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2025-09-24 29:23

#10 【講師MC回】完璧主義にとらわれず全体像をつかむ【出演:熊澤美帆、髙島佑典】

今回は『今、司法試験および予備試験の勉強をしている方』に向けて、伊藤塾講師と、ゲストの合格者によるトーク。

ゲストには弁護士の髙島佑典先生をお迎えして、伊藤塾の熊澤美帆講師が学習法・試験対策についてお聞きします。


▼トークテーマ

・髙島先生の経験談 - インプットの方法

・熊澤講師の経験談 - 単語カードの使い方

・覚えることは多いが「暗記」の試験ではない

・「理解」をしていくことが大切

・復習に時間をかけすぎない

・「研究者」ではなく「実務家」になるために学習する

・全体像を把握して自分の現在地を知る

・全体像をつかむための勉強法


▼出演者

熊澤 美帆(伊藤塾専任講師・弁護士)

髙島 佑典(弁護士)


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▼伊藤塾について

伊藤塾は、司法試験、予備試験、法科大学院入試、公務員試験など、法律に関わる様々な試験対策講座を提供している受験指導校です。その指導方針は合格のみをゴールとせず、その先の社会で活躍できる人材育成を続け、2025年には開塾30周年を迎えました。

経験豊富な講師陣によるわかりやすい講義と、受験生一人ひとりに寄り添ったサポート体制により、毎年圧倒的な人数の合格者を輩出しています。

法律を学ぶすべての人の「その志に、実力を」をつける。それが伊藤塾の使命です。

受講のご相談、講座への申し込みは下記リンクからお気軽にお問い合わせください。

https://www.itojuku.co.jp/

サマリー

講師の熊澤美帆氏と高島祐典氏が、試験勉強における完璧主義の克服について議論しています。受験生が効率よく学習するためには、全体像を把握し、未完成の自分を受け入れることが重要であると強調されています。完璧主義を克服するためには全体像を把握することが重要だとされています。また、登る過程で経験を積むことで、異なる科目においても理解が深まる現象について言及されています。目次学習を活用し、論文作成を通じて全体像が見えてくることが強調されています。このエピソードでは、完璧主義にとらわれずに全体像をつかむことの重要性が話し合われており、特に基礎知識の理解とスケジュール管理の必要性が強調されています。

