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2025-02-18 57:32

『衝動。好きなことで、生きていく』

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M6.谷川嘉浩『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』(24、ちくまプリマー新書)をテーマに、91年生まれ、同い年の小太り(ポッドキャスト番組『上京ボーイズ』)とシャークくんが本を読んで考えたことを語り合いました。2017年10月に上京、2020年のはじめにポッドキャスト番組を配信開始、と様々な共通点がある、現在30代のふたり。奇しくも同時期に出版された三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(24、集英社新書)も参考に、「我々はどのように衝動に出会い、衝動を受け止め、実生活に衝動を持ち続けられるのか」ということを考えながら、Youtubeのタグライン「好きなことで、生きていく」から10年後(!)のいま、私たちの今まで、これからの「衝動」について、考えています。

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サマリー

今回のエピソードでは、ポッドキャスト『上京ボーイズ』の小太りさんと共に、谷川嘉浩著の『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』について語ります。社会人としての葛藤、衝動と向き合い、自分の好きなことで生きる姿勢について考えられています。文化や感性に触れ、自分の意見を大切にすることの重要性が強調され、様々な体験や試行錯誤についても語られます。また、衝動を大切にすることと、数ではなく深さに価値を置くことの重要性が議論され、リトライする姿勢や過去の文化に触れることで新たな発見が得られる可能性についても言及されています。衝動に従い好きなことを追求する重要性について掘り下げ、自己の感性を磨き、豊かな表現力を育む方法を探ります。

上京ボーイズの紹介
シャークくんです。今回はポッドキャスト番組、上京ボーイズの小太りさんにゲストとして来ていただいております。よろしくお願いします。
お願いします。上京ボーイズというポッドキャスト番組をやっております。小太りと申します。皆さんよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。上京ボーイズ、地方から上京した30代2人が日々のことを話す雑談ポッドキャストということで、毎週配信されているということで私も聞いてますし、
小太りさんもいろいろ聞いていただいているということで、いつもありがとうございます。
聞いてますよ。心の砂地の好きな回で言うと83回、風の時代アフタースリーイヤーズというのが、
はいはいはい。
僕が一リスナーとして最近めっちゃ好きな回ですね。
ありがたいですね。結構いい回だと思うんで、よかったらまた聴き直してみてください。配信されてますんで。
今回は小太りさん、この間配信聞いてたら、毎月結構10冊ぐらい本読んでるっていう話。
やだね、冊数で読書家。
ポロッと言ってて、何にお金を使っていくかみたいな話、エピソードで、相方のミントさんが、服とか家賃とかいくらでみたいな具体的に言っていくみたいな感じの中で、
小太りさんが「本代」っていうのがあるって言ってて、結構の冊数読んでんだなっていうことを知ってたけど改めて聞いて、上京ボーイズあんま聞いたことないなと思って。
そうですね、やっぱ本って両方読んでないと配信で喋りづらいのと、
そうね。
趣味で本当に毎日読み続けてるので、取り立ててそんな感じでもないかなと思って、あんま喋ってないですね。
本の話したいなと思って、ほんちはちょっと小太りさんに定期的に来てもらえないかなと思って、それの第1回として、先週はこぶさんが読んだ本、それを僕が読んでやっていくって感じで収録できたらなというのが今回でございます。
今回選んでもらった本が、谷川嘉浩さんの「人生のレールを外れる衝動の見つけ方 チグマ・プリマー新書」ということで、去年の4月に出た新書ですね。
っていうのを選んでもらいまして、この本について今日は喋っていきたいなと思ってます。
新書なんでタイトルの通りというか、人生のレールを外れる衝動の見つけ方について書いてある本なんですけど、谷川嘉浩さんっていう作者の方が、90年生まれで京都におられる哲学者の方らしいんですけど、ここの小太りシャークは同い年なんですけど、谷川さんは90年生まれなんで、言ったら同世代の方なんだなっていうところとかが、結構興味深いなと思ってて。
ほぼ90年生まれで、しかも京都に住んでるということで、ほぼシャークさんと思って読んでも問題ないかなと。
まあ新書っていうところ、新書でも結構読みにくい新書っていうのは正直存在してるんですけど、
そうですね。
この新書はすごく読みやすいと思ったし、タイトルだけ見ると一種の、なんだろうな、自己啓発本とか。
確かに。
この本の中でも、そういうものに対しての批判みたいなことが書いてありますけど、キャリアデザインについての本とかね。
なんかそういう感じなのかなという雰囲気もするんですけども、言ったら衝動というものについて考えていく。
それも結構実践的な形で、自分の中に衝動というものをどうやって見つけていくのかっていう方法だったり。
そこに至るまでの、こういう作品でこういう話があってこうだよねとか。
こういう研究してる人がいて、その中で出てきた例としてはみたいな感じで。
いろんな例とか自分の実生活に接するような形で、すごく優しい文体で解き明かしていく、書いていってる本なんで。
哲学の話をしてる部分とかもあるんで、ちょっとここが頭の中に入ってこないなみたいな人もいるかもしれないが、
すごく読みやすく書いてあることも面白いし、いい本だなという、僕が読んだ印象としてはそういうものを感じましたね。
嬉しいですね。この企画やるにあたって、シャークさんゼロから読んだわけじゃないですか。
結構しんどくなかったですか?
