合格全書 – 伊藤塾が届けるリアルボイス
リスナーの皆さん、こんにちは。伊藤塾講師で弁護士の熊澤美帆です。
合格全書では、毎月第1週から第3週にお送りしているメインパーソナリティの佐々木臨さんによる
合格者の方々へのインタビュー番組のほか、月1回の頻度で、今、司法試験及び予備試験の勉強をしている方に向けて
伊藤塾講師とゲストの合格者によるトーク番組をお届けしていきます。
講師としての経験をもとに、勉強中だからこそ抱えてしまう受験生のお悩みなどを取り上げながら、
より具体的な学習法、試験対策なども含めてお話ししていきたいと思っています。
今回もパーソナリティは、伊藤塾講師の熊澤美帆が務めます。よろしくお願いします。
そして先月に引き続き、ゲストには弁護士の高島祐介先生にお越しいただきました。
弁護士の高島祐介です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
司法試験、予備試験の天皇山といえば論文式試験ですが、論文がなかなか書けないというお悩みは、
カウンセリングでもゼミでも本当にたくさん寄せられますよね。
ですね。
リスナーの方々の中にも、合格する人は何を考えて、どうやって論文を書いているんだろうと思ってしまったりとか、
このまま自分はずっと論文を書けるようにならないんじゃないかなと、
不安になってしまっている方も多いかもしれないなと思っています。
多いでしょうね。
最初は誰もが後で見返すと、とんでもないなという答案を書いているのかなと。
聞いたところによると、予備試験論文1位合格者の方も最初の基礎マスター答礼にゼロ点だったことがあるそうです。
ゼロはなくなるんですか。
私の答案も多分それに変わらないような、何を書いているのか自分でわからないみたいな答案が結構ありましたけれども、
だから合格レベルの論文答案が書けるようになるまでには、論文を書くことへの悩みと、上手に付き合っていくしかないんじゃないかなと思うんですよね。
で、徳島先生も論文が書けない悩みって感じられたこと、当然あったと思うんですけど、悩まずに論文を書けるようになったなって思えるようになったのっていつ頃ですか。
悩まずに論文を書けるようになったタイミングが果たして来たのかっていうのは、最初に怪しいんですけど。
予備受かったとしも、手法試験受かったとしも、やっぱりわからないなと思いながら悩み悩みで書いてましたけど、ただすらすら悩まずに書けるようになったっていうことはないんですが、
わからなくても何か書けるようになったっていうタイミングは明確にあって。
それは私が初めて予備試験の論文を受けた年なんですよ。
これは晴れて3回目のチャレンジで担当式試験を突破して、その時初めて突破したもんですから、来年受かる補償なんかどこにもないから、
ここで今年決めないともうダメだぞと思って、論文ボロボロの状態で受けたんですけど、ここで決めると思って何かをひねり出そうとしたら、何かを書く筋みたいな筋肉が急成長しまして。
それ以来、わからなくても何か書くっていうのは出来上がりましたね。
大事ですね。もう書けるかどうかじゃなくてもとにかく書くっていうことですよね。
そうですね。
今回はそんな高島先生と一緒に論文を書けるようになるためにどうしたらいいのか。
どんな点を意識して勉強していけばいいのか。
どんなふうにうまく悩みと付き合っていけばいいのかっていうことをテーマにお話ししたいと思います。
よろしくお願いします。
高島先生は受験生時代、論文書き始めた時のことをちょっと伺いたいんですけれど、論文の書き方、知識として学んでから答案を書いたのか、それともまずはとりあえず論文を書いたのか、どっちでした?
多分思い返すと、おそらく知識先派だったような気がしますね。
いきなり書くのっていうのが、そもそもしんどいというか。
そうですね。書けないから。
書けないから問題文を渡され、まっさらな答案用紙を渡され、70分悩むっていうのが苦痛で、こんな悩む空白な時間を作るんだったらテキストを見たほうがいいだろうと思って。
それで論文マスターの論述例とかを読んで、基礎マスターと照らし合わせて、どこを覚えてると書けるようになるのかなみたいな感じでやってたんで、今思い返すと多分知識先行でやってたと思いますね。
なるほど。知識入ってから答案を実際に書くのは知識入った後でしたか?
