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2025-07-14 15:01

【光のかさなり】銀を使わず、やわらかに光るラメ糸メタオパール。現役TES資格保持者「福永社長」によるラメ糸解説20

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商品紹介第4弾はメタオパールです!

ラメ糸をご存知の方はオーロラ調ラメという方が馴染みやすいかもしれません。

銀を使わずキラキラと穏やかに光るラメで、一時期は爆発的に流行したのだとか。

どういった構造でその光り方をするのか?日本でのオーロラ調ラメの始まり!など解説しています!


○このポッドキャストを聴いた人はどんな変化があるか

毎週楽しみながら繊維の知識が増えていく。一ヶ月で4〜5個、一年で52個の知識が増える。

→仕事場で会話にすると、自分が着実に成長している事を実感できる。


○こんな人にピッタリ

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サマリー

今回のエピソードでは、光沢感が独特で色が見る角度によって変わるラメ糸「メタオパール」に焦点を当て、その制作過程や用途について深く探ります。福永社長は、メタオパールがどのように業界に革命をもたらしたかを話します。

ラメ糸の紹介
ジョブオール 福永ひとしの繊維の泉
始まりました、泉工業株式会社、福永ひとしの繊維の泉。
この番組では、ラメ糸の魅力や作り方、使用法についてお話ししていきます。
ラメ糸は、織物や編み物、刺繍や縫製など、様々な場面で使われ、製品に華やかさを添える大切な存在です。
どんな種類があるのか、扱うときの注意点は、そんな疑問にも丁寧にお答えしながら、ラメ糸の世界を深く探っていきます。
お相手は繊維業界40年、福永社長です。よろしくお願いします。
さあ、何週間前に、そろそろ暑くなってきたと言ったんですけど、もうめちゃめちゃ暑いですね。
もうここ2、3週間ぐらいで急激に暑くなって、
で雨も。雨、まあ梅雨が明けたんでね。 湿気もすごいですね。
まだまだ、こっから、こっからなんですけど、もう終わってほしいという気持ちが強いですね。
僕はね、寒いより暑い方が好きなんで。 確かにそうでしたね。僕は寒い方が好きですね。
暑い方が好きっていうのは、どの辺が好きっていうか。 寒いのが嫌いなだけ。
寒いのが嫌いなだけですか。なるほど。 寒いと本当に全然動く気がしないというのが。
動物で言う冬眠みたいな感じですね。 そうそうそう。
冬眠から明けたって、身内では社長の冬眠が明けたとかって言われることありますよ。
そうなんや。 全然動かへんねんけど、春とか夏とかになってくると外で植物がね、いっぱい生えてくると、きったりしてるんで。
そうですね。 冬眠から明けて活動に入ると。 草刈りが始まるんですね。
いつもの風景な感じが、そろそろ日常化してる。 僕ももう3年ですけど。
この時期の植物の成長度ってすごいからさ。 すごいですね。
もうちょっといつも思うけど、もう見習わなあかんなあって思うぐらいのすごい成長力やから。
それでは本編の方、今回は何の商品をご紹介してくれるんでしょうか。
メタオパールの特性
今回はメタオパールという商品になります。 メタオパール。
これはご存知の方もいらっしゃると思いますけど、オーロラとかパールとかという風に表現されているラメ糸で、
シルバーとかゴールドっていう光沢感ではなく、ちょっとレインボー調に光る、見る角度によって色が変わるっていうラメ糸ですね。
見る角度? 光の入る角度で見え方が変わるというのか。
加工でそうなってるんですか? 構造的には多重積層という風に言ってるんですけども、薄い層を何層も重ねたフィルム。
これを細く切って、そういう見え方になると。 ということはフィルムから仕入れ張るんですか?
そうですね。もともと一番最初はアメリカ製のフィルムで、これを弊社の先代ですね、僕の父親、君のおじいちゃんがアメリカに行って、このフィルムを仕入れてきて、
糸にした。 というのがスタートですね。
業界的には本当にそこがスタートで、ものすごい速というわけではなかったですけども、ある程度の期間を置いて爆発的にヒットしたと。
やっぱり見え方によって色が入り見え方が違うっていうのは、メタオパールだけですか?
そういうわけではないですね。乱反射で色が変わって見えるという形なので、その乱反射で見え方が変わる構造というのは一応他にもありますね。
ただこれまでのラメ糸、金銀紙とかっていうのは、シルバーとかゴールドとか、あとはカラーラメとかっていうふうに言われるようなメタリック感、金属光沢感っていうのが一般的だったのが、全然違う光沢感っていうんですか。
これはもう本当にびっくりする状態だったと思いますね。業界関係者の方に聞くと、僕も一番最初にその糸を作ったっていう時はまだ会社にいなかったので、先輩方に聞いた話では、もう本当に業界初の商品なので、非常に驚異的というのか、びっくりしたというのか、そういうのは聞いたことがありますね。
その多重積層って言われてるもんって、ほんまにフィルムのとっそり薄いやつを何個も重ねたような感じになるんですか?
そうそう。数百層というふうに言われてるね。
すごいですね。ただのフィルムなんですよね。
ただのフィルムです。
なんか別に塗ってるわけでもなく?
そう。
へえ。
紫積層も入ってないから。
はい。それだけであの色になるんですか。
そうそう。
それこそ僕は年始でいろいろ仕事させてもらって触る機会は多いんですけど、黄色とか緑とか、薄緑とか薄黄色みたいな見え方するんですけど、あれフィルムだけってことなんですか?
フィルムだけですね。色ついてないし。
