本日も聞いていただいてありがとうございます。今回も前回に引き続き、Will.Can.Must.Needという考え方について扱っていきたいと思います。前回は、Will.Can.Mustというフレームワークがどのように成り立ってきて、MustからNeedへの時代の変化だったり、それぞれの項目についての紹介をしてきました。
今回は、それぞれの要素の関係性について、もう少し深めていければと思っています。一つが、WillとCanの関係性、そしてWillとMustの関係性、これ前回も少し触れたかなと思います。さらにMustとCanについての関係性、そして全体のバランスみたいなところをお話しできればなというふうに思っています。
まずはですね、WillとCanの関係性についてお話をしたいと思います。やりたいこと、Willとできること、Canは非常にコンフリットしやすい、どちらか一方に陥りやすいことかなと思いますけれども、例えば小学校の男児が考えていることの一つとして、将来の夢、消防士になりたいみたいな、電車の運転手さんになりたいみたいな、そんな夢、よく聞きますよね。
その夢を持つことはすごく素敵なことかなと思うんですけれども、そういうWillですね、消防士として働くとか運転手として働くみたいなWillに対して、当然Can、今できるかどうかって言われると、そうじゃないですよね。
Willを達成するために、今の自分の能力みたいなところで考えると、消防車を運転する力だったり、鉄道を操縦する技術みたいなところは誰もがそうですけれども、不足をしていると思います。
この葛藤を乗り越えるためには、Willに対して今の自分のCanがどうなっているのかっていうのを客観的に理解していくという点が非常に大事かなというふうに思います。
あとは、Willをなりたいものではなくて、実現したい状態として置いていくことが非常に大事かなと思っていて、なぜかというと、例えばさっきお伝えした消防士とか運転手みたいなことって、実際のやっていることがあまり具体化していないけれども、イメージの中でなんかかっこいいなとか、憧れているような部分が子どもは特にあると思うんですね。
一方で、実際にそれをできるようになっていくためには、やりたくないことだったり、あまり表に出てきていないこと、消防士でいえば、どう危険を飼いくぐっていくのかだったり、煙の中で長い間息を止めておく能力みたいなところが表に出ている憧れだけだと見えてこないような気がするんです。
ですけど、やりたいこととか目標という形で、どんなことをやっている人なのかっていうところに置き換えて考えてみると、自分が今できるのかっていうところと目線が合いやすくなるのかなというふうに思いました。
ここがなんかうまく一致しないなとか、Willに対してCANをどういうふうに伸ばしていけばいいんだろうっていうところを悩まれている方がいれば、Willの姿をもう少し具体的に解像度を上げていく。
どんなふうになりたいんだろうだけではなくて、何をやれるといいのかっていうところまで描いていくと、CANとの接続が作っていきやすいのかなというふうに思います。
続いて、WillとMustについてです。
Mustというのは、組織の中で求められること。一方で、組織のMustが生み出されている背景には、組織のWillがあるわけですよね。
だからこそ、その達成のためにすべきこと、Mustが出てくるわけです。
社会のニーズも同じかなと思っていて、世の中で生活している人のWillがあって、だからこそニーズが発生していくと思うんです。
なので、世の中の生活している人々のWillだったり、組織のWillと自分のWillが重なり合うと、自然とそのMustというのがイメージしやすくなったり、取り組む動機が生まれてくるのではないかなというふうに思います。
もうちょっと具体化すると、組織の存在意義として、ビール会社でいうと、おいしいお酒を作って、多くの人に楽しんでもらって、笑顔を届けたい、ざっくり言うとそんなことがあるわけですよね。
私のWillとしても、多様なお酒を通して、それぞれのお客さんの生活に合った酒の楽しさを届けて、生活を豊かにしたいみたいなところがあるわけです。
やっぱり一人一人がおいしい飲み物で違うと思いますし、そこに個性が出るのが試行品の面白いところかなと思う中で、飲み物を人々の個性に合わせて届けるという組織のやりたいことに共感しているわけです。
そういうWillの重なりがあると、その組織の中でMustとされているやるべきこと、例えば営業の部門であれば、それを届けるために得意先とお客様とコミュニケーションしていく。
どうやって届けるのかというところを戦略的に考えるみたいなMustができていきますよね。
組織から与えられた開発的動機やらされ感ということではなくて、Willが一致していればいるほど、自分もそのWillに対して向かいたいという内発的な動機に変わっていくわけなんです。
このWillとMustが何かすり合わないなというふうに考えていらっしゃる方がいれば、
まずはMustの背景になっている組織のWill、Needの背景になっているお客様のWill、ありたい姿みたいなことと自分の共感みたいなところをまずは作っていくのがいいんじゃないかなというふうに思います。