私は不合格の原因を徹底的に分析していたからだと思います。
試験直後にですね、試験を受けて気づいた点とか感想とか、あとは今後の改善点とかを科目ごとにエクセルにまとめてたんですね。
例えば時間配分はどうしてたのかとか、つまずいた問題は何が原因でつまずいたのかとか、今後どんな勉強をすればできるようになりそうかとか。
あと細かいことなんですけれども、この科目はお昼ご飯の直後にあるので眠くなりやすいとか、そういうことまで書いてましたね。
そのメモに関しては、翌年の試験の前に見返して同じ失敗を繰り返さないようにしていました。
へー、講師としては本当に嬉しい合格というか、一歩一歩進んでくれて最終合格っていう内容なので、本当に毎回毎回進化を遂げながら合格をされたっていう感じですよね。
そうですね。
やっぱそれには毎回毎回範囲を分析して、ちゃんとそれをメモして見返すという地道な努力があったということですよね。
そうですね。結構、やっぱり失敗した試験のことって人間なので振り返りたくないところももちろんあるんですけれども、
とはいえやっぱりそれと向き合わないと翌年同じことを繰り返してしまうっていうところがあると思ったので、
辛いんですけれども、一週間ごとかにしっかりその時の状況を振り返ってまとめてました。
えらいですね。例えば論文は再現当案とかも書かれたりしたんですか。
もちろん再現当案も書いてましたね。再現当案書いた上で、自分のここの論点が分からなかったとか覚えてなかったとか、
あとはここの当てはめがこの事実変えてないとか、そういう細かいところも自己添削をして次に活かすようにしてました。
素晴らしい。それはもう一週間後から始めたってことですか。
そうですね。さすがにその直後の一週間はお休みしようかなって思ってそのままにしてたんですけど、
一週間後からちょっとずつ振り返っていくような感じでしたかね。
でも一週間後からまた立ち直って再起できるっていうのがすごい。ダメージがすごいじゃないですか。
受けるだけでもね、司法試験は。
なのでその一週間後からまた立ち上がってやれたっていうところがやっぱり毎回毎回の合格につながっていったのかもしれないですよね。
具体的に担当式と論文式でまたちょっとその改善点は違ったりしたんですか。
そうですね。もちろん共通する部分もあるんですけど、特に覚えてるのがやっぱり担当だと刑事刑、予備士刑の刑事刑で刑法の論点とか穴埋問題で結構時間かかるんですけども、
それを先に解いてしまったせいで刑事訴訟法がなかなか時間ギリギリになって解いたとか、時間配分がうまくいってなかったっていうのがあったので、そういったところですね。
あとは論文に関しても答案構成を各科目どれくらいの時間でやるかっていうのはあらかじめ決めておかないとやっぱり時間間に合わなくなってしまうので、そうですねそういったところは意識してました。
そうなんですね。それからまあこれはお答えできる範囲でいいんですけれども、佐野さんはずっとその社会人でお仕事も続けながら最終合格までっていう感じなんでしょうか。
そうです。
それはフルタイムというか。
そうですねフルタイムで仕事をして、私自身は仕事終わりに勉強をするタイプだったので、できるだけこう仕事を早めに終わらせて、でその後ご飯食べてすぐ机に向かってっていうことを繰り返してました。
じゃあ仕事がある日は仕事終わってご飯食べたらすぐ勉強をするっていう形でベースメイクして、お休みの日はどの程度勉強されてました。
基本的に何もない日は勉強するようにはしてたんですけども、やっぱり仕事との両立っていうところで言うとリフレッシュも大事なので、日曜日の午後とかはサウナ好きなんですけどサウナに行ったりとかそういうこともしてましたね。
そうですよね。やっぱり自分の中で何かリフレッシュ法を見つけないと最後までこうやって走り切るってことは難しいですよね。
そうですね。本当に休むことも勉強のうちみたいな感じで思ってたので、やっぱりそこも切り分けてですね、しっかり自分のペースで勉強を続けられるように工夫してました。
そうですよね。それからそうやって一人で勉強してるとやっぱ精神的にきついなって、もうちょっとやめようか今年でって思うタイミングもあったりなんかすると思うんですけど、そう感じられたことありました?
