1. ともに奏でるラジオ
  2. #61 ゲスト回第28弾 合同会社W..
2025-08-29 47:48

#61 ゲスト回第28弾 合同会社WOW橋本千恵さん・探究堂山田洋文さん前編: ともに奏でるラジオ

spotify

ともに奏でるラジオは、「誰もが有機的につながり、協奏が生まれ続ける世界をつくる」をVISIONに掲げる株式会社ジャムセッションズが、即興演奏から生まれる「協奏」をテーマに、チームメンバーや様々なゲストとともに対話を繰り広げる、そんなポッドキャストです。

京都を中心にジャムセッション的に活動(協奏)しているゲストをお招きしてお届けする「ともに奏でるラジオ」。

今回は、合同会社WOW共同代表の橋本千恵さんと探究堂代表の山田洋文さんをゲストにお迎えしました。前半では、お二人の出会いのきっかけとなった「モバイル屋台」のお話を中心にセッションを行いました。

橋本さんが考案した折りたたんで持ち運べる屋台は、モノを売る場所ではありません。居場所となるようなもの、人と人が気軽に言葉を交わし、思いがけない出会いや体験を楽しめる場をつくり出しています。山田さんも、鴨川で偶然屋台を見かけ、思わず声をかけたことから橋本さんとつながりました。

「屋台を見ると自分も欲しくなる」――そんな不思議な魅力を持つモバイル屋台について、ワクワクする対話をお楽しみください。

✰✰
9月19日(金)には、エビバデホップの収穫祭も兼ねた完成お祝いイベントが京都市役所前広場で開催されます! ビールだけでなく、フードやホップを育てた方々の出店もあり、ビールが飲めない方も楽しめるお祭りです。詳細はぜひこちらのリンクをご覧ください。
↓↓
https://www.wow-tunagu.com/event/20250919/

---
ともに奏でるラジオは、毎週金曜日(たまに水曜日)に更新しています。 次回の更新を、どうぞお楽しみに✨
◈株式会社ジャムセッションズ(Jam Sessionz)
VISION:誰もが有機的につながり、協奏が生まれ続ける世界をつくる
https://jam-sessionz.com/ 

サマリー

このエピソードでは、合同会社WOWの橋本千恵さんと探究堂の山田洋文さんがゲストとして登場し、即興演奏や屋台活動について話します。彼らの活動を通じて、コミュニティの重要性や協奏の楽しさが強調されます。さまざまな出会いや体験を通じて、屋台の魅力とその価値について語られています。特に、橋本千恵さんと山田洋文さんが共に奏でるコミュニティの創造について深く掘り下げています。屋台を通じたコミュニティ活動の重要性や、子供たちの自由研究発表会の実施について話し合われます。屋台がもたらす安心感や、参加者同士の相互理解の深まりについても触れられます。橋本千恵さんと山田洋文さんが、屋台を通じたコミュニティの在り方や楽しさについて話します。特に、行政の方々がどのように屋台活動に関わり、趣味を見つけるきっかけとなるのかに焦点が当てられています。

共に奏でるラジオの紹介
みなさんこんにちは。ジャムセッションズのけいたです。
じゅんこです。
共に奏でるラジオ、この番組は株式会社ジャムセッションズが即興演奏から生まれる協奏をテーマに、チームメンバーや様々なゲストと共に対話を繰り広げる、そんな番組です。
はい、始まりました。じゅんこさんこんばんは。
こんばんは。
最近どうですか?畑に行ってますか?
