1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. 地域から日本、世界の課題解決..
2024-09-28 53:51

地域から日本、世界の課題解決に挑む女性起業家に聞く!地方発の強みと活かし方とは?

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情報格差や支援環境不足が問題になりがちな地方での起業。”地方発”スタートアップであることは強みになり得るのかー。地域から、日本そして世界の課題解決に挑む女性起業家を輩出するために必要な支援策を検討し、地方特有のリソースやネッワークの活用方法、機会格差の乗り越え方を模索する


■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

このエピソードでは、地方から日本と世界の課題解決に挑む女性起業家たちの取り組みが紹介されている。地域特有の強みを生かしながら新たなビジネスを展開する方法や、情報や機会の格差とそれを解消するための挑戦について語られている。また、関西の女性起業家支援プロジェクト「レッド関西」や京都大学との連携が強調され、地方での起業のメリットや資金調達の課題についても議論されている。さらに、資金調達や機会格差の問題に向き合う女性起業家たちの姿が描かれ、情報収集の難しさや地方特有のビジネス環境についての考察が示され、リモートワークの利点も強調されている。地域の特性を活かして日本や世界の課題解決に挑む女性起業家のチャレンジや支援策についても語られ、地方でのコミュニティの重要性や女性起業家としての自己実現の難しさにも触れられている。また、女性起業家の視点から日本とアジアにおける起業の現状や課題について考察され、メディアの活用方法やロールモデルの重要性についても取り上げられている。

女性起業家の紹介
澤渡 美帆
では早速ですけれどもセッションを始めさせていただければと思います。たくさんの方にお越しいただいてありがとうございます。
このセッションなんですけれども、地方から日本であったり世界の課題に挑んでいらっしゃる、その女性起業家の方3名の方をお招きしております。
地方ならではの強みの生かし方ですね。こういったところを紐解くセッションになっております。
文さんについては、今大阪で授業をやっていらっしゃって、斎藤さんは宮崎、そして横田さんについては京都で授業をやっていらっしゃるという方で、今回3人の女性起業家の方にお越しいただいております。
ぜひ拍手でお迎えください。早速なんですけれども、まず自己紹介のところからですね、させていただければなと思います。
斎藤 めぐみ
ではまず先に順番が斎藤さんからお願いいたします。こんにちは。
株式会社ライトライトの斎藤と申します。私は宮崎県でですね、地域の小規模事業者さんの後継者探しのお手伝いをするサービスを運営をしております。
前職はキャンプファイヤーというクラウドファンディングの大手のところにおりまして、その前は地域のクラウドファンディングを10年ほどやっておりました。
2020年に宮崎で夫と一緒に立ち上げて、今5年目の会社になります。
今どのようにやっているかと言いますと、今1年間で5万件ですね、廃業すると言われていて、その6割が実は黒字廃業となっているんですね。
やはりそれがなぜかというと、親子消済と廃業の二択になってしまっていると。その中に第三者消済という選択肢を入れたいなと思ってやっております。
その5万件と言われる中の大半が地域の小規模事業者さんなんですけど、今のM&A仲介の仕組みだとどうしても何億レベルのM&A、そこをサポートする会社というのは本当にたくさんあるんですけど、
やはり地域の、すごく何億と利益を出しているわけではないんだけれども、何十年も地域に根付いてきてなくしてはいけないお店だったりとか、ちゃんと常連さんもいて黒字でやれてるんだけれども、どうしてもそういうところに行くとこぼれ落ちてしまって望まない廃業してしまう。
そういう人たちにですね、オープンネームという日本で初めての手法で名前を開示して、地域でどういうふうに人に愛されて、必要とされて、これから先どういう持続可能性がありますよということを記事にして、そこに共感した方から応募していただくという形のスタイルでやっています。
今全国でですね、宮崎から発信しているんですけど、宮崎の次に多いのが今北海道となっていまして、その次が新潟と、全国滝にわたってやっています。全国今100ちょっとぐらいの自治体さんとか金融機関さんと組みながらやっているところになります。
また詳細は後ほどお話しさせていただければと思います。よろしくお願いします。
食品ロスと環境問題
澤渡 美帆
はい、よろしくお願いいたします。
はい、では文さんお願いいたします。
文 美月
はい、ロスゼロの文美月と申します。よろしくお願いします。
私はですね、奈良県出身、大阪在住の企業家です。
2回目の企業で食品ロスを減らすお仕事をしています。
2001年から経営者をやっているので、ちょっと今の食品ロスのお仕事になるまでにも含めて自己紹介させていただきますと、
男の子2人産んだ後、なかなか外で働きにくくて、自宅でeコマースを始めています。
アクセサリーの通販から始めているんですけれども、450万店ぐらい自宅からスタートして、楽天市場最初出店してですね、どっぷりeコマースの世界でやってきています。
ヘアアクセサリーを販売させていただきながら、改修も2010年から始めたんですね。
それを私たちが集めて橋渡しさせていただいて、都城国の若者と一緒に販売して、現地のお金に変えて寄付とか寄付してくるというようなことをしたんです。
ヘアアクセサリーを改修して、そのものとしての寄付と販売を一緒に勉強して、食用訓練校に寄付するということをやっている中で、
誰かがいらないものを誰かにつなげるということが、今の食品ロスをつなげることの大前提になっていて、
それで次は世の中で一番もったいないものを同じ仕組みでできないかなということで、2018年からやっているのがロスゼロです。
ロスゼロ自体は、行き先が失ったものをサブスクリプションでお客様に食べていただいたり、
それで大体5トンから7トンの食品ロスが毎月削減できていて、それ以外に、例えば被災地の規格外の農作物を使ったアップサイクルの商品を販売したり、
最近はそれによるCO2の削減の可視化ができるので、例えば百貨店で販売するときなんかにもデジタルサイネージにリアルタイムでどれだけロスが減らしているかを可視化させるということをしていて、
さらにそれをスコープ3の策定を企業様にしていただくために、その炭素化系プラットフォームと連動してスコープ3を削減する貢献として食品ロスを減らす。
食品ロスを捨てるときに燃やされたり埋められたりするので温室効果ワースがすごく出てしまうということで、環境問題に直結しているというところで、今は二重の社会課題解決に挑んでいるような会社です。ありがとうございます。
地域経済の活性化
澤渡 美帆
はい、ありがとうございます。
はい、では横田さんお願いします。
横田 裕子
はい、こんにちは。株式会社AZの横田と申します。本日はよろしくお願いします。
兵庫県出身で京都で起業しておりまして、京都にあるスタートアップになってございます。
私たちはホテルシステムワシミルという事業をメインでやってございまして、ホテルとか旅館様の機関システムを作っている会社になります。
