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2025-01-27 22:23

「推し」は現代人の心理的充足に欠かせない行為!(本の感想)


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00:05
こんにちは、いわみです。
1月27日の月曜日、いかがお過ごしでしょうか。
こちらはちょっと雨が降ってますね。
久しぶりの雨な気がしますが、肌寒いですよね。
さっき走りに行ってきたんですけど、風邪ひきそうになりますね。
やっぱり内側から体を温めた方が結局ね、暖房をつけるより走った方があったかいっていうね。
昔の人みたいですけど、そういうことをやっていますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日も短く配信をしていきたいんですが、またね、読んでいる本について感想というか、
自分の中でまとめながら話すみたいなことをやっていきたいと思います。
何の本を読んでいるかというと、
熊代徹さんってね、これ前回か前々回ぐらいにまた書籍の紹介をしたときに、
同じこの熊代さんの本を紹介したんですけど、今回は
推しで心は満たされるっていうね、タイトル。
推し勝つとかの推し、最近というか流行っている言葉だと思いますけど、
それについての精神科医のお医者さんの視点から見た推しについてということを書いていて、
ちょうど読み終わったんですけど、すごく面白かったんで、それについて紹介がてら、
自分の頭をまとめがてら、みたいなことを話してみます。
最近この熊代さんの本を知って、何冊かたたし続けに読んでるんですけど、
前回紹介したのが確か、人間はどこまで家畜かみたいなね、
そんなタイトルの本だったんですけど、あれもすごく面白かったんですが、
今回の本の方が確か古いんですが、2020年ぐらいですが、これも面白かったので、
あ、ごめんなさい、これ嘘ですね。2024年ですね。
こっちの方が、どっちが新しいのか分からないけど、
多分前の人間はどこまで家畜かの方が新しいから、
だからこの人たぶん1年に2冊ぐらい本を出してるっていうことですよね。
売れっ子の作家っていうことになりますが、確かに面白いので、
それで、この本は推し勝つ、推薦の推で推すっていう言葉をね、
最近よく耳にすると思うんですけど、それについての話で、
僕はね、推しって言葉はもちろん知っていますけど、
どういう意味なのかなっていうのをね、いまいち掴めていなかったんで、
それをね、この本を読んですごくよく分かったなっていうね、
結構表層の部分をね、共有してみたいなと思います。
本当は本にはもっと問題点とか、
これから推しはどうなっていくのかみたいなことも書いてあるんですけど、
それよりもその推しについての取扱説明書的な役割として読むと、
すごく役に立つ本だと思うので、
結論的なことから言うと、
03:00
推しっていうのは、現代の人が必ず何ていうか、
欠かせない不可欠のね、精神構造っていうか精神活動というか、
そういうものだみたいなね、というふうに僕は捉えました。
で、推しっていつ頃言われたのかって、
多分本当にね、ここ4,5年の話、
言葉自体は昔からあったのかもしれないけど、
ちゃんとね、流行りだしたのは、ちゃんとというか流行りだしたのは、
ここ本当に5年以内ぐらいの話が気がしますけど、
多分ね、それ以前は推しの代わりに使われていた言葉が、
萌えだったんですよ。
萌えるってね、ちょっと懐かしい気がしますけど、
言ってたじゃないですか、多分あれも10年とか15年ぐらい前のね、
話だと思いますけど、
推しとその萌えのね、違いを述べようというか、
それを比較するとすごくわかりやすいなっていう、
この本にも書いてあったんですけど、
この本はね、いいねと萌えが00年代だった。
まあFacebookとか、
その当時Twitterとかね、
ファボ、英語だとフェイバレットのファボで、
日本だといいね、SNSが流行りだしたわけですよね。
そのぐらいからいいねと、
あと萌えっていうのは基本的にオタク界隈というか、
アイドルみたいな、あとアニメとかのキャラクターに萌えるっていうね、
好きみたいなことだけど、
ちょっと萌えるってもうちょっとなんか傾いた表現な気がしますけど、
萌えると推しは何が違うのかっていうと、
字の通りですね、推しの方は自分だけのものにするんじゃなくて、
みんなにその紹介するというか、
推薦するっていうのが推しの一番の特徴なわけですよね。
対象のことをね、好きな気持ちっていうのは、
萌えだろうが推しだろうが同じなんですけど、
萌えの方はどちらかというとその自分だけのものに囲っておくみたいな、
イメージがあるのに対して、
推しの方はそれをね、シェアしていくというか、
みんなに勧めて、みんなが自分と同じように好きになってくれると、
それによって自分も満たされる。
そういう違いがある。
この違いこそは時代の変化によるもので、