畑って一人ですると面白くないんだなっていうのをすごく感じてます。
暑すぎて、家族誘ったり友達誘ったら急に歩きが出るっていうのがあるので、みんなでやることで楽しんでいければなって思って、改めて秋に向けて頑張ろうかなと思いました。
この時期は暑すぎてコミュニティーは一時お休みしてるぐらいでね。
そうですね。
日中畑作業すると大変なんで、また涼しくなることを願うばかり。
はい、そうですね。
では今日はですね、ゲストお二人来ていただいてます。
すごい協奏的な動き方をしているお二人。
ちょっといろいろ話聞いてみたいなということでゲストでお声掛けしてます。
和音の橋本さんと探究堂の山田さんに来ていただいてます。こんばんは。
こんばんは。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
お二人にお声掛けさせていただいたのはですね、もともと屋台活動でお二人と出会ったというか、イベントで私が一方的に話を聞く側の、すごい面白いなと思って。
あれが多分初めてだった気がするんですけれども。
動き方とか、あり方が、僕らが協奏ともに奏でる協奏っていうのを掲げてるんですけど、すごい似てるなっていうふうに思いながら聞いてて。
どこかでラジオで一緒にお話したいなと思っていた中で、
エビバディホップとか、この後もちょっと話あるかもしれないんですけど、いろんなところでお二人と会う機会も増えていく中で、
改めていろいろ話を聞いてみるということで、お声掛けさせていただいたという、そんな流れになります。
橋本千恵さんの活動
ありがとうございます。
はい、では最初は簡単にお二人に自己紹介いただいて、そこからちょっといろいろお話できたらなと思います。
では橋本さんからお願いしてもいいですか。
はい、橋本です。よろしくお願いします。
お願いします。
最近会社を立ち上げまして、合同会社ワオという会社をやっているんですけども、
何をやってるかというと、何をやってるんだろうなぁと自分でもちょっと思ってきました。
会社を立ち上げることになるとも全然思ってなくて、
流されるように会社を立ち上げてしまったというのが今の印象です、自分の。
やってる活動はですね、さっき啓太さんおっしゃっていただいた、エビバデキョーホップという活動。
みんなでホップを栽培して、それをビールにして楽しもうという活動と、
あと山田さんも参加してくださっているモバイル屋台作ろう楽しもうというコミュニティをやっていまして、
持ち運べる簡易型の小さな屋台を一人一台持って、その屋台で自分のやりたいこと好きなことを自由に街の中で表現できるというツールを持っている人たちを屋台化と呼んでるんですけども、
屋台化のコミュニティをみんなと楽しみながらやっているのが今ですね。
もともとは私、高齢者介護のお仕事を長年していたので、
もとはといえば、ケアの人です。今もそうだなと思って、
今も私は一番自分にぴったりくる肩書きはケアワーカーかなと思っている感じです。
山田洋文さんの探究学習
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。聞きたいですね。
自分でもよく分からないけど。
どういう中身で。
今の話の中でも聞きたいことがあるんですけど。
自分でも分かってないんで。すみません。
山田さんお願いします。
山田と申します。よろしくお願いします。
お願いします。
ケイタさんとはモバイル屋台を通じて出会ったんですが、
あれは全然本職ではなくてですね。
本職は紙業区の出町商店街の近くで幼児とか小学生を対象にした
探究学習だけをやっている教室ですね。
算数とか英語とかプログラミングとかそんなのじゃなくて、
探究学習だけをやっている教室を10年ぐらい運営しています。
この背景画にあるこの場所がまさに教室になっています。
ビー町と言われるところで。
もともと倉庫とか駐輪場、駐車場だったところをリノベーションして
貸し出しているところを主に週末、我々が使わせてもらっているという感じです。
なんでこのアーケードがいわゆるマス型商店街で。
あじゃり餅って書いてあります。
それが本業なんですが、
いろんなところから橋本さんと出会うことになりまして、
なぜかモバイル屋台をひたすら普及する活動を今頑張っているところです。
また後でいろいろ話しすることになると思います。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いろいろ聞きたいです。
いろいろ聞きたいですよね。
2人との出会い、先ほどもちらっとお話しましたけど、
モバイル屋台のイベント。
モバイル屋台のイベントが、
もともと今引っ越して北尾寺のほうに住んでるんですけど、
もともと僕は四条からすまあたりに住んでて、
家の近くにこのラジオにもゲストで来ていただいたのが
仏源寺の油小路さん。
仏源寺という場所で、
モバイル屋台の会話会みたいなのがあったんですよ。
僕はもともと屋台にめっちゃ興味があって、
屋台のアンテナめっちゃ立ててたんですよ。
実はめっちゃ立ててて。
知らなかった。
めっちゃ立ててたときに仏源寺で、
僕そのとき行けてないんですけど、
仏源寺でモバイル屋台のワークショップが行われて。
やりました。
廃材で作る屋台ワークショップ。
あれめっちゃ面白かったんですよね。
廃材でワークショップが仏源寺でやってるっていうのは知ってて、
予定が合わなくていけなかったんですけど、
行きたかったなと思いながら過ごしてたら、
モバイル屋台の会話会みたいなのがあるっていう。
謎の。
家の近所で。
それでちょっと参加させてもらって、
っていうところがきっかけで。
そうでしたか。
そうなんですよ。
やっとモバイル屋台の話が聞けたっていう。
じゅんこさん、モバイル屋台って知ってますか?
