1. 社会福祉士Tadaのお気楽ラジオ
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2024-02-13 10:29

#47 え、終わってないよ?むしろこれからが本番〜8050問題〜

報道は常に人の目につくようなものを発信します。
SNSも同じ。

みんな「見られてなんぼ」だから新しい話題、強いワード、そんなものを題材に発信します。

でもね、発信されてないものでもまだまだ終わってないものもたくさんあります。

今日お話ししている8050問題もそんな中のひとつ。

知っている人も、知らない人も改めて認識してもらえると嬉しいです。

ちなみに「8050問題」と名付けたのは
社会福祉士の勝部麗子さんです。

さて、今日も8050の現場に行ってきます!

#社会福祉士 #公務員 #福祉
#医療 #介護 #貧困 #子育て
#8050問題 #発信
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普通の幅を広げていく社会福祉士のお気楽ラジオ
この放送は現役の社会福祉士で、障がい自己育て奮闘中のTadaが人と環境の相互作用に着目した発信を通じ
皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さんおはようございます。社会福祉士のTadaです。2月13日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
三連休が終わりましたね。この放送を撮っているのは前日の夜なので、まだ三連休の真っ最中なんですけど、最後の晩餐中でございますよ。
サザエさんシンドローム、真っ只中な状況だけど、なんかね、思うのはこの音声配信始めてから、だいたい翌日の放送を前日の夜撮りしてるんで、なんとなくね、なんか翌日のスイッチをもう前日から入れてるような感じも少ししてね、それはね意外とバランスがいいというか
スタートダッシュが効かせやすいような感じなのかなというふうに思ったりもしてます。 本当にね、楽しくって楽しくってリフレッシュできた3日間だったので、明日からね仕事
フルパワーで頑張っていきたいと思います。 今日はね、なんとなくみんながもうちょっと忘れていそうだけど、実はまだまだ終わってないよっていう
とある社会問題についてのお話をしたいと思います。 それが何かというと、8050問題
これピンとくる方いますかね? この放送を聞いているのは結構医療福祉介護とか社会福祉関係の人も多いとは思いますので、あと年代的にもね
僕より、僕40なんで、僕前後ぐらいの世代もたくさんいらっしゃると思いますので、まあね 耳なじみはあるとは思うんですけど
一昔前に騒がれていた状況とは全然違って若干 鎮静化してますよね。最近の若い方、10代20代の人っていうのはこの言葉を認識しているのかなって思ったりします
まあね、端的に説明すると80代の親と50代の子の親子関係での問題。 その問題がどんな問題かというと、50代の子供ですよね
子供が引きこもり、無職、無収入である。 そしてそれを養っているのが80代の親であったと。そういう状態から始まる心理、社会、経済的な問題ですよね
この言葉が使われたのは2010年代、今から10年前ぐらいだったと思います。
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8050の50っていうのは、いわゆるバブル崩壊後の就職難にあった就職氷河期世代のことですよね
バブルが崩壊した1990年代前半当時、この世代に対するケアっていうのが日本ではほとんど行われてなかった
それどころか、自己責任論で片付けるような人たちっていうのも、かなりの数いたんじゃないかなというふうに思います
今振り返ってみると明らかに社会の問題もかなり大きな原因だと思うんですけどね、これってね
やっぱり家中にいるとね、その周りは見えないっていうことなんでしょうね
いつもね、俯瞰した目で自分や世間を捉えていくっていうのはね、こういったところからも大事だなというふうに考えさせられます
で、バブル崩壊時にフォローできなかった若者たちが年を取っていく
仕事が見つからないまま、ずっと家に引きこもったまま年を得て
結局ね、お父さんお母さんの収入、頼らざるを得なくなった
年を取っていくっていうことは、労働による収入ではなくて年金収入が中心になってきます
身も心も経済も衰退していく親、そして
そこからなかなか次のステップに踏み出せない子供
この関係性がどんどんどんどん歪になっていって、様々な問題が顕在化していったんですよね
