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普通の幅を広げていく社会福祉士のお気楽ラジオ。この放送は現役の社会福祉士で、障害児子育て奮闘中のTadaが、人と環境の交互作用に着目した発信を通じ、
皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さんおはようございます、社会福祉士のTadaです。7月4日金曜日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いしまーす。
今日ね、ついに皆さんに明かそうと思う秘密があります。
実はね、この僕のラジオって、冒頭雑談は、なんかちょっとね、
アイスブレイクというかね、気が軽くなって放送を聞いてもらえるように、なるべくね、面白いというか、クスッと笑えるような小ネタをね、挟んでいこうというふうに考えていて、台本作るなりね、ネタ探したりしてるんですけど、そんな一生懸命ね、実は探さなくてよくって、
うちってね、割と何かしら面白いことが起こる家族なんですよね。
今まで話してたのは、やっぱりダウン症の息子の子育てっていうところが中心になってくるので、息子と僕の関わりの部分が多かったかと思うんですけどね、実は我が家には真の面白エースが存在しています。
今まで隠していましたが、妻です。
いやもうね、ぶっちゃけた話、僕と息子と比べ物にならないぐらい、わらがみ様がね、降りてくるの。
本当に面白くて、毎日ね、何かしらの笑いをね、提供してくれる彼女なんですけども、ただ一応彼女のね、尊厳もありますからね、はい、そこら辺も含めて話さないでいたんですけども、
今日あったとある出来事が、ちょっとあまりにも面白すぎて、ごめんこれラジオで喋っていい?って言ったら、まさかのOKが出たんでね、まあ時々許可もらいながら喋ろうと思います。
でもハードルめちゃくちゃ上げるつもりはないです。
僕からしたら面白い家族の出来事なんですけども、みなさんからしたらまあ小笑いとかね、クスッと笑えるぐらいの出来事かもしれませんが、ほっこりする話には間違いないと思うのでね、今日はね、許可をいただいた昨日で起こった出来事をね、話していきたいと思うんですけども、
起こったのはね、昨日の夜息子の寝かしつけ終わった後に、洗濯物が終わったので、二人でね、洗濯物をね、干してた時に起こった出来事です。
えーと、僕の方がね、先に洗濯機に着いて、妻はちょっと家事をしてくれて、洗濯機の方に向かってきてくれてたんですけども、洗濯物をね、洗濯カゴに取り込んでたんですよね。
そしたら、家事を終えた妻が、まあ別の部屋からやってきてくれたんです。
なんかね、こんな感じで、どうしたんかなーと、めちゃくちゃなんか疲れたって思って、でもそんな疲れるようなことしてないよなーと思ってね、心配になって聞いたんですけど、彼女はこう答えました。
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いや、私ね、運動とかスポーツとか、全然得意じゃないけど、スポーツして疲れてる人のモノマネがすごく上手いと思うの。
ん?ん?
あっ、その、ほっ、ってやつは、モノマネね。
っていうことでね、もうびっくりしてしまって、そんなモノマネするやつおるかと、この世に。
ね、僕の最も身近にいましたよ。
切り口がね、面白い。
ね、まあこんな風に、なんて言いますか、狙って面白いものもありな、これね、笑われる程度やったつもりではないんですよね。彼女でも至って真面目にやるんで、それがまた面白くてね、ちょっと爆笑してしまったよっていう話なんですけど、
まあこんなね、お話がね、本当に毎日何かしらあります。
もしね、ご要望があれば、ぜひコメントに書いてください。
そうすればね、彼女もコメント欄見ますので、時々はね、この面白いネタ話してもいいよって言ってくれやすくなるかもしれませんから、
皆さんのコメント、ね、次第でこれからどんな話ができるかね、変わってきますので、ご興味ある方はね、ぜひぜひコメントをよろしくお願いしますね。
はい、ということでね、気を取り直して、今日の本題に入っていきたいと思いますね。
今日の本題は、特例子会社の在り方、見学ツアーレポからの気づき、というタイトルでお話をしていきたいと思います。
いやもうタイトルままなんですけど、今日はね、先日息子の通う特別新学校のね、PTAの方々が、まあうちの妻もなんですけども、企画してくれて、
それでね、お邪魔させてもらった障害のある方が働く事業所の見学のレポートをお届けしようと思います。
2カ所行ったんですけどね、今日は1カ所目、特例子会社というところに行ったんですが、そのお話をする前に、まずね、障害者雇用の現状について少しお話をしていきたいと思いますね。
障害者雇用ってどうですか?この放送を聞かれている方は、障害のある方の親御さんであったりとか、障害のある方を支援されている方っていうのが多いかもしれませんけども、
全く関係ないよっていう人も、実はね、割と聞いてるっていう風にデータで出たりしてますけどね、なので障害者雇用の現状について、知ってる人も知らない人もね、改めて確認してもらえればと思うんですけどね。
まずね、障害のある方、どれくらいいると思います? 実はね、全国に約1,165万人です。
そのうちね、働き盛りと言われる生産年齢層っていうのは、461万人なんですよ。
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で、この461万人の障害のある生産年齢層の中で、企業で働いている人ってどれくらいいると思います?