市役所前でそれ使っててる人とか何人かいましたよね。
鴨川とかでもちょっとしたイメージだったとか、
相談会みたいなのもありがたい。
結構不思議な魅力があるなと思って、
屋台を通すとこんなことができるんだと思いました。
でももっと聞きたいです。
そうですよね。
せっかくなんで、
モバイル屋台からいろいろ話を聞いていくっていう感じで、
してみましょうか。
せっかくなんでモバイル屋台のことを、
モバイルのリスナーさんに。
説明わかんないですもんね。
何を言って貼るんやろ、この人らはと思って貼ると思いますけど。
屋台ってね、
普通は多分お祭りとかに出てるね、
ああいう屋台をイメージ。
そうですよね。
たこ焼きとかね。
たこ焼きとかね、焼きそばとか。
そうじゃなくてですね、
本当に簡易な材料で作っている、
普通にホームセンターとかに売ってるような材料で作っている屋台なんですけど、
一番は折りたたんで持ち運べるっていうことをコンセプトに作っている屋台でして、
広げると人の身長、
私を囲むぐらい、
たった私を囲むぐらいの大きさがある屋台なんですけど、
畳むとカバンに入ってですね、
肩に担いでもち歩けるという、
機動力のあるやつがモバイル屋台です。
大きいタイプと、
自転車の荷台に乗せられるぐらいの大きさの小さい屋台と、
2つタイプがありまして、
それぞれ屋台家さんが好きな屋台を持っていて、
ご自分のコミュニティだったりとか、
自分の活動場所で屋台を出して、
ご自分を表現しているというコミュニティですね。
山田さん何か補足をお願いします。
何人ぐらいメンバーいますか?
質問していただけるんですね。私が答える感じで。
今でも屋台家コミュニティ、屋台を持っているという人が、
50人ぐらいいます。
そんなにいるんですね。
いるんですよ。
持っているだけで、
そんな積極的に活動していないという方もいらっしゃるとは思うんですけど、
一応50人ぐらい持っていて、
さっき坂本さん言ってくださってたデルタに、
時々出す、年に2回だけ屋台家が集う日がありまして、
普段はそれぞれのところで活動しているので、
年に2回だけデルタに屋台家が集う日があって、
出せる都合があった屋台家がデルタに集まって、
出している、みたいな感じですね。
山田さんと私が出会ったのも、
私、創始者なんですけど、屋台のモバイル屋台が。
創始者?
創始者なんですけど、
1台目の屋台を私と仲間たちで作っているので、
私が創始者なんですけど、
その屋台ができて、何年前ですかね、山田さん。
5年ぐらい前か。
結構前ですね。
しもさんとのやりとりをメッセンジャー振り返ってみてたら、
2020年の12月ですね。
そう、寒い時。
もう5年近いようです。
5年前ですよね。
5年前に初号機ができて、
2号機をデルタで作ろうって言って、
作ってたんですよ。
作って、私も自分の屋台を出して、
寒い中立ってたんですけど、
そこに山田さんが通りかかって話しかけてくれて、
そこからですね、そういう出会いです。
すごいよ、話しかけてくれたって。
そうなんですよ、屋台の力ですね。
その辺もね、いろいろどこから聞こうかって感じなんですね。
じゃあちょっと山田さんに聞いてみます。
山田さん、その話しかけたのは何でとか。
そうですね。
それは何で話しかけたかというと、
僕が探究学習の教室をやってて、
その活動時間の中に自由遊びの時間も設けてるんですよ。
結構子供たちが鴨川に行くのも結構好きなんで、
冬場でも、今日は何して遊ぶって言ったときに、
鴨川行きたいって言うんで、
その自由遊びの一環でちょうどデルタに出かけたら、
冬なんであんまりデルタに人いないんですよ。
だけどなぜかこの三角の中心部のところに、
なんか変なポップな屋根の屋台。
それを最初屋台って思わなかったんですけど、
なんか建ってるなと思って。
ここに女性が一人建ってあったから、
何してあるんやろうかなと思って。
で、ちょっと思わず声かけてみたんです。
その声かけたきっかけを今思うとあるなと思うのが、
ちょうどその前ぐらいに田仲本子さんっていう。
はいはい、グランドリーの。
方が振る舞いコーヒーとかの活動をしてて、
その本を読んだこともあって、
直感的につながってる活動なんかなって僕パッと思ったんです。
屋台との出会い
もしかしてこれ、田仲本子さんの活動と関わりがありますかって、
橋本さんに話しかけたら、むっちゃヒントをかけてブワーって。
それ実際つながりあったんですか?
本子さんですか?
はい。
私でも本子さんからの発信、
本子さんを知ってそこから屋台を作ったわけではなかったんですけど、
でも屋台をやってるときに、
ちょうど西村奈美さんが本子さんを京都に招いて公園会をされる機会があって、
その辺で本子さんのことを聞くと、屋台の人やってことがわかって、
これはちょっとこの屋台を持っていかねばならないと思って、
本子さんの公園会に間に合わせようと思って、屋台をみんなで一生懸命作って、
持って行って見てもらったっていうのがありますね。
それが初号機ですか?