とはいえゼミとかに参加していたので、そこでやっぱり書かないといけないタイミングが来るんですよね。
今週末は民事訴訟法だと思って、その前の平日で民事訴訟法の論述例とか論ナビとかを見て、覚えて知識を整理して、よし行こうと思ってゼミに行って書かされて、全然書けないと。
覚えても書けないっていう感じでしたけど。
なるほどなるほど。私は逆でもない、結局一緒なんだと思うんですけど、とりあえず論文書こうっていう風にしてた派なんですね。
基礎マスターの段階から、結構わかんないけど、とりあえず答案書いてみようみたいなことをしていたんです。
私は経済学部だったので、本当に基礎マスター以外の知識って全くなかったし、基礎マスターの復習も全然できてなかったので、知識は皆無と言ってもいいぐらいだったんですけど。
とにかく憲法、民法、刑法あたりは、この辺の科目そのうち書けなきゃちゃんとまずいんでしょ?みたいな。
そうですけど、それは何もなく挑んでたんですか?
答案例見たりももちろんしていましたけど、答案例見ないと書けないしというところはあるけども、問題見て自分で考えてみるとか、何かちょっと書いてみて。
私多分書くことが好きかもしれないです。もともとどちらかというと文章を書くの嫌いじゃないので、そういうのもあったかもしれないですけど、書いてみて、ちょっと答案例見てとかってやりながらやっていく。
そうやってやると、ちゃんとこの言い回しを覚えてないと書けないのかなとか、制度の仕組みみたいなのがちゃんと理解できてないと書けないのかなみたいなのが分かってきたので、そういうゴールを意識というんですかね。
多分一緒なのかなと思うんですけど、結局こういう知識がないと、実際に実践する形での知識がないと書けないなとか、論文でどうやってどういう知識が必要なのかなみたいなのを整理していくって感じですよね。
確かにそうですね。基礎マスターを受けてるだけだと、何をどう覚えたら論文で使えるのかっていうのが分からないのが、論文実際に書いて足掻いてみると、その上で基礎マスターのページ開くと、ここの知識ってこうやって覚えるんだっていう発見があったりは確かにしますね。
ありますね。なんかちょっとそのアウトプットをやろうっていう意識を持つ、実際にやれるかどうかは別として、どうやっていくのかなとかっていうのがイメージができると、インプットの質が上がるのかなとは思ってました。
おっしゃることは分かりますけど、なかなかその基礎マスター、論文マスターっていうその1分1秒聞くだけで着実に知識が積み重なっていくっていうのが勉強の日常である中で、
この正解が得られるかも分からない謎の論文の問題と格闘するっていうのが結構精神的にハードルが私は高いんですけど。
すごい分かります。書いてね、書き始めて書けるならいいけど、書き始めても書けるわけじゃないっていうのがね、あるのかなとは思います。
そうなんだけど、じゃあ論文の勉強をどうやって、どんな意識を持ってやっていったらいいのか、答案をやらなきゃいけないので、そういうところをちょっとお話ししていけたらなと思うんですが、
もうとにかくどうやって答案を書いたらいいかも全然分かりませんというレベルの方が、どんな意識で勉強していったらいいかなと。
もう全くその論文書けない、基礎マスターの知識もなんならちょっと怪しいぞぐらいの状態の人が。
まず基礎マスター段階ってところをちょっとお話ししていけたらと思うんですけど、どうですか。
でもやっぱりなかなか優先順位高くなりにくいものではありますけど、基礎マスター等連とか受けたらっていうのが今、脳裏をよぎっているので、
やっぱり書いてみるっていうのが大事なんじゃなかろうかなと。
全然出来がいい必要は全くなくて、ただ自分の知識を総合して吐き出すというか書き出すというかっていうのをすると、その中でまた理解が深まることもあるでしょうし、
あとは何が、もうちょっと何を理解すると文章が納得いって書けるようになるのかなみたいな感覚みたいな。
手応えが、まず経験するのが大事なんじゃないかなっていう。
そうですね。基礎マスター等連やってましたか?