皆さんがホテルにチェックインされるときにフロントの方がカチャカチャ何かパソコンを触っていらっしゃるのを見たことがあるかなと思うんですけれども、その内側のシステムを作っている。
特徴としてはチェックイン、チェックアウトをするような宿泊管理もやれば、それから予約を取るっていう予約エンジンみたいなのもあったり、在庫管理をしたり、マーケティングとか顧客管理とかCRMも全部一体型になって、
1つあればホテルとか旅館さんの業務が回りますよといったような事業をやってございます。
私たちがこれを立ち上げた理由っていうのがですね、個人的にはこれまでずっと行政の仕事をしてまして、日本の企業さんを海外に持っていくっていう仕事をやってきたんですけれども、
むしろ今本当にインバウンドも今日と今日すごいように、海外から日本に人を持ってきて、いろんな地方に行っていただいて経済を回していくっていう事業をやりたいなと思いまして、この観光業で起業をしました。
特にインバウンドの方の商品の大体3分の1が宿泊料になりますので、やっぱりホテルの方が人を呼ぶ、そこで稼いでいただくっていうのが地域の経済を回していくということを信じていて、このホテル業っていうところからの事業をやって、それとは別にですね、宿泊の旅行者のデータっていうのが私たちのプラットフォームに集まってきますので、
そのデータを活用して、京都の例えば三山っていう地区の観光連盟様と一緒に地域のマーケティングとかですね、どうやってもっとインバウンドを呼んでくるかとか、そういったようなデータ分析の事業もやらせていただいております。
今日はよろしくお願いいたします。
澤渡 美帆
はい、お願いします。ありがとうございます。
はい、では私の自己紹介もさせていただければと思うんですけれども、本日モデレーターを務めさせていただきますグロービスの澤谷と申します。よろしくお願いいたします。
私はグロービスでGスタートアップというアクセラレータープログラムを運営しておりまして、ユニコーンを100社排出するプラットフォームを構築するというそんな大きなビジョンを掲げてですね、プログラムを運営しております。
今日お越しいただいているアズーの横田さんもGスタートアップの過去の最高企業卒業生ということで、今日セッションご一緒できるのはすごい嬉しく思っております。
はい、ちょっと前職のキャリアなんですけれども、前職は大和証券という証券会社に10年間おりまして、投資銀行とかプライベートバンカーとか主に上場会社を見てきた人間なんですけれども、
結構見ている中で日本の国際競争力の低さみたいなところにすごい課題感を感じて、これから日本の経済を引っ張っていく、産業を作っていくのはスタートアップだというところで、スタートアップ支援の世界に飛び込んでいるというそんな人間です。
今日のセッションは地方の女性の起業家ということがテーマなんですけれども、このモデレートをさせていただく背景というのが、実はグロービスと茨城県の地方創生を結構やっているんですね。
こちらにもマスコットの、ちょっと見えづらいかもしれないんですけれども、ロボットのマスコットがあるんですけれども、茨城ロボッツというBリーグのチームをもってエンタメで地方を盛り上げようであったりとか、
あと茨城県の水戸にMBAのキャンパスを作ったりして、茨城の地方創生においても先駆けモデルを作ろうという思いでやっている会社です。
私自身が実は茨城県出身というところでも、グロービスが茨城の街を変える、そんな姿を目の前に見てきたので、
同性起業家シーンをやるのであれば、自分の大好きな茨城のグロービスでもそこでやろうというところでグロービスにジョインをしていて、
ゆくゆくは茨城でこういったスタートアップを増やす、そういった取り組みに関わっていきたいなという思いでやっている人間です。
今日は本当にこの地方から活躍する女性起業家をどんどん増やしていこうという思いをやっている中で、
こういった素晴らしい起業家の方をお招きできるということで、すごい今日のセッションを楽しみにしていました。
ぜひよろしくお願いいたします。
改めて今日のセッションの目的のところを確認最初できればなと思うんですけれども、
まず地方特有のリソースであったり、このネットワークを生かす方法というところをぜひこの3人の起業家から聞いていきたいなと思います。
皆さん本当に地方の強みみたいなところをすごくうまく活かして授業をスケールさせているので、
そのあたりをどんどん紐解いていきたいと思っています。
あと2つ目のところで地方の起業における情報格差であったり機械格差みたいなところ、
よく課題というところで取り上げられがちだと思うんですけれども、
そういったところの課題がどんなところがあるんだろうというところであったりとか、
実際に乗り越えていらっしゃる姿のところもよく理解度高く聞いていきたいなと思っています。
そして最終的には女性起業家が地域かつ日本、そして世界にどんどん飛躍できるような環境を整えていくためには、
どんな支援が必要なのかというところを一緒に議論していければなというふうに思っております。
では改めて質問の1つ目のところからいきたいなと思うんですけれども、
まず1つ目のところ、地方発スタートアップの強みと課題って何なんだろうというところですね。
このあたりをぜひ聞いていきたいなと思います。
ではちょっとぜひ文さんにお伺いしたいなと思うんですけど、
結構文さん関西の女性起業家のコミュニティネットワークをすごくうまく活かしてやってらっしゃるので、
そのあたりちょっとお伺いできますでしょうか。
文 美月
はい、まずどうしてじゃあ大阪が地方なんだと思われている方がいるかもしれないので、
前提をお話ししますと、スタートアップに入ってくる資金調達ですね、
全体の8割が東京なんです。
関西の女性起業家支援
文 美月
それぐらい一極集中で、大阪が何パーセントかと言われたら2.5パーセントなんです。
京都も2パーセント台で、関西を合わせても10パーセントにもいかないんですよ。
実は福岡より小さくて、そういう意味では大都会ではありますけれども、
大阪はもう情報的には本当に地方の一つ、大きな地方でありまして、
やっぱり女性の起用家、どこかの集まりに行っても10人の間で1人ぐらいしかいないとか、
今全スタートアップ関西というのは選んでいただいているんですけど、女性のCEO6パーセントなんです。
だからやっぱり商売の街とかビジネスの街というイメージはあるかもしれないんですけれども、
やっぱり女性の起用家は非常に少ないという意味で、今回呼んでいただいているわけなんですけれども、
関西にはですね、関西一重の女性起用家を支援しようというのが近畿経済産業局の
大きなプロジェクトとしてレッド関西というのがあります。
またご興味ある方、検索していただけたらと思うんですけれども、
10年間やっていて、今ファイナリストが100人を超えました。
なので去年なんかは200人ぐらい応募して、毎年10人ぐらいファイナリストができていっているので、
ある程度そのファイナリストとセミファイナリストを応募した人というエコシステムが関西にはできつつあって、
私はそこで10年間メンターをさせていただいている中で、
一歩踏み出すって本当に女性は家族のこととか介護のこととか自分自身の健康とかがある中で、
どうやって一歩踏み出すんだろうみたいなところで、
