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普通の幅を広げていく社会福祉士のお気楽ラジオ。この放送は現役の社会福祉士で、障害自己育て奮闘中のTadaが、人と環境の交互作用に着目した発信を通じ、皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さんおはようございます。社会福祉士のTadaです。10月24日木曜日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
いよいよ今夜となりました。10月24日木曜日、夜9時30分からですね、コラボライブをやります。ご相手は、ボイシーパーソナリティのアップくんパパですね。
同じダウン症の子を持つお父さんということでね。アップくんパパはですね、本当にアップくんは今小学校5年生ですね。
うちの息子より3学年年上なわけなんですけども、本当にね、アップくんが生まれた時からたくさんのね、発信活動を行われていてですね、本当に現在のSNSを使ったダウン症の発信、啓発啓蒙活動っていう点では、もうこの人の右に出る者はいないんじゃないかなというぐらいね、そうレジェンドですよ。
そんなアップくんパパとですけども、今回はダウン症のお話っていうのはね、人をまず置いといて、お家のお話をしていきたいと思います。
21時30分からはアップくんパパのボイシーの放送でですね、こんなものが家にあったらよかった、こんな設備が家にあったらよかったっていうテーマでね、お話をしたいと思っています。
アップくんパパがね、現在お家を建てているというところでございまして、何か力になれればなということでね、僕の経験であったりとか、あとはこの放送を聞いてくださっている皆さんの経験をね、情報をいただければね、すごく嬉しいなというふうに思います。
みんなでね、こんなものがあったらよかったよっていうトークをね、コメントなどで盛り上げていただければというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いします。
後半、大体30分ずつぐらいは目途にしていますけども、大体10時ぐらいからね、うちの方のこのチャンネルに遊びに来ていただいて、うちの方ではね、今度はお家トークの繋がりの中で、持ち家賃貸問題みたいなところをね、お話ししていこうと思います。
お話ししていこうと思うというよりは、あっぷくんパパはですね、お金の先生が本業ですので、お金の先生から見た持ち家賃貸問題についてのね、考えであったりとかね、そういう情報をね、いただければなというふうに思っています。
アーカイブで聞いていただけるのももちろんね、すごく嬉しいですし、コメント残していただくのも全然OKなんですけども、できればね、生きた生の情報、対話をね、参加している方々とコメントを読みながら対話していきながらね、こう、アイデアをいただいていければね、すごく盛り上がるんじゃないかなというふうに思いますので、もしよかったらね、リア対参戦、ぜひよろしくお願いします。
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はい、それではね、今日の本題に入っていきたいと思います。
今日はね、障害のある人、支える人の頑張りというタイトルでね、お話をしていきたいと思います。
よくね、言われるんですよ。うちの子ね、ダウン症なんです、みたいな話をした時に、それは大変だね、とか、頑張ってるね、とかね。
それに対してね、別にどうこう物申すこともないし、思うこともないんですけど、よく思うのはね、大変だねって言われて、別に大変ではない人もいるんじゃないかと、なんならうちそんな大変じゃないよって思ってます、みたいなね。
その大変だというふうに思っていることを意外と我が家はスタンダードでやっているので、もはや大変じゃないよっていうこともあったりする。
その反面、やっぱりこういうところは大変だな、頑張ってるなっていうふうに自分たちで思うこともあったりするんですよ。
でも、いただくことはね、自分たちから思うことっていうのは、実体験を伴って表現できる、こういう時に大変だとか、こういう時は別に大変じゃないとかね。
障害があるって一括に言っても、それぞれ個性がありますし、程度もありますから、みんながみんなね、同じことで悩んでたりとか、同じところで悩んでなかったりとか、同じところで頑張ってたりとかするわけじゃないんですよね。