これは約ね、68万人に留まってるんですよ。
この数字だけでもわかるように、まだまだ就労の機会の拡大っていうのが必要だっていう現状を知ってもらえればなというふうに思います。
1,165万人、それはね全体なんで全年齢ですけども、生産年齢が461万人いる中で、企業勤めは68万人というこの現実ですよ。
これはね、やっぱりまだまだ課題だなっていうところをね、皆さんに知ってもらえたらなというふうに思って、一番初めに話させてもらいました。
それではね、特例子会社のことについて少しお話ししていこうと思います。
あの全然先に話しますけども、何の忖度とかね、癒着とかもございません。
ただ行った事業所のね、感想を述べるだけなので、何かしらね、僕親として今日は参加、昨日は参加したので、
その熱が熱いうちにね、ちょっと話していこうと思いますけど、割と感動したんですよ。
なのでその話をお届けしたいと思います。
昨日行った事業所はね、TOTOグループ、わかります?
おトイレで有名なTOTOですよ。
TOTOグループの特例子会社である、サンアクアTOTOというところだったんですよね。
この会社、実はね、もう結構歴史長くて、1993年の設立、だからもう30年以上、32年目ですかね。
30年以上、当事者、障害のある方が中心となってね、製造や事務サポート、名刺作成などを手掛けていました。
で、内訳は、社員の内訳はというと、そのサンアクアTOTOさんには社員が146名在籍してるんですけども、
そのうち94名が障害のある方。
その内訳は、知的障害42名、死体、体の障害23名、聴覚9名、精神13名、内部機能障害4名、視覚3名とね、
本当にバラエティーに富んだ障害をね、持たれている方が社員として働いていました。
ツアーの流れとしては、初めにね、社員の方から会社の概要であったり、歴史であったりっていうお話を聞いた後に、
まあ、半別れしてね、グループに分かれて、まあ、会社の社員の方の案内の下、施設内の事業所内のね、見学をさせていただきました。
で、またね、一番初めに集まっていたホールに戻って、質疑応答をして終了、みたいな流れでしたね。
で、僕がね、まず、会社のね、この全体の中で最も印象に残ったことっていうのはね、
まあ、TOTOの2代目の社長さんの、モモキ・サブローさんっていうのかな、ちょっと漢字が読めないな。
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多分、モモキ・サブローさんなんですけど、調べろよってね、ね、の言葉ですよ。
ね、「良き品物を作る前に、良き人を作ること。」っていうね、言葉です。
ね、これね、実は会社説明の中でも、一番最後にね、うん、見学終わって最後の流れ、質疑応答の流れで聞いたんですけど、
もう、この言葉がね、この見学ツアー全ての答え合わせになったなっていう風に感じました。
ね、もう企業の根底に人作りですよ。良き人を作ること。
ね、これを据えるTOTOの思想を、ね、障がいのある方もない方も共に成長し合う、ね、ノーマライゼーションのね、
その実践が、この三悪悪TOTOのもう随所にね、息づいているようにね、感じたんですよね。
まあ、それではね、ここからはちょっと具体的なとこをね、まあ、メモったんで、そのメモを読みながら話していこうと思いますね。
まあ、僕の振り返りも兼ねてなんで、よかったら聞いてください。
まずね、三悪悪TOTOの設立までの流れなんですけどね、そもそもこのTOTOという会社は1964年、今からどれぐらい?60年前ぐらいか、
このタイミングでウォッシュエアシートの製造を開始しました。これ何かというと今で言うねウォッシュレットですよね。
そう、で、ここから1971年、障がい者向けの設備や器具の開発をした。
よく、デパートとか大きめの障がい者用のトイレがあるところに、何て言いますか、トイレの横にさ、手すりみたいなのがあるじゃないですか。
そういったもので、要はその左右どちらからでも吸われたりとかするような、そういう設備とか器具の開発をされていたみたいですね。
で、そこから20年経って1991年、障がい者雇用の拡大方針を策定したと。
