はじめまして、アニメチェーンファウンダーの三瀬と申します。 よろしくお願いします。
本日は3日目にも関わらず、会場に足を運んでいただきましてありがとうございます。
本日ですね、私の設立者、アニメチェーンが目指すクリエイターファーストな生成系AI×ブロックチェーンのエコシステムというタイトルで、
説明を30分させていただきたいと思います。
アニメチェーン、アニメチェーン.AIという形でやらせていただいておりまして、
Magic Wand for Creatorsというところで、クリエイターたちの魔法の杖を提供するというところを目標にやっております。
その下にも書かれている通り、Empowering Creativity with AI and Blockchain Technologyというところで、
AIとブロックチェーンの力を使ってアニメをもっともっと世界に届けていくと、
このエコシステムを拡大していくというところを目標にしております。
ここはですね、全くその無理やりつなげたわけではなくて、
本当にAIとブロックチェーンの融合というのが本当に重要になってくる。
特に生成系AI、画像生成の分野ではここがすごい重要になってきますので、
ここについてちょっと今日は紹介できればいいかなというふうに思っております。
アニメチェーンの3つのプロダクトがあります。
まずはアニメに特化型のAIファウンデーションモデル、
AIの基盤モデルですね。
こちらを作るというところ、それからAIを活用したアニメ制作ツールを作っていく。
やはり基盤モデルは非常に重要なんですけれども、
ここだけですと使える人が限られてしまいますので、
実際にクリエイターさんだったりとかプロのスタジオの方々が使えるようなものというのを作ろうとしております。
特にですね、やはり今主流のオープンAIが提供しているものだったりとか、
チャットGPTとかですね、クラウドとか、
画像生成でいうとミッドジャーニーとかですね、アントロピックとかありますけれども、
こういったものってやはりプロンプトベースが多いので、
そうではなくてですね、本当にやっぱり描きたいものを描けるものを作りたいというふうに思っております。
最後さらにですね、そこにアニマブロックチェーンというところで、
ブロックチェーンが関わってくるというところです。
ここもですね、無理矢理ではなくて本当に必要というところをこの後説明させていただきます。
まずちょっとおひるがいって、
じゃあなんでアニメチェーンを立ち上げたかというところを説明したいと思います。
これに対して、アニメチェーンでは3つ解決策を提示しております。
まず1つは、アニメ制作に特化したAI基盤モデルを作るというところ。
実は今回のIBSでも、シェイクさん、プリプリンスさんというIBSの運営に関わっている方々が主催したところで、
AIアニメのコンテストというのがありまして、そこでも素晴らしい作品が出ていたんですけれども、
やはり元々の今の基盤モデル、一般的に使われている基盤モデル、
こういう場合はオープンソースのものを使うことが多いんですけれども、
ステーブルディフュージョンというのが主流になっているんですが、
こちらというのがやはりアニメの絵をあまり学習していなかったりとか、
あとはモデルのところですね、追加で学習させたモデルも含めてなんですけれども、
アニメの絵をわざと出せないようにしていると。
これは私たちと一緒にやっているエンジニアがこういったところを作ったりするんですけれども、
あえてですね、そういったものが出ないように調整しているというところで、
やはりアニメがしっかり出ない。
今出しているものは結構ですね、海外的な絵だったりとか、
結構フォトリアルに寄ってしまうものというのが出てきてしまっている状況かと思うので、
こうではなくて、ちゃんと日本の長いコンテンツアニメの歴史を汲んだ、
ちゃんとしたものが出せる、日本人が出したいものが出せる基盤モデル、
これを作るというのが重要だと思っています。
さらに所有権ですね。
やはりこれから新しいいろんな制作物ができた時に、
ちゃんとクリエイターの方々が権利を持って進んでいくというのが、
すごい重要だと思っておりますので、
あとそれとですね、基盤モデルを作る時もそうなんですけれども、
基盤モデルの提供者というのは、
ちゃんと還元を受けられるモデルというのが重要だと思っています。