思ったよりボリュームはあるなとは思ったかな。
ただ、僕が割と考えてたこととかについて書かれてることだから、そうだよなって思うところもすごくあったし、
例えば、葬送のフリーレンとか、魚豊さんの「チ。」とか、そういう例も出てくるし、
哲学っつってもフロイトがどうのこうのとか深いところに行くっていうよりは、
衝動というものを見つけるための先行者たちはこんなことを言ってたりするんだけどっていうのを優しく書いてあるから、
だから新書としてはすごくいいバランスの本だなと思ったところかな。
好きなことで生きる
本当におっしゃる通りで、なじみのある作品、「ブルーピリオド」とか漫画の話もめちゃめちゃ出てくるし、
文体も読みやすくて題材も身近なもので、本当に入門というか、いろんな人に手に取ってほしい、
中身はちょっとやっぱり哲学の話だけど、読みやすく側をしてますよっていうようなスタンスで作ってて、
それがね、選書した理由の一つでもありますね。
たしかにな。
でもこれはどうなんかな、僕もコブさんも割と読書慣れしてるタイプだと思うんですよね。
働きすぎるとなぜ本が読めなくなるのかという時代に、
ある程度新書っていうものの作りとか、こういうもんだよねっていうレールがわかってる中で、
そこに乗ってる人たちだから読めるみたいなところは正直あんのかなっていう難しさもあんのかなとか思いながら、
今日の収録に挑んでるみたいな感じはあるんで。
だからなぜ働いてると本が読めなくなるのかと思ってる人にちょうどいいところだと思うんだけど、
例えばこれがあなたの生活とか考えてることとかが全然違うところにあるから、
読めなくても別に仕方ないかなという難易度ぐらいではあるのかなという感じなのかなっていう感じはしますね。
まあまあそんな雑感とか自分の中身というか印象っていうところではそんなところはあるんだけど、
あと今回のこの「人生のレールを外れる衝動のみつけかた」についても、
選書の理由とか、このココスナでゲストで来て話してっていうところで選んでもらったと思うんだけど、
僕とどういうことを話してみたいのかなと思ってこの本を選んだのかなっていうこともちょっと聞いてみたいんですけど先に。
はい、これねやっぱ最初に選書出してって言われた時にものすごいプレッシャーでですね僕。
ジョジョのスタンド使いがスタンドを出し合うみたいな感覚で。
こいつの能力、お互いの能力が分かってない状態。
ヒリヒリするじゃないですか、好きな音楽何?って聞かれた瞬間みたいな。
あるあるある。
で、まあいろんなジャンルの本を出して、その中でも特にこの中身に関わることなんですけど、
僕たちの世代ってこうやりたいことやりましょうとかさ、好きなこと仕事にしましょう、
熱中できる何かを見つけて、それを軸に人生決めましょうみたいなことを結構言われてきた世代だと思う。
そうね。ゆとり教育のエリートとして僕らは来てて。
そうね。
うん、本当にそうね。
小学生ぐらいからあなたたちの世代はそうだよっていうことをすごく先生にも両親にも言われた人が多いんじゃないのかなという世代ですね。
まさにそうで、SMAPの世界に一つだけの花で、「No.1にならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」って言われてたんやけど、
「オンリーワンって結局何なの?」とか、「好きなこととかやりたいこととかじゃないとダメなんかな」みたいなのを大学生ぐらいで、僕もシャークさんも91年生まれなんで、
なんとなくちょっと呪いみたいな感じでずっとそれを背負ってたんですけど、
それに対しての一つの甲斐じゃないけど、ちょっとした処方箋になりうるなと思ったんで、
同じように悩んでる同世代の方とか、仕事してるけど、俺はほんまカルチャーがめっちゃ好きで、これ仕事にせなあかんのかなみたいな悩んでる人とか、
そういう人に対して1個軽くなるというか、そういう意味で役立ったので、僕はちょっと皆さんにもご紹介したいなと思って選書しましたね。
うーん、なるほど、わかりやすく。ちょっと掘ると、以前僕とコブさんで自分たちがどういう風な時代を過ごしてきたかみたいな感じで振り返ったエピソードがあるんで、
それも合わせて聞いて欲しいんですが、この本にも出てくるんだけど、2014年のYouTubeのタグっていうのが、
CMで出てきたフレーズが、「好きなことで、生きていく」っていう、これはもう大CM、大大CMだった。
いやーもうすごかったよね、これは。
2014年っていうと、僕たち新卒でいうと2014年入社になるんで、着慣れないスーツとかを着て就活をしたり、それが終わって内定式があり、働くぞみたいなところで、
ビートボックスとかやってる黒シャツを着たメガネの男がボンボンボンとか言って、好きなことで生きていくっていうフレーズとともに流れていく。
電車の広告だったりテレビのCM。で、なんかすごい稼いでるらしい、みたいなのって、正直強烈なコンプレックスを僕は感じた記憶があるよね、それに対して。
いやーもうまさにそう、まあ後のそれがヒカキンなわけですけども、その時はまだYouTubeで稼ぐとかYouTuberみたいなのが一般的じゃない、
呪いかかって就活頑張った、でもいいとこ行けなくて、中途半端なスタンスで毎日しんどく働いてるっていう自分たちにスライム風呂でワーとかやってるはじめしゃちょーがぶっ刺さってしまう。
そうね。それはあったね。っていうのがあって、まあ今も好きなことで生きていくって調べたら当時のCM見れるんですけど、マックスむらいが同じくらい出てんのね。
当時あのパズドラですごいヒカキンと並ぶぐらいマックスむらいがすごかった時期なんですよ。
なんでここピックするん笑
あのマックスむらいってこの2年後ぐらいに会社の中で横領事件とかがあって、一気に血に落ちるんですよ。
当時はなんかモンストの解説とかでたぶんすごかったんでしょうね。アプリの解説とか。
アプリの解説っていう動画をみんな見てた時代っていう。
見てたな。
で、今もマックスむらいってやってるんですよ、YouTube。
いや知ってますよ。あのショート動画でおすすめiPhone紹介とかたまに流れてくる。
でも今の動画の平均再生数なんて2、3万とか、用意って5、6万とかなんですよ。
なるほど。
「好きなことで、生きていく」って言った10年後マックスむらいはそんな感じなんですよ。
まあ他もいろいろやってるんですけどね。
まあ確かにね。ちょっと答え合わせするとそういう人もいるってことですね。
この時のタグで、僕とかバンドやりたかったとか、こぶさんもブログブームとかの話もあると思うけど、
普通の会社員じゃないものみたいなのがすごく目に入ってどうしようかなって思いながらサバイブしてる中でこの来たタグ、CMっていうのはすごく強烈な印象が僕らの世代にはあるはずで。
この本に戻っていくと本当に衝動っていうものが多分自分の中でなんか湧き上がってる感覚はあるんだけど、それをどう出したらいいかわかんないとか。
それで生きていきたいと思うけど、どういうふうに形にすればいいかわかんない。
やってみたけどうまくいかないみたいなことをすごく抱えてた。
それをすごく歓迎されてる社会のムードがあるのに、自分の中にも確かにそれがあるのに、それをうまく表出できないみたいなことを、
僕もこの10年とかで今ポッドキャストとかやってて、いい感じにその辺が折り合いがついてる感覚があるんだけど、
それを未だにやっぱ持ち続けてる同世代の人とか、今チャレンジしてるって人ももちろんいると思うんだけど、
社会人の葛藤
あの時の周りの自分にいた同世代の人とか、それこそマックスむらいは今そういう感じになってるっていうところも含めて、
すごく今読む、去年出た本っていう意味もすごくあるし、あんまり僕はこういう言葉も使わないし、あんまりしないと言ってるけども、
感情移入するというか、そういう感覚があるなという本だなと思ってますね。
なるほど。ちょっとさ、聞きたいんやけどさ、シャークさんはバンドでやってこうみたいな、大学卒業ぐらいの時にしてたってこと?
そうね。
で、それでバンドもやって仕事もしてたの?
新卒で就職するっていうのはまずなくて、就活とバンドどっちも、バンドもその時組んでないから、
だからどういう風にやっていくのかみたいな、ライブハウスとかには出入りしてて、いろんな人のサポートとかでベースを弾いたりしてたけど、
どうしよっかなみたいな、もうぐっちゃぐちゃの時期だったかな。
なるほどね。
で、その感じでちょくちょくできつつあるけど、全然自分の思ってることとか理想にはできないみたいな感じが普通に2、3年続く感じかな。
で、2017とかで周りの人、正社員やりながらバンドやってるなっていう感じが見えたんで、就職したって感じかな。
なるほど。じゃあその、カオス期にこの劇薬みたいなYouTubeのCMを見ちゃったってことか。
だから、ちょっと自分の昔のSNSの、で、こんぐらいの時期に僕って何言ってるのかなって調べたら、やっぱ書いてて、
その「好きなことで、生きていくっていう結果がYouTuberでいいんか」って俺ね、つぶやいてました。
それはどういう思いだった?
