テクノ封建制の紹介
こんにちは、いわみです。
7月2日の水曜日、いかがお過ごしでしょうか?
もう7月ですよね。
子供の夏休みがあと20日間、10何日くらいで始まるってね、子供は楽しみにしてるんですけど、
僕としては相当憂鬱なカウントダウンが始まってしまったなと思っています。
というのも、何回も言ってますけど、基本的に在宅で仕事してるんで、子供が家にいると仕事がはかどらないというか、
仕事にならなかったりするので、どうしようかなと今から恐れおののいていますが、
今日話してみたいことは、前に読んだ本の感想なんですけど、
例によってちょっとややこしい、難しい本の感想というか、理解なのでうまく話せる自信はないんですけど、
でもそうは言っても、誰々話してもね、どちらのためにもね、話してる方のためにも聞いてる方のためにもならないので、
1点だけね、ここだけ理解できたっていう1点だけに絞って話してみるっていう、そういう試みをやってみようと思います。
まず何の本を読んだのかというと、テクノ保険制っていうタイトルの本で、著者はヤニス・バルファキスさん。
ギリシャ人なんですけど、これ1個前に書いた本がすごく売れて有名になったんですよ、これ。
両方ともすごく長いタイトルなんですけど、1個前に売れた本が、
父が娘に語る美しく深く壮大でとんでもなくわかりやすい経済の話っていうね。
これ多分聞いたことあるというか、見たことある方いると思いますけど、これ僕も読んだんですけど、なかなか面白いなと。
わかりやすくてね、経済の基礎みたいのをすごくわかりやすく、自分の娘に語るっていう形態をとってね、
手紙みたいに書いてある本でね、全世界で売れたんですけど、それの続編みたいな感じで、テクノ保険制ってね。
これもねサブタイトルみたいな、デジタル空間の領主たちが私たちノードを支配するとんでもなく醜くて不公平な経済の話ってね。
これ多分あれですよね、前回の長いタイトルが売れたからそれに乗っ取ってみたいな、一つの流行りみたいなことかもしれませんけど、
これ翻訳した方が両方同じで、関美和さんってね、多分こういう経済系のビジネス書とかで翻訳の第一人者だと思いますけど、
ライター目線で見るとね、めちゃめちゃ上手いなって翻訳がね、思ってね、そういうのも関心しながら読んでいたんですけど、
脱線しないように本題を話していきたいんですが、このテクノ保険制っていう本の主な主張はね、
いくつかあると思うんだけど、僕が理解した最大の主張は結構シンプルなもので、何かというと資本主義。
資本主義というのがもう終わってますよってことをね、多分この本は言いたいんですよ。
ちょっと言い方は違うけど、少なくともね、以前の従来の資本主義の形はもうすでに変わってますよっていうね。
終わっているのと形を変えるのはだいぶ意味合いが違うかもしれないけど、僕はそうやって理解したんですね。
それで、そもそもの話なんですけど、資本主義ってね、すごく言葉は誰でも知っているけど、
その概念というか定義みたいのってほとんどの人がよくわかっていないと思うんですよ。僕もそうですけど。
それでね、一つの名前で呼ばれるけど、もうね、いつの時代も資本主義っていうのはもう姿を形を変えながらね、続いていて、
それの中の一つの新形態というふうに捉えることもできますよね。
それで今の形態はどうなっているのかっていうと、それがテクノ封建制だって言ってるわけですよね。
これテクノ封建制をね、封建制ってあのあれですね、領主みたいな、昔の歴史の授業で習ったような封建制度っていうことですけど、
それがテクノロジーの封建制度が今の実態としてあるんだっていうことですよね。
資本主義の変化
例えば何かというと、AmazonとかGoogleとかね、大企業があるじゃないですか、
そのテック系の大企業がね、それが今世界の富のほとんどを強奪っていうか寄せ集めているっていうことで、
その主張に関してはよく言われていることなんだけど、
それの表現方法というか説明方法としてテクノ封建制っていうのをね、言ったってことなんですけど、
これなんで封建制っていう言葉を使っているのかというと、ちょっと外国訳がわかんないけど日本語で言うと封建制っていうことですけど、
市場原理のことをね、言ってるんですよ、マーケットのメカニズムっていうことかもしれませんけど、
今までは企業が何かを作って、それを売って儲けるっていうね、それが基本的な経済の仕組みだったんだけど、
それがね、今は変わってしまっていて、一番その儲けるものはその領地、領地貸、土地貸だって言うんですね。
ただの現実の土地貸じゃなくて、クラウド上の土地貸、インターネット上の土地貸が今のね、主な儲けの源泉になっているっていう。
その転換によって資本主義はもう形を変えていって、
グーグルフォトとか、アマゾンもいろいろクラウド企業っていうふうにクラウドのサービスを出してますけど、