時代を象徴しているみたいなね、書き方はちょっと違いますけど、
そういうことが書いてあったんですよ。
その推しっていうのは、今の人というかちょっとおじさんみたいですけど、
若い人だけのものじゃなくて、
推しっていうのはね、もともと誰でも持っているというか、
すごく広い定義の言葉なんですよね。
例えば僕はね、何推しかって言ったら、いろいろ推しがあるんですよ。
その定義で言うと、
例えば音声配信推しですよね、僕はね。
明らかに。
読書も推しだし。
もっとピンポイントで言うと、
例えばね、自分の子供とかね、家族とかね、
06:00
それもいわゆる推しの一種なんですよ。
別に他人に向かって、うちの子こんなにすごいんですよって別に言ったりはしないけど、
別にその言うことがやぶさかではないというか、
SNSとかで子供のうまく描けた絵とかレゴとか昔投稿してましたけど、
それも言ってみれば、すごいねって思ってほしいっていうのは推しとはちょっと違うのかもしれないけど、
でも別に萌えというよりは推しですよね。
ここで言うところの。
何が言いたいのかというと、
誰にとっても推し的なものはあるっていうことですよね。
例えば何でしょうね。
おじいちゃんおばあちゃんとかで言ったら、好きな芸能人とか演歌歌手がいるとか、
好きな人とも盆栽推しだろうし、
山登りとか料理とか、
趣味があってそれを自分のものだけにしないっていう、
それによって広がっていくみたいな、
オープンにしていく趣味みたいなことを全部推しっていうことになって、
なんとなく言葉の意味を捉えかねている人は、まさに僕はそうだったんですけど、
推しって言うと、それこそアニメとかアイドルとか、
何十人のアイドルグループで、
俺の推しはこいつだっていう、この子だっていうね。
そこが広まった最初のダーニングポイントかもしれないけど、
でも今になってみるともうその推しっていう言葉は、
もうそういうアイドルとかアニメだけじゃなくて、
いろんなことに使われているし、
むしろ多分そういう若い人たち、20代とかのZ世代とかの人たちも、
推しって言うとね、もっと幅広い意味で使っているっていう。
三宅嘉穂さん、これも紹介最近した本の文芸評論家みたいな若い方ですけど、
その人が書いている本にも、推しについてうまく表現する方法みたいなね、
ちょっとタイトル忘れましたけど、そういう本があって、
推しをうまく言語化するっていうのをね、みんなやりたがっているんだっていうか、
それによって対象のね、その推したい対象も、
その推している自分自身も両方満たされるっていう構造があるんだっていうこと。
それでこの本、熊城透さんの推しで心は満たされるっていう本の、
今日は紹介をしているんですけど、
第2章かな、結構面白い構造というか、構造理解みたいなのがされていて、
推しはね、その承認欲求と所属欲求と、それとすごく関わりがあるっていうね、書き方をしていたんですよ。
承認欲求とか所属欲求って、割と聞いたことある言葉ですけど、
これ最初に使い始めたのは、昔のこれ多分精神科医なのかな、
もしくは心理学者のマズローさんってね、
マズローの五段階欲求説って、ピラミッドをご覧になった方、ある方は多いと思いますけど、
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生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認の欲求、
それで一番上のピラミッドが自己実現の欲求っていうね、
この説のね、その真意というか、こんなに綺麗に五段階じゃないんじゃないのみたいな、
そういうね、反対意見はたくさんあるみたいですけど、
それはともかくこの分かりやすい図式っていうのは、今でも結構いろんなところで用いられるし、
承認欲求とか所属の欲求っていうのは、今でも重要視されるというか、
むしろ今の時代の方がそこにね、植えてる人が多いんじゃないかみたいな話ですよね。
それで推しっていうものが、推し活っていうものが、
この所属とか承認の欲求にどうやって関係するのかっていうのが書いてあって、
推薦する推すっていうのは、自分一人じゃなくて、
多くの人たちとそれを分かち合うみたいなことだから、
これは所属と愛の欲求っていうところに合致するっていうのは分かりますよね。
もう一つ承認欲求に推しがどうやって関係するのかっていうと、
自分で推しのことをうまく推せると表現できると、
それによって自分の承認欲求も満たせるっていう、
この2つを両方とも満たせる、コスパのいいというか、
うまいやり方なんだって、これは別に本に書いてあったことじゃなくて僕の考えですけど、
それで面白いなーって思ったのが、
推しという範囲を広げていくと、
そういう芸能人とかアイドルとかアニメとか、
そういう自分とあまり関係のないというか、
ちょっと手の届きにくい場所のことを推すだけじゃなくて、
もっと近場の人とか物を推すっていうことも同じことで、