偏見だよね。YouTuberなんて、もうなんかちょっと差別意識みたいなのが正直あったんだろうね。
そんなものが好きなものなわけがないだろうと思ってたんだろうね。
なるほどね。確かに両方の気持ちがあって、正直羨ましいなっていうのもあるけど、
なんかそれはちょっと言えないというか、
そうそうね。
俺たちの方がもうちょっと本質的なことをやってるんじゃないかとか、
いやあったと思うな。
いや普通に仕事頑張ってる方が偉くないか、でもこの人たち楽しそうだなみたいなので、
めちゃめちゃ揺れ動いてるっていうのが、社会人のその始まりにあったから、
他の世代に比べて、YouTubeのこのCM、タグラインみたいのはめっちゃ気にしてるのかもね。
思うなあ。本の話に戻ると、その衝動っていう言葉で、
衝動と自己探求
やりたいこととか、将来の夢、なりたい自分みたいなことで言われるものじゃない、
なんか自分の中にある湧き上がるものとか、
自分を忘れるほど夢中になれる何かというふうに書いてあるけども、
そういうものを自分が欲してたんだなという感覚というか、
それをどう表出したらいいんだろうなっていうことに悩んでたんだなっていうことが、
こぶさんがさっき言った処方箋じゃないけど、
そういうのを言ってた時の自分が成仏する感覚みたいなのにはなったかなあ。
いやもうね、マジで成仏って感じ。本当にそう。
印象としては本当そうなんだけど。
具体的に本の中のフレーズとか、
特にこういったことが書かれてるけど、実際どうなんっていうツッコミもある。
ツッコムっていうのが心象を読む時の面白さでもあると思うので。
ちょっと批判的なスタンスを持ちつつ読む。
全然持ってもいいし、これはいいなっていうところでもいいから、
その辺もちょっと話していきたいんですけども、
こぶさんから気になるとことか。
作者の谷川さんもおっしゃってるんですけど、
この本の根幹はそれっぽい言説に振り回されずに解釈するっていうのを繰り返し伝えてますっていうのを、
しっかり文章でも書いてるんですけど、
これちょっとシャークさんと一緒に考えたくて。
まずこれがどういう意味かっていうと、
世の中に出てるいわゆる紋切り型の表現とか、
これに対してはこういう思いを持ってる人が多いみたいな、
世の正解みたいなのにみんなちょっと振り回されすぎなので、
自分の感性で自分の言葉を見つけて意見を持って生きていきましょうみたいなことだと思うんですけど、
それってめっちゃむずくないかなって現代でやるの、これどう思いますか?
まさしくむっちゃむずいと思うし、
言ってることはわかるけどっていうことかな、やっぱり。
結構この本のいいところって、それも難しいよね難しいよね、
じゃあこういう方法があるんじゃないのみたいなところまで提示してくれるから、
そこまで読むとうんうんうんと思いながらも、
でも僕たちの生活はこの本を読んだ後も、
気持ちとしてはこう、さっき言ったような成仏みたいな気持ちがあっても、
やっぱりそこから抜け出すとか、
じゃあどういうふうな行動をするのかっていうところに移っていくと思うんだけど、
その時にちょっと具体的に、具体的な自分たちの生活とか行動のあれとして、
どうせいっちゅうねん…みたいな放り出される感覚みたいなのを感じるところもあるのかなっていうふうにはすごく思うかな。
そうなんよな結構。
いろんな本読んだり、特に人文書とか思想書みたいなの読んで思うんやけど、
確かにめっちゃいいなと思うんやけど、
これ明日から仕事始まるのかどうやって組み込めばいいんかなっていうのが難くて。
でもそういうことを許される働き方をしてないとか、
自分がお金を稼ぐスキルとして、言ったら端的に話すとかさ、
こういうことを言って切り抜けるみたいな。
仕事のテクニックだったりの本とか、自分が培ってきたスキルってそういうものを求められるんだけど、
そういうの全部、ちゃうよねっていうことを言ってくれてるんだけど、
どう思いましたかって聞いた時に、
本当にその人がどう思ってたかってみんな言ってないみたいな話があって、
それをどんどん掘っていくと、
それって本当に今思ったことですか?
今まで思ってたことを言葉にしただけじゃないですか?みたいなツッコミをしていくと、
もう一段階違う言葉を言うけど、
やっぱりそれも言ったらぽいことを言ってるだけじゃないの?っていうツッコミを、
一、二回繰り返すと、やっとうーんっていうので出てくるところみたいなのが、
「衝動」というか、「なにか」みたいなものが出てくるみたいな例があったと思うんだけど。
でもそれは、一、社会で生きていく上とか、そういうところに落とし込んだ時は、
現代社会と仕事
それはやっぱ許されない。
そうなのよ。
し、その3回目とか最後に出てきたものをいいねって言ってくれる人は、なかなかいないっていう話だよね。
そんな会議でさ、結論ファーストでみんな、
Aだと思います、Bだと思います、いや、Aだと思いますとか言ってる中、
いや、これはね、とかって、つらつらつらつら喋って、Dですとか言えないじゃない。
そうね。それはそれで、一つ働き方の中の一幕だから、
もちろん全部が全部、ゼロヒャクじゃないよねっていうところではあって、
自分の余暇の時間とか、これは自分が好きなものとか、
何か衝動みたいなものを見つけるための方法としてそういうことが書かれてるんだけど、
それを大事にしようと思うと、
普段からそういう考え方をしていかないと、いきなりそれができるっていうわけではないので、
そこはうまくバチバチっとスイッチを切り替えれる人じゃないと、
なかなかそういう生き方みたいな、
どういうふうに自分と対話できるのかみたいなところは、
難しいのかなっていうのは正直は思うし、
多くの人はそう感じるんじゃないのかなとは思うかな。
そうよね。資本主義と思想を両方積んどかないと、エンジンとして。
職場でもうまくやっていけないし、
こういういろいろ考えたりするときにはその資本主義的なものってそんなに必要なかったりするから。
シャークさんは今切り替えのスイッチみたいなことを言ってくれたけど、
まさにそれが必要やなって思う。
そうね。これは深く衝動についての話の本だからそれでいいんだけど、
今例えば30代とかちょっと余裕出てきたけど、
自分に何もないみたいな感覚とかで悩んでるっていう人も多分いると思っていて、
そういう人が欲しいのってそこの多分スイッチの切り替え方とかの方が多分求められてるのかなっていうのは。
いや、いいこと言うね。
思うかな。
確かにそうやな。
そうそう。だから今日タイトル出してるのもそうなんだけど、
三宅香帆さんの『なぜ働いてると本が読めなくなるのか』も多分そこに隣接してる本だと僕は思ってて、
並べて読むとすごくいい本だと思ってるんだけど、
三宅さんの本とかも言ったら最後にその「半身で働く」みたいな話があって、