一歩やっぱりコミュニティがあったらどれだけ気持ちが楽だろうかみたいなところがあると思うんですけれども、
その中で意見交換しながらやっていているというのが関西の特徴の一つかなというふうに思います。
澤渡 美帆
はい、ありがとうございます。
ちょっとレッド関西のところはもう少し聞きたいなと思うんですけれども、
やっぱり結構女性起業家ならではの課題かもしれないので、
結構まず起業する一歩を踏み出すってすごい勇気がいりますって話を伺うんですけれども、
実際に文さんがお会いされた起業家でロールモデルになるような方がいらしたりとか、
なんかそういうのあったら伺えますか。
文 美月
そうですね、スタートアップっていう縛りと銀行から融資を受けて、
実直というかやっていくスモールビジネスと言われるタイプがあると思いますので、
それはもう本当にスタートアップとかに限ったことでもなくて、
自分自身で創業して何か自分で生きていくってすごく大変なことだと思うので、
ロールモデルはいろんなタイプでいてるんですね。
本当に家でやってる人もいれば、最初は小さくスタートして、
事業として面白くなってスケールを目指すっていう人もいるし、
そういう意味ではいろんなタイプが今10年やってると出てきて、
そういう意味ではママのコミュニティとしてうまく活性化させてる人だとか、
大学初でベンチャーやってるとか、
レッド関西でファイナリストになって数年やってる間に子供を出産してるとか本当に多いんですよ。
だからそこは本当に自分らしく器用わずやってる人がすごく増えてるなっていうのが
すごい思うことの一つですね。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
結構女性のライフプランのところでも出産育児みたいなところがあると思うんですけど、
そういう方がすごく身近にいるコミュニティなんだっていうのを
すごいレッドの取り組みで感じました。
ありがとうございます。
京都大学との連携
澤渡 美帆
ちょっと次に横田さんにお伺いしたいんですけど、
結構京都大学と一緒に授業をやってらっしゃるイメージがあるんですが、
その辺りの取り組みをお伺いできますか。
横田 裕子
はい、ありがとうございます。
私たちは観光業、資格業向けの授業をやってますので、
地方っていう強みだとやっぱり京都っていうのはすごく生きてるかなと思います。
先ほどおっしゃっていただいた通り、
例えば京都大学に観光MBAっていう観光を学ぶ講座がございまして、
そこの先生方と一度講座をやらせていただいたりとか、
そこからまた他の観光協会の方をご紹介いただいて
一緒に授業をやろうみたいな話になったりとか、
そういう文脈でやっぱり授業のセグメントが観光っていうところなので、
うちはすごく京都っていう土地の利が効いてるなというところはございます。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
結構その大学と具体的にどう連携するかみたいなところも
一つ難しさもあるのかなと思うんですけど、
実際その京都大学の出会いみたいなところっていうのはどういう経緯だったんですか。
横田 裕子
そうですね、その頃は起用しようかしないかみたいな時だったんですけど、
とりあえずこんな講座があるらしいというのを見つけまして、
先生方にとりあえずメールで一度会っていただけませんかって言ってですね、
研究室を訪問して、
そうするとそこでまたホテル業界のすごく有名な方が
学校にわざわざ学びに来られていて、その方をご紹介いただいたりですとか、
滋賀の新生能力館のインフルエンサーというか、
資格業界でも有名な方をご紹介いただいたりという感じで、
最初はもう逆に地方の方がちょっと教えてくださいってノックしやすいような気もしているので、
恐れず声をかけてみるっていうのが重要なのかなと思いますね。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
まずメールを送ってみるみたいなところもあると思うんですけど、
そういうちょっとした勇気が実はすごくその先のシーンにつながるんだなっていうのは
すごい聞いてて実感しました。
ありがとうございます。
次に斎藤さんにぜひお伺いしたいんですけれども、
ライトライトはまさに授業紹介という地方の課題に
真っ向で挑んでいらっしゃるというところで、
ある意味それは地方のスタートアップならではの解決できる、
そういうソリューションなのかなと思うんですけど、
そのあたりのどうやって地方の課題をやろうと思ったのかというところを
ちょっと詳しく伺えますか。
斎藤 めぐみ
そうですね、うちはもう前からずっと地域のことをやっている会社だったので、
地域のために何ができるだろうというところから逆算したときに、
地域の配業問題というのが今とても喫緊の課題だということでスタートをしています。
地方発スタートアップの強みというところで言うと、
個人的に思っているのは東京から始めるよりも、
地方からやった方が全国展開は早いんじゃないかなと思っています。
やっぱり東京、東京というか都会だとスタートアップって本当にたくさんあるので、
結構埋もれちゃったりすることもあると思うんですけど、
地方ってある程度ちゃんとしたプロダクトをやって、
少しちゃんと結果を出せばものすごい目立つんですよね。
すぐ地域でのロールモデル的な扱いをされて、
メディアとか出してもらって、そこから全国の方に目を向けてもらえるっていうことがあるので、
まずは地域でしっかりした題材でプロダクトを作れば、
チャンスがすごく広がると思っています。
もう一つ地方のいいところは、行政との距離がものすごい近いです。
だいたい県庁とか県庁所在地のある市役所とかでも、
同級生とか知り合いとかだいたいいて、
この部署の人と話したいなと思ったら、友達の友達とか絶対つながっているので、
行政にすごいアプローチしやすい。
それが行政が今求めているものと合致すれば、
そこからどんどん連携の話が進んでいって、
一つ連携の仕組みができれば、
全国の行政に今ここと組んでいる実績がありますと、
実績を引っさげて全国展開ができるので、
その足掛かりを最初地域の地元でできるっていうのは、
かなり強みかなというふうには思います。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
本当に行政をうまく巻き込んでいらっしゃる授業ですので、
本当にその行政の距離の近さ、
これもまさに地方の強みであるのかなと思います。
ありがとうございます。
ではちょっと次に、
地方のスタートアップの課題みたいなところに迫ってみたいなと思うんですけれども、
地方での資金調達の課題
澤渡 美帆
よく話を聞くのが調達ですね。
やっぱりどうしてもVCとかも東京一極集中しやすいみたいなのが結構あると思うんですよね。
その辺りの調達みたいなところを深掘って聞ければなと思うんですけれども、
皆さん実際イクイクの調達されているかと思うんですけれども、
資金調達面のところで感じた課題みたいなところ、
それぞれお伺いできますか。
文 美月
文さんの方からいいですか。
先ほど東京に8割の資金が集まっているというのを申し上げましたけれども、
やっぱり情報が少なかったです。
もちろん男性のコミュニティはあるんですけれども、
みんながみんなそこにバーッと入って何でも情報を聞けるような性格でもないというのはありますし、