例えば学生とかが自分の先輩とか後輩を推すとか、
職場の同僚とか先輩とか後輩とかを推すっていうのもあるわけですよ。
例えば推すのがうまい上司は部下に好かれるみたいなことがこの本に書いてあったんですけど、
その時の推すっていうのは、推し勝ちというよりもむしろ応援するみたいなことですけど、
ただ応援するんじゃなくて、それを周りにちゃんと伝えていって、
こいつはこんな良いところがあるというか、すごく頑張ってるみたいなことを言うと、
他の人もそれに同調してというか認めてくれて、
それによって部下を推している上司の方も部下に好かれて、
部下も自分のことを推してくれるかもしれないし、
推しっていう言葉をつかなかったら、
ただの上手な人間関係というか、
関係の上手い人みたいなそういうことでもありますよね。
それを説明するのに推しっていう言葉を使って、
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その概念を使うとより分かりやすくなるみたいなね、
そういうことなんだと思うんですよ。
それで今の、特に今の若い人たちが推しとか推し勝ちにのめり込むのはね、
承認欲求もあるけどその前の段階というか、
所属欲求みたいなのをあまりうまく満たされていない人が多いんじゃないかという考察というか、
推測みたいなのがされていて、
それも僕にとってはなるほどなっていう思わされたポイントなんですよね。
自分と遠い存在ね、アイドルとか芸能人とかをそういうのばっかり推している人もいるけど、
そういう人たちはなかなかその自分の承認欲求とか所属欲求っていうのは満たしづらいですよね。
なぜならそれはそのいくらこっちが推してもあんまり返ってこないからことだと思うんですけど、
それに比べてもっと身近な人をうまく推せるね、
さっき言った上司とか部下の関係みたいな身近な人をうまく推すことができると、
その関係で割とその自分の所属欲求とか承認欲求が満たせるようになって、
人生がね健全にうまく回りやすいっていうことがありますよね。
書いている熊城とおるさんっていうのは精神科医なので、精神に問題というか抱えた人を結構取り扱っているというか、
よく見ているわけですよね、職業柄。
それでその中で気づいたこととして書いてあったのが、承認欲求とか所属欲求の満たし方というか取り扱い方が下手な人がいて、
そういう人は結構そのトラブルを抱えやすいっていうことが書いてあった。
これもその第2章の後半でね、マズローともう一人ね、同時代というか精神科医みたいな人をね、参考で挙げていて、
コフートっていうね、僕知らなかったんですけど、
その人は何を提唱しているかというと、ナルシシズムっていうものをね、対象として挙げているんですよ。
マズローの欲求、古談解説の理論、これでいうと所属と愛の欲求と承認欲求というね、
うまく満たせるか満たせないかで人生のうまくいくかいかないかみたいなのが割と関係してくるっていう話でしたけど、
これと同じ理論としてコフートの競泳自己対象というのと、理想化自己対象という言葉があるらしいんですけど、ちょっと難しい言葉ですが、
それぞれマズローの承認欲求と所属欲求に対象しているっていうね、
その2つは両方ともナルシシズムに関係しているっていう風に言っているらしいんですよ。
コフートの理論ではナルシシズムっていうのがうまく満たせるのは、幼少期の体験にすごく関係しているってことを言っているらしくて、
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その幼少期の体験っていうのはどういうことかっていうと、簡単に言えば親でもいいんですけど、
そういう人たちのことを適度に減滅する経験が必要だっていうことをね、適度に減滅っていうのはどういうことかというと、ちょっと説明がうまくないんですけど、
子どもっていうのは小さい時は判断力とか理解力もそんなにないから、幼少期の時ですよね、
親のことがすごい完璧な人間に見える、何でもやってくれる、力の強い存在として子どもの目には映っているわけですよね。
それがだんだん成熟して、少年から青年くらいになっていくにしたがって、親とか周りの大人の欠点とか美しくないところが見えてきて、そこで減滅が発生するっていう。
僕にも経験がありますよね、親に減滅するなんて経験が誰にでもあると思うんですけど、
その適度な減滅と理想化みたいなのが、ちゃんと落差みたいなのを体験していると、それによって自分のナルシシズムっていうのが満たされるっていうね。
ちょっとこの理屈は難しいというか、うまく説明できないんですけど、
適度な減滅の体験があんまりうまくできない人がナルシストというか、自分の承認欲求とか所属欲求みたいなのを満たすのが下手な人間になるっていう。
それのことをナルシストって言うんだっていうね、繋がってきたんですよ。
やっぱりこういう一冊の本の内容をね、言葉で短く分かりやすく説明するっていうのはすごく難しいので、
分かってはいたけど、あまり伝わらない話になっているのは分かっているんですが、自分の頭をまとめながら喋っています。