そして1993年に県と市と東東で3セクっていう第三セクターの特例子会社を設立したよっていうね、流れになったみたいですね。
そして今に至ると。で、その雇用の状況ですよね。東東グループ全体で実はですね、329名の障がい者を雇用しているらしいんです。
東東グループって言うとね、もう全国にありますからね、この329名という東東の障がい者雇用の社員数は何パーセントでしょうか。
全体の何パーでしょうかというと2.7パーセント。法定雇用率が今一応2.5パーセントのはずなので、それはね少し上回ってるよっていう感じなのでクリアしてるんですけどね。
ただその特例子会社という仕組みを使って、3悪悪東東のことなんですけど、特例子会社またちょっと後で話しますけど、その329名のうち障がい者3悪悪東東単体で94名をね、雇用しているという感じになってます。
でね、この3悪悪東東の中での取り組みがねちょっと特徴的でね、まず何してるかっていうとね、製造がねメインですよ。
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そのエアインシャワーとかいうものであったりとかバルブユニットみたいなものの、製品そのものの最終形じゃなくてそういった製品の部品のね、組み立て組み込みね、これが主な業務になってますね。
で、そういったものを作っているからやっぱり部品がたくさん使われるとね。じゃあどういったことに気をつけているかというとね、例えば小さな玉をね10個ずつ数えて移してくださいみたいな作業があるとすると。
そうすると1、2、3、4、5、6、7、8、9、10っていう風に小さな玉を取って移すのでは時間がかかったりとか間違えちゃったりする。どうしたらいいかっていうことになったらもうね、部品の数を数えるために専用のスプーンを作るんです。
もうそのスプーンで玉をガサッとすくうと、例えば10個とすると10個しか取れない形のスプーンになってるんですよね。
こういったものを開発して誰もができるようにするとか、あとはそのまあいろんなね製造業をやっているのでいろんなセクションごとにとかその特性ごとに障害の多様ですしね。
はい、なので改善提案シートというものを受け付けるようにしているとね。
あとはその改善提案シートっていうのはやっぱり自分で自発的に改善を提案しなくちゃいけないので、そういったことはちょっとやっぱり言葉がうまく出ないとか、柔道の障害の方もいらっしゃいますからね。
なので難しいっていうことの場合には困りごとカードっていうものをね準備していて、その個々の声を形にできるような仕組み作りをねしています。
で、月1回のね10アップ報告会というものがあるらしくて、これはねその部長とか課長とか社長がね出てきて、改善成果をねもう直接共有したり、
なんならこう素晴らしいものについてはもうとうとうグループ本社に挙げて、そこでね結果を何と言いますかコンテストみたいな感じにしてグランプリを選ぶみたいなね、そういったこともしているみたいですね。
なんかね改善についてそういうね楽しい取り組みっていいなっていうふうに思ったりしましたね。
はい、あとはね働きやすい環境づくり、僕ら障害を持った子供の親っていうのはそこをね結構考えますね。
他にもやっぱりいろんな障害をね持たれた方がたくさん働いてますので、やっぱりそれぞれにね働きやすい環境づくりっていうのが大事だと思うんですけども、例えばねお一人様席っていうランチスペースがあったりとか、
あと昼寝を推奨しているとかねそういう部屋があったりとか、あと個室ランチみたいな感じの多様な休息スペースがね
設けられていたりとかしましたね。あとはねその工場内の見学をさせてもらったんですぐるーっとね。
車椅子用のミラー、車の交差点とかね、道路の交差点とかにあるような高い位置にあるさ、両方が見えるようなミラーとかね、そういったものがあったり、あとは無理のない姿勢で作業できる高さ制限とかね、
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柱に、子供の頃柱に背をつけて、お前の身長132センチみたいな感じでカンって鉛筆で書かれたような感じの、そういった雰囲気でちゃんと高さ制限メモリーがね打たれていたりとか、