初号機です。
これが初号機なんですね。
そうなんですよ。
ちょっともう聞きたいことがありすぎて整理が難しいぐらい。
山田さんが話しかけたそのときは、初号機の屋台がポツンと立ってたってことなんですか?
絵的に言うと。
すごい絵ですね。
1年の間隔の松林とかがあるところではなくて、
ほんまに寒いところで作りしてたのかなと思って。
そこに屋台があって。
屋台の正面って黒板みたいになってるんですね。
そこで落書きしてくれてもいいよみたいなことを声かけてくれはったんで、
うちの生徒たちが落書きさせてくれるんやって喜んで描いてた。
落書きしたらなぜかうまい棒もらえたから子どもたちも喜んでしまって。
すごいな。
いろいろ橋本さんと話をしたって感じですね。
引き寄せる力というか何かそういう屋台にあるんですね。
そうやって話しかけるきっかけと。
そうなんですよね。
女性一人立っても声かけることはないじゃないですか。
屋台のイベントのときにお話し聞いたときもそうなんですけど、
屋台に不思議な魅力があるっていう話があって、
距離感的にもちょうどいいのと、
山田さんが初めて話しかけに行ったみたいに吸い込まれていくとか、
何もなかったら話しかけにくいけど何かあることで話しかけやすくなるっていう不思議な現象が起きてるみたいな話がその中であって、
そこでいろんなことが混ざり合ったりしていくみたいなのは、
僕らもジャムセッションズっていう会社で大事にしてることって、
協奏って言った共に奏でる方、コークリエンションの共に作るの協奏じゃなくて、
共に奏で、協力して奏でるの、協奏をよく使うんですけど、
肩の力抜きながらいろんなカテゴリーとか個人とか企業とか業界とかそういうのを取っ払って、
肩の力抜いてできることをお互い軽く出してたら、
その方が実は最終的に何かが作り上げられるんじゃないか。
作ろうぜって作るより、楽しいことを場に出していったら出来上がるみたいなものの、
出来上がり方とかっていうのがあるんじゃないかなっていうのを、
社会実験的にもいろいろやってみたくてできた会社で。
それともちょっと近いというかね。
いや本当ですよ。
めっちゃ重いんですよ。
私も思います。
屋台を何で続けてる?
あれなんですよ。
物を売ってるわけじゃないんですよ。
京都のモバイル屋台家たちは。
物を売らない。
何をしてるかというと、その場を共有しているとか、体験の共有とか、
あと思いがけない出来事とか出会いとかっていうことが屋台で起きていて、
その価値をみんな感じてずっと続けてるのかなと私は思っているんですけど、
今啓太さんがおっしゃったみたいに、屋台に立っていると屋台家なので、
その人の肩書きとか、レッテルとか、関係なしにまず出会えるっていうのが、
すごい私は心地いいなと思ってて、
その中で、出会う中で何か生まれていく思いがけなさみたいなのが、
屋台やってて毎回面白いなと思うところです。
なのでちっちゃな協奏が生まれてるのかも。
例えば、どんな屋台が出てるとかっていう、
今屋台を見たことない人がイメージしやすい何かとかってあったりします?
一番モバイル屋台っぽいのは、お話を聞かせてくださいっていう屋台をやってる人がいて、
何もこっちからまず提供しないスタンスっていう、
共に奏でる体験
もう受け取るっていう前提の屋台をやってる人がいて、
しかもその屋台が一番人気だったりします。
めっちゃ行列ができてたりとか。
聞かせてくれたら駄菓子あげるよっていう屋台を。
面白い。
そうなんですよ。
面白いですね。
ふらふらふらと言ったら話を、話、
聞かせてって。
話聞かせてって言われるんですか。
不思議とね、みんな話していくっていうのを見てると面白いですね。
子供が多いんですけど、
でも意外とその保護者の方たちも、
なんか語ってる姿を見て、
なんでやろうと思ったりしますけど。
山田さんも変な屋台やってますよね。
どんな変なってこと?