最初の頃は。
多分リスナーの方もそもそも触ってないよとか、やっては見たけどっていう方も結構いるんじゃないかと思うんですけど、
別に完璧に書ける必要ないから、問題文短いので、こういうふうに聞かれるんだとかっていうことは見てみてもらったらいいんじゃないかなとは思っていて。
私自身もそんなにしっかり書いてたわけではないですけど、でも実際基礎マスター等連の問題とかを使って、
こんな論点があるんだとか、自分ではほとんど書けなかったとしても、等案例を読んでどういうことを言ってるのか。
とりあえず等案例の意味を理解する。
そうですね。確かにその基礎マスターの段階で論述例等案例に触れる。
その論文というのがどういう流れで進んでいくものなのかみたいな。
あり手にいっちゃう型みたいなのが少しでも蓄積されてると楽かなっていうのは。
そうですね。アウトプットなんだけれども、アウトプットをインプットするみたいなイメージかなと思うので、
こういう形で書くんだな、そうなんだぐらいでも思っておけたら、論文マスターに入るときのイメージが全然違ってくるのかなとは思います。
じゃあ今度論文マスターに入ると、実際論文マスターの教材って問題文等案例が載っている教材なので、
受け身で聞いてるだけだとどうしても進んでいかないから、自分で予習したり復習したり書いてみてねって言われていく段階にいくんですけれど、
その段階でどうするといいのかなというところなんですが、私は社教がいいとか言われることはあるけど、
ただ写してるだけだと多分頭に入ってこないなと思っていて、なのでちょっとこと案例読み込んで自分で内容を要約してみたりとか、
結構私は色分けとかしていたので、色分けしながらこの段落はどういう話してるのかなとか、
ここは論章に載ってる部分だから、ここは覚えなきゃいけないのかなみたいな確認をするとかってのをやってたかなと思います。
そうですね、本当に細かい知識を詰めていくっていうよりかは、まずは論文がどういう流れ、法的三段論法であるとか、
アイラック、確かにしかしとか、最初の体験マスターの頃に塾長が結構大事な構造だよっていうところで説明してくださるのが、
論文マスターに入って初めてこれのことなんだっていうのが繋がってくるので、
なのでまず三段論法ですかね、問題を提起して規範を定律して当てはめをして結論アイラック化するっていうその流れをまず掴む。
そうすると基礎マスターで得た知識っていうのが問題提起のところでつなぎとして使われる知識であるのか、
規範定律でも全部覚えてガーンと書き出すだけなのか、あるいは当てはめのところで使いたい範例のフレーズだったりとか、
そこにまた覚えた基礎マスターの知識が適宜振り分けされていくというか色がついていくような感覚もあるので、
なかなか予習をするのが一番いいのはもちろんなんですけど、それができなかったとしても復習のところで一体全体ここのフレーズここのパートは何の役割なんだろうっていうのを考え直すのはすごい大事だなとは。
そうですね。それができるとこういうふうに答案を書けばいいんだっていうことのゴールのイメージがすごく湧くようになるかなと思うので、
やっぱり論文マスターの段階に入っている方には、じゃあ実際にどうやって書けばいいのか、自分が実際に書くときにどうやって使うのかっていう意識を持ってもらえるといいのかなと思いました。
もう少しレベルアップしてきました。論文マスターは聞き終えました。でも答案が書けないんですってなるじゃないですか。
そういうときにどうしたらいいのかなっていうところなんですが、私がよくカウンセリングとかゼミとかでお話しするのが、答案が書けないのはなぜかっていうのを分析、自己分析してもらいたいなと思っていて、
1つ目が問題文を見て、まず何が論点になるのかが分かるかどうか。2つ目は答案の流れ、大体どういうふうに書いていったらいいのかが分かるかどうか。3つ目が論章が書けるかどうか。4つ目が当てはめが書けるか。
そこまでできてるつもりなんだけど点数がつかないというのが5つ目ぐらいの段階に分かれるのかなと思っていて、そこの自分が特に最初の段階では1から4のどのあたりができないのかっていうのが分かると、何を復習したらいいのかというのが目的が明確になるかなと思っていたりするんですが、どうですか?