そのデータを提供してきた、画像データによってAIもどんどん成長していくんですけれども、
そこに貢献してきた人たちがちゃんと還元される、
これが重要だと思っています。
やっぱり日本には本当に愛すべきコンテンツ、IPたくさんありますので、
こういったものがちゃんと還元を受ける、受け続けるというのが、
将来的にですね、いい作品を生むためにも重要ですし、
AIを持続的に成長させる上でもすごく重要だと思っています。
なので海外勢がですね、いわゆるビッグテックとかが提供しているモデルでは、
やっぱり還元というのはあまりキーワードとして出てきてないです。
将来的にはもしかしたらあるかもしれないですけれども、
やはりそこを前提としていないので、
僕らはそこを前提として、
クリエイターがそこの恩恵を受けられるものというのを、
ちゃんと作っていきたいというふうに思っています。
最後がですね、やはりクリーンなデータセットのみで作るというところが重要かなと思っていて、
やはりデータがかなり必要なので、
最初から一足飛びにそこにはいけないと思っているんですが、
最終的にはいろんな日本のIPホルダーの方々からデータをちゃんとお借りして、
これに対して還元もしつつ、
それだけで作ったハイクオリティなAI基盤モデル、
これを提供できたら一気にAI×アニメというところが成長するのかなというふうに思っております。
もちろん心理的な抵抗もあったりとかすると思うんですけれども、
昨日もですね、そのコンテストの中でもいろんな方々がおっしゃったんですけれども、
やはりかなりクリエイティブな活動に集中できる。
AIもこれテクノロジーでして、やっぱりテクノロジーの進化とともに、
これヒロイ大洲さんもおっしゃったんですけれども、
エンタメというのは進化してきていると。
やっぱりテクノロジーをちゃんと使っていくということも重要なので、
じゃあAIが出てきた場合というのは、
AIを使った新しいコンテンツ、既存のものを進化させていく。
これをやっていく必要があると思っています。
この時にやっぱり安心して使える。
かつ既存のいろんな先人の方々が、
もうそこに貢献して歓迎も受けられる。
こういったものを作るというのが非常に重要だと思っていて、
ここに取り組んでいると。
本当にだから、こういうのやっているとですね、
中抜きをしたいんだろうみたいなこと言われるんですけど、
本当にそんなこと考えてなくて、
やはり持続的に日本の今まで培ってきたコンテンツだったりとか、
IPというのが将来に、未来に繋がっていくと。
ここが重要だと思っています。
すみません、全段長くなってしまったんですけど、
この後ちょっと一点一点いきたいと思います。
全体のですね、エコシステムとしては、
IPホルダーさん、制作委員会の方々、出版社の方々、
クリエイターの方々、スタジオの方々がいらっしゃるんですけど、
ここからデータをお借りして、
アニメに特化した日本の絵が出る、
日本のアニメの絵だったりとかが、
ちゃんと出る基盤モデルを作ります。
これだけですと、先ほど言った通り、
なかなか使えるユーザーが限られちゃうので、
そこにアニメ制作図をつける。
それを使っていただくと。
基本的には先、後払いモデルを考えております。
なので、制作サイドが作っていただいて、
Unreal Engineのような形ですけど、
作っていただいて、そこからマネータイズをした場合に、
そのところにレビニューシェアとして受け取ると。
さらにその受け取ったものを、
IPホルダーの方にちゃんと返すというところを、
しっかりとやります。
これをしないと、
絵が見ないに渡って成長することが、
どっかで止まってしまいますので、
ここをしっかりやるというところを、
本当にやってまいります。
アニメ化の特化型の基盤モデルのところを、
もう少し詳しく説明させていただきますと、
先ほど言った通りクリーンなデータセット、
日本らしい画像だったりとか、
アニメがしっかりと出力できる。
あと3点目のところを説明させてください。
著作権侵害のできないプロテクション、
というところを描けたいと思っています。
AIのプロセスが難しくて、
いくつかステップがあります。
まずは基盤モデルがあります。
基盤モデルというのは、
実はちゃんと学習さえすれば、
著作権を侵害したようなアウトプットって出ないんです。
学習の段階で、
例えばピカチュウの絵を、