広くね、これは別にクラウドサービスっていうだけじゃなくて、
インターネット上でその情報を集約して、それによって、
インターネット上での情報を集約して、それによって、
この本を読んで一番ね、納得がいったというか、
なるほどなーって思った部分をね、
見ると、
例えば、
ね、
になっていますっていう話ですね 僕がこの本を読んで一番納得がいった
というか なるほどなと思った部分 をそこを紹介というか 自分なり
の言葉で話してみたいんですけど それがお金の流れの話なんですけ
ど ちょっとうまく言えるかどうか 分かりませんけど リーマンショック
ってあったじゃないですか 2008年 それで世界中日本も含めてすごい
経済が打撃をくらったんですけど そのときに中央銀行がやったこと
はお金をめっちゃ吸ってそれを いろんなとこにばらまくっていうこと
をやったわけですよ あのとき株価 とかでっかい銀行とかいろんな
企業が倒産して資本主義がやばい っていうね 資本主義というかアメリカ
とか先進国の経済がもうやばくなる 死んでしまいそうになったから
それを防ぐために国はお金をたくさん 吸って印刷してそれをいろんな
とこに配ったわけだけど そのときに 配られたお金が主にどこに行った
のかっていうと それが巨大IT企業 の株に向かったっていうね 全部
ではないかもしれないけど相当な 部分がそういうGoogleとかAmazonとか
Appleとかそういった実際のサービス 商品をつくって売っている企業
じゃなくて さっき言ったクラウド の土地代によって主に儲けている
企業の株に向かったっていう それによって何が起こったかっていう
と 昔ながらの市場の原理がもう 通用しなくなってしまったっていう
お金の流れの重要性
株は何があっても上がり続けている っていうのは この現象はおかしい
なって僕はずっと最近思っているん ですけど その一つの答えがこれで
説明できるんじゃないかなと思 って 僕はそこに納得感があったん
ですね リーマンショックから回復 したのは 僕はそのときはそんなに
経済の知識というか興味もなかった からあんまり覚えてませんけど
その後でコロナショックがあった じゃないですか 2020年ですね その
ときに1回株価とか暴落したんだけど 僕も結構損しましたが その後 なぜ
か急激に回復したじゃないですか これは何なんだろうってずっと
不思議に思ってたんですよ いろいろ 説明している人はいたんですけど
あんまり納得のある解説みたいな のは 納得できる解説みたいなの
はなくて 今回 このテクノ保険制度 を読んで これが実態かなという
一つの答えになったような気が するんですよ つまりこれは2段階
で考えることができて 1段階目は リーマンショックでアメリカとか
世界中の企業がピンチに陥って そのときに国がお金をたくさん
吸ったと それをばらまいてIT企業 が 主にIT企業が成長したと その
あと10年ちょっとしてコロナが 起きて そのときももう1回リーマン
ショックみたいに下がるかと思 ったら またそのときに金をすり
まくって それで同じ現象が起きた という 今回だから コロナのとき
はリーマンショックよりも多分 行動が早かったのかもしれない
でしょうね この本で書かれている ことは もっといろんなことがテクノ
保険制ってことについていろいろ 書かれてるわけですけど 僕が一個
理解できて しかもここが一番重要 だなって思ったのが 今のお金の
流れのとこだったんですよね なんで コロナショックで経済低迷
してもおかしくない状態だった のに 逆に膨らんで伸びてバブル
がはじけるかなと思ったら 今の 状態でもまだそれが続いている
っていうのは これはどういう現象 なんだろうってずっと不思議に
思ってたんですけど その答えの 一つとして 実体の商品を売って
いない企業の株に流れていたっていう ね だから 政府がお金をたくさん
吸って それが全部でIT企業の株 を 全部ではないかもしれないけど
その多くがIT企業の株に回って いたとしたら それは株価は上がります
よね この本にもう一つ書かれて いたのが ちょっと細かい言い回し
現代資本主義の限界
は忘れましたけど お金の処理が お金を処理したがってるけど お金
を払ってお金を処理してもらう みたいな そういう例えというか
表現が出てたんですけど 例えば 廃棄物とか そういうゴミってお金
を払って処理するじゃないですか 個人で言うと電化製品とか テレビ
とか冷蔵庫とか洗濯機とか壊れたら お金を払って 廃棄物で処理して
もらうじゃないですか それと同じ 現象がちょっと前の世界のお金でも
起きていたっていう 政府が 中央 銀行がお金をすりまくってばら
まいたんだけど それで商品も何 もない 欲しいものも何もないから