だけども、障害のあるっていう時点で、そもそもね、マイノリティになりますので、そういった意味ではマジョリティ、多数派と比べるとね、分かりづらい、頑張っているところや大変なところっていうのがあるのかなっていうふうに思ったりします。
そういったね、哀れみというものでもないかもしれないけども、純粋にね、頑張ってるね、大変だねって声をかけていただいているのは、別に嫌とかいいとか全然ないんですけど、もう少しね、知ってもらえると嬉しいなっていうふうに個人的には思うんです。
なんとなく、その障害がある子を育てていますとかね、自分の家族に障害がある人がいますって言われた時に、大変だね、頑張ってるねって、何と言いますか、そこまでがワンパッケージみたいなさ、遠くないような気がしません?僕だけそう思ってるの。
じゃなくて、そのね、頑張ってるね、大変だねって、どこから飛んできた?っていうと、大体テレビとかニュースとかね、そういったもので見た、結構度合いのひどい状態のね、方々の暮らしとかのような気がするんです。そんな人ばっかりじゃねえよ、そういう人は実際いるんですけど、じゃねえよと。
なので少しでもね、そこらへんの解像度を高めていただければ嬉しいなというふうに思って、これはね、僕が考えている価値観ですね。障害のある人や支える人が頑張っているところをね、お話ししていきたいなというふうに思います。
まずね、我が家のことを話しましょう。うちの子はダウン症のある小児の特別支援学校の2年生の8歳ですよね。はい、息子です。もう最高に可愛い。もうね、目に入れても痛くないわけはないけどそれぐらい可愛いね。そんな感じなんですけど、基本的に育てている中で、辛いなとか大変だなって思うことはないです。
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なぜならば、8年間一人息子なので彼しか育てていないので、我が家では知的障害を持ったダウン症の息子の子育てがスタンダードだから。他がわかんないの。だからね、別にね、これが大変なのかどうかわかんない。
ただね、やっぱり成長していく過程で一つの指標がないというか見えづらいというのがね、最近の悩みとしては出てくるのかなというふうに思ったりします。具体的なことを話すとね、うちの子はね、8歳ですよ。だけどね、まだトイトレ中です。
だいぶね、完成してきました。おむつは外れましたし、今布パンツでね、やってますので。ただやっぱりね、布パンツになってからもお寝床が押したりとか、おしっこが間に合わなかったりとかします。それは何でかというと、彼はね、発語がないです。ないと言えば嘘になるけど、具体的に意味のある、受け取り手が受け取れるような言葉というのがまだまだバリエーションが少ない。
あと便意や如意を自分から言うということも、今のところはね、まだ明確には受け取れてないです。もしかしたら彼の中では出しているのかもしれないけどね。そんな感じ。
ここでどういうことで悩むのかというとね、そのトイトレ自体に悩んでいるというよりは、例えばさ、ダウン症の子って、だいたい定型発達の、普通に育っている方、健常時の2分の1ぐらいのスピードの成長感ですと。
8歳ということで言うとね、だいたい4歳ぐらいの生活レベルというかね、自立レベルなわけですよ。そう、まあそれでも彼自身の中にも凸凹がある。ダウン症の平均が2分の1という風にイメージしてもらえればと思うけど、ダウン症の中でもいろんな子がいますからね。
なんで彼のね様子を見ていくと、まだまだ2歳ぐらいのところもあるような気もする。その定型発達時、健常時のその発達の曲線であったりとか、発達の段階であったりね、一般的な書籍に書いているような何歳とか月齢であったり年齢であったりでこれができるようになってますよっていうのを見ていくと。
見合わせていくと、まだまだ2歳ぐらいの部分もあるし、4歳ぐらいかなというところもある。でも8年間生きていることは間違いないですから、8歳の部分もあるかもしれないという風に思ってます。
そういうねちょっと判断が難しいな。通常の2歳ぐらいだったらこれができます。3歳だったらこれができます。4歳だったらこれができます。みたいな感じだからそこを指標にやっていけばいいけど、彼自身がどういうねデコボコ感なのかっていうのを見定めるのはねなかなか難しいなという風に思ってるんですよね。
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でもさトイトレ今頑張ってますけど8歳でね、まあ遅いって思う人が多いと思います。でもね彼のダウン症の平均で言うとさ4歳なわけよ。4歳でトイトレって言うとさまあまあそれなりじゃない?