あとは足元をねなるべく綺麗にするようにということで、天井にねあの電線系の配線はね全部配置しているような感じですね。
ガラガラガラっと動かすようなレールがね天井にたくさんあって、必要な電源とかはもう天井から垂らすみたいな感じなので、下はほとんどフラット、もうね作業するテーブルとか以外は何もないような状況でね非常に綺麗でしたね。
上から垂れる配線は若干賑やかに見えましたけども、それはね安全性とかそこらへんを考えるとね、全然そっちの方がいいなスタイリッシュだなというふうに思いました。
あとはね、障害種別の研修とか、サポートをする方の研修とかね、管理候補者の研修、健康管理とかね、本当に会社全体で社員をサポートする体制が整っているなっていうふうにね感じました。
あとね、評価もあるんですよ。業績評価みたいなやつ。
この評価とか給料は、障害の有無に関わらずね、同じ基準で決められているらしいです。
いやこれもね、僕的にはなかなかね、痺れましたね。
あとはね、地域や家族との繋がりみたいなのも大切にしているみたいで、ハートフルデーというね、これね会社を開放する日らしいんですけど会社開放日みたいなのを設けたりとか、
大手企業さんとか外資金企業さんとかってやられているとこあったりするイメージが勝手にあるんですけどね、うちの会社はないです。
昔ね、県庁で働いてた時はね、あったんですよね。
まあ開放日とまでは言わないけど、子供がね見学に来ていいよっていう日、自分の娘、息子が職場に来てね、見学をするっていうところがあったりしましたね。
まあ先輩のお子さんが来るっていうことで、その時僕はね、映画館のさ、映画始まる前に出てくる映画泥棒ってわかります?
あれをね、ダンボール箱で作ってね、本当にダンボールを準備して、カメラの丸い部分はね、ホームセンターに行ってケーキの型とかを買ってさ、
全部映画泥棒のカメラの頭の形に作って、銀色の落下スプレーで拭いて、その上から透明のコーティングスプレーして、みたいな感じでね、本物さながらの映画泥棒をね、帽子を自分で自作してね、
その子供が職場に遊びに来た時にね、先輩の隣の隣に僕は座ってたんですけども、映画泥棒として座ってました。
ビビられましたね、はい。ね、そんな思い出もありますけども、やっぱりこう家族との繋がりとかって素敵ですよね。
そういう会社会保備を設けたり、あと地域の清掃活動みたいなね、ボランティア活動も参加したりしてるみたいです。
ね、あとはね、こういう僕らみたいなその見学っていうのも積極的にね、受け入れをしてくれてるので、本当にね、受け入れ体制がバッチリだったなというふうに思います。
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あの、受け入れ慣れしているというかね、各自ね、あの、トランシーバーを持たされて、やっぱり工場内とかって音とかがするから、その、
ね、連れて行ってくれるガイドさんの、ガイド社員さんのね、説明が聞こえづらかったりするんですけども、そこにね、イヤホンつけてるんで、もう、
トランシーバーのイヤホンから全部聞こえちゃうみたいな感じでね、非常にね、まあ聞きやすかった。説明も入りやすく、見学が進められたということですごいなというふうに思いました。
ね、こんな感じで地域の方や家族、あと支援する方々との繋がりをね、大事にされてるんだなっていうところもね、好印象でしたね。
でね、まあその、見学中に特に印象的だったのは、見学のね、案内をね、してくれてた方が言ってたね、
困り事はそのままにしないっていう考え方ですね。これはなぜかというと、困り事を相談されてそのままにしていると、相談した人は、
どうせ言っても変わんないだろうっていうふうにね、諦めちゃうっていうことでした。
まあ確かにな、僕も思い当たる節がある。
ね、でもそういう諦めをね、なくすために、例えば、自分はこういうことができないから、こういう道具を作ってほしい、それこそさっき一番初めに話した、
ね、小さな玉を10個数えるためのスプーンを作ってほしいみたいなね、オーダーが出た時に、業者にじゃあオーダーを出しました。
業者が作ってきました。もう上手く作れたとしても納品までに数週間かかるから、
