ラメ糸の概要と魅力
ジョブオール 福永ひとしの繊維の泉
始まりました、泉工業株式会社福永ひとしの繊維の泉。
この番組では、ラメ糸の魅力や作り方、使用法についてお話ししていきます。
ラメ糸は、織物や編み物、刺繍や縫製など、様々な場面で使われ、製品に華やかさを添える大切な存在です。
どんな種類があるのか、扱い得の注意点は、そんな疑問にもお答えしながら、ラメ糸の世界を深く探っていきます。
お相手は、繊維業界40年福永社長です。よろしくお願いします。
ということで、新シーズン始まりましたね。
今回から、最後の最後にご紹介されたセンムの存在が、もう横にもいない状態で新しく始まっていくわけですが、
しかも、来週にはヤンフェアが控えている。
もう今週ですか?
週的には日曜日から週じゃないんですか?
放送日は今週ですね。
僕らはギリギリ先週。
第22回ジャパンヤンフェアですね。
2025年の3月5日、6日午前10時から午後5時。
前回と同じ2日ですね。
場所は一宮市総合体育館1新勤アリーナ。
前回と今までと同じ場所で2日間開催されます。
今年も3、40社ぐらいは出展されていると思いますので、
いとのこと、いわゆる原始に近い状態ですけれども、
そういうことをご興味ある方はね、
ラジオを聞いている方は結構ご興味ある方が多いと思いますが、
ぜひとも来場いただいてね。
新しい商品、それぞれ各社用意されていると思いますので、
ご覧になられたらいかがかなと思います。
泉工業は新しい商品ありますか?
あります。
ご紹介ください。
もう言っちゃう?
今あるよって言った方が新商品あるんや、来てくれる可能性は。
もちろんあります。
インナーレッグとかに使っていただけるのではないかなという、
面とナイロンで作ったラメ糸です。
特徴的には面ざらしに対応できて、
面とナイロンを染め分けできますよという糸です。
ぜひ見に来てください。
ありがとうございます。
今回のシーズンは何をお話しされる?
初期の段階でラメ糸の説明をさせていただいたんですけども、
長らく時間が空いたので、改めてラメ糸の説明をさせていただけたらなと思います。
それではラメ糸の話をされるということで、
まずは最初は何を話されるんでしょうか?
まずそもそもじゃあラメ糸って何なのというところです。
ラメ糸と金銀紙という同じようなものを、
違う言い方をする場合があるんですけども、
我々にとってはラメ糸も金銀紙も同じものという位置づけです。
ラメ糸はこうである、金銀紙はこうであるというような分類分けというのは基本的にはされていないので、
お客さんの中においてはラメ糸はこっちで金銀紙はこっちだという風に勝手に決めたはるみたいな方々もおられるんですが、
僕らは基本的には同じものという風に考えております。
ラメ糸とは合成樹脂フィルムを細くスリットして糸状にしたものです。
合成樹脂フィルム、ポリエステルフィルムであるとかナイロンフィルムであるとかというようなものを細くスリットして糸状にしたものです。
スリットというのは縦向けに切ることですね。
フィルムでいうと流れ方向というのか。
横向けに切るのはカットという言い方をします。
細くスリットして糸状にしたものです。
ステンレスの糸のような金属線ではなく、アルミ箔のような金属箔とも違います。
練習する前は丸ではなく四角い断面をしています。
フィルムを細く切るので断面は長方形や四角い断面をしています。
色は染色ではなく印刷、合成樹脂コーティングですね。
印刷で付けられているものが多いです。
また次回以降に詳しく説明させていただきますが、
僕らは染色ではなく着色という手法で色を付けていることが非常に多いです。
この着色というのがいわゆる印刷にあたりますね。
パンと具を積み重ねてサンドイッチにするような方法で作られており、断面から見ると積層構造になっています。
同じような見た目でも中身がいろいろありますので、染色堅牢度や耐久性などそれぞれ異なります。
とっても特殊な糸、それがラメ糸です。
ラメ糸の製造と構造
積層構造、要は一枚のペラペラのフィルムなんですけれども、
そのフィルムに定着というメッキですね。
金属メッキ、アルミとか銀とかというような金属をメッキして、金属光沢を出して、
という時点で細かく言うと、フィルムの上に薄い金属層があって、
