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はい、みなさんこんばんは。7月14日、月曜日、夜10時になりました、いわみTVの時間です。
この番組は、自動車教習所の教習指導員である私、日高が、車の運転に関するニュースを取り上げ、私の個人的見解を述べることにより、
みなさんに改めて、安全運転について考えていただくための番組となっております。
はい、早速、ニュースを一見紹介いたします。本日は【TBSニュースDIG】より、タイトルが
事故の詳細
【ブレーキが効かなくなった!73歳女性運転の高齢者施設送迎者が電柱に衝突!乗っていた80代男性死亡8人軽傷!東京町田市警視庁】というタイトルです。
記事、全文紹介いたします。
今日午前、東京町田市で高齢者施設の送迎者が電柱に衝突し、利用者の80代の男性が死亡。8人が軽傷を負いました。
今日午前9時40分頃、町田市寿司町でデイサービスの車が電柱に衝突している、と目撃者から100等番通報がありました。
警視庁によりますと、73歳の女性が運転する高齢者施設の送迎者が単独で電柱に衝突したということです。
当時、車には運転手の女性を含め9人が乗っていて、一番後ろで車椅子に乗っていた施設利用者の86歳男性が心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、その後死亡しました。
他の8人は軽傷を負ったということです。
運転手の女性はブレーキが効かなくなったと話しているということですが、現場にブレーキコンは見つかっていないということです。
警視庁は過失運転知事賞の疑いで事故の詳しい行き先を調べています。
という記事でございます。
このニュースを聞いて、過去の私の配信をくまなくチェックしているという方は、もしかしたらある現象が思い浮かんだのではないかと思います。
過去にも私が紹介したことがあるんですが、運転の途中でブレーキが効かなくなってしまうという現象。
2種類あるんですけど、フェード現象もしくはベーパーロック現象と言います。
どちらもブレーキが効かなくなる原因というのは若干違うんですが、どちらもブレーキの使い過ぎによることが原因と言われております。
ちょっと深掘りしますと、フェード現象というのはブレーキをずっと踏みっぱなしにすることによってブレーキパッドが加熱し、加熱をすることによって摩擦力が一時的に低下する。
なのでブレーキを踏んでもブレーキが効きにくくなるという現象です。
そしてもう一つのベーパーロック現象というのがブレーキを踏み続けてブレーキパッドが加熱することによってブレーキパッドの熱がブレーキ液に伝わってブレーキ液の中に気泡が発生する。
沸騰するようなイメージかな。
熱が高くなることによってブレーキ液の中に気泡が発生する。
そうするとブレーキペダルを踏んでもその気泡が圧を吸収してしまうのでブレーキが効かなくなる。
そういった理屈によってブレーキが効かなくなるという現象なんですね。
過去に取り上げたときはトラックとかマイクロバスとかそういった大きな車がそういったことが起きたのではないかなという。
そんな感じで紹介した回がほとんどだったと思うんですけど。
今日紹介するのはこれ多分普通車じゃないかなと思うんですよ。
9人乗っていたということなんでちょっと大きめの車ではあるんですけどおそらく10人乗りの普通自動車じゃないかなと思います。
普通車でもこういったフェード現象とかベーパーロック現象が起こる可能性というのは十分あります。
特にですねやっぱり重たい時なんで今回の事故のようにですね大人が何人も乗っているような状況。
今回の事故は9人乗っていたということなんでやはりね運転者1人だけが乗っている時よりは他に8人大人が乗っているということなんで。
単純に1人当たり体重が50キロだったとしてもプラス400キロの重さがね普段よりも加わるんですよね。
そうするとやっぱりブレーキを踏んだ時もね減速の度合いというところが変わってきますんで。
よりしっかりスピード落とそうと思ったらブレーキを踏む力がねどんどん強くなっていく。
どんどんブレーキを強く踏むということはそれだけ摩擦の力が強く加わるということになるんで。
こういったフェード現象、ベーパーロック現象というのが起きやすくなるんではないかなと思います。
ですのでねこういった大人が何人も乗っているような時は特になんですが、