それに対して、僕は「そうだよな…」としかやっぱ思われへんというか、
そこのやり方、もうちょっとそこを聞きたいんだけどっていうツッコミを多分みんな今思っていて、
そうですね。
っていうのはあるんだろうなっていうところだよね。
三宅香帆さんの本は仕事してると本が読めなくなってくけど、
対策としてはその仕事に全力投球100せずに50%ぐらいのリソース割いて、
残り50ぐらいは空けといて、それを半身って呼んでるんですけど、
その空いた50で本を読んだりとか、自分のやりたいことやって半分半分ぐらいのモチベーションとか、
力の使い方でやっていきましょうよっていう提案を最後に半身っていうのでしてくれてるんだけど、
その半身の導入の仕方はやっぱそれぞれ違うかな、それを考えるのが結構むずいよねっていうことだよね。
今回の谷川さんの本も三宅さんの本もすごく誠実だと思うし、すごくいい内容を話してるんだけど、
そういう前提をたぶんこの人たちは書いてくれたんだけど、
その上でやっぱ、「じゃあどうすんの?」みたいなことを、資本主義的な「PDCA回したい!」みたいな欲望で生きてる人からすると、
じゃあ次どうすんの?そこはないのか?みたいな感じで思っちゃうっていう。
自分がそういう資本主義的なものに喉まで使ってるんだなっていうところをすごく再確認するみたいな感覚もあるんだけどね。
それはさ、シャークさんは結構資本主義じゃないような側面も「心の砂地」とか聞いてると強いかなって思うんやけど、
シャークさんも本を読んだ時にちょっと感じたってこと。実際どうやってやればええんやみたいな。
僕が思ってるのは同じようにあの時、横にいたクラスの人とか、高校時代の人とか、実家にいる両親とか、
そういういろんな人が読んだらどう思うのかなって思うことを結構考えることが多いんだけど、
いま、俺のためにあるだけのもんじゃないって思ってる考え方をしてて。
へー、面白いね。
そういう時に結構こう、どないすりゃええねんっていう方をみんな思うんちゃうっていう。
あー、じゃあシャークさん自身はその、半身の空いた時間どういうふうに自分がやってけばいいかっていうことは、
具体的にはそんな迷わないけど。
そうそう、正直ね。僕だったらこれぐらいの比率があるなとか。
うんうんうん。
で、僕もスイッチ切り替えるっていうのはすごく得意になったのね。
だから、まあその中でこれぐらいのバランスにしていこうみたいなのが、
自分の衝動と生き方
ふと三宅香帆の言葉が、谷川嘉浩の言葉が頭になるっていうのが大事だっていうところで受け止められるけど、
他のもっとどっぷり働いてる人とか、全然そういう前提が共有できない上の世代の人とか、
グッと下の世代の子だったら、果てで終わっちゃうんじゃないみたいなツッコミは頭の中で浮かぶなっていうのはすごく思ったりするかな。
なるほど。
ちなみにさ、そのシャークさんなりのそのスイッチってのはどういうことをやってんの?
でも、そういう意味で言うと、僕は死ぬまで正直、資本主義的なもんからは絶対に抗えないと思ってるのね。
本当に政治的な運動とかアクションが大きく起きて、この時代が変わるかもしれない。
し、そういう考え方を持った人が、今のこの擦り切れるまで働いてみたいな。
すごくお金を持ってる人は裕福だけど、すごく格差があってみたいなことを解決する手立てをしてくれるってことを望んでるし、
そういうことに対して連帯したいと思ってるけども、自分が死ぬまでにそれが自分の理想の形に収まるっていうのはないと思ってるのよ。
現実的な話。すごくリアリズムで見た時にすごく難しいだろうなと思ってるのね。
だったら自分の中でできる、それこそ自分の中の衝動みたいなんて、本当に自分があるだけの好きなものに対してどこまで端的するかっていう、
そこに振り切るしかないよねっていうのが生きる姿勢みたいなのが多分ある。
だから結構この中で書かれてる「衝動」みたいなものにどう付き合うのかっていう答えを僕の中では出してるのよね。
だからそれに対してどう振るかっていうだけだから、本当にしたいことみたいなことがこうやって話してるポッドキャストはやりたいことなんだけど、
僕の中の衝動の表出なんだけど、そういったことが一番の人生のメインっていう考え方にここ1年ぐらいはしようとしてて。
経験と試行錯誤
なるほどね。シャークさんはこの本読んでスイッチングとか自分なりにやってみようというよりは日々そういうことを考えてて、
言うても金稼がないかんし、仕事できた方がいいからその辺はちゃんとやりつつも空いた時間でポッドキャストをやったりとか、
心の砂地のリスナーさんなら皆さんご存知かと思うけど、どんだけカルチャー食らってんねんっていう日々、
そのやっていくぞっていうのをなんとなく指針として決めたら谷川さんも同じような大枠のことをおっしゃってたという。
そうそうね。だからそこをどっちかというと僕の中では強化してくれるタイプの読書だなっていう感覚があったかな。
もちろんこういう人がいるんだとか、こういう考えでもっていたら確かにやるやすいなみたいなこととか、
発見と勉強は全然あるんだけど、向きとしては同世代だし、もしかしたら同じような京都でっていうのもあるかもしれないけど、
ほんまやな。
すごくそうだねって思う感覚があったね。もっと言えば三宅さんも大学は京都だし、今は京都に住まれてるから。
もしかしたら東京ど真ん中でずっといる人とか、そうじゃないずっと地方部にいる人だとまたこの感覚が全然違うんかもしれないけども、
僕はこの「なぜ働いていると〜」も含めると、うんそうだよねっていう。だからエンパワーメントっぽい感じで受け止めてるって感じが強いのかな。
なるほどね。新しい可視観というよりは日々考えてることがちゃんと体系化されて、こういう著者の人も言ってるんだっていう納得とか知識無双じゃないけど、
よりパワーアップさせるってことね。
そうそうそうって思ってる。でもこぶさんもどっちかというとそういう感覚じゃないの?
これはマジでシャークさんの言ってることほぼ一緒なんですよね。でも分かる分かるって言って聞く人あんまいないと思うんですよ今の話。
あ〜そっか。
こう内容ずれちゃうかもなんですけど。
いいよ全然。
僕自身はちょっとフリーで仕事もしてて、割と時間がある時期が長くて。
その時になんかこうやりたいこととかいろいろやったけど、正直あんま人生かけてやりたいことねえなとか。
じゃあ自分は何が好きなんだろうっていうのを読書と散歩をしまくって、で頭の中を常にこうメモに書き出して整理して、
ほなこれがいいかなってやってみてそんな幸せじゃないなってこれやめるとかっていうのを本当に1年ぐらい繰り返したんですよ試行錯誤。
なんとなく今こういう人生送りたいなっていう固まってきたんですけど、なんかそれを多分シャークさんはそのカオス期とかを経てやったってこと?