ね、もう改善されないじゃないかって思うね、フラストレーションが溜まることもあるでしょうし、
オーダーしたものは帰ってきて、実際にそれが使えるかどうかっていうと、若干の寸法が違って全然使えなかったりとかね、するとそれも意味ないじゃないですか。
そういったことをなくすためにね、ここの会社、3Dプリンターをね、自社で配備してました。
ね、だからその3Dプリンターを使って作業を助ける道具をね、自社で作成してましたね。
こんな風に技術と工夫で仕事に関する困りごとの解決を実現していってる。
もうこれってさ、もう障害あるなしに関わらず、普通に会社と社員との信頼関係構築が半端ないですよね。
いや、羨ましいって思いましたもん。でね、その見学の案内してくれた方がね、続けて言ってたのが、
これやってた結果ね、会社側としてもわかったことがあるっていうことで、
それはね、障害のある方が使いやすくなった設備っていうのはね、実は障害のない方にとってさらに使いやすいものになる。
ね、こういう話をしてました。でも障害のない人はさらに使いやすい、それを思いつかない。なぜならできているからっていうことなんですけども、
それを使うとさらに良くなるっていうところで、これってさ、まさにユニバーサルデザインっていう考え方につながりますよね。
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さらになんですけどね、これね、見学の終盤で気づいたんだけど、案内してくれてた、その見学の案内してくれてたね、社員さんも障害力用の方だったんですよ。
全然ね、ご本人が言うまで気づかなかったんですけど、確かに言われて気づいた。右腕が全く使えないの。
左手でね、こうジェスチャーしたりとか、マイク持ったりとかしてたんですけどね。右腕はね、ずっと脇に資料を挟んでるだけだったんですよね。
確かにしかも右腕も細くて、わあ、そうだったんだって思いました。ご本人曰くね、若気の怒りでね、使えなくなったって笑いながら話してましたけども、
それもね、安定した職にね、つけているからゆえの笑顔だなっていう風にね、思いました。
ちなみにね、それカミングアウトした時に、何の時にカミングアウトしたかというと、会社の敷地にね、30台分だけある屋根付きかつ会社まで濡れずに直結で入れる駐車場っていうのがあってね、その駐車場の説明をしてたんです。
その30台分のうち18台は車椅子とか、その説明されてた片腕が使えない方みたいに、その駐車場を使わないと確実に雨に濡れてしまうような人がもうね、優先的に取れるようにしているんですって会社が決めて。
で、残りの12台分はっていうと、これが面白くて、身分の差関係なく希望者を募り、全員で厳正な抽選会が行われるそうです。
なかなかね、部長とかそういう役職関係なく全員フェアに行ってますっていうことでしたから、そういったところもね素敵だなというふうに思いました。
そして何より、その見学の案内してくれてた方なんですけど、障害の当事者であるということが分かり、その当事者が語った、いや、配慮はするけど甘やかさないですよっていうフレーズがね、めちゃくちゃ強烈でしたね。
なんでね、強烈だったかっていうとね、特例子会社っていうものの説明をしておかないとちょっとこれいけないなって思うんですけど、特例子会社っていうのは障害のある人が働きやすいように特別な配慮をして作られた親会社の子会社のこと。
これ厚労大臣の認可を受けることでね、障害者雇用率の計算において、親会社と一体として扱ってもらえるっていう特例があるんです。
だから特例子会社って言うんですけど、これどういうことかっていうとね、例えばこのTOTOグループっていうと、たくさんの会社が、支社があります。
その支社ごとに法定雇用率、障害者の雇用率を達成しましょうっていうのじゃなくて、TOTOグループ全体で特例子会社の社員も含め、障害者雇用率に達しているかどうかっていうね、計算にできるということなんですよね。
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でね、この特例子会社って僕ね、これまでのイメージなんですけど、なんかさ、言い方ちょっとマイルドにできないかな。