完璧主義の影響
合格全書 伊藤塾が届けるリアルボイス
リスナーの皆さん、こんにちは。伊藤塾講師で弁護士の熊澤美帆です。
合格全書では、毎月第1週から第3週にお送りしているメインパーソナリティの佐々木臨さんによる、
合格者の方々へのインタビュー番組のほか、
付き一体の頻度で、今、手法試験及び予備試験の勉強をしている方に向けて、伊藤塾講師とゲストの合格者によるトーク番組をお届けしていきます。
講師としての経験をもとに、勉強中だからこそ抱えてしまう受験生のお悩みなどを取り上げながら、
より具体的な学習法、試験対策なども含めてお話をしていきたいと思っています。
今回もパーソナリティは伊藤塾講師の熊澤美帆が務めます。よろしくお願いします。
そして先月に引き続き、ゲストには弁護士の高島祐介先生にお越しいただきました。
弁護士の高島祐介です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回の配信から1ヶ月ほど経ちましたけれど。
早いですね。
ねえ、聞いてくださっている皆さん、勉強の調子いかがでしょうか。
計画通りに進んでいる方はその調子でやってもらえればと思うけれども、
なかなか計画通りに進んでいないよという方も少なくはないのかなと思って。
大多数計画通りじゃないと思いますね。
そうですね。
なので今回はそれを挽回するために皆さん効率よく勉強していこうと頑張っておられると思うので、
私たちカウンセリングも普段していますので、そこでお話聞いていることを通じて、
結構ね、何々やった方がいいと思うけどやれてないんですとか。
ありますね。
講師からこういうふうに書いてくださいとか指示されたけどやりきれてないんですみたいなね、ご相談多いかなと思いますので、
そういったところに今日はお答えしていくというところをやっていけたらと思います。
学習法の改善
なるほど。よろしくお願いします。
そういう時の対策というか意識の持ち方として、完璧主義にならないようにって言われると思うんですよね。
やりますね。
リスナーの皆さん、何度も聞いたよ、分かってるよと思うかなと思うんですけど、
実はね、やればやるほど、できるようになればできるようになるほど、
もう自分ができてないところが見えてきてしまって、
それを埋めなきゃいけないなとか、もう頑張ってやらなきゃいけないんだ、これじゃうかんないんだみたいになって、完璧求めてしまいがちだなと思うので、
今回のポッドキャストでは、この完璧主義にならないようにどうするかということをテーマに高島先生とお話ししていきたいと思います。
お願いします。本当にこの長い試験で、さらに言うと論文試験って別に100点取らないとうかんない試験じゃないので、
全然完璧求められてない、だからこそ絶対に完璧主義にならないようにっていうのは本当に大事だなって、私も思いながら勉強してたんで、本当にそういう話できたなと思います。
お願いします。高島先生自身は受験生時代、完璧主義に陥ってしまった経験とか、それを克服したってことはありますか?
今の熊沢先生の話に出てきたように、実は1年目、2年目って、僕は本当にとにかく基礎マスターと論文マスターの視聴期間をとかしないように、本当にものすごいスピードで聞きまくってたんで、
全然完璧主義っていうのはなかったんですね。むしろボロボロだったぐらいなんですけど。
3年目、4年目、一番ひどかったのは3年目ですね。全部終わってやるべきことが見えてきて、これをどこまで高めないといけない。
しかもちょうど目の前にほとんど完璧とも言える答案である論述例があるわけですよ。
ここまで持っていくにはどうしたらいいんだってことで、3年目ぐらいは結構完璧主義になりかけてたような気がしますね。
全容がなんとなく見えてくるから、しかも論述例あって、自分も書けるようになるのか書けるようになる気もしないんだけどっていうところとの戦いですよね。
そうですね。本当に論文マスターの講義の中で、もちろん講師の先生はここは作文だと思っていい、できなくていいっていうアドバイスをしてくださるんですけど、
でもなんやかんやラインマーカーは低くて、やっぱり書けた方がいいんだとか、きっと周りのライバルはこれを書けるようにしてくるんだと思うと、
これも全部できるようにしないとダメなんだみたいな。