確かにそうですね。私もカウンセリングだとここまで5段階ほど細かくはないんですけど、書けない理由って何なんだろうと。知識が足りなくて書けないのか、知識はあると、何を書けばいいのかは分かるんだけど、どういう順番で書いたらいいのかが分からない。それは構成とか流れの話で。そこまでいけてるのに何でか点が伸びないっていう、そんな段階があるなっていう気はしていて。
そうですよね。やっぱりそこのどの部分ができてないかによって、それこそ論点が何か分からないよっていうことだったら、やっぱり問題文と答案例で、こういう問題文の事実があるからこの論点書くんだみたいなものをそれだけ見るのを論文マスター一周してみてもらうとか、論書を書けないは覚えましょうっていうところがあるかもしれないですけど。
そうやって目的を持って、答案が書けるようになるためみたいにすると、いろんなことをできなきゃいけないから、一つずつ絞って絞って目的を持ってやってもらうと比較的伸びやすいかなと思ってます。
そうですよね。論文を書くって一言でまとめがちですけど、中にはいろんな段階がありますもんね。本当に基礎マスターに戻るべきなのか、論述例とにらめっこをすればいいのか、はたまた手を動かすしかないよねっていう段階だったりとか、いろいろありますね。
じゃあそこまでできましたと。じゃあ論文の問題的論章、当てはめ評価もできますと。ある程度点数がついてくるようになったんだけど、じゃあ最後どういうことを意識して書けば合格できますかと。皆さん聞きたいところだと思うのでね、ここについてお話ししていきたいと思います。
今回ですね、合格答案の具体例として、高島先生が合格したときの司法試験、2023年、令和5年ですね。その年の刑事刑第1問の刑法の、私たちは手元に今答案があるんですけれども、その答案を見ながらお話ししていきたいと思います。
何かと私の答案がこういう気がしますね、この番組は。
ちなみに評価はどうだったんですか。
Aランクいただいてます。
ありがとうございます。
それを参考に、今回の質問1を取り上げていこうと思いますので、皆さんもぜひ問題文、後から見てみていただけたらなと思います。
どんな問題だったかというところからお話をしていきたいんですが、質問1、詐欺罪についての問題でした。
事案としては、犯人が預金口座が不正に利用されている疑いがあるから、引き出して自宅に持ち帰るようにとか、捜査のために必要なので、その現金を預けてほしい、などと言って、現金を騙し取るという計画をしていたという事案です。
復讐詐欺の典型例みたいな問題ですよね。
この問題結構難しかったと思うんですけど、犯人が自宅まで行ったんだけれど、その被害者が不審に思ってドアを開けてくれなかったので、現金を預けてほしいという嘘は言えなかったんだという事案でした。
そうですね。本当に問題文読みながら、扉開けろよって思いながら。開けて嘘まで言わせてあげてって思いながら。
そうですね。そうなったら問題になってないんですが。しかも結論を考えてくださいという問題じゃなくて、詐欺未遂罪の成立を認める立場から説明してくださいという質問だったんですよね。
そうなんですよ。本当に初めて見るような問いかけだったので、どう答えたらいいんだろうというので、まず特殊詐欺という典型の問題が来たにもかかわらず、結構あたふたしていましたね。
なるほど。どういうふうに書こうと思ったとかってありました?
問題文を読んでいただくとわかると思うんですけど、結構犯人がいろんなアプローチをするんですよね。被害者の方に自分たちが警察であるということを信じさせるために何段階も行為を重ねていくので、書き方がわからなかったんですよ。
初めての問いかけだったので。なので、何かを書き落として点が伸びるところをなくしてしまう。知っているんですかね。しちゃうともったいないと思ったので、とにかく行為一つ一つ全部切り取って、一個一個これはどうだ、これはどうだ、これはどうだって丁寧に丁寧に検討しました。
それが多分すごい得点につながった大きなところかなって思います。再現とは見せていただきましたけど、すごい丁寧に書いている。事実認定がめちゃくちゃしていると。これかなりポイントかなと思います。
問題が今お話いただいたように、犯行の計画とか実際に行われた行為が結構具体的に書いてあって、さっき数えたんですけど、犯行計画だけで16行。実際に行われた行為が7行から10行ぐらいまで書かれていると。
たぶん、今聞いてくださっている皆さんが普段扱っている、普段解いている問題の問題文よりも長いぐらい?