その中でもね僕が記憶に残ってるのは、2019年の6月
ニュースでもねかなり大々的に報道された元農水事務次官の長男が殺害された事件
これ犯人は親である元農水事務次官だったんですよね
長男は精神病を患っていて長く無職
そして事件が起こる少し前に、それまで別居だったんだけど一緒に住むことになって
そこで家庭内暴力が起こったと、そしてその家庭内暴力の恐ろしさから元農水事務次官であるお父さんは息子を視察したという事件ですね
そしてもう一つは2020年くらいですかね、1回判決があったのが
それは2016年くらいに実際のお母さんが死亡していたのに、それを報告せずに放置してお母さんの年金を騙し取った子供がね、その子供が騙し取ったよっていう事件
これも元々母と息子二人暮らしだった状態だったのが息子が仕事を失い、そして母が死亡したと
そのままお母さんの死亡を報告せずに年金を使いながら生活していったという事件ですよね
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こんな風にね特にセンセーショナルな事件については報道されて、まあ大々的に世間に認知されていくと思うんですけど
実はこれね本当に氷山の一角なんですよ
僕はね福祉の現場に入ってもうすぐ15年なんですけど
最近特にね経済的な問題でここがね顕在化してきているような印象というかもう肌寒ですごくひしひしと感じています
もうね8050から9060にもうだいぶ進んでいってるんですけど
いよいよねその90代に近づこうとする親御さんたち、お金だけじゃなくて心身ともに衰弱して今度は命まで失っていくような
年齢的にねなくなっていくような感じなんです
そうすると残された子供たちだけいるっていう形になってきますよね
そうするとこれまでは親の年金とかで生活していたのはもう何もなくなるわけですよ突然
遺産とかあればいいんですけど
まあそれもいずれねどんどん消費されていくものじゃないですか
状況が変わらなければ
引きこもりにもいろんな引きこもりがいるわけですよ
多分みんなが想像する引きこもりってもう家にずっといてなんかこうゴミダメのような部屋から一歩も出ないとか
そのパソコンの画面をずっとその中で見つめてるみたいな人をイメージすると思うんですけど
必ずしもそうじゃなくて買い物とかね近場の散歩とかは行く人もいるんですよ
でも仕事はする気はない世間との接点はないっていう状態も引きこもりの定義の中には入るんですよね
じゃあねこれどうしたら解決するのって言うと
実はねまだ国も完璧なプランは出せてない状況です
今ねその高齢者の支援を中心に地域の高齢世代の困り事とかを聞く制度として
まあ地域包括支援センターっていうのがねあると思うんですけど
ここにねその高齢者のみならず引きこもりであったり障害者であったりとか
いろんな人の相談を受け止めていくような体制を整えましょうみたいなことを言ってますけど
とにかくマンパワーが足りないそして待遇があまり良くない
その給料でこれやりますかっていうね仕事めちゃくちゃ多いんですよね
まあね法律に基づいて縦割りでね自分が決められた守備範囲だけやりますだったらそれでもいいのかもしれないんですけど
やっぱりね抱えてる問題ってその人々によって違うじゃないですか
なんでまあその少しはね法律の縦割りの垣根を超えてね踏み込んでいかなくちゃいけないところもやっぱ存在するんですよね
まあこれをね令和に入って重層的支援体制整備事業っていう風な呼び名でねいくにもやっていこうとしてるんですけど
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なかなかうまく進んでいないんじゃないかなと僕は思ってます
まあこの問題の原因は前回話した障害者の雇用の問題と同じなんですけど
結局ね制度は走ったんだけど中の利用する人というか運用する人たちがついていってない
ここもねかなり大きいんじゃないかなというふうに思います
とはいえね深刻化していく放置できない問題なので
僕もね公務員として社会福祉士の一人としてねやれる限りのことはねやっていこうとは思っています
そんな感じでね8050問題最近出てこないけどまだまだ収まってないんだよっていうことをお伝えしたいと思って今日の放送させていただきました
はいそれでは最後のお知らせです
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それでは今日も素敵な1日に社会福祉士のタダでした
またおいで
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