なんか実際こういう勉強法をして、これはちょっと完璧主義になりすぎてたなとか、そういうのありますか?
あります。それは論文を書く方ではなくて、インプットの方で。
やっぱり論文マスターまで受け切って、基礎マスターのインプット足りなかったな、基礎マスター見返さないとなっていう風に思うっていうこの考え方自体は健全だと思うんですけど、
そこでじゃあ基礎マスターどうやって頭に入れようかなってなった時に、勉強法としては多分本当有効なものだと思うんですけど、私はメモリーツリーを作ってみようっていう、
なるほど。
あれの勉強法にちょっと手を出してみたんですね。そしたらメモリーツリーを美しく作るっていう方向にだんだん意識が。
わかります。
行ってしまって、本当に伊藤塾の基礎マスターテキストの1章の1節、2の1のなんとかみたいな節があるじゃないですか。
あの節のメモリーツリー作るのに1日使うみたいなことになって。
完璧主義になってますね。
これはやっちゃいけないなと思って、メモリーツリーの勉強法自体を諦めました。
考え方としてはね、多分すごく大事で、その全体をメモリーツリーにしてイメージ湧いたらすごい良いんだと思うんですけど、やっぱ時間かかりますよね。
そうですね。今だったらね、JATGPTに作らせたらいいのかなみたいな。
確かにあるかもしれないですけどね。なんか私自身もその基礎マスター段階の時に単語カードを作っていました。みんな結構やるかなと。
私もやりましたね。
やりますよね。
方法として間違ってるわけじゃないんだと思うんですけど、当時学生でそうやって単語カードで覚えるものって英単語みたいなイメージがあったから、もう暗記しなきゃみたいなことを思ってしまって、
全部の定義とかAランクって言われたものを全部単語カードにしていたんですね。
絶対やっちゃいけないんですけど、英単語と同じように順番変えてやるとか、同じ順番だったらもう言えちゃうから順番変えてやろうとか言ってたんですけど、
意味ないよってリスナーの方々もわかってくださるかなと思いますけど。
英単語カードに書き込みしながら聞いてる方いらっしゃるかもしれないですから、それは残念ながら今すぐやめていただいて。
それ自体はいいのかなと思うんですけど、やっぱり私がよくなかったなと思うのが、順番変えて覚えるって、結局知識一個一個は覚えられるかもしれないけど、その繋がりが全然わかんなくなっていて、何のために私覚えてるんだろうみたいになってきてしまったんですね。
講義聞きながら、今回やったところの復習で単語カード作って、次回のところがわかるようにって思ってたんですけど、単語で覚えているんだけれども、それが何を意味しているかわかんないから、次の回になっても講義で言ってることがわかんなくなってきちゃったっていうのがあったので、これダメだなと思ってやってましたね。
確かにそうですよね。本当に繋がりが大事というか、単語カードレベルで知識を精度上げちゃうと、しかも並び替えても大丈夫とかってなると、だんだん木を見て森を見ずみたいな全体像を見失っていくんですよね。
本当に当時の自分がそれだったなと思うので、結局私はその単語カードはその後使うことはなかったんですけれど、作ること自体はあってもいいかなと思うんですけど、使い方を考えてもらうといいかなというふうには思いました。
そうですね、確かに。よくカウンセリングでも覚えたほうがいいですかとかっていう話はあるじゃないですか。覚えるのは大事なんですけど、キサマスターの頃って何をどう覚えたらいいのかっていうのがわかってないから、覚えるべきものがわからないというか。だから本当にその講義の中でこのフレーズを覚えろって言われたものだけでいいですっていうふうに言っちゃいますね。
未完成の自分を受け入れる
それでいいと思います。本当に全部を全部覚えようとすると、とてつもない量だなと。よく司法試験の勉強してますって言うと、六方全書全部覚えるんですかって言われることあると思うんですけど、それはしないよってなるけど、それ以外にも本当に覚えなきゃいけないものもちろんあるけれども、すごい暗記の試験ではないのかなって思うんですよね。
そうですね、確かに。
なのでもちろん覚えなきゃいけないことはたくさんあるけれども、それよりも理解をするっていうことを心がけてほしいなって思います。