そうねカオス期はめっちゃあったと思うな。でも自分の中のカオスは結構保ってたけどね。
社会人やりながらカオス復業みたいな。
結構荒れてた時期もあるし、酒とかも全然飲まなかったのがカオス期を経てアル中寸前まで飲んでた時期もあるし。
だからポッドゲストやりだしてからぐらいじゃん?2020ぐらいまではもう完全なカオスにいたから、回り回ってもう全部が嫌になってみたいな。それでできた感じだったかな。
確かにそのポッドゲストをシャークさんも心のすなしでやられても5年ぐらいですか?
そうですね5年。まぁ上京ボーイズも一緒ぐらい。
そうそう一緒ぐらいなんで。5年ぐらいやったらそりゃその半身が仕上がってくるかもね。
っていうのはあるね。
確かにそうかもな。
もうちょっとあれかな。中身の方の話に戻ると。他思ったこととか。
本の中身で言われてることとしては、「衝動」っていうのはいろんなとこにきっかけがあるから、いろんなもので触れて自分がどう思うかっていうのをキャッチしなさいみたいなことだと思うんですけど、東京にいるとその衝動の種多すぎないっていうのがあって。
例えば映画とかでも本当に自分が好きと思ってんのか、あの映画インフルエンサーがおもろいって言ってるから見て。
正直微妙やなと思ったけどちょっとおもろいって言ってしまうとか、自分の感性なのか文脈がわかってないだけなのか、これをおもろいって言ったら恥かくんかなみたいなのが結構あって。
それ抱えてる人はすごく多いと思う。
シャークさんはいろんな映画とかいろんなものに触れて感じやすい自分っていると思うんやけど、どうやって自分の意見とか感じ方っていうのを守ってんの?
正直ね、俺は感性鈍いっていう感覚がずっとあんのね。
感性は鈍い。
めっちゃ鈍いと思ってて、自分の話をすると中学生とかの時にバンド始めた時に、バンドやろうってなった4人で同じように大人たちに教えてもらったの。
でもダントツに俺ができなかったのね。
習得が遅かったってこと?
遅かったし、音聞いてこれってこういう気持ちになるだろって言われたらもう全然わかんなかった。
で、他の子らはすごく感が良くてすぐできる子もいるし、わかってなくても頭の中に入ってる子とかすごいいて。
で、そこで多分強烈なコンプレックスみたいなんで、俺は多分そういう何かカルチャーとかそういったものに対する基礎的な体力っていうのはないんだなっていうのが中2、3くらいの時に思ったな。
でもそっから高校3年間くらいまで同じような生活続けるんやけど、色々勉強していって、その忍耐力はあったのよ。
その鈍いけどそれがずっと嫌だなとか、なんか面白いなって言って、じゃあ次これ見てみようかな。
これさっきよりこっちの方が好きかもな、わからんな、じゃあもう一個見ようかな。
もう一個聞こうかなみたいな、そういう継続力は明らかに俺の方があったのね。
なるほどね。
そうそう。
一個のものに触れた時に、みんなが何か言えるけどシャークさんは、いや、ようわからんけどいいかもぐらいしか感じれないから、いっぱい食らって蓄積してもうちょっと喋ろうみたいな気持ちでやってたら、
すんごい食べてたみたいな。
そうそう。で、言ったらそれがずっと続いてるっていう感覚もあるし、で、その時一緒にやってた子って多分今は新しい音楽聴いてないし、
いや、そうよね。
ってなってるのね。でも、俺はその継続力はあったっていうのが多分自信があって、正直、例えば大島育宙さんが映画で紹介してます。
感性と言語化
で、同世代で、おもろいって言ったら、じゃあ行こうかって言って、全然わからんかったなみたいな、もう頻発する。
あー、それはさ、どう落としどころをつけてんの?自分の中で。
これは、正解があって、僕の中では。
ほう、聞きたいねこれ。
感想言わんでいいと思ってんのよ。
いや、めっちゃいいこと言ったな。いや、これかもな。
だからそれは俺の経験があって、今段階ではわかれへんっていうのにしといて、他の作品とか見てるうちにだんだん、
いや、あれ良かった、そう言われてみたらあれ良かったなとか言って、だんだん順位上がってくるやつあんのよ。
で、逆にガーンってきて、だんだん順位下がってくるやつってあんのよ。
え、そのさ、上がってくのは結構イメージつくんやけど、下がってくってどういうこと?
いや、だからもうほんと言ったら、かましだけで作られてる映画ってあんのよ。
こんなことやるぜ、俺たちは、みたいな。
そうそうそう。
例えばセッションっていう映画がありますけど、面白い気するんやけど、100だったとしたらマジで0.2ぐらいになってて。
下がりすぎやろ、それ。
何が面白かったん?みたいな。
でもそれの変化自体も面白いよね。
そうそうそう。で、見直してみたら50ぐらいまで戻るときとかあんのよ。
ここは良かったよね。とか。マジでそれで良くて、この本の中でも大きい問題ってSNSで情報にまみれててみたいなところが結構でかくて、本当にそれはそうだと思うんだけど、
感想1個っていうのだと思ってる方が多分おかしいのよ。感想多分10個ぐらい言って別にいいやろっていう。
それぞれの感想が日によってちょっと違ってもいいよね。
そうそう、し、むっちゃ矛盾しててもいいし、っていうか矛盾してる方がおもろいやろっていう。
めちゃめちゃ良いこと言ってるのよ。これちょっと冒頭でも言ったんですけど、僕が好きな心の砂地のね、「風の時代、アフタースリーイヤーズ」っていう回で、
多分てらださんが言ってたと思うんですけど、《語らないというスタンスを取った方がいい》っていうのを言っててしきりに。
それはなんかちょっときな臭い言葉とか流れとかに乗らないっていうこともあるし、
シャークさんがさっき言ってくれたみたいに、言語化しちゃうと固まっちゃうんですよね。
そのセッション100おもろかったってフィルマークスにバチって書いちゃうと、やっぱおもろかったんやなっていう感想を反芻してしまうんですけど、
わからんかったら保留しといて、何かの檻に触れて考えていって、その度に出力してもいいんじゃないかってことよね。
そうそうそう。だし、政治家とかの人とかだと困るよ。「選挙の時に言ってたのに公約やってないやん」とかって、
そういうことが求められる仕事の人はいるけど、俺ら別にセッション5.0ですって言った自分と、
次の日にだって1.8ですって言ってる自分がいても、そこを何を批判されるんやって思ってて。
それはやっぱ、全員がレビュアーになってるというか、感想を言わないといけない。
SNSで「ナミビアの砂漠」面白かったって言うまでがセットになってますとか、
そこを言わないというのはめっちゃいいと思うな、スタンスとして。
だから、わからんやつは言ってない。で、ちょっとわかるかもって言った時にちょっと書いたりとか。
たぶんそれってほんま病としては、みんなその履修とかいう言葉とか。
衝動の重要性
履修って言葉の何が嫌かって、大学生しか使わん言葉やからまず嫌なんやけど。
確かにな。
なんかすごく限定的な言葉で嫌だなと思ってないけど、
スタンプをパンパンパンって押していくみたいな、
LINEとか未読メールとかの赤の通知とかを消していくみたいな感じで見ていってるから、
その時に1個1個消して、1個1個自分の中で点数をつけて置いていってみたいなことが本当にやらされてる。
それってたぶん資本主義の中でそういうふうにやっていったらどんどん数を見てくれるから。
本当にその通りやね。
そういうふうに慣らされてるっていうのがたぶんあると思うんだけど。
だから言わんようにしてるし、
だからあんま面白くないかもしれないんだよな、
俺と一緒に映画見に行ってその後お茶とかして、
いやー、んー、みたいなのばっかり言ってるから。
保留ですみたいな。
いやー、んー。みたいな。
数見ていくと、どっかその中でも言葉はすぐ言えるようにはなってくるのよ。
そこは本当にガツンときたなというのは言えるから、
それだけで会話としてなんとかできたり、