私はもう2回目の企業なんで、
若手の企業から男性のところに入っていけるかというと、
そこにもちょっと抵抗があって、
もちろん教えてもらいたいという気持ちもあってね、
聞くこともあるんですけれども十分だったかと。
なので調達は確かにしているんですけれども、
情報源的にとか知り合いの数だとか、
やっぱりVCさんがもう東京の方にいらっしゃるから、
カンサイになかなか来られた時だけ会うとか、
私の場合はコロナ禍だったので、
オンラインのピッチがすごく多かったので、
そういう意味では最初の入り口としてはね、
結構いろんなVCさんとかが一斉に聞いてくださるとかはあったんですけど、
やっぱりその後どうしても直接会うとかになると距離があったりとか、
したっていうのもありますし、
周りに資金調達をエクイティでやっている人がとにかくいないんです。
数えるほどで一応いるんですけど、
やっぱりいろんな事例聞きたかったとか、
もしくは私が次の人に自分の経験を話したいだとか、
そのあたりのネットワークがやっぱりまだまだ細くて、
創業はしたものの次もう一回資産を上げて、
資金調達をデッドも含めてエクイティでやろうというところに
行くまでの関西は多分その次の段階に一つ上がらないといけないというか、
選択肢があるということを知らないといけないのかなと、
やっぱり有志っていうデッドでのやり方は何となく今まで知っている。
でも自分のビジネスモデルに合わせてどちらが向いているかとか、
だっき合わせがいいのかっていうその選択肢があるっていう状態になるには
あと一歩。さらにエクイティで頑張ろうと思っている人たちのコミュニティも
まだもうちょっとだいぶというような感じなので、
それが一つ課題といえば課題かもしれないですね。
澤渡 美帆
ありがとうございます。結構ちょっと事前にお話を伺ったんですけど、
関西だとデッドの調達が結構多いって話を聞いていて、
資金調達の課題
澤渡 美帆
エクイティの調達が結構難しいみたいな話が結構あったんですね。
ちょっとこれ私も聞いててすごいびっくりしたんですけれども、
やっぱりそのあたりもやっぱりちょっとVCの少なさであったりとか、
そういうちょっとした機械格差みたいなのがやっぱりあるのかなというのを聞いてて。
文 美月
そうですね。関西の良さってものづくりに強いとか、
必ずしもエクイティでもう赤ほってまで伸びるかっていうと、
やっぱりそのそぐわないっていうのもあると思うので、
必ずしもエクイティがいいわけでもないっていうのが、
多分関西の昔からの商売で売上に対して
原価があってあらりがあってっていう、
そういうビジネスをしてる人もかなり多いので、
そこはもうどう選択するかですよね。
ただそれが女性には選択肢があることまでがちょっと、
なかなか情報がないっていうのはあると思います。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
じゃあ次ちょっと斎藤さんからお話を伺いますか。
調達に感じた課題ですね。
斎藤 めぐみ
はい、そうですね。
今文さんから東京8割、大阪2.5割ぐらいってお話あったんですけど、
じゃあ宮崎どのくらいなんだろうって考えると、
ちょっと恐ろしいですね。
VCっていうか資金調達ですかね。
大体うちが今3.8億ぐらいなんですけど、
VCからは実は入れていなくて、
VCさんって本当に最初にヒアリング受けるときに、
じゃあいつ東京に支店出すんですかってほぼ120%聞かれます。
東京に支店出す予定ないですって言ったら、
じゃあちょっとそれは難しいですねみたいな。
東京第一市場主義すぎて、
地域の企業というところにはまだまだ理解が遠いなっていうのは、
毎回すごい感じるところで、課題だなと思うところですね。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
ちょっとこれ若干おふれこの話にはなるんですけど、
私もとある株主定例のミーティング出たときに、
結構投資家の方が地方の企業家に対して、
あれ東京に支店出さないんですかって結構質問をかなりしていたので、
ちょっとびっくりしてですね、
これがきっと今の支援者の実情なんだなと思っていて、
我々支援者としても地方に対するご理解っていうのを
もっと深めていかなきゃいけないなというふうに、
そんな認識をしております。
ではちょっとアズーヌ横田さんから、
ぜひ調達に対しての課題みたいなところを伺えますか。
ありがとうございます。
横田 裕子
弊社もエクイティ調達してまして、
振り返ってみると、
ほぼスタートアップの友達から紹介してもらったとかですね、
スタートアップ界隈に強い会計の先生から
VCさんをご紹介いただいたっていう感じで、
やっぱりリファレルが非常に重要な形なのかなと思っているので、
そうするとやっぱり地方にいますと、
そういう直接ご紹介いただくみたいな機会っていうのは、
すごくどうしても少なくなるので、
そういう意味ではやっぱり東京で起業するより、
地方で起業した方が課題はあるかなとは思っています。
ただ一方で、だからといって調達できないわけではないので、
今の例えばリード投資家は、
最初はツイッターでDMを送りまして、
そこからちょっと話をしていただいて、
最後今もリードで入っていただいているっていう感じになるので、
機会を自分からいかに見つけていくかっていう方が、
地方にいると大事なのかなとは思っています。
機会格差の克服
澤渡 美帆
ありがとうございます。
先ほど横田さんが大学にメールしたとか、
今もVCの方にツイッターしたという話がありましたけど、
本当にこうちょっとしたきっかけで意外とつながるみたいなこと、
本当にある世界なので、
ぜひ皆さんも挑戦していただきたいなというふうに思っています。
ありがとうございます。
ではちょっと今こういった機会格差みたいな話が出ていましたけれども、
それを今までどう乗り越えていったかみたいな、
いまだにちょっと機会格差して残っている部分もあると思うんですけれども、
そういったところに対して、
皆さんがどう向き合ってきたかみたいなところも踏まえて、
ぜひお伺いできればなと思うんですけれども、
ちょっとこちら文さんいかがですか。
どう乗り越えたか。
文 美月
そうですね、やっぱり差はありますけれども、
得もするっていうところもね、
先ほどおっしゃったところはあるので、
数少ないですけれども、
VCさんとか後々株主になってくださった方と密にコミュニケーション取るとか、
私は職員ロスっていう問題に対しては関西だけではないと思っているので、
関西生まれで関西に家族がいるからもちろん、
とても自然に関西で事業を起こしているんですけれども、
関東にもちょくちょくは行ってまして、
3分の1くらいは結局東京にいたりもするんですね。
なのでそこはロスゼロを始めたのがもう6年前になるので、
東京のアプトウイメンっていう東京都の女性教科支援も実は受けていたりとか、
そのあたりはうまく地方と東京の情報なんかを合わせながら、
特に女性でエクイティしている人が関西より少なかったっていうのもあって、
うまくそこは補いつつ情報も得つつしました。
ただ関西でなかなかメンターはやってますけど、
じゃあ私が悩みを言える人がいるかっていうとちょっと関西にいないとか、
いうふうになってしまうのがちょっと残念ではあるんですけれども、