実際カウンセリングとかしてる中でも、例えばですけどちょっと印象に残ったエピソードで、1時間の講義に対して5時間ぐらい復習してます。だから3時間一コマで15時間かかるわけですよね、復習だけで。
で、止めながら聞いてます。聞くときにも。で、その他担当をやったり、聞き直したりとか、そういうのやってますっていう方いらっしゃって。
一人じゃないです。何人かそういう方、聞きすることあって。
憲法の間は、皆さんね憲法から学習開始して、憲法の時は頑張れるんだけど、民法の領域がとてつもない。
終わりが見えない。
そうなんですよ。そこで結構つまずくっていう方多くて、民法でもうちょっとできないですっていう相談、結構多いかなと思ってて。
で、その時そのやること自体、担当やってとかテキスト読んでとか、分からないところ聞き直すっていうのも含めて、合ってるかなって思うんですけど、全部やろうと思うと進まないですよね。
そうですね。全部やると、だって結局それもどこまで定着させとけばゴールラインなのっていうのが、やっぱり分からない中でも手探りになっちゃうから、終わらないですよね。
私のカウンセリングでも、やっぱりこの復習に力が入ってる。さすがに5時間って方はいなかったですけど、復習にだいぶ力入れちゃってる方はいらして。
そういう話聞くと、復習するのはとてもいいことだけれど、まず全体像を把握することが大事だから、聞き切ることに勝る復習はないっていう話をして。
だからどうしてもしたければ止めないけれど、マックスいう1コマ1時間までにしなさいみたいな感じで。
そうですね。そうじゃないと終わらないし、どんどん進めていく。どんどんっていう言い方が適切かどうかわからないけれども、でもどんどん進めていってほしいなって。
そうなんですよ。
やっぱ思いますよね。
次に今のお話とも関係するんですけど、完璧主義を克服するために何を意識しておくといいですか。
完璧主義を克服。とにかく未完成の自分を許容するっていうすごい思想的な話になるんですけど。
それすごい大事だと思います。最初から全部分かろうとしない。全部分からなくても合格できるし、実務家になるための試験だから、決して研究者になるためではないんだよって思いながらやることも大事かなと思いますね。
今の考え方の話なんですけど、未完成な自分を許容するというよりかは、ちょっとやれた気になれば安心して、細部を求めずに済むかなと思ったんで。そういう意味だと、細かい定義とか規範を覚えました!ではなくて、
今日やったトピックはこれとこれとこれですみたいな感じで、その日の全体像を言えるようになると、細部まで集められてなくても、なんかでも今日自分理解してるなぁみたいな。
全体像を把握する重要性
そうですね、その全体像をつかむってすごい大事だなって思います。今何やってるの?って聞かれて、こういう内容っていうのが本当は1行2行言えれば十分なのかなっていうのは思って、全部細かく説明できる必要は全くないし、
だんだん最初は本当に同じ内容のテキストを読んでも、最初わからなかったことをだんだんやっていくと理解できるようになるんですよね。
なんか不思議なんですけど、別に憲法やって、憲法の時わからなかったことが、他の科目やって戻ってきたら、もう一回読み直すとわかるようになってたり。
何なんですかね、あの現象は。
何なんでしょうね。なんか法律に関する自分のレベルが上がってんのかなって。
なんか法律勤みたいな。
そうそう、本当に筋トレみたいな感じだなって思って。
私よくカウンセリングで、螺旋階段みたいなイメージですって話をしているんですけど、一回ずつ上がっていくときに、こう螺旋で回っていくじゃないですか。
なので同じ分野でも、一回で全部知ろうとしなくていいよって、なんか登っていくのに、ダダダダダって坂を上がっていくんじゃなくて、ゆっくり上がっていく方が土台ができると。
自分自身も思っているし、なんか皆さんのお話聞いてても、だから別に2階より上のところ、2階3階4階って上のところの話は、今置いといてもいいんだよ。とりあえず一回登ってねっていうところはあるかなって思ってます。
確かにありますね。今の階段の話だとイメージしたのが最短距離で完璧しびって、なんかこう上り棒で登ってるようなイメージなのかなってのと。
やっぱり終わりが見えないと、どんどん不安っていうのは増大していくかなっていうのであるかなって。本当に全然法律関係ないですけど。