推しかつ推しっていうのは単なる消費行動というか、ファンみたいな意識に留まらないで、
もっとその承認欲求とか自分の心理の承認欲求とかを満たすっていうところにすごく影響しているんだっていう。
その活動が活発になってきた現代っていうのは割とそれが象徴的だよなとも思ったんですよね。
もう一個ね、これはあまり良くない例というか、行き過ぎた例ですけど、投げ銭の活動みたいなのってあるって聞くじゃないですか。
投げ銭っていうのはスマホとかのアプリでライブ配信とかをやっているインフルエンサーとかに、
言ってみればキャバクラみたいなのにお金を見継ぐみたいな感じで、女の子のインフルエンサーとかライブ配信者に誰がプレゼントをたくさんできるかみたいな。
ああいうアプリって確かスタイフとかでもありましたけど、ライブ配信中にプレゼントを送る機能あるじゃないですか。
それでたくさん送った人が上位3位みたいな感じで、画面中にライブ配信の画面に表示される機能ってあったと思うんですけど、
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あそこで上位に出てすごいについていると、周りから一目置かれるみたいな、そういう現象があるらしいんですよ。
僕はスタイフでライブ配信を昔見てたことがあるから、その存在自体は知っていたんだけど、割と不思議に思ってたんですよね。
なんでこんなにライブ配信っていうのが流行って、投げ銭っていうのがこんなに発生しているんだろうって思ったら、
一つの答えとして、投げている方の、プレゼントしている方の視聴者の承認欲求みたいなね、
それで満たせるんだっていうね、その構造がすごく盲点だったなと思って、なるほどって思ったんですよね。
その配信者を好きな気持ちとか応援したい気持ち、もちろんそれもあるんだけど、
それと同時に応援している方の承認欲求というか、
俺はこんなに応援して投げ銭しているんだぜっていうのを周りに知られることによって、
その人の承認欲求が満たせるっていう、そういう構造があって、
でもこれを聞いてね、他の人はどう思うのかわかんないけど、少なくともね、僕はこうやって思ったんですよ。
それすごい何て言うんだろう、詐欺的なシステムじゃないかなっていうか、
搾取の匂いがプンプンしますよね。
実際に多分その通りなんでしょうけど、そこにのめり込んじゃう人が今増えているというか、
これは若い人だけじゃなくて、多分その可愛い女の子インクルエンサーにたくさん投げ銭をするのは多分あれですよね、
おじさんですよね、寂しいおじさんだと思うんですけど、
そういう人たちは普段の生活で承認欲求とか所属の欲求を満たす術がないから、
それをお金を使って投げ銭をすることで満たしているっていう構造があるとしたらですね、
結構これは闇が深いなというか思ったんですよね。
それでもっと怖いのが、これは別にそんなに特別なことじゃなくて、
推しを押したり、ライブ配信で好きなライブ配信者のライブに行ってプレゼントをちょくちょく渡すっていうのは、
結構ほとんどの人が今ね、ほとんどの人って僕はあんまりやらないですけど、
体験していることらしいんですよ。
一つのビジネスモデルですよね。
テレビがもう最近は完全に死んでますけど、そこからネットに流れていって、
その次にSNSからライブ配信みたいなね、そういうインフルエンサーが出てくるようになると、
広告ではもうだんだん稼ぎにくくなっているから、どうするかというと直接課金っていうのがね、
今主流になっているんですよね。
それはどういうシステムで成り立っているんだろうなと思ったら、
それぞれの承認欲求とか所属欲求みたいなのをエネルギー源になっているんだっていうね、
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これは結構僕にとって目から鱗というか、なるほどって思わされることだったんですよね。
それで、その次に、
自分のライブ配信について、
それにすごく関係しているんだっていうこともね、興味深いですよね。
自己認識の満たし方がうまくないという幼少期の体験で、
それがうまくできなかった人は、
自分のライブ配信についてどうやって満たしているかみたいなね、
それにすごく関係しているんだっていうこともね、興味深いですよね。
すごく関係しているんだっていうこともね、
自分のライブ配信についてどうやって満たしているかみたいなね、
その次に、自分のライブ配信についてどうやって減速しているかみたいな、
そういう意味もあるところが決まってくるということだったので、
その次に、自己認識の満たし方がうまくないという幼少期の体験で、
それがうまくできなかった人は、
読んでみてはいかがでしょうか
それでは終わりにします
ありがとうございました
良い一日をお過ごしください
さようなら
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