そのあたりは何とか補いつつみたいなのはありますね。
あとは関西だけじゃなくもしかしたらその他地方もあるんですけど、
人材確保とかが結構難しかったりします。
やっぱり東京にもしいる方だったらスタートアップっていう言葉を知ってたり、
スタートアップっていうところで就職してみようかなみたいな情報が
ある程度アンテナ張ってる方にはなじみがあるものであったとしたら、
それ以外の地方に関してはスタートアップって何とか、
スタートアップじゃなくても理解してもらえなかったり、
特にCTO、CFOと言われる人は非常に少ないと言われていて、
皆さん給料の高い東京にグワッと行ってしまうので、
じゃあCTOの人どなたかいないかなって言ったらもう一つのスタート、
いくつものスタートアップがもう同じ方にお願いしてたりとか、
割とよくあって専任では行っていただけないとか、
そういうところは実際あるので、逆を言えばもう紹介し合って来ていただくとか、
余裕ができたらやっぱり専任でとは思うんですけれども、
そういう意味ではちょっとそのあたりも工夫を凝らしながらでないと
難しいのかなっていう現状はあるかもしれないですね。
リモートチームの管理
文 美月
なるほど、ありがとうございます。
澤渡 美帆
東京に行って少し保管したりとか、あとはコミュニティの近さ、
これをうまく活用するというところなのかなと思います。
ありがとうございます。
ではぜひ斉藤さんのところには特に人材のところ、
すごいうまくマネジメントされていらっしゃるので、
全国から人材を採用してオンラインで人材マネジメントされていらっしゃるので、
そのあたりでぜひ伺えればなと思うんですけれども。
斎藤 めぐみ
はい、弊社はですね、完全にフルリモートでやっていますので、
今は北は岩手県で、南は沖縄で、
今日も沖縄からメンバーがここに来ているんですけれども、
本当全国各地でやっていますね。
はい、いろいろバーチャルオフィスを使ったりとかしながら、
コミュニケーションを取りながらやっています。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
結構そのオンラインで人材をマネジメントするのは
すごい難しいことかなと思うんですけど、
そのあたり斉藤さんが意識されていらっしゃることとかってありますか?
斎藤 めぐみ
オンラインでもオフラインでも、やっぱり相手の表情を見たりとか、
うちはオンラインでも必ず顔は出すようにしているので、
やっぱり表情がちょっと元気ないなとか、
今日噛み切ったなとか、そういうのって分かるんですよね。
その相手のちょっとした変化をみんな見過ごさない、
今日どうしたの?みたいな声かけだったりとか、
あとはチームごとに毎日1時間とか2時間とか集まって、
何でもないけど集まる時間とかを作っていて、
ちょっとわざわざ聞くのはあれなんだけれども、
ちょっと気になっているとか、
そういう小さな疑問ということをためないようにしています。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
実はライトライトさんはグロービスグループの希望という
インパクトインベストメントファンドが投資先でもあるんですけれども、
投資担当のキャピタリストに聞いたら、
すごくミーティングの雰囲気がいいんだという話を聞いていて、
それが本当にまさに斉藤さんがそういう雰囲気を
作っていらっしゃるのかなと。
ぜひ園の横田さんにも機械格差、情報格差の乗り越え方を
伺いたいんですけれども。
横田 裕子
ありがとうございます。
チームメンバーでいうと、私たちも実は今30人ぐらいの規模なんですけれども、
9割はリモートで、しかも海外というようなチームコースになっています。
そういう意味では地方でも別に日本の中からとかですね、
採用しないといけないというわけでもないので、
やはりリモートを使って海外の人材をいかに採用するという方が、
地方としても戦えるんじゃないかなとは思っています。
ほぼほぼエンジニアが海外という感じはあるんですが、
他のビジネスのメンバーも東京にいたり、他の地方にいたり
ということもありまして、一方でやっぱりコアメンバーといいますか、
創業者含めて経営に近いメンバーは京都にいてほしいというのがすごくあるので、
そのリモートとリアルのそこのつなぎのところはどうしても難しいなと思います。
特に採用という面で京都に来てほしいというハイレベルの方にオファーしたときに、
家族がいるからちょっと無理ですと言われるリスクはどうしてもある。
澤渡 美帆
横田さん、本当にグローバルチームを引っ張っていてすごいなと思いながら見ているんですけれども、
オンラインでグローバルチームを率いる秘訣みたいなところってもしあったら教えていただけますか。
横田 裕子
私というよりも一人共同創業者がいまして、共同創業者がカナダ人なので、
彼が基本的にはグローバルチームを見ているという形になります。
でも1年に2回ぐらいは全員で集まるみたいなのを海外でやったりとかですね。
あとはうちもバーチャルオフィスを持っていて、
必ずDSMって言って朝みんなで集まって今日やること、
昨日やったこと、それからブロッカーがあればそれを解消するみたいなのを毎日やってるっていうのはやってます。
あとは細かくプロジェクト管理ツールを入れてまして、
今日何やるかみたいなすごいタスク管理を
エンジニアもビジネスのメンバーも全員でやっているので、
誰が今日何をやってくれるのかみたいなのをすごく可視化するチームづくりみたいな。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
では次の質問に移れればなと思うんですけれども、
女性起業家の支援の重要性
澤渡 美帆
今度はこのセッションはエンパワーハートという女性起用家をエンパワーさせるというセッションになってます。
今度は女性の方に振り切って女性起用家への支援策というテーマでお話を聞いてみたいなと思うんですけれども、
先ほど結構コミュニティの話とかあったと思うんですけれども、
結構やっぱり起用家コミュニティに行くと女性の起用家がすごい少ないなと、
実際今聞いてらっしゃる方も感じてらっしゃるんじゃないかなと思うんですけれども、
そのあたりの女性起用家として感じた課題感であったりとか、
こういった支援策があったらいいんじゃないかなみたいなのか、
そういう考え方をぜひお伺いできればと思うんですけれども、
では今度は反対側、横田さんからお伺いできればなと思います。
横田 裕子
ありがとうございます。
やっぱりコミュニティがすごく重要かなと思ってまして、
ありがたいことに京都は結構ちっちゃいこともあって、
コミュニティという面ではすごく恵まれてるかなと思ってます。
たまたま京都市がやられている女性起用家を育成する講座みたいなのに、
一度ちょっと講師として呼んでいただいて、
その流れで他の女性の起用家の方と集まってですね、
今3ヶ月に1回ぐらい勉強会とかをやってるんですけれども、
逆に地方の方がみんなで集まりやすいみたいなハードルが結構少ないので、
そういうみんなで集まって勉強しましょうみたいなのが広がっていくと
すごくいいんじゃないかなとは個人的に思ってます。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
ちなみにそのコミュニティは何というコミュニティですか?
