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  2. #105 生活保護費の地域格差〜..
2024-04-26 15:01

#105 生活保護費の地域格差〜算出方法とその歴史〜

「生活保護費は地域格差がある?」

そんな質問があったのでお答えしました。

実際かなり細かいのですが、
今回は大筋の部分だけどお話しています。

⚠️雑談が長くなってしまいました
本題だけ聞きたい方は4分くらいから聞いてください🙇‍♂️

#社会福祉士 #ダウン症 #子育て #子育てパパ
#生活保護 #MOONCHILD
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普通の幅を広げていく社会福祉士のお気楽ラジオ。この放送は、現役の社会福祉士で、障害児子育て奮闘中のTadaが、人と環境の相互支援に着目した発信を通じ、皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さん、おはようございます。社会福祉士のTadaです。4月26日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
一昨日のニュースで、ムーン・チャイルド解散というニュースが大々的に出てたんですよね。
ムーン・チャイルドといえば、ムーン・チャイルドですよ。
30代、40代くらいの人にはわかるでしょうね。伝説的なロックバンド、エスケープのムーン・チャイルドですけども。
ムーン・チャイルドって解散したんだねって妻と雑談してたんですよね。
すると昨日、妻からLINEが入ってきて、知らない女性の何人か組の写真が出てきたんですよね。
で、下に文が添えられてて、私たちが思ってたのと違うっぽい。この女性がムーン・チャイルドだった。
誰?ってなったんですよ。
見てみたら、3代目ジェイソール・ブラザーズのオミ君がプロデュースしてる女性ユニットだったんですね。
最近のことを全く知らないんだなって思いました。
僕の中でのムーン・チャイルドは、永遠にエスケープのムーン・チャイルドですよ。
でもね、そんなことを言いながら調べてみたら、あのエスケープのムーン・チャイルドの方を調べたら、1995年に結成。
代表曲エスケープが売れたのが1997年。そして解散は1999年。
解散しとる。ずっと前に解散しとる。よく考えたら解散してるの知っとったかもしれん。
でも解散したことなんてまた長い時を終えると忘れてしまうんですよね。
僕の記憶にあるのは、いつかな?でも10年とか経ってないと思うんですけど、いつかの24時間テレビの企画の中でムーン・チャイルドのボーカルだった人がどっかのライブハウスで夜通しムーン・チャイルドエスケープを歌い続けるっていう企画。
これめちゃくちゃ面白かった記憶があるんですけど。
どなたか見た人います?なんかこの話共有できたらいいなって思ったんですけどね。
あとその類僕結構好きで、同じく24時間テレビでダンディ・サカノがずっとゲッツし続けるってやつもかなり好きでしたね。
継続できる人ってやっぱり好きなんだなって僕根本的に思ってますね。
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はい。
なんか馴染むってありますよね。継続は力なりじゃないですけど、初めあんまり好きじゃなかった曲も毎回ずっとCMで流れてくるとなんか当たり前になっていつの間にか好きになってたりとか、
受けなかった話でも3回連続地震もって言ったら結構笑い取れちゃったりするとかね。
僕が生活していく中であるんですけど、そういった効果、続けていく効果っていうのもあるんじゃないかなとふと思ったりもしました。
ということでちょっと長くなりましたけど、そろそろ真面目な本題に入りたいと思いますのでよろしくお願いします。
今日のお題は生活保護の基準学ってどうやって決まってるっていうタイトルでお話をさせていただこうと思います。
先日のYouTubeライブ、苗刈り武雄先生のYouTubeライブにお邪魔させていただいて生活保護のお話させていただいたんですけども、
コメント欄をね、遡って見ている中でいくつか拾って回答できるものをね、答えていきたいなというふうに思ってたんですけども、地域によって格差があるっていう話、
ライブの中でも少しお話しさせていただいたんですけども、もうちょっと詳しくこんな感じで決まってるよっていうことをお伝えできればなというふうに思って、