知らない場所に行くときに、行きはすごい長い道のりに感じるけど、帰り道歩いてみるとあれ、こんなに近かったっけと思ったりなんてこともあると思うんで。
ありますね。それすごい大きいですよね。行きは道分かんないから、なんか気持ち的に焦りとかあったりすると思うんですけど、帰りは分かってるしって思いながら帰ってくると近かったりするんですよね。
なんかそれに通ずるところはあるのかなっていう。やっぱり全体像を把握して、ここまでができるようになればいいんだってわかると、じゃあどの程度深掘りすればいいのかなっていうのがなんとなくまた見えてきてみたいな。
全体像をつかむ、今日の完璧主義にならないためには全体像をつかむことを意識するってすごい大事なテーマかなって思うんですけど、どういうことができてたら全体をつかめてるって言えるのかなって。どうでしょうね。
そうですね。そこで出てくるのが、塾長が一番最初に説明されてる目次学習ってやつで。目次をね、見るんですよ。目次を見て。本当に、例えば民事訴訟法とか刑事訴訟法とかいろいろありますけど、目次をそらんじられるようになろうって最初してましたね。
全体像大事なんだっていう頭に切り替えた後に、まず始めたのが各科目の目次を得るようにするっていう。
なるほど。確かにそうするとまさにそれが全体像ですからね。
そうですそうです。
確かにそうですね。それに加えてちょっと私が思ってるのが、伊藤塾のテキストって、今日も話に出た基礎マスターとか論文マスター、その前に体系マスターっていうのがあったの覚えてますかね。
はい、存在は。
学ぼうテキストっていう名前のテキストなんですけど、まさに目次をちょっと長くしたみたいなイメージで、全体像としてまさに知っておいてほしいこと、表現の自由とかそういうところに表現の自由ってどういうものなのっていうのが何行かで書いてあるっていうもので、なかなか自分で目次学習できるよっていう人はそれで大丈夫かなって思うとともに、
なかなか自分で目次だけ見ても何の話だかわからなくなっちゃうなっていう人は体系マスターに戻って理解してもらえると結構使えるかなって思いますね。
早い段階で目次に開眼されたのであれば体系マスターも交えていかないと多分何の内容なんだろうってのがわからなくなっちゃうんで、確かにそういうタイミングで体系マスター使えるといいですね。
論文作成と理解の深化
そうですね。
よかったなそしたら。
あとなんか論文を私書くようになってから全体像をつかめるようになってきたかなって思っていて、その基礎マスターの段階もちろん単語カードとか作っちゃいながらも何とか覚えて何とかくらいついていってって思ってましたけど、
その論文を実際に書いてみると説明できるようにならなきゃいけなかったりするから、これってどういうものなんだろうとか、どういう位置づけでどういう契約だったっけとか、なんか考えるようになったなって思いましたね。
確かにそうですね。論文を書くことによってその頭の使い方で全体像が見えてきて、でもちゃんと初見の問題にも対応しようと思うと、逆に全体像が入ってないと初見問題に対応できなかったりっていうところで、そこも螺旋階段じゃないですけど、全体像を把握して論文のアウトプットしてみて、また全体像戻ってみたいな感じの。
そうですね。
初見の問題。
最初書くの大変でしたよね、きっとね。
本当に意味わかんないなとか思いながら。
私のゼミを受けてくださっていたわけですけど、実はね、今日、高島先生の当時の答案、私実はですね、今手元で持ってるんですよ。
なんかあんなと思ったんだけど、ちょっと待ってください、それは嫌だ。
持ってて、書く科目ありますけど、中盤で本当に合格する前の年とかの答案が今手元にありまして、全体的には欠けてます、論点は拾えてますみたいなコメントをしていたりするところなんですけど。
この時にすごい私もコメントしているのが、おおむね知識としては十分だと思うからもったいないです、全体としての位置づけとか性格性というところが書けるといいなと思いますとコメントをしているのが今手元にあります。
4年越しぐらいにグサッときてますね。
結構厳しいこと書いてるなって自分でも思ってたりしますけど。
でもそうですね。
まさに位置づけとかそういうところがやっぱり最初から意識していてもやっぱり最後の最後まで関わってくることなのかなって思ったりしましたけど。