会社のお荷物さん、障害のある方をお荷物さんみたいな感じで捉えて、その特例子会社というところに一箇所に集めてる感じがしてさ、正直ね、あんまりいい気がしてなかったんです。
でもね、今回見学させてもらって、中で働いてる人見て、ちゃんとね、みんな組織の一員として尊重されているなっていう風に感じました。
えっと、どこでね、感じたかっていう、ほんとにブシブシ随所に感じられたところがあったんですけど、一つね、昨日の見学の中でエピソードがあるとしたらね、見学中の工場の製造の場所の見学中にあった窓の鍵。
いわゆる、何、横にガラガラガラって開けるタイプの窓ですから、鍵がねさ、窓の真ん中についてるわけですよね。
こう、上下にカチッカチッってこう上げ下げしてね、下げることで鍵が開くみたいな感じの、もう昔からのね、オーソドックスな窓の鍵ですけど、
その窓ね、なぜ、大きな窓がね、工場の中にあったんですけど、なんでそれね、つけてるかっていうと、やっぱり工場って結構ね、集中して目の前の部品とかの作業をするけど、
ふとね、外に、まぁ緑の良い景色があったりするとそっちでね、少しリラックスしてもらったりできるんじゃないかっていうことでね、大きな窓をつけてくれてました。
でも、やっぱり日が強いと日差し、日をね、避けるためにブラインドをね、してるんですよね。
で、ブラインドを閉めると、今度は窓の鍵を開け閉めしようとした時に、窓の鍵がさ、ブラインドに隠れるからどこにあるのかがわからなくて、
もう鍵近辺と思わしき場所のブラインドは指突っ込まれまくってもう曲がってたんですよね。
この、曲がってたことが問題なわけではなくて、鍵を探す時間というのが会社としては時間の無駄だっていうふうに思ったんです。
その見学の時に案内している方が言ってました。
鍵を探している時間にお金は発生しないんですよ。
でも、作業している時間にはお金が発生するんです。
だから、鍵を探す時間をなくすために、ブラインドの上からでもわかるように、鍵部分にね、色付きの本当はオーソドックスな丸いシールがあるじゃないですか。
あの丸シールをぺたって貼るように工夫したっていう。
それでね、速やかに窓の鍵の開け閉めができるようになったっていうことで、作業時間がね増えたっていうことで効率が良くなったっていうことだったんですけど、
この話を聞いた時にね、本当に会社の戦力としてみんなカウントされてるんだなっていうふうに思ったんですよね。
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やっぱりさ、福祉、障害者雇用っていうのは福祉の領域に入るのかもしれないけども、
なんか、それでもやっぱ仕事じゃないですか。
だからね、優しさとか思いやりとか、もちろん大切だと思うんですけど、
非常にやっぱり仕事だから、働く場だから、社員としてどう効果的に機能するかを考えてくれる姿勢。
その辺を重点的に見てくれていること。
これが本当に障害あるとかないとか関係なく、みんな社会の一員だぜっていうね、
まさにノーマライゼーションを体現している場だなっていうふうに感じました。
いやー、本当ね、見学行ってよかった。
これ本当メモのほんの一部しか喋ってないんですけど、めちゃくちゃ長く喋りましたね。
いや、割とね、結構盛り上がりました。気持ちがね。
そんな感じでね、いい見学ツアーだったなっていうふうに思いましたね。
ちなみにね、見学はね、2軒行って、
明日の放送ではね、もう1軒行ったところ、今度はね、特例子会社じゃなくて、
就労継続支援A型、B型事業所のレポをするつもりなので、
お楽しみに。これはね、土曜日の放送になりますし、
ちょっとね、ライトな感じの放送になるかな、柔らかい感じの放送にできるかなっていうふうに思います。
はい、お楽しみにしていてくださいね。
ということで、エンディングのお時間です。
社会福祉士タダのお気楽ラジオでは、今お聞きのあなたからメッセージをお待ちしています。
私、社会福祉士のタダに聞きたいこと、質問、相談、なんでもOKです。
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それでは、今日も素敵な一日に。
お相手は社会福祉士のタダでした。
またおいで。