ピカチュウとして学習してしまったら、
最後アウトプット出す時にピカチュウ出してしまうと、
ブロックもできるんですけど、
それ出てきてしまいます。
ここは権利を侵害する可能性が高いので、
こういったような学習というのは、
しないようなモデルにしたいと思っています。
でもピカチュウの絵もですね、
やはり日本が生み出したIPの一つ重要なものとして、
黄色い小さいキャラクター、
かわいいキャラクター、
ネズミのキャラクターみたいなですね、
形で登録をして、
これが全体として反映していく。
基盤モデルは概念を勉強するところなので、
人間は2本足で、
頭があって、2本手があって、
足がありますみたいなところを勉強したりとか、
海はこういうもの、森はこういうもの、
これを暗号化したままレンダリングできるような仕組みというのも
入れていきたいなというふうに思っています。
ちょっと参加方法を一旦飛ばしまして、
今日発表したいことがありますので、それを発表させていただきます。
まず7月の4日にホワイトペーパーが出ました。
どういう世界を目指しているのかという詳しいところと、
どういうツールを作るかみたいなところの詳しい話が書いておりますので、
ぜひこちらを見ていただければなと思います。
独自のレイヤーズソリューションのアニマネットワークというところを作ってきまして、
テストネットは公開しました。
この中でどういうモデルをどういうふうに使われたかみたいな記録トランザクションを
どんどんこれから走らせていきます。
最終的には今年中にメインネットを一応考えておりますけれども、
そこは今いろんな先と定型だったりとか、
AIが使われた時にどう記録されるかみたいな標準化の話をしますので、
この辺がクリアになってからメインネットはローンチすることになるのかなというふうに思っています。
もう一つ、R&Dのパートナーとして名前を出すのが、
実は20社くらいと実際にAIを使って取り組みをさせていただいているんですけれども、
やはりAIを使っているというのが非常に言いにくい現状です。
なので名前を出させていただけるところが非常に少ないんですけれども、
今回サブリメーションさんとフロントウィングさん、
こちらが名前を出してもいいということで言ってくださって大変感謝しております。
サブリメーションさんなんかはラブライブシリーズとかでも有名ですけれども、
実際にアニメを制作しておりますので、
じゃあこういうところでAIが使われたらいいというところも話し合いながら、
彼らが使えるものというのをちゃんと作っております。
なのでアニメチェーンで作っているのは本当に空虚なものではなくて、
実際に現場の人たちが使えるものを作ろうとしておりますので、
そこはもう一つ覚えて帰っていただければなというふうに思っております。
フロントウィングさんもいろんなゲームを提供していたりとか、
そこから派生したアニメ作品とかもありますけれども、
そういったところの映像もお借りした上で、
いろいろ研究開発をこれから進めてまいります。
これ以外にも名前が出ていない企業さんたくさんあるんですけれども、
非常にAIに対しての風向きが変わっていくと思いますので、
その時にはどんどん紹介していけるかなというふうに思います。
ただ、昨日ヒロヨウジさんがすごくおっしゃったんですけど、
やっぱりAIを使っていくところまでいくと、
じゃあ人間とは何なのかというところに行き着くのかなというふうに思っていて、
じゃあ人間ができる仕事は何なのか、
人間として見出せる価値は何なのかというところにいくと思うんですね。
ここが本当に重要だと思っていて、
やっぱりAIと向き合うということは、ある意味人間と向き合うということだと思うので、
可能性では無限大だと思います。
作業的に進められるところを効率化して、
じゃあクリエイティブとは何なのか、
クリエイティブ、新しい今までないものを世の中に提供するというところも含めて考えられるというのが、
ある意味AIの良いところだというふうに思っておりますので、
地道にツールの開発等もしながら、
いろんなクリエイターの方々と一緒に新しいエンタメというのも作りながら、
一番大事なのはちゃんと今までのコンテンツの歴史みたいなところをV9に伝えていく。
ここをやりたいと思っていますので、ぜひご協力いただけたら幸いです。
本日はご清聴いただきましてありがとうございました。