もしかしたら描きたいという衝動もそこにだけ絞って描いてみたいなこともできるようにはなっていく。
でもただそれが絶対ではないし。
めっちゃいいな。
なんかこのたくさん見て、いろんな心の砂地でもすごい面白い考察というか、
意見みたいなのを言ってるシャークさんが言うからこその重みだと思うんですけど、
カルチャー感想プレゼン大会を下りるということだね。
基本的には全然何やねんそれと。
もちろん面白いこと言ってくれる人がいたら聞きたいし、
俺も聞くの好きだからそういう人はいっぱいいてほしいんやけど、
別にそこを背負う必要は本当に全然ないよっていうのは思ってる。
いいな。
文化との向き合い方
じゃあ首かしげなから分からんかった数でもいいし、
それを抱えておく方が大事ってことですね。
そうそう。
だから今回だと衝動にはタメがあるっていう言葉があるんやけど、
俺の中でタメってそういう感じっていうか、
分かんねえの数いっぱい持ってるやつの方が強えなってすごい思ってて。
でもちょっとそこで分かんなかったなってもう切っちゃうやん。
もうほんじゃあ俺映画が分かんないのかもとか。
日本の映画じゃないとダメなのかも。
それがフランス映画だったらフランス映画分かんないのかもとか。
この出てる監督ダメなのかも。
この俳優ダメなのかも。
このシネマの感じがダメなのかもとか。
いろいろ要素があるんやけど、
全部さ、大きいやつ切っちゃうことが出ちゃうっていうのはすごいもったいないから、
抱えてもう2個目にもう1回いくっていうのがめっちゃ大事みたいな。
あーそこはやっぱ体力いるな。
そうそう、っていうのは絶対あると思って。
で、これは俺がカルチャーモンスターだから、
そこに耐える体力があるからできてる、
ちょっと強い言葉であるっていうのはすごく思う。
で、そこにまた1800円、2000円使うっていうことに、
僕はマジでなんも思ってないけど。
モンスターやな。
そうそう、そこは重いやん本当は。
重いよ。
2000円あったらすげえ、結構いいランチとか食えるし。
食べれるよね。
だからそこは、僕みたいな人間が言うすごい傲慢な言葉だなとは思ってるけど、
でも、全切りするよりそうしていったら、
すげえいいとこまでいけるんだよなーっていうのは、
やっぱ数は絶対必要だと思ってるしっていうとか。
あとでも逆に、
もう過剰に数だけになってるやつの説得力マジないっていうのもすごい思ってて。
それはさっき言ったスタンプ理論よね。
そうそう。
だから、「年間300冊読んでます」みたいなこと書いてる人とか。
逆にね。
まぁまぁまぁ偉いんやけど、
数読んでるってことは一つの信頼になるんやけど、
いやでも数じゃないけどなっていう、
数が大事だけど、そうじゃないけどなともやっぱ思っちゃうから。
そっか、じゃあわからんかったときに数かもと思って、
もう一回リトライするのは大事やけど、
じゃあ年間100本映画見てますみたいな、
その本数だけを稼ぎにいって、
なんかそのカルチャーポイント上げようみたいなスタンスはどうなんてことよね。
そうね、ある程度そのしきい値みたいなのがあって、
多分、越えたら絶対に見方とか何かわかってくると思うよね。
チャレンジしてないやつよりは全然説得力あるんだけど、
まぁ難しいとかね、その辺が。
確かにな、数の論理になってくると、
そのなんか、わからないって保持することが多分難しくなってくるよね。
そうそう。
毎回こうパンパン、はいこれ3.5、はいこれ4.1、はいこれ5、
最高でした、次々次みたいになってくと、
あれ何見たんやっけとか。
そうそう。
なりそうではある。
そう、だからどっかでめちゃめちゃ大きい数になろうとしたら、
なんかやっぱ捨てなあかんくなっちゃうから。
で、そうなると真に触れようとか、
それこそ自分の中の衝動を見つけようっていうやり方じゃなくなってくるんじゃないのかっていうところが多分あるのね。
うんうんうん。
だから深く、強さじゃなくて深さみたいなのはこの本に繰り返し出ててすごくいいなと思うんだけど、
やっぱ深いところに触れよう、触れたい。
深いところでぶっ飛ばされたっていう気持ちで向き合っていかないと絶対ダメだから。
うんうんうん。
だからそういう姿勢の問題ってめっちゃあると思うし、
何十冊とか何百冊とか数だけにしちゃうと、
そういう現象が起こりやすくはなっちゃうよなとかは思う。
なるほどな。
ただでも数は大事と思うっていう。
じゃあある程度超えなきゃいけないハードルは正直あるけど。
あると思う。
そんな捕らわれない方、むずいなでもあんばいというか、
多分それぞれの敷地があるよねこれは。
そうそうあるとは思う。
シャークさんが例えば月、わかんないですけど10本見に映画館に行くことの労力とか精神的なハードルみたいなのが、
僕にとっては月3本なのかもしれないし。
そうそうそう。月1なのかもしれないしね。
月1本で3ヶ月目に、あれそう思ったらこの3本の中だったら一番初めのやつの方がわかんなかったけど、
なんかこっちの方が好きかもみたいな。
ちょっと目は絶対出てくるんですよ人って。
だからそこの目をポンってスタンプで3.5で忘れちゃうと、
忘れるように今なってるからっていうのが本当に大きい話なんだけど、
そもそもその目が生まれないみたいなのが問題なんだろうなとは思ってるんだよね。
やっぱさ、今流行ってるものを今見て今レビューしないと、
なんか俺カルチャーレベル下がってくんじゃないかなみたいな。
そういうトレンド性もあるよね。
あるなー。で何か言わなあかんし。
なんかその…流行を追うというより過去を遡ってくみたいなスタンスをシャークさんはちょっと意識してるみたいな。
そうね。
それ面白いなと思って。
一番この本の中で、いやもうよう書いてくれだと思ったのは本当に「キルケゴールの聖書読解」っていうところで。
ちょっと単語むず。
自分を過去に同期させよっていうね。
聖書をイエスに会ったことある奴が読んでることと会ったことない奴が読んでることは一緒やと。
それはめっちゃ正しいと思うし、そういうもんになったから宗教って広まったわけやんかっていう話ができるんやけど。
過去への探求
だからライブじゃなくていいっていうね。
活動休止前のエルレガーデン見てたよっていうのは、いいな羨ましいな、って僕らの下の世代の子は思うかもしれへんけど。
でも別に同じようにSpotifyで何か流れてきて好きになったやつと、その時のエルレガーデンを見てたやつではもう完全に等価値だからっていうことをちゃんと言うっていうのはめっちゃ大事やなと思うし、僕も本当そう思うし。
さらに乗せて言うんやったら、自分のライブ性っていうのを大事にしてる奴よりも、全然自分が生まれてない時代とか過去のものを掘ってそっちに影響されてる奴っていう方が、僕は面白いと思ってるからそうなろうとしてるんだよね。
やっぱり基本的にほとんどの作り手に関しても受け手に関してもやっぱ最先端でどう変わっていくかっていうものを求められるし、今ってあることが評価されるけど、全然今じゃないってことを評価される世の中になったほうが僕は面白いなと思ってるから。
だから基本的にやっぱ過去に向かっていく人みたいなのが増えていったらいいなってすごい思ってるかな。
そうですね。じゃあその流行りの映画とかじゃなくても、いわゆる昔に流行ったやつとか、ちょっとおもろいなって思うカリオストロの城ちょっともう一回見てみるかとか、そういう姿勢でもいいってことよね。
そうそう。で、いいと思うし、で、これは難しいんが、過剰に過去ってなるとやっぱそのノスタルジーに回収されるっていうのがすごいあって。
あー確かに。
うん。例えばだから中学生の時、前に聞いてた銀杏BOYZに戻るみたいな。で、それがあの時の自分よかったな…みたいなんで、そこにずっと浸っちゃうみたいなことはちょっと俺の言ってることと違うっていう。
それよりさらにもっと昔に行ってみてほしいっていう。
それはなんか歴史とか文脈を紐解いていくみたいな感覚?