本当に年単位でお世話になったおかげもあって、その時その時でたぶんちゃんと程よくグサッとくるコメントをくださるのかなっていうのを今思いましたね。
グサッとね。
これ例えば最初の論文マスターゼミで今のだったらたぶんポカーンだったんでしょうけど、あとちょっとで論文の合格に手が届くという段階で改めての全体像位置づけ性格性というのがぐさりとたぶんくるんだろうなっていうので。
おそらくそういうことが意識できるようになっている。で、たぶんそれはね、先ほどお話しいただいた目次学習しなきゃなとか、何かこうきちんと全体像をつかまなきゃなっていうふうに自分で思っていつつも、じゃあどうやって書くんだって悩んでた時期なのかなっていうふうに思って改めて見直していました。
そんなとんでもないものが手元にあったなんて。
この組み合わせでお話をするならぜひと思って見直していました。
ありがとうございます。
本当その時その時で、みなさん勉強の段階、いろんな段階で勉強していると思うんですけど、やっぱりずっと大事にしてほしい。その完璧主義になりすぎない、全体像つかむってすごく大事だけど、たぶんこれ今聞いてくださっている方の中には何か言ってること、言葉としてはわかるけど、何かうまくつかめてないなとか、分かんないなって思っている方もいるんじゃないかと思うんですよね。
だけど、たぶん1年後半年後早い人はもう来月とかには、こういうことかってわかってもらえるんじゃないかと思うので。
突然きますね。
突然きますよね。なんか最初の頃はどういうふうにしていいかわかんないっていうのはあると思うんですけど。
そういうところも含めてね、今刺さってない方にもぜひ覚えておいてもらえたらいいかなって。
本当に最終的に合格するラインに達するには、1回全体像をつかむっていうステップなしにはたぶんたどり着かないだろうなとは思いますね。
新しいものに手を出したりとかする人は全くないと思うので、体型マスターだったり入門講義テキスト、あとあれですかね、論ナビとかも使いますとかね。
私は論ナビ派でしたね。何より軽くて持ち運びがしやすいっていうところで。
そうですね。しっかりまとまっていると思うので、最初の段階では論ナビだけ読んでもどう使っていいかわからないっていうこともあるかなとは思うんですけど、
でもだんだん論ナビのすごさがわかるようになりますよね。
そうですね。本当に論文試験の会場に持って行ったのは論ナビだけでしたね。
そうなんですね。
それぐらい全部一元化してやってましたね。
なので、最後何を使うか、試験会場に何持っていくかっていうのもね、今から皆さんちょっと想像しながら全体をね、掴んでいっていただけたらというふうに思います。
それでは、そろそろ話はつきませんけれども、時間が来てしまいましたので、高島先生、今回もありがとうございました。
ありがとうございました。
さて、この番組ではリズナーさんからのお便り、リアルボイスをご紹介しています。
今回はキミさんからのリアルボイスです。
では読ませていただきますね。
今年1月に伊藤塾に入塾し、司法試験の予備試験合格に向けて働きながら勉強をしています。
司法試験には万弱な基礎が重要ということで、基礎を学ぶためには基礎マスターを使えばいいというところから、基礎マスターは復習が大事という流れで、基礎マスターの復習が一番重要なのではないかと考えております。
しかし、入塾から半年経っても、いまいち復習のやり方や量が適切なのか、自信が持てず困っています。
伊藤塾が提供するオンラインの基礎力確認演習も随時行っていますが、分野によって8割以上サクッと精通できることもあれば、5割くらいしか精通できず、コイン投げと変わらない確率じゃんと落胆することも多くあります。
基礎マスター学習時の復習方法と量について教えていただければ幸いですということです。
基礎マスター段階でどれくらい復習するかですね。
伊藤 難しいですね。
難しいですね、本当に。箇所分時間だったりその時の理解度だったりというのは人それぞれなので、全員にとってこれが正解という量とか復習時間あるわけではないと思うんですけど、やっていただいている基礎力確認演習、それをやってもらうこと自体はすごく大事なことかなと思います。
やっぱり何をどういうふうに問われるのかっていうのが担当式の問題を見るとゴールのイメージつくかなって思いますし。