安全運転の提案
もしも車運転中に下り坂などでずっとブレーキを踏んでいないとスピードのコントロールができないような場所ではですね、
ぜひエンジンブレーキを活用してほしいなと思います。
ブレーキペダルを踏むだけじゃなくてですね、
ギアを変えることによって速度を調節するというのをね、
ぜひとも普段から心がけていただきたいなと思います。
最近の車であれば大半はオートマだと思いますので、
皆さん普段走る時はドライブで走ると思うんですよ。
そのドライブというギアの大半の車であれば右横下だと思うんですけど、
ギアを操作することによってちょっとエンジン音が高くなります。
エンジン音は高くなるんだけどスピードはちょっとずつ落ちていくというか、
加速が抑制されるそういった感覚があると思うんですよ。
あれがエンジンブレーキです。
ドライブのままであればエンジンブレーキの効果というのはちょっと弱いんですけど、
そうやってギアを操作することによってブレーキを踏まなくても速度の調節ができるといった、
そういった機能というかエンジンの仕組みを利用した減速方法というのがありますので、
それを普段から活用するように心がけていただければなと思います。
このフェード現象、ベーパーロック現象というのは、
車体の大きな貨物自動車であるとかマイクロバスに起きやすい現象。
普通車であっても大人が何にも乗っているような状況、
普段よりも車が重たいような状況であれば起きやすくなると言われております。
ただそうじゃなくても、普通乗用車で大人1人、運転手しか乗っていない状態であったとしても、
絶対に起きないという保証はもちろんありませんので、
普段からそういったエンジンブレーキを使うというのを心がけて、
このベーパーロック現象、フェード現象が起きるのを防いでほしいなと思います。
ということで皆さん、普段からエンジンブレーキを活用していらっしゃいますでしょうか。
もしもこれまであまり使っていなかったなと思うような方は、
今日から明日からぜひともギアを変えるという動作をやってみてください。
はい、ということで本日のニュースに関しては以上でございます。
ここからコメント返しを本日は一件させていただこうと思います。
先日11日に公開いたしました、今月のMSD、
テミストリーのミラージュインブルーという歌を紹介したんですが、
そちらに毎月恒例ですね、あさきかずやさんよりコメントをいただきました。
コメント紹介させてください。
爽やかな歌声ですね。楽しませていただきました。というコメントです。
はい、あさきかずやさんありがとうございます。
今回は7月ということで、テミストリーの夏の代表曲の一つを紹介したんですが、
本当にメロディーも爽やかな歌で、私も好きな曲の一つです。
今回も歌うにあたって、テミストリーを2人のハーモニーというところも再現してみたつもりではありますが、
楽しんでいただけたようで何よりでございます。
もしまだ聴いてないという方がおられましたら、
今月の11日に公開しましたミラージュインブルー、ぜひ聴いてみてほしいなと思います。
あさきかずやさんコメントありがとうございました。
はい、ということで本日はコメント返し1件でございます。
先週の金曜日だったかな、公開した内容でね、
あの交通安全運動が始まりますよといった内容を紹介したんですけど、
あれ、なんか全国的なイベントではないのかな。
今日ね、ちょっと職場でそういう話にもなったんですよ。
今あの交通安全運動やってますよねーって、
あのうちのね職場の先輩にね話したんですけど、
あれはなんかちょっと秋とか冬とかにやるやつとはちょっと違うよな、
みたいな感じで言われたんですよ。
私はそうなんだって思ったんですけど、
でもね今日あの私夜草芸行ったんですけど、
その帰り道ね、検問してましたよ。
なんでね、やっぱりいろんなところでね、
そういった交通安全の企画っていうのはね、やってるんじゃないかなと思いますんでね。
ぜひ皆さんもね、検問している、いないっていうところも、
そうですけど、そうじゃないにしてもね、
ぜひ安全運転に意識を向けてみてほしいなと思います。
はい、ということで本日は以上といたします。
最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
ここまでのお相手は、いわみTV ひだかでした。