今日の放送させていただきました。
生活保護を受けていて、実際に保護を受けている方のポケットに、口座にお手元に支給されるお金って大きく言うと2つの種類なんですよ。
1つは生活扶助費って言います。
もう1つは住宅扶助費って言います。
要は飲食、住のお金なんですよね。
もちろんこれだけじゃなくて他にもプラスアルファの部分はたくさんあるんですけど、
例えば障害者手帳や障害年金をもらっている方は障害者加算がつく人もいますし、
あとは小中高に通っている人、部活に出ている人とかね、
その状態に応じて出るお金っていうのもあります。
あとはそのご本人たちに直接支給されないけど、病院代医療扶助っていうものと介護の、
65歳以上だったら1割負担の部分を生活保護の方で1割払うんで実質0円みたいな感じになる介護扶助費っていうのを支払ったりしてますよっていう感じです。
なんで今回はその大きなお金の部分である生活費についてお伝えしてみたいなというふうに思いました。
生活費は結構これが地域によって差があるんですよ、実際に。
どんなふうに分かれているかというと、都会はやっぱり高め設定、田舎は低め設定になっています。
6段階に分かれていますね。1級地の1、1級地の2、2級地の1、2級地の2、3級地の1、3級地の2っていうふうに分かれています。
この9地を横軸として考えるならば縦軸に年齢っていうのがあるんですよね、まず。
まずこの食費相当部分に関してはその住んでいる場所と年齢によって計算方法が違ってきます。
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ちなみに年齢は11段階、0歳から75歳以上までっていうところの11段階に分けられていますね。
例えば1級地の1、1番都会ですよね、の例えば20歳にしましょうか。
20歳だったら食費相当部分に関しては46,930円。令和5年10月のデータですね。
それに対して1番田舎の3級地の2でいくと20歳は38,950円。
だからだいたい6万円、6千円くらいの差があるって感じになるんですよね。
あとは水道高熱費に関しても1級地の1から3級地の2までの6段階に横軸分かれていて、
あとは縦軸は人、人数ですね。
これも瀧澤先生のYouTubeライブ見てもらったら少しお話しさせてもらってるんですけど、
要は人が1人で暮らしているときの水道高熱費があるじゃないですか。
人が2人とか3人暮らしたら水道高熱費って2倍とか3倍になりますかっていうとならないですよね。
なので人数が増えていくにつれて増えるんですけど、そんなに大きく食費ほどは増えていかないようなものになっています。
イメージ的には食費相当部分はその人ごとに、水道高熱費は世帯ごとに、ご家庭ごとにっていうイメージですかね。
そして住宅費、家賃ですよね。これも地域によって全然違ってきますんで、
これは具体的にいくらっていうのは僕もあんまり情報持ってないんですよね。
ただ聞いたところによると東京とかだったら5万なんぼとかっていう風に聞いた気がします。
僕が住む近くの福岡県エリアでは2万9000とかね、そのぐらいが月々の家賃の上限になっているイメージですね。
じゃあね、その食費とか水道高熱費とかってどうやって決めてるのって、このお話はしてなかったのでちょっとお伝えしたいと思うんですけど、
これにはね、実は歴史的な変遷があります。これまで4度にわたってその保護費の算定基準の算出方式って変わってきてるんですよ。
どんな感じかっていうとね、もともと初めの12年は昭和21年、22年ぐらいなんですけど、
標準整形費方式っていう方式をとってました。これはね、その当時の経済安定本部っていうところが新しくて、
そこが決めたね、人別の生活費を算出して、それをベースに生活保護の基準を出すっていう方式だったらしいです。
で、その後しばらくはマーケットバスケット方式って言って、最低生活を営むのに必要なもの、飲食中に必要なものをね、
仮に一個一個一つ積み上げていく感じ、要はカゴの中に、マーケットバスケットの中に入れていって、
そこから最低生活費を算出してみたりっていう時代がありました。
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さらにはエンゲル方式って言って、これはもうご存知、エンゲル係数ですよね。
必要な栄養を取るための食品を買うために必要な金額はどれぐらいなのかっていうことで生活費を出していくっていう方式でしたね。