もちろん元々のメタパールのフィルムに黄色を塗ったり、ブルーを塗ったり、赤を塗ったりっていう風な商品は、色展開をわざとつけている商品っていうのはあるんですけども、元々の気なりの要素というのは色相はないです。
へえ。ということは、厚くても、厚さが厚くても、それめっちゃ重ねたらこれっぽく見えるんですか?
そうそう。
メタパールっぽく。
そうそうそう。
はあ、そうなんですか。
まあ、入った光が、その積層の状態によって乱反射する。
その、敷き詰められてるんですか?ちょっと間空いてたりするんですか?
空いてない。
くちゃくちゃになったりとか。
空いてない。
へえ。
空いてたら、そんな柔軟ミクロンとかに作れへんからね。
確かに。どんだけ細いねんになりますね。
へえ。加工ってどうやってやってるんですか?純粋に。
まあ、普通のT台で多分作ってると思います。
T台?
T台っていうね、フィルムを精密する装置ですね。
ああ。
一応僕もアメリカに行って機械は見せてもらったんですけど、
ちょっとその時は動いてなかったので、ただ見た感じ普通の装置でした。
へえ。
これで精密してるという風には言われてましたんで、英語でしたけど。
でも見たことあるんですね。
一応見たことある。
でもアメリカで作られてたけど、今は日本でも作られてるんですか?
いや、もう今日本で作ってないね。
ああ。
一時はね、作ってられるメーカーは、近い状態のものを作ってられるメーカーはありましたけど、もう辞められてますね。
今はもう逆に台湾とか中国とか、その辺の国で生産されてるものが多いですね。
なるほど。
さっきも言いましたように、積層数によって色の見え方が変わるので、弊社では2種類の機なり、ダブルタイプとRタイプという色展開。
そのRタイプに、さっき言った黄色とか赤とか青とかって、緑とか青を塗って、色素を入れて、ブルーパールとかレッドパールとかグリーンパールっていうようなものを作ってますね。
ちなみにブルーとかイエローわかるんですけど、ダブルタイプとかRタイプっていう言い方って、どこから湧いてきたものなんですか?
用途と可能性
どこから湧いてきたか。
そのダブルタイプとRタイプ機なりですよね。
そう。
ダブルタイプはちょっと白っぽい感じで、Rタイプはちょっとピンクっぽいっていう見え方はするんですけど。
Rタイプは元々の機なりの状態がいわゆるレッドグリーンというふうに表現されるんですよ。
赤と緑に見えるみたいな感じですね。
そんなんで多分、レッドグリーンのRを買ったんやと思います。
あともう3色あったんです。機なりのフィルム。
それをうちの会社ではXYZみたいな表現にしてたんですけど、なんでダブルになったんやろうね。
僕は白色はホワイトのWなんじゃねって思ってたんですよ。
これはメタオパールを扱う時点でダブルタイプ、白色のほうやなってホワイトで覚えてたんですよ。
僕はそこなんですけど。
あれがブルーバイオレットなんですけどね。
全然関係ない。
なぜかダブルになったね。
うちの会社は多分Xタイプとか、昔はもう2種類機なり色を持ってたんですけど、あんまり売れへんのでダブルとRだけにしちゃった。
右左のLRとかでもないですし。
なんでやろね。
なんかこの仕入れた商品がその名前してて受け継がれたんやったら。
昔うちの会社は受け継がない伝統がありましたね。
どちらかというと受け継がない伝統がものすごかったね。
名前をつけたいという意思が。
なんかそんな感じでした。
ダブルタイプは社長でもちょっとわからへん。
これはちょっと俺もなんでダブルになったんかがごめん、あんまりわかってへんな。
名付け親ではないってことですね。
違います。
いつの間にか浸透したもの。
そうですね。
あとはうちの商品展開としてはそのラメ糸、メタオパールのラメ糸をハゴロムによったりタスキによったりっていうのを定番的にやってます。
メタオパールが使われる先ってどんな商品なんですか?
それは医療用もありますし、資材用ともありますし、非常にいろんなところに使っていただいてますね。
そういえば前、僕にCM出てるわって言って見せてましたね。
あの人が着てる服が、映ってる服がちょっとちらついてる感じが、これパールやなって見てましたね。
無料無料って言ってたやつもお話あるね。
気になる方はホンダTさんでCM調べてもらったら出てくると思います。
あれはセーターか何かに使っていただいてますね。
そうですね。
ニット製品も結構多いですね。
折りも多いですし、部隊章関係にも使っていただいたりしてますね。
乱反射やると結構映えそうな気もします。
その時は着なりとかじゃなくてもっと色ついたりするんですか?
着なりで行ってますね。
半透明の糸なので、ベースの色に左右される要素っていうのは高いんでね。
ある意味青いベースに着なりを重ねるとポルパールになるんで。
そういう意味では着なりだけで逆にベースの色を変えれば色んな色展開ができるっていう。
それが半透明の良さですね。
色んな糸にそのパールラメンを任せてもらって、
逆に芯の糸の色を変えるだけでパールのカラー感が変わってくるっていうのが特徴なんで。
興味のある方はどしどし問い合わせいただいたらいいんじゃないかなと思います。
よろしくお願いします。
本日お届けした内容はメタオパールでした。
関連する情報は概要欄からもご覧いただけますのでチェックしてみてください。
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それではまた次回もお耳にかかりましょう。ありがとうございました。
福永ひとしの繊維の泉。
この番組は提供アトゾメラメイトメーカー 泉工業株式会社製作ジョブオールでお届けしました。
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