横田 裕子
ITOっていう伊藤先生という会なんですけれども、
伊藤先生という会計の先生が女性の起用家をみなさん集めてやってらっしゃって、
ITO会って言うんですけれども。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
ITOというコミュニティがあるみたいです。
ありがとうございます。
ちょっと斎藤さんからもお伺いします。
斎藤 めぐみ
そうですね、女性起用家への支援。
女性起用家の多分一つ手前で、
多分今女性の自己実現しづらいというか、
やっぱり女性が自己実現しやすい環境というのがまだまだないというところが、
女性起用家が少なかったりとか、
女性が活躍しづらいと言われるゆえんだと思うので、
そこを根本から解消するような支援があったらいいなというのは日々思ってますね。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
確かに結構女性ですと、
例えばライフプラの制約があったりとか、
そもそも企業がものすごくハードル高く感じるんですみたいな話も伺ったりするんですけれども、
実際でもそういうことは本当になくって、
本当にご自身の志でやりたいということの延長に企業があると思うので、
まずはそういった一歩を踏み出せるような支援策、
そういうのをできるんだと思える環境を整えていくということが、
まずすごく大事でありがとうございます。
文さんもぜひお伺いします。
文 美月
大阪でいうとですね、
先日大阪の商工会議所で女性の起業について、
初めてそういうイベントがあったんです。
大阪では女性経営者の支援というのがあったんですけれども、
その創業とか起業というのは初めてイベントをするというふうにおっしゃっていて、
そこは本当に早期に大阪だけで200人がすごい早い、すぐに埋まったんですよ。
すごいなと思いつつ、
大阪のアクセラレーションプログラムに私が以前入ったときは、
採択された10社中、女性の社長は1社だけだったんですよ。
だからそのアンバランスさがちょっとすごいなと思い、
でもやっぱりその先日の200人早期に埋まった大阪商工会議所さんのイベントの熱気なんかを見てると、
実はこれだけ自分でやりたい人がいたんだっていうのをすごく感じて、
これからの大阪も変わるし関西も変わるっていうのを思いました。
レッド関西で言いますと、
ファイナリストで登壇する人ってグランフロントで発表するんですけれども、
ビジコンじゃなくて優劣ないんですよ。
ファイナリストにさえなったら、
あとは誰から応援してもらうかを手であげるっていうマスコミであったり、
金融機関であったりっていうところで競争ではないので、
より強いコミュニティになっていくんですけれども、
その時も家族と一緒に登壇とか全然ありなんですよ。
あと一緒にセミナーを受けるときに子どもが近くにいるとか、
そこは支え合ってやっているので、
そういうやっぱり男性女性じゃない時代にはなりましたけれども、
やっぱりちょっと外に出にくいとか、
そういう時に子どもが一緒にいてもいいし、
みんなで勉強会をする時の時間帯を工夫するとか、
そういったところは助け合いながらやっているというところが、
いいところかなというふうに思います。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
結構子育てしている企業家の方でも参加しやすいプログラム設計、
すごい素敵だなと思いました。
ちなみに斎藤さんもお子さんを育てながら企業を運営していると思うんですけれども、
具体的にこういう支援があったらなと思う作とかってあったりしますか?
斎藤 めぐみ
そうですね、やはり現実的に子どもがいると、
学ぶ場に行きづらいというのがすごくあって、
ちょっとしたセミナーでも、
今日は子どもがいるからいけないなとか、
1回1回調整しないといけないですよね。
だから旦那さんにこの日見ててもらえるとか、
調整しないといけなかったりとか、
オンラインの勉強したいようなセミナーとかも、
だいたい夜7時なんですよ。
7時から9時って母親にとってはゴールデンタイムで、
たとえオンラインであっても手は離せない時間なので、
9時半くらいからやってくれないかなとか思ったりするんですけど、
そこはやっぱり子どもがいながら学びたいとか、
工場したいとか、勉強したい、企業したいとかいう人には、
物理的に厳しい面はあるなと思いますね。
澤渡 美帆
なるほど。ありがとうございます。
ちなみに横田さん、
今の授業ですと、
女性起用家としての課題というのはあまりないかもしれないんですけど、
実際に感じた女性ならではの課題はあったりしましたか?
