発散と収束のフレームワーク
本日は、発散と収束についてお話しします。
発散と収束とは、考える際にこのような手順を踏んだらいいよというフレームワークです。
学ぶとは、真似ることです。
フレームワークは、過去の先人たちがいろんなことにトライをしてですね、
こういう風にやったらうまくいくというものを枠組みとして残して、
後世に伝えてくれた者たちです。
考えることをですね、もっと質を高めたい、もっとスピードを速くしたい、
もっと考えることについてスキルを身につけたい、
そういう風に思っている方は、まずはこのフレームワーク、
発散と収束を真似ることからやってみてはいかがでしょうか。
たったですね、2つの手順、発散すること、収束することという考える際の手順なんですが、
非常に簡単なものに思えますけど、
割とですね、発散と収束というのを同時にやってしまうなどの、
なかなかうまくできないケースというのを身の回りでよく見ます。
発散とは選択肢を作ることです。
とにかくたくさんですね、リストアップして候補を出していく、これを発散と言います。
車で言うとアクセルを踏んでいるような状態ですね。
に対して収束とは選択をしていくことです。
発散で出された選択肢に対して収束によって選択肢一つや少数のものに絞り込んでいく、
こういったことを収束するというふうに言います。
先ほど例に挙げたですね、発散と収束を同時にやってしまうというのは、
車で言うところのアクセルとブレーキを同時に踏むということになり、
非常に考えるという行為において非効率になってしまいます。
例えばですね、何かアイデアを出そうと思ったときに、
このアイデアがいいんじゃないかなと思った次の瞬間に、
それはでもちょっとお金がかかりすぎるなとかですね、
こういう問題があってうまくいかないんじゃないかなというふうに、
頭の中でアイデアを出しては潰していく、
こういった行為が発散と収束を同時にやってしまうということです。
こういったことをしてしまうと、なかなか考えることができないとか、
なかなか自分の考えを書き出すことができないというふうな思考のストップをさせてしまいます。
ですので選択肢を出すときは、自由な発想でネガティブなことは考えず、
一旦とにかく思いついたことを出してみるということに徹し、
もうこれ以上自分の頭の中から出てこないなというふうになったら、
収束の段階に入っていくというような、
この手順をしっかり守るということをぜひ心がけてみてください。
意外と発散、選択肢を洗い出すのにものすごく時間がかかるんじゃないか、
というふうに思っていらっしゃる方が多いですが、
思いついたことをとにかく書き出してみるという行為をしてみたら、
5分、10分もやれば、なかなかアイデアがそれ以上出てこないという状態に陥ると思うので、
そうなったところが一つの合図だと思っていただいて、
発散を終了していただくということを試していただければいいんじゃないかなと思います。
ぜひ思考の発散と収束を習慣化してみてください。