僕も主に最初モバイル屋台で出会ったときに、
うちの教室に導入したらなんか面白いことが起きひんかなということで、
子供たちに屋台出してもらうことを前提に導入したっていうところもあるんですけど、
子供たちにやってもらうからには自分もやらなあかんやろっていうところがあって、
結構僕一人で勝手に出してるときもあるんです。
結局その出待ち商店が近くで活動してるんで、
ってこと終わった後にちょっとフラーっと、
カモが出かけて一人で出してたりするときがある。
結構いろいろやってるんだけど。
面白い。
なんかね、顕微鏡なんですが、
実体顕微鏡って言って、
プレパラートじゃなくて、物をそのまま置いて覗けるような顕微鏡があるんですね。
それを授業とかでたまに使うことがあって、
持ってたんで。
カモがだったら結構自然物落ちてるなと思って、松ぼっくりぶかまうし、
あのあたり結構トンビも飛んでるんで、トンビの羽もよく見かけたりとか、
カラスの羽もあったりとか。
石もコロコロ転がってる。
そういうものを覗いてもらう屋台っていうアイデアを思いついたんですよ。
一応、ちょっと覗いて屋っていう店なんですけど、
ちょっと覗いてってほしいって言って、ちょっと覗いて屋と。
そのときはちっちゃい方のミニ屋台でやってたんですけど、
顕微鏡があって、僕が立ってるだけだったら、
おじさんのところに誰も近づいてこないんで、
顕微鏡のところ、ミニ屋台のところにちょっと覗いて屋やってるんで、
お気軽に覗いててくださいっていうので、顕微鏡だけポンと置いて。
屋台のようにポンと置いて、やってますね。
結構お客さん来てくれられました。
えー。
何して貼るんですか。
お一人で貼ってるんですか。
貼ってます。
一人で貼ってます。
ちょっとそれやってたら、出してますって言った知り合いが後で遊びに来てくれたんですけど。
基本は一人でやってる。
そのときに一番印象が残ってるのは、
外国人の観光客の方が一人でいらっしゃって、
結構長期滞在してあるって言ってました。
カザフスタンから来たんです。
不思議だったみたいですよ、僕が何やってるのか。
いろいろ覗いてたら、むっちゃ感動を表現した感じがしたんですよ。
すごいすごいみたいな。
すごい体験してくれたから、お金を支え払いたいんだけどいくらですかみたいなことがあって、
いや別にこれは無料でやってるんですって話をしたら、
なんかこれはぜひお礼をさせてほしいって言われて。
背中にすごい大きな背負ったのがあったんですよ。ケースを。
それをグーッと持ってきたら、楽器だったんですよ。
楽器でコトとギターを足して2で割って、ちょっと弦の部分が長い、
2弦のギターの弦形みたいな楽器で、
ちょっとあまりにも感動したんで、演奏させてくれて。
すごい。面白い。
周りの方がびっくりして泣きながら始まったね。
また寄ってくるって感じでみんなが。
そういうのも、鴨川だから物販ができないっていう、そもそもの制約もあるんですけど、
我々のグループでは、お金を買い代しないことで何か面白いこと起きひんかなってやってるんで、
お金払ったらもね、お金を取る値だったらもらって、ありがとうでもそれで終わったと思うんですけど、
とりあえず顕微鏡でみんな面白がってほしいなって出してたから、
そういう想定してないことが起きたのかなみたいなのをちょっと思ってます。
屋台の価値
そんなことをやってます。
めっちゃ面白いですね。さっきもありましたけど、
山田さんがポツンと立っててもこの出会いって、
多分ですけど生まれないじゃないですか。
それがでも屋台という不思議な物体というか不思議な存在みたいなのがある中で引き付けられて、
出会いが生まれてくって、そのあたりに魅力があるんでしょうね。
みんなハマる理由ってそういうのがありそうですね。
あれはなんでなんでしょうね。屋台の人を引き寄せる力がすごいんですよね。
なんなんでしょうね。
あれそもそもなんで屋台作ろうって思ったんですか。
そうですよね。そこですよね。
最初はあれなんですよ。私はもともと福祉の仕事をしていたので、
6年前に仕事、私25年ぐらい介護の仕事をしてたんですけど、
6年ぐらい前に仕事を辞めまして、
無職だったんですけど、自分には専門性もあるし、職場はないけども、
地域に専門性を持って届けていくことができるんじゃないかっていうのを模索していまして、
豊川のお医者さんで屋台を持って町に出てコーヒーを振る舞って、
医者と患者の関係性じゃないところでまず出会うっていうことをやってらっしゃる方のお話を聞いて、
これやと思って、屋台作りたいっていうのを周りに言って、
たまたま大工さんが知り合いにいてくださって、
面白そうって言ってくれた人たちと一緒にホームセンターに行って、
これが使えるんじゃないかっていうのを集めて作るっていうのをやって、
みんなで編み出したのが今の屋台ですね。
あれですね、さっきチラッと話してた田仲本子さんとかも近い活動されてると思うんですけど、
僕がもともと屋台にアンテナ立ててたっていうのも、
さっき出てきた田仲本子さんの本を読んで、
コーヒー振る舞ってるっていうのを本で読んで、
こういうのめっちゃやりたいなっていうのを持ってアンテナをちょっと立ててたんですけど、
屋台って作れるのかなとか、買ったらどんぐらいすんねやろうなとか、
そういうのがちょっと広がっていってるっていう感じなんですかね。
それで一つ作っちゃったら、
そうですね、一つ作ってそこに立った時に私はものすごく安心感を得まして、
なんか寄りどころがなかったんですよ、無職だったし、
屋台の意味と安心感
肩書きもないし、知り合いも誰もいなくなって、仕事辞めたら知り合い誰もいなくなっちゃって、
あれってなって、自分のやることとか、
模索してた時だったんですけど、屋台を得た時に、
もう私はここにいればいいんだっていう、
安心感みたいなものが感じられて、
ここは私の居場所ができたっていう感じがして、
そこから、屋台の端元でやったら、
いろんなところに行けるっていう感じがして、
活動し始めたところがありますね。
今の話もめっちゃ不思議ですよね。
屋台ができること、居場所になるっていう感覚があるんですね。
私はね、ありました。
それはありますね。
あります?