横田 裕子
そうですね。女性ならではの課題。
うちはまだ子どもがいないんですけど、
もう年齢も年齢なので、
子作りしてもいいのか悩むのは悩みまして、
でも今作っておかないとできないじゃないかというのがあるので、
企業をしながらまだまだこれから授業を延ばして、
すごい不確かな中で家族計画をやるというのは、
女性ならではのすごい悩みかなとは思っています。
夫とも話して、もちろんこのまま作りたいので、
作ろうという話はなっているんですけど、
もう完全にシッターさんは入れるし、
やれることはもう外部に委託して、
バランスを取るように頑張ろうみたいな話をしているので、
そういうならではの悩みはあるかなと思います。
澤渡 美帆
なるほど。ありがとうございます。
結構最近支援者としても、
例えばさっきレッドさんも取り組まれましたけど、
お子さんも連れて来ても大丈夫ですよとか、
あとプログラムによっては、
結構朝の早い時間帯であったりとか、
お母さんでも結構参加しやすい時間にあえてプログラムを設計するみたいな、
そういうプログラムも今増えてきたりしているので、
少しずつ支援者のサイドを理解している部分はあるのかなとは思っているんですけど、
まだまだ取り組みとは少ないのかなと思うので、
もっとこれが増えていけるように私たちも頑張っていければなと思います。
ありがとうございます。
グローバルな視点の必要性
澤渡 美帆
最後に地域から日本、そして世界へ飛躍する女性起用家を増やすためにというところで、
まさに3人の女性起用家の方も、
日本、そして世界の方に真っ向から挑んで活躍していらっしゃるんですけれども、
そういう女性起用家を増やすために、
ちょっとより目線を引き上げたような形で、
どういった支援が必要なのかというところを、
ぜひお伺いできればなと思うんですけれども、
ちょっとそのあたり、ぜひ文さんもお伺いできましょう。
文 美月
先ほどから東京一極集中とその地方みたいなお話なんですけれども、
実は例えば関西で言いますと、世界すごい近いですよね。
だから東京が世界の中心かというと、
もしかすると東京を経由する必要はもうないんじゃないかという考え方もあると思います。
なのでそういう意味では、もっと世界を見る目を持ったらいいと本当に思いますし、
地方には地方の良さがあります。
なので世界は近いし、日本は再興させていくには、
地方こそがんばらないと日本の再生ってないと思うんですよ。
東京は東京としてエースが出ていくのって大事だと思うんですけれども、
絶対に同じぐらい地方ががんばらなければいけないと思っていて、
やはり皆さんもどこか自分の地元を愛している気持ちとか、
地域活性化させたいという気持ちが地方の方だったら終わりだと思ってまして、
私もそうなんですけれども、やっぱり地元を強くしたい。
でも次に東京ばっかり見るんじゃなくて、
もうダイレクトで世界っていう時代だなっていうふうには思っていて、
そこをローカルでありながらグローバルっていうのもありますし、
私も今月、東南アジアのAPACの方で一つ女性の起用家会議に生まれていて、
マレーシアの方に行くんですけれども、
やっぱりそこでも会議以外にも商談も入れて、
何か自分が反論を広げるんじゃないかとか、
海外の女性の起用家とネットワークができるんじゃないかっていう希望を持って、
今月も海外に行くので、そこに関してはもう、
日本とかユーワークを超えて頑張っていきたいなと思っているところです。
なのでもちろん足元で見ると、女性の起用家は本当に増えてほしいし、
私たちらしく子育てもしながら時間をコントロールできる強みっていうのは起業家にあると思います。
大事業をやり遂げようっていうよりもっと自分らしく、
自分の時間をうまく使って子どもも見れる。
それはもう本当に大変だったので、
すぐうまくいきますみたいなのは絶対言えないですけれども、
でもうまくいく道を探すことはできるし、
そう頑張っている仲間と支え合うこともできるし、
そういう時代だと思うので、場所はどこにいても自分たちの生き方を
地域の視点から日本を考える
文 美月
自分たちらしくやっていけるんではないかなというふうに思っているので、
女性の起用家が日本全国から生まれることを願っています。
澤渡 美帆
ありがとうございます。すごいマインドセットのところも大事だなと思いました。
ありがとうございます。ぜひ斉藤さんからも。
斎藤 めぐみ
今文さんがおっしゃったことをすごい共感する部分がありまして、
少し前に弊社の取り組みがニューヨークタイムズの方に掲載していただいたんですね。
その時に北海道の事例が載ったので、
うち宮崎でやってて北海道の事例が載って、
日本の北と南みたいな感じで掲載されるのかなって想像してたら、
北海道も宮崎も同じ場所くらいの感じで、
アジアの端っこみたいな感じで書かれてて、
やっぱりヨーロッパとか世界から見ると別に東京とか宮崎とか全然関係なく、
やっぱりもう日本って一括りだよねっていうことを思って、
地方だ、東京だみたいな言ってるのって本当に日本の中だけだなって思いました。
だから本当に視野を広げないとなっていうのを思いましたし、
ニューヨークタイムズに載るとイギリスとかフランスとかそういうところから取材がどんどん来るんですけど、
アジアの事業生計の課題について教えてくださいって言われるんですね。
もはや日本ですらなくてアジアとして見られていると。
そうなった時にやっぱり戦う場所が今この点を見てていいのかなみたいな、
それは多分もう試作すべてに言えることで、
もうちょっと広い面で見ないとこれから先伸びていかないのかなみたいなことは感じましたね。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
メディアの重要性
澤渡 美帆
海外からしたら地方、東京も関係ないと、むしろアジアとして見られるというところで、
特に斎藤さん、ライトライトさん、メディアをすごくうまく活用して情報発信されているなという印象をすごく受けています。
メディアのうまい使い方みたいなところ、そのあたりも詳しく伺えますか。
斎藤 めぐみ
そうですね、メディアは冒頭に申し上げたように、
宮崎でこういうことをやって全国転換しているという会社がそもそも珍しいのと、
あとはオープンネームの事業生計というものが全国でうちが初めて行って、
それなりに結果を出しているので、
事業生計って今すごくトレンドで、どこのテレビ局も扱いたいんですけど、
事業生計ってすごい閉じられた世界で、今クローズという世界でやっているので、
取材をしたくてもできないんですよね。
そんな中でうちはオープンでやっているので、やっぱり事業生計の取材がうちに集約されるみたいなのはすごくあるかなというふうには思っています。
やっぱりNHKとかだと、地方のNHKに放送されると、
この間も北海道という、水曜どうでしょうの鈴木さんがやってらっしゃる北海道のローカルの番組に放送されたんですけど、
それが評判がいいと、まるごとそのままNHKの全国放送で流れるんですよね。
だからそのパターンが今4回ぐらいあって、新潟のローカルのNHKで流れたのが全国の放送で流れたとか、