そうですね。だから論文マスターの刑法でいくと、問題の1ページだけで犯行計画で埋まっちゃうみたいな、そんな分量ですよね。
なので、それをもう事実関係って丁寧に丁寧に読んでいって、それをヒントに現金の交付を求める言葉というのを言わなくても、詐欺罪の実行行為があったと言えるっていう理由付けを考えてくださいねっていうのが、今回のこの問題の意図だったのかなと思うんですが。
今、実行行為という言葉を使ったんですけど、まだこれ刑法聞いてない、刑法勉強してないよという方もいるかもしれないので、実行行為ってそれがあると未遂にはなりますと。
帰水まで行くかどうかというところが別として、未遂にはなりますという行為で、暴行罪とかだと殴るというところ、詐欺罪だと典型的なのが嘘をついてお金を取るための嘘をつくとか騙すみたいなのが実行行為というものなんですが、現金の交付を求める言葉を普通は言わないと。
何か騙して現金をくださいというふうに言わないと、詐欺罪の実行行為というふうに言えなさそうなところ、現金の交付を求めてないよ、でも、詐欺罪の実行行為があったと言ってねって言われてるんですよね。
詐欺罪の実行行為があったと言ってねっていう結論があるだけ、まだしやすい問題ではありましたけど。
高島先生の答案を見ると、まずその実行行為って何なのとか、詐欺罪での実行行為の定義って何なのっていうのをちゃんと書いてくれています。
ここは皆さん書けなきゃいけないところ。基礎マスターや論文マスターで勉強していけばきちんと書けるようになるところで、そこに加えてそれを具体的に説明をしてるんだと思います。
普通の詐欺罪の実行行為、今までやってきたものだと、あれこれ実行行為に当たらないんじゃないのというのがあるので、そこの部分を現場で考えるっていうのが今回の問題だったわけですよね。
具体的には書いてくれているんですが、そこの中身はともかくとして、もう事実関係がいっぱい出ているから、その事実関係使って、じゃあこういうことをしてたら、実行行為というか詐欺の危険性みたいなものですかね、危険性があったのかっていうところを、とにかく積み重ねて積み重ねて書くっていう感じですよね。
熊沢先生のゼミで叩き込まれた考え方で、問題文に書いてある事情は全部使うっていうのが一個あって、それはどっちかっていうと行政法とか憲法とか広報系の科目で強い考え方かなと思ってたんですけど、この年の刑法はまさに問題文に書いてある事情を片っ端から使うと。
今、手元に自分の問題用紙が当時のがあるんですけど。
真っ赤にいっぱい線が引かれてますね。
そうですね。横っちょ見ると、ここに、なかなか音だけで伝えるのは難しいんですけど、問題文の横にアルファベットで書いて、何行目から何行目のこの事情はここで使うみたいな感じで、とにかく問題文に書いてある事情を書こうと。書き方がわからないから、せめて問題文の事情を使おうみたいな、そんな考え方をしてましたね。
多分それが本当に本質部分なのかなと思います。
結局、法律化になるための試験だから、事実関係、実際の事案とかって問題文だとすごく短いですけど、皆さんにとって長いかもしれないけど、実際の事案を考えるとすごく短くてまとまっているんですけど、実際の事案とかだと、もっとたくさんの事実関係があって、じゃあ今回なら詐欺罪の実行行為って言えるのか。
この人を詐欺罪の少なくとも未遂犯ということで処罰するのが正しいのかって言い方、少し違うかもしれないけれども、総理に値するような行為なのかどうかっていうことを考えていく。
皆さんがやってるのもそこに向けての試験なので、やっぱり特に司法試験では、事実関係を大事にするっていうのは、ちょっとレベル高いけれども大事ですよね。
本当に最後の最後の広角に指かかってからグッと上がるための、本当最後の爪のところですけどね。
この問題、証問1と証問2と分かれていて、証問1で、じゃあその詐欺罪の実行行為をどういうふうに考えますかということが聞かれていて、証問2でその当てはめをするっていうふうに、当てはめだけで質問が分かれてるんですよね。
なので結論、結局証問2のところでこういうふうに書くって決めていってから、あれですか、証問1の方を考えましたか?