だから一人で屋台に出してて、ちょっと不安になったりとか、恥ずかしかったりとか、
そんな感じないんですか?ってよく聞かれるんですけど、
なんかね、屋台があるだけで、自分のパーソナルスペースが生まれてくる感じがあって、
その安心感っていうのもあるし、
僕も別に普段からそんな人にめちゃくちゃ話しかけるようなタイプでもないですけど、
なんかこう、自分が面白いと思ってることをちょっと共有したいみたいな気持ちが
どんどん湧いてきて、どんどんどんどん話しかけまくってるみたいな。
なんかちょっと、屋台が後押ししてくれるみたいな。
へー。
そういう感覚はあって、これ実際に出してみないとなかなか伝わらない。
そうですね。
僕も出したいと思う気持ちがある一方で、ちょっと恥ずかしいもあるんですよ。
さっき山田さんが言ったように恥ずかしいなとか、
どうしよう、誰も話しかけなかったらどうしよう。
あと何に出そうとかね、何に出そうって考えてたら面白くなってくるかもしれない。
何屋さんって決めるのが大変だなとかね。
それから恥ずかしさもあるから、まだちょっと一歩踏み出せずにいるっていう感じなんですけど、
今の話は多分出したからこそ分かる何かあるんだろうなっていう。
なんかね、どっちかというとね、誰も来なくても別にいいみたいな感じが。
屋台を出したっていうことで、別に一人でいてもそんなに満足感ありますね。
それは何なんですかね、不思議。
大事なポイントだなと思ってて、
そこで何か物販とかして明け年するみたいな前提だったら、
お客さん来なくて売れなかったなとか、在庫まだばがあるなってそっちにちょっと意識いくんですけど、
結局僕らがやってるのって、別にお金も介在しないし、多少準備に多少お金もかかるかもしれないですけど、
なんかあんまり失敗がないんですよね、そもそも出して。
これはとりあえず一人で店出せちゃったわみたいな方に意識が向くから、
挑戦できた方だけが印象に残るみたいな。
僕も全然誰も話しかけてくれなかった回もあったりもしたんですけど、
別に今日はしゃあないなぐらいの感覚で。
それよりも、自分一人でも出せちゃったわ、これ楽しかったなみたいな感じでその日は帰るみたいな。
子供たちの発表会
なんか不思議な満足感がありますね。
なんか不思議な感じがしますね。
分かるような気がするけど、やっぱり恥ずかしいよなーとかね。
それがあることで、囲まれることで変わるのかな、そこの額縁みたいになることで。
山田さんでは子供とかにはやってもらったりしたことあるんですか。
そうですね。
橋本さんと出会って、やっぱり欲しくなってきたんで、
屋台欲しいんですけどってなった時に、これワークショップ形式で作ってるんですってことで、
ちょっと開催をお願いしたんですね。
作ったもののどうしようかなと思った時に、他にも持ってる人何人もいるって話を聞いたんで、
カモガワで出しませんかって橋本さんに提案してみたんです。
その時にちょうどうちの高学年のクラスが自由研究をやるクラスがあって、
それぞれが別々のテーマで自由研究をやってたんですけど、
その自由研究の発表をカモガワで勝手にやったら面白いんじゃないかと思って、
発表会に人来てもらってやるっていう発表会もプレゼンの練習になると思うんですけど、
川に行ったら自分の語りたいことを語ってる子どもがおるっていう状況が面白そうだなと思って、
一番最初にやったのは子どもが自由研究を語る屋台をやりました。
子どもたち結構語りましたか?