伊藤 そうですね、どう使われるかってことですね、知識は。
アウトプットしながらの方が理解度が上がっていくみたいなものもやっぱりあるかなと思います。
伊藤 それはあります。時間はちょっとかかるんですけど。
そうそう思うので、ただね、正答できたかどうかはあんまり気にしなくていいのかなって思うんですよね。むしろね、リアルボイスの中で分野によっては8割以上サクッと正答できる。
伊藤 すごいですよね。
すごいですよね。全然できないね、本当に。5割くらいしか正答できずって5割も正答できてるじゃん。
伊藤 そうなんですよ、まずそこですよ。
全体像をつかむ重要性
そうそうそう、なので本当に全然やり方間違ってるとかはないと思いますし、もうこれだけ今の段階でできてるなんてすごいって思いながらやってほしいなって思いました。
伊藤 そうですね、あとはその段階でしっかりと問題演習もかませた復習ができてる自分偉いっていうのも。
本当にそう思います。正直なところね、私は全然やれてなかった。
伊藤 はい、私もです。スピード重視ですね。
それでも受かりますって言っちゃったらもともともないのですが、もちろんやるに越したことはないしやったほうがいいと思うんですよ。
きちんとそこで理解度確認しながらやったほうが、次の講義の理解度だったり論文を始めていくときにすごくプラスになると思うし、後からの大変さが違うかなとは思います。
だけど時間が限られているというところもあると思うので、優先順位つけてほしいなとは思っていて、一番はテキストを読み直すこと。
今何を全体像として理解をして何をやっているのかということをざっくりつかむ。
その上で基礎力確認練習、担当式の問題をやってみる。さらに時間があれば基礎マスター論文討論で論文のイメージまでつかめると、さらにいいかなとは思いますけど、無理はしないというのが大事。
最後までやりきれる量と時間で進めてほしいなと思います。
本当ですね。無理は長続きしないというか。やれると思って組んだとしても多分スケジュールは崩れますよね。
全然無理ですね。
大体崩れるんですよね。誰が悪いわけでもなく崩れます。
崩れちゃったので、こういう勉強方法、スケジュールで取り戻そうと思いますというカウンセリングのお悩み相談もあるんですけど、結構止めますね。
そうですね。無理してやろうとするとどうしても浅くなるんですよね。理解度も下がっちゃうかなと思うし、正確性が下がっていったりとか。
伊藤塾長が話していた言葉ですごく私自身が基礎マスターの時に聞いて印象的だったのが、100の曖昧な知識よりも1つの正確な知識で受かる試験ですっていう話があったのをすごく覚えていて、
すごく覚えてるけど当時はよくわかってなかったんです。正直なところ。
へーって思ってたんですけど、今になってというか合格直前ぐらいになって、ようやくその意味がわかってきたなっていうのは思っていて。
だから浅く広く完璧主義になっちゃいけないし、完璧に思えるまで次に進んじゃいけないっていうことじゃないんだけれども、
これもあれもやりましょう、これもあれもやらなきゃ進めないっていうよりも、大事なところAランクとかついてるところをしっかり理解をしながら正確に知識をつかんで進んでいくっていうのが大事かなと私は思います。
スケジュール管理の必要性
はい、その通りだと思います。
はい、君さんリアルボイスありがとうございました。
ありがとうございました。
引き続きご感想ご質問などあなたからのリアルボイスをお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクからお気軽にご投稿ください。
そしてApple PodcastやSpotifyのPodcastではデビューもできますので、こちらにもご感想いただけると嬉しいです。
お願いします。
Xでもぜひ漢字でハッシュタグ合格全書をつけてポストしてください。
来週からは佐々木さんによる合格者へのインタビューを3回にわたってお届けします。
私と高島先生のトークはまた来月にお届けしますので、そちらもぜひ楽しみにしていてください。
それでは次回をお楽しみに。
熊澤美穂と高島祐介でした。
やればできる。
必ずできる。
一緒に頑張っていきましょう。
29:23

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