僕はそれが好きだけど、全然繋がってなくていい。
あーそうなの。
自分なりのもの、基本的には過去から現在に時間が流れてるから、今のものの方が自分にフィットしそうだから、今のものでみんな探すけど、今こうやってアーカイブが整理されてる、スポティファイでいろいろ聞ける、ユーネクストの過去の映画見れるとかいう時代だったら、すごい昔のもんに自分がバシッて当たることって絶対あると思うのね。
で、そういうことに影響を受けて変わってるやつの方が面白いやつなんじゃないかっていう姿勢。
まあその個性という意味では、今流行りのやつをちょっと先鋭的に取っていくのもいいけど、その衝動の種が全然違うところにある可能性があるから、過去のものに触れてみてもいいんじゃないかと。
そうそうそう。っていうのがちょっと減ってるなっていう。
過去で今残って整備されて見れるもんって、やっぱ古典だから残ってるからいいものの率高いのよ。思んないもんってもうなくなってるから。そもそもサブスク配信されてなかったりするから。
今残ってる過去のもんって言ったらいいとこ食いなんやけど、それは絶対あったほうがいい姿勢だし、なんかないんかなと思ってる人は、今の時代の覆ってるものに自分がフィットしてない可能性が高いっちゃうかなって。
なるほどね。そっか、その衝動の発掘先を、もうジャンルとかじゃなくて時間軸で取ってみるってことね。
そうそう。90年ぐらいだったら自分すごいバッチリし合うなとか、80年だったら自分バッチリし合うなみたいな人、たぶん絶対いると思うのね。好きなもんが。っていうのはあると思う。
映画と自己の感性
1個さ、過去に遡ってみて俺あんま上手くいかんかった事例が1個あるんやけど、この2年ぐらいで僕マーベルをバーッと見て、めっちゃおもろいってなって。
で、マーベルって配信サービスのディズニープラスで見れるんで、同様にスターウォーズが入ってて、スターウォーズもやっぱすごい名作だし、なんかこのちょっとマーベルとノリが似てそうみたいなことを思って見たんですよ、全部9本とか10本ぐらい。
正直あんまりピンとこなくて。
なるほどね。
これはちょっと自分なりに過去に遡ってみたんだけど、上手くいかなくて、あんま分からんかったっていうことを配信とかでも特に言えないんで何も言ってないんですけど、これを持ったまま言ったほうがいいってことだよね。
そうそう、持ったままスターウォーズの456はダメ。でも正直スターウォーズに関してはそういう人多いと思う。
そうなんだ、俺だけじゃないんだ。
多分僕ら世代だと全然多いと思ってて、1,2,3がリアルタイムで、1,2,3がスターウォーズだと思ってて456見たときに、おー早ぇーみたいな。
あるなそれ。
そういう感覚とか全然あるんやけど、でもそっかジョージ・ルーカスのこの時期がダメなんだったらスピルバーグの同じぐらいの時期どうかなとか。
それはもう完璧にそうやって。でもスターウォーズが出たぐらいの時のバックテレフューチャー、僕2020年ぐらいに全部見たんですけど。
面白いでしょ。
めっちゃ面白くて全部。
そうそうそうなのよ。
ってことは。
だからそれは456がダメなのよ。
そうなんですか。
それは自分で言うよりは456がダメだって言っていいと思ってて俺は。
それは言ってOKなんだね。
言っていいと思って。
だからちゃんとその時代の他の作品を見て、数じゃないけど自分の中の基準を持った上で比較したから。
そうそうそう。
あーなるほどなるほど。
でもこれがまたズレていって他のSFのやつ、例えばトロンとかいろいろあると思ったら、そういうの見てったときにふとあれスターウォーズの5のあそこいいなーみたいになってくる時が生まれんのよ。
はいはいはい。
そうなったら大いにひっくり返してほしいみたいな。
なるほどなー。
じゃあそのひっくり返すのを許してほしいね。
許すし許していかないとねみんな。
一回言っちゃったことを訂正するっていうことがやっぱり形に残るし、実際にそういうことを批判されてる人とかをいっぱい見てるからSNSとかね。
きついと思うんやけど、どんどんそれは再評価し直しても全然いいと思うし、とは思うね。
自分が好きだったものがそこで好きじゃなくなるみたいなことも起きてくると思うけど、それも別に自分のせいじゃないからっていうのはあると思うなー。
なるほどなー。いいこと聞いた。
じゃあスターウォーズに関しては言っていいっていうのもあるし、とはいえその判断くださずにもうちょっと持っといて、他のわからないですけどデューン砂の惑星とかなんか見たらええんじゃないとか。
そっか、それじゃあ数を見るっていうのはシンプルな本数じゃなくて、その時代合わせるとかジャンル合わせる、監督ずらすとか、いろんなポイントでやった方がいいってこと?