いや本当何十回もしんどくてですね、毎回やめたいなって思うことはあったんですけれども、とはいえやっぱり今までやってきたこととか書き込んできたテキストとかを眺めてるとこれを無駄にしたくないっていう気持ちが奮い立たせてくれて勉強を進めることができたなって今思ってます。
そうですね、何十回もあったっていうことで。そのタイミングっていうのはどういう時に来たんでしょう?
そうですね、やっぱり一番覚えてるのが基礎マスター全部受け終わってまた論文マスターの憲法に戻るんですけど、憲法のこと本当に何も覚えてなかった時ですね。
あれ一番受けたはずなのにっていう時ですかね。
なんでこんなに頑張って書き込んだりしたのに忘れてるんだろうって思った時が結構辛かったですかね。
確かにその基礎マスターから論文マスターに移行する時期っていうのは結構悩みを抱える受験生も多いなと私自身カウンセリング等をしていて思いますよね。
やっぱりちょっとやり方が変わってくるっていうか受け身の腰から聞いた話を受けて貯めていく時期からその貯めたものを外に吐き出すっていう時期に変わるんで、その時に多分挫折を感じるというか、あれ覚えてたはずなのに全然論書を書けないじゃんとかそういうところがありますよね。
そうですね本当に何を書けばいいのかそして覚えてたことも忘れてっていうところで苦しんでたんですけども、ただまあ手法試験とか予備試験っていうのは小説のようなものと違って答案の型っていうものが存在するので、これを徹底的に叩き込んでくれるのが論文マスターだったのでとにかく無心で周回した覚えがあります。
伊藤塾の答案例すごく骨格がしっかりしているので、これを読み込むことを繰り返したことによってですね、だんだんと構造がわかるようになって自分で少しずつ書けるようになったというふうに記憶してます。
そうですねやっぱりその論文への移行期って最初の時期急に書けるっていう方がほとんどいないと思いますんで、最初にこれ書けるようになるんだろうかっていう不安感があるんだと思うんですよね。やっぱりそこは急に書けるっていうよりは毎回毎回講義を聞きながら答案の型を体に覚えさせることによってだんだんと吐き出し方がわかってくるというかそういうイメージでしたかね。
そうですね。だんだん答案例を自分の中に染み込ませていくことによって自分でもちょっとずつ書けるようになるっていう感じでしたかね。
ありがとうございます。そんな佐野さんの経験を生かしたコーチングとして、ここからは具体的なコーチングの内容をお聞きしたいと思います。
佐野さんの指導の流れとして、初回は何をして、2回目以降はどんな指導をしているのか教えていただけますでしょうか。
初回はですね、まずは受講生の方の人となりが知りたいので、学生の方であれば通っている大学とかアルバイトとかサークルですかね。
あとは社会人の方ですとどんなお仕事されているのかとかを聞いたりとかしていますね。
これらを聞いていく中で、この受講生の方のパーソナリティとかライフスタイルからするとこういうふうに指導していけばいいのかなっていうふうにイメージしながら聞いていました。
2回目以降はですね、学習計画とかスケジュール作成、これをメインに指導しています。
基本的に月に1回面談してますので、月間スケジュールを具体的にこう作っていくようなイメージで指導してます。
ありがとうございます。受講生さんから具体的に指導してほしい内容のリクエストなどはありますか。
私はですね、基礎マスターを受講する中でわからないところについてはちょっと口頭で教えてほしいというリクエストをいただいたことがあります。
受講生の方とはですね、メッセージ機能が使えるんですけれども、面談の前にですね、疑問点どういうところがあるかという概要をメッセージで送ってもらって、それについて面談で回答するっていう流れで指導してます。
ありがとうございます。その学習の内容ではなくて、それこそちょっと諦めようと思っているとか、精神面で相談されることもありますか。
もちろんありますね。特に予備試験の担当直前、論文直前とかなってくると、結構メンタル的にも厳しいところが出てくるのが普通だと思うんですね。
私自身もそうだったので、それを当日までどう解消していくかっていうところについて、やっぱり自分は3回目で予備試験を合格したので3回の経験があるわけなので、その時の心理状況とかをさっき申し上げたエクセルにまとめてたわけですよ。
なのでそれをちょっと見ながらアドバイスするような形でやってましたかね。
そうか、佐野さんは3回進んできた道があるから、全部の状況の人に対応できますね。よく考えると。
そうですね。いろんな方がいると思うんですけど、そうですね。それについて一つ一つ対応できるかなと思います。