もし2歳ぐらいの能力かもしれない。そうするならば2歳の能力でトイトレをしているというとめちゃくちゃすごくない?そんな風に思ったりもしますよね。たださっきも言ったようにそこら辺の基準、デコボコの見定めが難しい。
まあっていうところがあるから彼自身もね大変だと思います。自分の今のデコボコの見定めがもし周りの人からの見定めと合っていないのであれば彼自身はもどかしい気持ちになるでしょう。そこも組んでいければなという風に思いますし、逆に支える立場である僕ら親ですよね。
親は当然やっぱりトレーニング成長ということを願いますから親自身が耐えられるのであればまた彼が耐えられるのであれば少し背伸びをさせてね見守るという行動をします。これはもちろん障害児だからとかいうわけではないと思います。皆さんやられていると思うんですけどね。子育てしている方であれば。
そうやって見守っていくことで伸びていくことだってあるっていうことは当然わかってるんですよ。だけどその塩梅も難しいんですよね。だって見定めが難しいんだもん。
家でいうと僕はほとんど平日絡みがないです。息子とね。朝1時間、夜1時間ぐらいなもんですよ。対して妻はとても長く彼と関わってくれています。なので関わっている時間が長い分余計に頑張っていると思います。
本当にここに関しては感謝しかないなというふうに思うんですけど、そういうふうに具体的にこういったところが大変でこういったところが頑張っているというところをお伝えしたい。これはうちバージョンですね。本当に普通に過ごしているだけで超頑張っている。そして普通に育てているだけで超頑張っている。そんな感じなんですよね。
あとはうちの話ではなくて支援者としての話ですね。やっぱり生活保護者であったり生活困窮者であったりっていう方々の支援に携わるときにいろんな理由で保護や困窮に至った方っていうのがいらっしゃるわけですけども、その中の一部にやはりそれなりに重めの精神疾患を患っている人っていうのもいらっしゃいます。
こういった人たちと関わるときっていうのはやっぱり精神疾患に対する理解が絶対欠かせないなというふうに思うんですよね。そこら辺も少しシェアしていければなというふうに思ったんですけど、いわゆる精神疾患の人ってスタンダードの状態を発揮するために頑張らないといけないんですよね。
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何って言うとね、僕らが当たり前にできること、体を動かす意識して右手を上げます、左手を上げますとか、朝になったらお日様を浴びて何時になったら体を起こしましょう、そして朝の準備に向かいましょうとか、体や頭を動かす。
そして集中する、お仕事をしましょう、計算をしましょう、書き物をしましょう、何か家事をしましょう、あとは集中しすぎない、過集中ですね、入り込みすぎないようにしましょう。
これらっていうのは、いわゆる普通の人たち、精神疾患がない人たちからすると当たり前じゃないですか。それこそ息を吸うように、深く考えなくても勝手にできちゃうようなことだと思うんです。
しかし、精神疾患を許している人の中には、こういう当たり前なことに膨大なエネルギーを使う人たちっていうのがいることを忘れないでいただきたいんですよね。
うつ病とか統合失調症とかっていうと、どうしてもその病態、病状にばかり目が行く。そっちの方がわかりやすいですもんね。
でもそうじゃなくて、通常の状態を発揮することに対する莫大なエネルギー消費っていうところも認識しておいてもらえると、関わり方がちょっと変わってくるんじゃないかなというふうに思います。
この例もね、やっぱり普通に過ごしているだけで超頑張っているんだよっていうところがお伝えできればなというふうに思います。
漠然とね、大変だね、頑張ってるねじゃなくて、こういったところで頑張っている人もいるんだよっていうふうなこと、こういったことが認識してもらえれば嬉しいなというふうに思いますね。
もちろんね、障害のない人だって頑張ってないわけはないことはわかってますよ。
だけど、どうしてもこの社会は多数派、マジョリティが過ごしやすいように設計されているから、マイノリティはね、過ごしづらいわけですよ。
それが障害という言葉は、その人個人に当てられたものではなくて、社会に障害があるからっていうふうに考えるね、考え方の根幹なのかなというふうに思います。
社会が今の多数派もそうですし、少数派の人たちにも適合できるようになれば、自然と障害という言葉はなくなってくるんじゃないかなというふうに思います。
いつそんな社会になるのかわからない。もしかしたらならないかもしれないし、なるかもしれない。
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でも、誰にとっても幸せに感じれるような未来がね、今を生きている僕たちには作れる可能性がある。
何かをね、外に向けてする。それも素晴らしいことかもしれません。
でも、こういったお話を聞いていただいて、知るというところからね、広げていくということもいいのかなというふうに思います。
一人一人の認識や知識が上がっていくだけで、この社会はぐっと生きやすくなってくると思うんですよね。
もしね、この放送を聞いていいなというふうに思った方、自分の中に留めていただくことも嬉しいですし、もしよかったらいろんな方にシェアしていただけるともっともっと嬉しいです。
はい、ということで、こんな感じで今日の放送は終わりたいと思います。最後まで聞いてくださりありがとうございました。
それでは最後にお知らせです。この放送以外にも各種SNSで発信活動を行っています。
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それでは今日も素敵な一日に。社会福祉士のタダでした。
今日の夜9時半お待ちしております。ボイシーからスタートです。
またおいで