そうですね。問題文を読んで、結局嘘を言ってないので、お金くださいっていう嘘を言わなくても詐欺が始まってるんだと。
言わないと、2で詐欺未遂ですっていう結論にたどり着けないなと思ったので、なので1の段階で必ずしもお金くださいと言わなくても詐欺罪になり得るんだっていう規範というか考え方を1で先出ししておかないと2でどん詰まるなっていうのもあったので。
なのでそうですね、証問1は全体見渡してこんなふうに書こうかなって思ってから書き始めた記憶ですね。
なるほど、なるほど。やっぱそうですよね。現場で考えるタイプの問題、これから皆さんもすごく扱うこと出てくると思うんですけど、もうそういう時に知識がないからできないんだってなっちゃうと、そうしてもそこで止まっちゃうかなと思うので、
ぜひいろんな事実関係見ながら自分の頭ですごい考えるっていうのが結構本番大事かなと思っていたりします。
確かにこれが最初私が話した、わからないけど何か書くっていう筋肉が大事なやつですね、きっと。
資本試験、予備試験もそうなんですけれども、出題の趣旨というのが出ていたりします。それを見るとですね、どんなことを書いてほしかったのかっていうのがわかるんですね。
そこに規範の当てはめについてということで話が書かれていて、証問1で立てた規範っていうのと整合する、ちゃんと一致する当てはめを書いてねっていうことだったり、
きちんと具体的な事実ということについてどういうふうに考えていくのかっていうのを評価してってねっていうことが書かれていたりします。
実際に高島先生の答案を見ると、その証問2のところ、一つ一つの行為、丸1から丸5ですかね。
そうですね。
その行為について、どこは認められないよ、どこの部分だと認められないよ、何番のところにまで行くと認められるよ、こういう理由だよみたいなことを具体的に書いてくれていて、
否定する部分についてもきちんと丁寧に書かれているっていうのが、結構これも点数になったんじゃないかなと思ってるんですけど。
ああ、だといいですか。
なんかそこって考えたりしましたか?
もうどこに点が振られているのかはわからないので。
そうですね、その2番の問題文を読むと、1の説明に基づくと、上記丸1から丸6のうちどの時点で実行の着手を認めることになるか、具体的事実に即して、
それより前の時点との実質的相違を明らかにしつつ論じなさいっていう、そういう問いかけなので。
なので、自分でパッと見て、丸5かなって思ったとしても、前との相違を明らかにしろって言われてたので、
ということは、その前の自分が丸5で実行の着手を認めるとしても、丸1から丸4も触れといた方が全体的に説得力が上がりそうだなっていうのはあったと思います。
もう大事な視点だと思います。
皆さん実際に答案書いてみようって、全然書けないよって思っても、そうやってとにかく食らいついてみるっていうことをやっていくと、
だんだん今日お話ししていた知識ってところにもつながると思いますし、最後本番で粘る力っていうのがやっぱりつくかなと思うので、
今日お話しした哀楽のところとかも含めてですけれども、丁寧に書くとか、当てはめまでしっかりやるということを意識してやってもらうといいかなというふうに思いました。
はい、じゃあ今回も高島先生ありがとうございました。
ありがとうございます。
さて、この番組ではリスナーさんからのお便り、リアルボイスをご紹介しています。今回は特命の社会人さんからのリアルボイスです。
今回も私が読ませていただきます。
お願いします。
私は2024年から伊藤塾の予備試験講座を受講していますが、最近は学習ペースが停滞しています。
その主な理由は、講義が視覚情報と聴覚情報を同時に処理する形式であるため、疲労感を覚え、いわゆるスランプのような状態に陥っているからです。
そこで現在は、学習効率を取り戻すため、有酸素運動を週5日継続し、心身の健康を整えることで、学習への集中力を高める工夫をしています。