だったらみんな大体歩き始めてますよね。
中にはいるのかな?いない気がするんだけど、歩き始めてると。
歩き始めた月齢をお母さんとかお父さんが報告するという感じですね。
中にはさっきみたいな感じで10ヶ月歩いてる子もいれば15ヶ月の子もいるという
そこが差になってきているわけです。
さっき言ったゾウを早く見つけるみたいな成績を比較するということをしました。
そうすると、さっきと本当に結果は一貫している、共通しているんですけど、
歩行開始が早い2歳児ほど視覚探索の課題で成績が良かったという関係が見られたそうです。
詳しく見てみると、主には歩行開始が極めて遅かった群、
例えば17ヶ月以降の子どもと早期、平均10ヶ月とか10ヶ月とかという子どもの差で生まれていたということのようです。
だから極めて遅かった群で成績がグッと下がることによって差が生まれていたということのようです。
ちなみにこれは大事な話ですね。
歩行が遅かった子どもたちで言語発達とか他の領域で遅れているわけではなかったと。
この関連は選択的注意、だから今回はゾウを見つけるみたいな課題において得意的な傾向であるという可能性が示されたというのも結構面白いポイントだし、
この研究者たちが見たかったものが見れているのかなというふうに思います。
どうしてこういうことが起こるかというところなんですが、歩行という移動手段、それを獲得することもそうだし、
習熟していく、熟達していくということが複雑な視覚情報を処理する。
必要な情報に注意を向ける選択的な注意、だから今は扉を見ないといけないとかね、今は前から来たわんわんを見ないといけないとかね。
息子の最近はわんわんずっと言っているので、わんわんの霊がすぐ出てきちゃったんですけど、そういう選択的注意が発達すると。
見える世界が変わると、これを今見る、未来みたいなのが常に行われているような状態になるということだと思います。
視界が広がるかつ環境との相互作用が複雑化することによって、それが注意機能のトレーニングになっていると考えられているそうです。
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納得ですね。面白いなと思います。
こういう見える世界が違うということをどういうふうに心理学者はどういうふうに結果を見せていくかというのが注目ポイントだなと思うし、伝えたいところだなというふうに思っています。
当たり前なんですけど、他の研究とかではハイハイの子どもは床を見ていることが多くて、立っていると他にもいろんなものを見ているという。
当たり前っちゃ当たり前ですけど、その当たり前をデータにするのはすごく重要だなとも思いますが、
やっぱり姿勢が違えば入ってくる情報が全く違うと思うので、それによってこういった、
今日は選択的注意でしたけど、他にもいろんな認知能力とかに差が出てくるみたいなことになると興味深い話だなと思います。
大丈夫だと思うんですけど、別に早い方がいいとかということでもないと思うので、
ただこの差が面白いなと興味深いなというふうに思うところなので、そのあたりはいい感じに受け取っていただければいいなと思います。
ちょっと赤ちゃんの話というか子どもの話が続いたので、また芸術とか身の話もしつつ、
あと何があるかな、もしよかったら引き続きお便りとかも概要欄でフォーム貼ってますので、
お寄せいただけるとすごく嬉しいなと思います。それを論文を探したり研究に新しく触れるね、
自分にとってのきっかけにもしたいなと思ってます。ぜひご協力よろしくお願いします。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。
心を込めて。
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