その金属層だけだと擦れて取れてしまうというのがあるので、
その上に透明の樹脂コーティングとか色付きの樹脂コーティングとかというようなことの保護層を付けますね。
それだけでも三層構造になるのでね。
僕らは先染めの織物、編み物なんかに使っていただくものと、
後染めの織物、編み物なんかに使っていただくもので、
全然ラメ糸の種類が変わってくるんですけれども、
後染め用とかのものになると積層数はもっともっと多くなったりしますね。
今さっきお話しされていたフィルムに定着をして、そこからフィルムをもう一個貼るんですよね。
貼る場合はね。
ちなみに、先染め用と後染め用というのはどういう違いがあるんですか。
物性です。
物性。
簡単に言うとね。
その物性というのは。
先染めの場合は、当然その染色、生地になってから染色がないので、
あまり耐久性が必要ないと。
でも後染め用のものになると生地になってから、
例えば綿なんかですとさらしが入ったり、
当然ポリエステルなんか、あと高圧の染色というような後加工が入るので、
後染め用のラメ糸というのはそういうふうに高耐久性を求められる。
その加工を行っても銀が抜けないように。
そうですね。金属の消失がないように。
加工されている。
しないといけないというのがあって、
その分やっぱり積層数というのが大きく変わりますね。
増えるってことですか。
そうそう。やっぱり先染め用と後染め用で、
工程数がだいぶ違うので、
その分価格に反映してしまうというのがあります。
ラメ糸の特性と用途
冒頭にも言いましたように金銀紙とかラメ糸とかって、
いろんなところに使われているんですけれども、
やっぱり色用途が非常に多いので、
洗濯堅牢であるとか摩擦堅牢であるとか、
いろんなことが要求されますので、
それぞれによってラメ糸は色々変わってくるという感じになります。
たまにラメ糸っていう存在はわからないけど、
皆さんラメ糸って実際よく見ていると思うんですよ。
気づかれていないけどね。
よくその話されているなって思うんですけど、
逆に言うと気づかれていないのは、
やっぱり飾るところしかない、
可食性だからということなんですかね。
一番僕らの特徴って、
可食って呼ばれる飾る方ですね。
きれいにする、かわいくするとかっていうな、
そういう可食性能の部分になるので、
医療品になると全体の色合いとかっていうので判断されるので、
本当に専門的な業界の人の場合は、
ここにラメが使われているなというふうに見ちゃうんですけども、
一般の方々にとっては全体的に色合いがきれいとかかわいいとか、
好みのものであるとかっていうような感じで捕まえられるので、
ラメが使われているということに気づいてもらえない部分というのはありますね。
松原さんばで松原さんが来ていられるぐらい光っていると、
わかっていただけるんですけども、
あそこまでの一般医療品というのはなかなかないので、
あれはもうステージ衣装になりますから。
我々の人って、そういう意味ではステージ衣装に使っていただいていることは非常に多いんですけどね。
大体松原さんばさんとかって言われたときに、
ああーってなるんですよね。
このあるあるラメ糸やあるあるはこんな感じかもしれないですね。
松原さんばにおけるところにおいては、これもいつも言っているんですけども、
ぜひとも皆さんバックダンサーの方々の衣装を見てください。
めちゃくちゃきれいです。
社長からのおすすめはバックダンサーさんですね。
ということで、今回は大まかなラメ糸って何?というところの説明をさせていただいたんですけども、
次回以降そのラメ糸の中身の部分をどんどん深掘りしていきたいなというふうに考えていますので、
ぜひ次回以降も皆さん聞いていただけるとありがたいかなというところです。
本日お届けした内容は、
ラメ糸って何?でした。
関連する情報は概要欄からもご覧いただけますのでチェックしてみてください。
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それではまた次回もお耳にかかりましょう。
ありがとうございました。
福永ひとしの繊維の泉。
この番組は提供後染めラメ糸メーカー 泉工業株式会社製作ジョブオールでお届けしました。