結構語ったんですね。
発表会だと一体Nの関係になるし、
あとはそのNの中には明らかに興味なさそうな人もいたりして、
そういうのが目に入ってくると話せるほうとしたら緊張したりとか、
うまくできひんなっていう、そっちのほうに意識も入れちゃうんですけど、
屋台の場合って結局興味ある人が目の前に来るんですよ。
一人か二人しか来ないわけですよ。
大勢で囲まれるというよりは、本当に興味ある人がフラーっと来てくれるんで、
興味ある人に話すのって結構ハードルが低いというか、
明らかに面白がってくれてる人が来るんで、
なので興味持ってくれて普段のプレゼンのときよりも気軽にできたっていうふうに子どもたちは言ってます。
そういうふうに心構えて発表するみたいなのがなくなるんですね。
そういうのじゃなくて。
発表って言ってるけど、別に普段のおしゃべりの延長で、
自分の好きなこととか研究してることを紹介してるだけぐらいの感覚になるみたいです。
なんかよく見せたいとか、人の評価みたいなことをあんまり気にせずに、
ふざけてるじゃないですか、見た目がヤタイ、ふざけた見た目なのもあって、
そんな別にやらんでもいいよみたいな見た目だと思うんですよ。
だから、なんかよく見せないととか、売れないととか評価されないとみたいなことを
一旦のけて、自分がやりたいこととか、自分が好きなことをやっちゃえみたいなことが、
新たな屋台の形
表現しちゃえみたいなことがしやすいのかなと思って。
その人のありのままとか、あとあれですかね、
僕は、共に作るの協奏じゃなくて、肩の力抜いたみたいな話と今の近いなと思ったんですけど、
なんかこう、何て言うんですかね、
なんかこう、やらないといけないって言ってやるっていうよりは、
なんかこう、ちょっとふざけてもないけど、
なんかライトな気持ちでやれるみたいな、
ちょっとそういう肩の力の抜け方もあるんですかね、そのヤタイって。
いや、めちゃくちゃあると思います。
それがなんかすごい気楽でいいんですよね。
これ聞けば聞くほど、興味が出てきますね。
橋本さん、それと今までやってきたケアワーカーっていうことの結びつきみたいなのってありますか、
ヤタイを活用して何か。
私でもね、最初すごい意気込んで、
なんかこう、ヤタイをアウトリーチに使うんだみたいなね、
専門性を自分から届けに行くんだみたいなことを思ってやってたんです。
思ってやろうと思ってたんですけど、ヤタイやってて、
なんか今まで、私は専門職だったので、
専門職、支える側で支えられる人たちにケアを届けていくっていう、
そういう立ち位置でしか人と会ったことがなかったんだなって今思えば思うんですけど、
それじゃないところにヤタイ出してると行くじゃないですか。
人と人として会うっていうことをして行ってたら、
なんかそんな専門性を持って人と関わりに地域に出ていくって、
これ違うなと思って。
だから今はそれはやめたんです。
ただただ人と会おうと思って、そこから次に何か生まれていくかもしれないけども、
まず人として会う、専門職として会わないようにしたいなっていうのが今思っていることですね。
だから、あえて1回専門性を後ろに置いて、
っていうのを今心がけている感じです。
それがヤタイの仕方でそういう風になった。
本当にそう思います。
やってみないとですね。
本当にそうなんですよ。
やってみないとなんですよね。
僕もちょっとやりたいから、ちょっとやっぱりやってみないとだな。
ぜひぜひ。
これはワークショップは定期的にどこからやってるんですか。
それがね、やってたんですけど、
今一緒にやってたDAIKUさんが、
野党の支援に今移住してしまって、
必要なことなので応援したいと思っていまして、
今ちょっとワークショップが滞っております。
そうなんですね。
なるほど。
じゃあちょっとそこがまた落ち着いて戻られたら、
ワークショップ再開みたいな。
そうですね。
なんか別の形で、木じゃないヤタイをちょっと今企画中です。
そうなんですね。別の形で。
もっと手軽に、もっと軽く、
もっと持ち運べるヤタイを作れないかと。
これでもケイタさんが前に言ってくれたんだと思う。
あれ紙ですよね。
ダンボールで作ったらってケイタさんが言ってくれた。
聞いた。聞きました。
落差施工の。
そう、それを今。
いいですね。
なんか聞いた。ケイタさん。
それ今試作品を作っていただいていて、
めちゃくちゃいいんですよ。
確かにね。
僕らも小田さんとは色々繋がりがあって、
僕らは本棚、ダンボールで本棚を作って。
そうそう。言ってくださってます。
今、めこじゃくわの方にやってもらってるんですけど。
小田さんがもうめちゃくちゃ考えてくださって、
もうね、めっちゃいいんですよ。
ぴったり箱に。
持ち運びもいいですね、ダンボールね。
軽いんですね。
めちゃ軽いんですよ。
また組み立てるっていうのがかわいいんですよ。
いずれお披露目。
ちょっとお披露目会があるときは僕らも行きますんで。
ぜひ。
その時には、念願の屋台化のデビュー。
ぜひ。
デビューしないと。
手に入れていただいて、
一人一屋台を。
一人一屋台ですね。
屋台化の集まりは年に2回って先ほどおっしゃってたんですけど、今もあるんですか?