やっぱりローカルメディアと全国展開みたいなところは、
うまく組み合わせてやるべきだなとは思います。
男女を超えた挑戦
斎藤 めぐみ
ありがとうございます。
ぜひ皆さんメディアの活用みたいなところも、ぜひ意識してやっていただければなと思いました。
ありがとうございます。
澤渡 美帆
はい。
鈴木横田さんもぜひ、今グローバルチームを率いていらっしゃったので、
もともと私自身は20代後半ぐらいにインドネシアに留学をしまして、
横田 裕子
その頃から海外とかっていうところと接点ができたんですけども、
その時に思ったのが、結構同じ留学生のみんなが、大学生の子とかもいるんですけども、
大学生の子たちの中には、
海外とかっていうところと接点ができたんですけども、
その時に思ったのが、結構同じ留学生のみんなが、大学生の子とかもいるんですけども、
ほぼやっぱり女性の方が意外と多くてですね、
なんか途上国に留学するとか、
あと一時期、ジャイカーに行って少しオシャレになってたんですけども、
海外青年協力隊も結構女性が多くてですね、
アフリカに行ったりとか、
いろんな地域にどんどん臆せず出ていくっていうのが、
結構女性の強みなんじゃないかなと思ってます。
知り合いでアフリカで起業されている女性も2人くらいいらっしゃるんですけども、
そういうふうにジェンダーではないかもしれないんですが、
臆せず日本を飛び越えて起業していくっていう方が、
どんどん出ていくんじゃないかなとは個人的には思ってます。
特にそのためにやっぱり、
誰か最初ロールモデルになる方みたいなのがどんどん出てくると、
やっぱりエンカレッジされていくと思うので、
そういう意味で今回のセッションですとか、
他のお二方とも刺激をいただきながら、
そういう発信とかもしていければいいんじゃないかなと思います。
澤渡 美帆
ありがとうございます。
今の話とかってロールモデルとなる人を見つけるってこともすごく大事かなと思って、
是非横田さんもグローバルで展開されている女性起業家の方が
間近にいらっしゃったりみたいなのも大きかったと思いますし、
やはり自分が目標になるような起業家をいかに見つけるか、
これも結構すごく大事かなと思うんですけれども、
実際にその見つけ方みたいなところって皆さんどう工夫されたのか、
もう少し詳しく聞きたいなと思っていて、
例えば斎藤さんとかロールモデルになるような女性起業家とかって、
どう見つけられたかみたいな。
斎藤 めぐみ
ロールモデルになる女性起業家、
そうですね、宮崎は結構活躍されている女性が多いですし、
宮崎っていもからぼくとって言葉もあったりして、
なんかやっぱり女性が強い九州文化だったりもするので、
結構ガンガンやっている女性の方はすごいたくさんいて、
そこはやっぱりやりやすかったのかなっていうのは思いますね。
あとやっぱり私とかがテレビとかに、
この前アベプラとか出たら、そのアベプラを見て、
うちで働きたいですとか言ってきてくれる人とかが増えたりして、
そういう意味でも露出をどんどん増やして、
女性がどんどんやっているんだよっていうのは出していきたいなというふうには思っています。
澤渡 美帆
はい、わかりました。ありがとうございます。
ちょっと時間も残り少なくなってきたので、
もし時間が余ったら少しQ&Aも1,2個ぐらいお受けできればなと思っているんですけど、
ちょっとQ&Aの前にぜひ、
今日セッションを聞いている方も、
地方でこれから頑張りたいと思っている女性起用家の方とか、
そういう方を積極的に支援されたいという支援者の方もいらっしゃるかと思うので、
ぜひそういった方にメッセージをお一人ずついただければなと思うんですけど、
ちょっと文さんからお願いしてもいいですか。
文 美月
そうですね。
先ほども申し上げた通りですね、
もうはや男女も関係なく、場所も関係なく、
そういう時代になってきているので、
東京にももちろん一極集中ではありますけれども、
それ以外のところも成長の種は本当にいろんなところにあると思いますので、
支援していただいている方も、ぜひ力を入れていただきたいですし、
潜んでいるんじゃないかぐらいのレベルで、
まだ少ないと言われる女性起用家、ローカルで頑張る方も、
もう私もやりたいというふうにどんどん表に出てこられたらいいんじゃないかと思っているので、
ぜひ声を上げて頑張っていきましょうということですね。
澤渡 美帆
はい。ありがとうございます。
では斎藤さん。
斎藤 めぐみ
そうですね。私もやっぱり性別とか場所とかは、
もう今の時代全然関係ないと思っているので、
自分の志と後は行動あるのみだなというふうに思っています。
やっぱりもういろいろ考えてもしょうがないですし、
やっぱりこう起業すると女性だからとか男性だからとか、
考えている暇ないぐらい課題が山積みで、
本当にいっぱいいっぱいになっていくんですけど、
まずは構造する一歩、踏み出すというところがすごく大事なのかなと思いますし、
ロールモデルがもしその地域にいなければ、
自分がロールモデルになるぞと、
そのぐらいの気持ちでやることがいいのかなと思うので、
皆さんぜひ挑戦していただけたら、
地方の起業めちゃくちゃおすすめなので、すごくいいなと思います。
澤渡 美帆
はい。ありがとうございます。
では横田さんもお願いします。
横田 裕子
はい。ありがとうございます。
そうですね。私も地方の起業っていうのはすごくいいんじゃないかなと思ってまして、
特に私たちとかだと観光っていう文脈なので、
やっぱり京都で起業してすごくよかったなと思ってます。
お客様も中小のホテル旅館様がいっぱい京都にはいらっしゃいますし、
コミュニティも作りやすいし、
行政も銀行さんも大学もみんな応援してくれるみたいな環境なので、
地方だからこその強みを生かした起業って、
結構いろいろ出てくるんじゃないかなと思ってます。
あとは、私も自分がまさか起業するなんてずっと思ってきた人生で、
ひょんなことから起業したんですけれども、
最初の一歩を踏み出すかどうか、そこだけかなと思ってますので、
チャレンジしていくというか、
一歩踏み出してみるっていうのをぜひやってみていただければと思います。
澤渡 美帆
はい。ありがとうございます。
今、3人の起業がかかりましたけど、
本当に起業っていうことにおいては、
もう地方も東京も関係ないということで、
本当に今聞いている方たちも、起業されようかなという方も、
まずは大きな一歩をぜひ踏み出していただければなと思いますし、
我々支援者としても、
ぜひその一歩を踏み出せるようなエコシステムの構築というところも、
精一杯頑張ってやっていきたいなと思います。
ありがとうございました。
それではちょうどお時間になりましたので、
セッションの方を終了させていただければと思います。
はい。
ぜひ3Dの女性起業家の方に大きな拍手を送りいただければと思います。
ありがとうございました。
斎藤 めぐみ
ありがとうございました。
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