そうそう、絶対あると思う。だから見ていって、僕が昔やってたのはノートとかつけていくと、この時のアメリカの感じ苦手なんかなーとか、仮説が立ってくるのよ、並べていくと。
この時のこの感じ、ヨーロッパのこっちの方の人ら苦手なんかもなーとか、見えてくるよね。だからその線にするっていうのはめっちゃ大事だというのは僕の中でありますね。
なるほど。
ヒントとして。
あーじゃあいいですね。僕、やっぱそのシャークさんのラジオとか聞いてて、なんかそれ分かんない時どうすんのかなって思ってたんですけど、それはもう一旦ホールドして他の作品とか見て、ゆっくり考えましょうってことね。ちょっとあれですね、気軽に見れるかもね、もっと映画とか。
今、演劇毎月見てるんやけど、毎週見ようとしてるんやけど、でも去年から見だして、今まあ30本ぐらい見てるんやけど、分からん。
演劇、言っていいの?そんな心の砂地でやってるシャークさんが。
喋ったりもしてるし、いいやつはいいって言ってないんやけど、基本的にその演劇の何に、なんか毎週行ってるんやけど、とりあえず。
すごいね。
演劇の何がおもろいんかってことに、何の答えも今んとこ出てないのね。でも毎回5000円ぐらいのチケット払って毎週見てるんやけど。
モンスターすぎるって。
でもこれは、そのうち分かると思ってる、投資をしてんのね。でもまだ分からへん。1年経ってもあんまり骨の髄まで好きだって言ってる人の息までついてないんだなって思う。
で、これがもしかしたら届かんとどっかで見なくなるんかもしれへんし、っていうのは分かんないけど、自分の中ではそこの、ただそこにチャレンジしてる時の自分は割と好きだし、なんか引っかかりがある感じがするから。
だから本作で言うと、やっぱこれが結構な良いタメになってんじゃないかなとかは思ってるんだけどね。
演劇鑑賞の挑戦
なるほど。衝動はすぐ発散じゃなくて、実は溜められてそれが表象されるのを待ってるって谷川さんは言ってるんやけど、シャークさんの演劇30本はもしかしたらタメかもしれない。
かなりタメで。
タメとるな。
演劇を見ることで感激でこのタメが解消されるとも限らへんっていう話もあるやんか。
確かに。他のジャンル見て比較した時にってことだよね。
そうそう。だから映画見てる時の見方で、あ、これ演劇だったら上手いこと言ってるけど、っていう見方とかが生まれて、そこで一つの線、30本見た線みたいなのが生まれるみたいなのはもしかしたら出てきそうだなとかは思ってるけど、今んとこは何の何にもなってないね。
すごいね。それをやっぱ、それでも行くっていうのが素晴らしいとこですね。
いやでも、行きたくなるのは本当にこの本のテーマにある衝動よ。なんか衝動が多分あんのよ。
あー。
なんかいっちゃうのよ。
そっか。発掘はできてないけど、ここになんかダイヤあるかもなみたいな、なんとなく確信があるのか。
そうそう。で、ダイヤあるなと思って掘ってて、結局ダイヤ出てこなくても、まあまあまあ、それはやったっていうのは結構いいもんやんって捉えれてるかな。この本読んだ後の自分としては。
確かにその掘った筋肉はついてるから、じゃあもう一回映画掘り直せるかもなとか。
そうそうそう。違うやり方、違うショベルの使い方ができるかもなみたいなのがすごくあるのかもね。
なるほど。一回映画とか、わかんないけど音楽とかでそういうことを時間かけてやったっていう方がシャークさんにもあって、この他のジャンルでもそういうゆとりのある見方とかができるっていうのがやっぱ特徴だし、そういうのを言ってるしね、この時間かけてゆっくりやりなさいみたいな。
そうね。大きな音楽で、もっとわからんばっかりだったからが、どっかでわかってきてわかってきて、で、新しいのを聴くの楽しい楽しいってなって、大体がいけちゃったみたいな経験があるから、そこはたぶん僕が強いところだと思うけどね、一個完全な衝動を見つけたことがあるっていう。
でもなんかそれはやっぱ面白いもんで、今はほとんど音楽聴かへんから。
あ、そうなんだ。
うん。全然聴かへんね。でもやっぱ気持ちはあるから、音楽特集とかをちょっとココスナでやることで刺激を与えつつ、どうしよっかなみたいな。またどうやってタメを作っていこうかなみたいなチャレンジはやっていきたいなとは思ってるんだけどね。
だからそういうのがなくなることもあるんだなっていうのもすごくあるし、今話してきたので、昔はあったけど今はなっていう人も全然そこに対しては、いやなんかこれから沸きあうごる衝動みたいなのがあなたを襲うってことは全然あると思うから。
読書のすすめ
いいね。やっぱそこシャークさん特徴というか、切らずにとりあえず置いといていいんじゃないみたいな。
そうそう。っていうのはめっちゃ大事だと思う。
いや素晴らしいですね。僕もやっぱその音楽が年々聴けなくなってて。
同じような邦ロックばっかりずっと聴いてた時に、ちょっとやばいなと思ってこの流行ってる曲とか聴いてもピンとこないんですよ。
で、焦ってたんですけど最近ジュディマリとか聴き始めて、なんかめっちゃええやんってなってて。
ジュディマリは昔は聴いてなかった?
ジュディマリは全然ユキしか知らなかったんだけど、
なるほどね。
ジュディマリってこんなかっこよかったんや、聴き始めて。
っていうので、もう一回ちょっと音楽聴いてみようかなとかって思ってるんで、やっぱ捨てなくてよかったっすね。
いや、それこそジュディマリっていうのがめっちゃよくて、今じゃないやんか。
ユキではやってるけど、今じゃない昔あったもんにガツンと心が動くっていうことであるから、
さっき話してた本当過去のもんに自分がフィットするっていうのは僕が言ってるのはそういうとこかもしれないな。
しかもジュディマリ知らないんで、ノスタルジーでもないし正直。
普通にめっちゃいいなと思って聴いてるんで。
そういうことって本当あるけど、なんかでもちょっと恥ずかしい感じするやんか。
恥ずい?だってクジラ12号めっちゃいいよとかさ、知ってるしお前いつの話してんねん。
今とか俺も言っちゃうけど、でも今っていうやつが悪いからそれは。
心強いですね。
でもそれは本当深刻に捉える必要ないかな。
反射として言うけどスタンスとしては素晴らしいですよっていうことね。
そうそうそう。大事大事。今やろって逆に言い返してほしいなと思うから。
っていうとこっすかね。
いやー、喋れましたね。
喋れましたけども。
ぜひともね、すごくいい本なんで。
この谷川嘉浩さんの『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』
三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか。』
そっち読んだよって人多いと思うんで。
その続きで読むとね、なんか見えてくるものめっちゃあると思う。
これも本当言ったら線にするやり方というか。
そうですね。
読書は一番そういう線にするっていうのがやりやすいジャンルだと思うので、
ぜひとも読んでみていただいたらなと思います。
ちくまプリマー新書で定価990円ということで。
いいっすね。演劇の5分の1でいけるという。
いやそうよ。
ぜひとも読んでみていただければなと思います。
小太りさん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
57:32

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