この前いつでしたっけ?5月にやったんですよね。
そうなんですね。
デビュー行くの次の週ですね。
次の週。
じゃあまた秋口とか冬ぐらいにはあるかもぐらい。
11月ぐらいにやりたいなと思って。
ただ最近、年間前は10月の最終週ぐらいにやったことがあるんですけど、
最近むちゃくちゃ暑くて。
暑いですね、確かに10月末でもね。
本当に気持ち、時期が限られてるんで、
下旬だとまた寒くなりますし、
11月の上旬・中旬ぐらいかな、みたいなのは。
わかりました。
じゃあちょっと、11月の回には参加させていただいて。
ありがとうございます。
市役所の方も結構出してますね。
そう、市役所前にはいますね。
よく見ます、屋台。
このお話も聞いたんで、また見え方も変わってくるかと思って。
変わりますね、だいぶ。
なんとなく見眺めてただけだったけど。
屋台を通じたコミュニティ
市役所前ではより、ただいるっていう感じですね。
何かをするというより、屋台の横にいるっていう感じでやってますね、皆さんね。
興味があって、まだそこで何がやりたいか決まってなくても、
屋台と一緒に座ってみる体験はできるんで、
それをすごい喜んで話をしました。
屋台から見える景色ってこうなんやとか。
なるほど、確かに。
ないですもんね、屋台の奥側から見るっていう景色ないですもんね。
面白いのが、屋台と一緒に座るとみんな笑顔になるんです。
屋台越しの場合はみんな笑顔になるっていう感じ。
確かにね、でもそれはそうですね。
いろんな不思議な魅力というかね、面白さが。
一定にそれをやることはないです、屋台と一緒に来ると。
そうです。
でも啓太さんおっしゃってたみたいに、自分何もやることないです、屋台があっても、
何もないっていう人結構多くて、
特に行政の人とかに多いんですけど、謎に。
そうなんですね。
そうなんですよ。
市役所前でやってるとね、行政の方が割合が多いんですけど、
本当に自分にはないですっていう人が結構多くて、
でもそこで話してると、実はこんなことが趣味でね、
こんなことが好きで、みたいなことが出てきたりして、
山田さんも聞いてくださってましたよね。
和風のところで屋台出してて、
もし自分がミニ屋台を持ったら、どんなお店出してみたいですかっていうのを聞く、
アンケート屋台っていうのをやったんです。
なるほど。
それぞれどんな屋台の使い方してくれるのかな、みたいな。
その時にさっき橋本さんもおっしゃられた、最初はやっぱり出てこないんですよ。
特技とかないですとか。
だけど話してたら、実は最近こういうのにハマってて、
納豆の新しい食べ方を研究し続けてると。
最近キムチとの組み合わせがすごい美味しいから、
自分もそういうの紹介したいし、他の人の納豆の美味しい食べ方を聞きたいとか。
いいですね。
あとはオフィスで、根っこがすごい大きいサボテンに近いような植物育ててある人がいて、
それをどんどん同僚に広めていきたいみたいな思ってある人がいて、
その良さをひたすら語る屋台をしたいんだみたいな人とか。
最初は全然、僕には私には何もないって言ってた人も、
こんなもんありだよみたいなのがわかってくると、
実は実はって感じでどんどん出てくるっていうのがちょっと面白かったですね。
それを商売にする、小垣屋にするってなると途端に、
こんなの売れるかなっていう方に意識向くんでしょうけど、
ただ単にそれを語る屋台もありだってなると、
意外にこんなこともできるなっていうアイデアが湧いてくるみたいですね。
いい意味でこのハードルが下がるっていう感じですよね。
下がりまくってますね。
ありがとうございます。
この屋台の活動も先ほど最初の紹介のところであった和音の活動の一個だと思うので、
ちょっと今ここで前半、ちょっと案の定だいぶ長くなっちゃった。
いやいや聞きたかったので。
長くなる傾向にありまして。
一旦前半のチャプター切りまして、またちょっと後半の方で、今度は和音のチャプター。
趣味の発見と屋台の活動
ありがとうございます。
僕らも出展させていただいたかな、エグアデホップの、
今日ホップのお祭りの話とか、その辺りのお話ができたらなと思いますので、
一旦こちらで前半を切り上げさせていただきます。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
47:48

コメント

スクロール