買うお金の行き先はないんだけど それ持っておくといろいろ税金
もかかるだろうし 処分しなきゃ いけないんだけど その処分する
ときにお金を払って処分してもらう っていう これはマイナス金利っていうこと
の説明として 確か使われていたん ですけど 行き場のなくなったお金
が お金を払ってお金を処理して もらうっていう そういうわけの
わからない現象も起きているっていうこと ですよね もう一つ気になったという
か なるほどなと思ったのはSNS これ TwitterとかFacebookとかInstagram
とか これも一つのクラウド領土 だっていう これはちょっと分かり
やすいかもしれないんですけど さっきのAmazonとかGoogleのあれより
も 何かというと ああいうSNSの プラットフォームも行ってみれば
その場所を貸して そこでみんなで いろいろ遊んでもらって それによって
企業は儲かってるわけじゃない ですか 僕は主にTwitterを使います
けど Xという 未だにTwitterと呼ん でますけど Twitterの場合も基本的
には無料で使えるからみんな集まって きて そこでいろんな興味のある
ことを投稿したりとかして そこに いろんなアルゴリズムとかフォロー
フォロワーとか いいねみたいな そういうのがあって 投稿者の自己
承認欲求みたいなのを満たす仕組み をうまくつくったから そうなる
と あとは企業は何にもしなくても 儲かる仕組みができているっていうこと
になっていると 何にもしなくても っていうのはちょっと言い過ぎ
かもしれませんけど 基本的には 別に製品を作るんじゃなくて プラットフォーム
さえ整備すれば あとはユーザー が入ってきて ユーザーがただ働き
してくれるっていうことなんですよ ね ただ働きっていうのは ここで
言うユーザーってのは SNSのユーザー っていうのは 勝手に企業にお金
を払わないのにもらわずに自分の 好きなことを投稿して それで楽しく
やっているわけですけど 企業から 見ると これは別に善意で ボランティア
でこの場所を開放しているわけ じゃなくて そのプラットフォーム
が盛り上がると 広告費とかで企業 は儲かるわけですよね こういう
システムも一つのクラウド保険制 の テクノ保険制 この場合はクラウド
保険制って書いてありましたけど それの一つの形態だっていうこと
ですよね それでこの本の最後に 解決策というか提案みたいな もちろん
クラウド領土の解決策
今までのさっきの話で終わっちゃ ったら もう資本主義どうしよう
もないですよっていう お先真っ暗な 未来しか提示していないので こういう
本って基本的には最後に解決策 を提示するんですけど この本で
ヤニス・バルファキスさんが提案 していたのは 今まで企業が独占
していたデータとかクラウドの 領地みたいのを みんなに共有財産
として もう開放するしかないっていう そういう主張をしてるわけですよ
こういう主張自体は多分 今までも 聞いたことあるし 僕が多分聞いた
ことある文脈は多分 Web 3ですよね ちょっと最後の話があっちゃこっちゃ
しますけど 要するにその話って 最後の提案として クラウド領土
を開放するっていうのは 言い方 を変えると Web 2からWeb 3の移行
っていう その文脈で語られてた こと 多分同じなんですね Web 2
っていうのは 今言ったような ユーザー がクリエイターであり 購買者でも
あるっていう そういうシステム のことを Web 2って言ってたと思
うんですけど その前のWeb 1って いうのは 普通に企業が何かを作って
ユーザーが何かを買うっていう 今までの市場原理だけど Web 2になって
買う人と作る人が 両方とも企業 じゃなくなったっていうね 企業
はプラットフォームを整備する っていう そういう構造に変わった
っていうことで それがWeb 3になる と 次は何の何の段階かっていう
と そのプラットフォームが開放 されて それが企業の持ち物では
なくなってっていうことなのかな それで その場所代みたいのがい
らなくなるっていうね ここでいう 場所代っていうのはサブスクリクション
とか有料会員制度みたいな そういう ことだと思いますけど Web 3になる
とそれが全て開放されて 別の言葉 で言うと非中央集権っていう
ビットコインとか仮想通貨は基本 的に非中央集権で回ってますけど
それと同じことがSNSとかクラウド サービス 今まで企業が運営して
いたクラウドサービスでも同じ 仕組みに変わっていくのが解決策
だっていうことだと僕は理解しました 今日は本の感想 テクノ保険制
ヤニス・バルファキスさんの本を 読んだ感想を話してみました 今日は
まとめずに終わりたいと思います ありがとうございました 良い1日
を過ごしください さよなら