まだ担当も合格できてないって方ももちろんそうだし、担当は合格したんだけど次論文っていう方もそうだし、いろんなパターンの方を対応できるわけですよね。
そうですね。1回ずつ失敗してるので、その失敗を乗り越えた身としては、やっぱりアドバイスできるところも多いのかなって。
そうですよね。だから同じ立場で、その時佐野さんは次論文に向けてどうしてたかとか、担当絶対合格するためにはこうしてたっていうノウハウが終わりだと思うんで、そのノウハウをそのままお伝えしていただけるってことですね。
そうですね。
すごい人気コーチになっちゃう。ありがとうございます。では、コーチとしての指導の中で、佐野さんがそれぞれ意識しているこだわりとかありますかね。
私のこだわりはですね、その受験生のレベルにあった勉強法をできるだけ具体的に提示するっていうことですかね。
やっぱり伊藤塾が司法試験で圧倒的な合格実績を出している以上は、やっぱり伊藤塾生であればその時点でやるべきことをしっかりやってれば合格ラインに達することができるはずだと思ってるんですね。
ありがとうございます。
でもなかなかやっぱり合格ラインに届かない方が多いっていうことは、理由は2つのどちらかで、やるべきことをやってないか、それともやり方が間違ってるかっていうことだと思ってるんですね。
経験上やっぱり前者でつまずいてる方っていうのはほとんどいなくて、やることはやってるんだけれどもやり方がその人に合ってないっていうことが多いと思ってます。
この試験の結構恐ろしいところがですね、その勉強方法自体が千差万別で、かつその人のレベルによってやるべきことも変わってくるっていうことだと思ってます。
例えば同じ論文学習段階の受験生の方でもAランクの定義とか論章がまだ覚えられてない人とか、論章については覚えているけれども当てはめが苦手な人とか、あとは問題文を読むスピードが足りてなくて時間が足りなくなっちゃう人とか、それぞれやるべきことが変わってくると思うんですね。
なのでその受験生の進捗度合いを確認して、その人の穴とか課題を徹底的に炙り出してからそれに合った勉強法を具体的に提示するということにしています。
その炙り出しはどういう形で行ってますか。
やっぱり受験生に一つ一つ勉強方法をどうしてるとか何使ってるとか、そういうことを具体的に聞いていく。そうするとやっぱりその受験生の今の状況とギャップがある部分が現れてくるんですよ。
なのでそれに対して自分の中でこれをしたらいいんじゃないか、あれをしたらいいんじゃないかっていうことを考えてちょっと一緒に話していくっていうことをしてますかね。
じゃあ本当にまず最初に具体的にどこをどんな教材を使ってどのぐらい勉強をしていて何をどこを覚えてるかとかそれから問題ですよね。どんな問題を解いているとか全部ヒアリングしてくれるわけですね。
そうですね。テキスト一つ使うにしても間違えたところをそのままにしてるのかそれとも付箋貼ったりしてるのかバツ付けたりしてるのかとかその辺も結構細かく聞いたりしてますかね。
で、どこまでその方が消化できているのか身につけているのかっていうのを確認をして足りない部分を補っていくって感じですかね。
そうですね。
それはきっと各科目で得意不得意とかもあるじゃないですか。それによってもちょっと進め方は変えたりされてるんでしょうか。
そうですね。やっぱり苦手科目と得意科目って当然あると思うんですけども、得意な科目をより伸ばしていくっていうより苦手科目ですね。これをちょっとずつ得意科目に変えていくっていうことの方が難易度としては低いのかなっていうふうに私自身思ってるので、そういった意味で苦手科目により時間を割いていこう。
逆に今得意科目に関してはちょっと苦手科目の方に時間を割くからちょっとだけ時間を短縮していこうというような話もしてますね。
いやこの苦手科目をなくすっていうのは本当に工学において大事なところですよね。
ただ自分でやってるとちょっと苦手科目を置いておいてしまったりとか、それこそ苦手科目こそどうやって進めていけばいいのかわかんないっていう状態に陥りがちだと思うんですけど。
その苦手科目の進め方っていうところまで指導してもらえるんでしょうか。
そうですね。私はどちらかというと苦手科目がそんなにないタイプというか、得意な科目も引い出てるっていう感じではないんですけども、まんべんなくできるような感じだったので、苦手な科目を普通の標準段階まで押し上げるっていうところに関しては、私自身もいろんなアイディアとかは出せるので、聞き取りをしてそれに対するアイディアを出していくっていうような感じですかね。