で、そこから高度経済成長期に入ったので格差がどんどん広がっていったから、その格差を小さくしていこうということで格差縮小方式っていうのを取ったんです。
で、その後1984年に最後の方式の変化があって、これ以降それが使われているんですけど、水準均衡方式っていうのが使われています。
これは縮まりすぎた生活保護を受けている人とそうでない人たちとの格差、これをちょっと均衡、バランスをとっていこうということで採用されるようになった方式になります。
これどんなものかというと、生活保護利用者を除く低所得世帯、収入の低い世帯ですね、収入順に並べて十分割するんですよ。
十分割した中で一番収入が低いグループを出して、その収入が一番低いグループが日々使っている金額と比較するっていうのが水準均衡方式のやり方ですね。
こんな感じで生活保護の生活費に関しても時代の流れとともに計算方法、算定方法が変わっていっているんです。
ただ長らく変わっていないんですけど、ずっと一定の金額じゃないです。
一応5年に1回見直しが行われていまして、その度に水準均衡方式での見直しを行っているような感じです。
ただ5年に1回の見直しで5年ごとにガバーンと変わるわけじゃなくて、次の5年までに段階的に見直した金額に近づいていくような方針をとっていますので、大きく生活費が変動することはないんです。
これは一つの利点ではあると思うんですけど、逆にデメリットもあるんですよね。
それは今みたいに経済状況が劇的に変わっているとき、生活を受けている受けていないに関わらず、結構ダメージを受けている人たち多いと思うんですけど、
部下がめちゃくちゃ上がりましたよね。
だけどそんなに保護費が上がっていないんで、正直現場にいて思うんですけど、かなり生活がきついだろうなという風に感じていました。
その分、いろんな給付金とかで補填していっているような感じではありますけど、給付金って一家制のものなので、やっぱり心の安定にはつながりにくいですよね。
そこらへんは時代の流れに沿って柔軟な対応ができるような国であってくれたらいいのかなという風には、僕としてはちょっと思ったりします。
ただね、こういう思いもあって、水準金庫保護費、実際いいのかなと思っている反面もあります。
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なぜかというと家庭訪問していく中で、高齢者の一人暮らしとかって結構きつい生活を送っているなという風に感じるんですよ。
支給している金額もわかっていますし、だけどやっぱり母親世帯であったり父親世帯であったり、子供がたくさんいる世帯ですよね。
かなり保護費高いなという風に僕は思っていました。
最低生活費をはじいて、結局その最低生活費を超えないと経済的な自立は認めないという制度なので、
到底超えようがないような最低生活費の算定になっていましたね。
ここもちょっと補足率の低さというところ、要はその諸外国に比べて生活保護を必要としている人たちが生活を受け入れていないよというのを補足率と言うんですけど、
補足率の低さを指摘する声もあるんですけど、最低生活費の調整がもしかしたらちょっと違うのかなって思ったりもします。
こんなに高い最低生活費で生活している人そんなにいないよっていう意見もあるし、僕自身も実際思ったりする時もありますね。
どんな方法が一番最低生活費の判断をしやすいのかって言われると、それは僕は賢くないのでいいアイディアは思い浮かばないんですけど、
頭のいい方々が考える基準と現場で見ている基準はちょっと乖離しているかなという考えを持っていますというところで、今日のお話を終わりたいと思います。
最後に付け加えておきますと、あくまでもその最低生活費が高い、高い最低生活費で生活している人が良くないとはこれっぽちも思っていないです。
最低生活費の設定の仕方自体に疑義があるっていうだけなので、保護を受給している方に対して文句があるとかそういった話ではないので、そこだけ聞き間違いないようにしていただければと思います。
今日は長くなってしまいましたけども、最後まで聞いていただいた方、本当にどうもありがとうございました。
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それでは今日も素敵な一日に。社会福祉士のタダでした。またおいで。
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