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#138 競い合う気持ちと、心の仕組み
2026-10-27 10:36

#138 競い合う気持ちと、心の仕組み

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今回は、『競い合う気持ちと、心の仕組み』のお話です。


お伝えしている心理学ですが、

皆さまにとっての日常的で、身近な話題とも自然とつながっています。

その見方・活かし方を、ご紹介します。


今回は、「競い合う気持ちと、心の仕組み」について。

ふとした瞬間、気づけばなぜか競い合っている。そして、競い合うことで不思議と得られる活力がある。そこでは、何が起きているのか、どんな意味があるのか。気づくヒントが得られます。


第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」

第18回目「心の中の、メンバー5人。その付き合い方。」

ともリンクするお話です。


まだ聞いた事がない方も、

何本か聞いて番組に興味を持ってくださった方も、

気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?


<今回テーマ理論とつながる、特別回>

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#74-SP2 心の中の「親・成人・子ども」。振り返りと、まとめ。⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

※#1~#72の内、各SP回ごとでは、18エピソードが対象です。

※Spotifyリンクです。他のアプリでお聴きの方は、番組名とエピソード番号で検索してください。


<参考図書>

TA TODAY:最新・交流分析入門 第2版

ヴァン・ジョインズ&イアン・スチュワート(著)実務教育出版 2022年9月

※TA・交流分析の教科書とも言える本です。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://amzn.to/4mwDgpV⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


いい人間関係が面白いほどできる本

繁田千恵(著) 中経出版 2004年3月

※基本理論がシンプルでわかりやすく表現されています。

 絶版らしく、古書での入手になるかと。

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サマリー

日常のふとした場面で生まれる競争心を、交流分析の「親・成人・子ども」の仕組みから考えます。無理な競争はストレスになりますが、それぞれが楽しむ競争は、建設的な刺激となり、モチベーションや活力につながる可能性もありそうです。

はじめに
こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています。 遠藤美保です。
この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学をポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマはこちら。
競い合う気持ちと心の仕組み。
今回は、競い合う気持ちと心の仕組みのお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも自然とつながっています。
その見方、活かし方をご紹介します。
今回は、競い合う気持ちと心の仕組みについて。
ふとした瞬間、気づけばなぜか競い合っている。そして、競い合うことで不思議と得られる活チカラがある。
そこでは、何が起きているのか、どんな意味があるのか、気づくヒントが得られます。
第2回目。心の仕組みは世界共通。誰もが持つ親、成人、子ども。
第18回目。心の中のメンバー5人、その付き合い方ともリンクするお話です。
1つ目の場面
皆様、気づけば人と競い合ったことはありますか?あるいは、競い合っている人を見かけたことは?
長々としたものではなく、本当にふとした瞬間の出来事。なかなか興味深い競い合いと心模様。
ある時、こんなことがありました。用事があってバスに乗っていた時のこと。のんびりボー。
ただ、バスといえば降車ボタン。次で降りますという意思表示。忘れてしまったら大変。降りるべきバス停を通り過ぎてしまいますから。
その時も、あ、そろそろだな。忘れないうちに押しておこう。手を伸ばしてボタンをプッシュ。ピンポーン。
あれ、こんな音でしたっけ。そこはご容赦ください。とすぐ後ろから、え、なに。
見ると小さなお子様が小さな手を自分の近くのボタンに向けているじゃないですか。
そばにいた親御さんが慰めています。また今度ね。そう言われながらもがっかりしている顔。よっぽど押したかったらしい。
わかる。子どもの時同じでしたから。
私にとってはただの次で降りますボタン。子どもにとってはワクワクするボタン。意味が違います。
ああ、そんなことなら押さなかったのに。ごめんね。
2つ目の場面
そして時は流れ、別のある時、こんなことがありました。
かかってきた電話を取って対応するお仕事。それを何人かでしていた時のこと。
ある人、ここでは仮にAさんとしますが、そのAさんがとにかく早い。
電話が鳴るや否やサッとキャッチしていきます。
あら、早いなあ。
最初の何回かそんな感じで過ぎていくと、だんだん他の人も、私を含めウカウカしていられないと言いますか、ちょっと頑張らなきゃなあ。
そんな気合が入り始めたような。
さ、ささ、みんな次々電話を取っていきます。
そんな中、出遅れてしまいがちな人、ほとんど取れていない、ここでは仮にBさんとします。
そのことについてあまり気にも止めず集中していたところ、電話の音。
お、電話だ。
さ、この時は私がキャッチ。
すると、あー、残念そうにしているBさん。
どうやら取ろうとしていたのに、私の方が多少早くて取ってしまったらしい。
ただ、その様子が何かゲームなどで点も取られて悔しがっている子どものようで、思わずちょっと笑ってしまいました。
他のメンバーもクスクス。
次の電話、みんなそれまでより気持ち少し長めの間。
Bさんがキャッチ。
はい。
活き活きと嬉しそうに対応しています。
取れてよかった。やったね。
わきあいあい、お互い声掛けなどもしたりして。
ただ、実のところ、それぞれ別の仕事で忙しい。
電話を取ってもらえるなら、そちらの仕事ができて助かる状況。
それはBさんも同じはずなのに。
それなのに、Aさんに引っ張られて何故か競い合うように電話を取り始め、取れないと残念。
取れたら嬉しい。
気付けば、ずいぶん活気あふれる場になっていました。
「親・成人・子ども」の心の仕組み
さて、このお話。
心の仕組み、心の中の親、成人、子どもから考えてみます。
私たちの心の中には、誰でも親、成人、子どもの部分がある。
親は、親や親的な役割の人から取り入れた「行動・思考・感情」が入っている部分。
成人は、<今、ここ>にふさわしい「行動・思考・感情」が入っている部分。
子どもは、子どもの時の経験や決断といった「行動・思考・感情」が入っている部分。
「子ども」の競い合い
今回の出来事、これは心の中の子どもが関係していそう。
ただ、心の中の子どもには2種類の機能があります。
一つは、フリーチャイルド、自由な子ども。
英語の頭文字を取ってFC。
もう一つは、アダプティブチャイルド、順応する子ども。
英語の頭文字を取ってAC。
FC、自由な子どもは、自分本来の自由で自然な部分。
例えば、楽しみややりたいこと、モチベーションのもとなどにつながっている。
AC、順応する子どもは、周囲に合わせて順応している。
例えば、周りを見て合わせること、逆に合わせないこと、反抗なども入っている部分です。
バスの校舎ボタンを押したかったお子様。
これは心の中の子ども。
中でもFC、自由な子どもだった可能性が高い。
あのボタン押したい。
よーし、手を伸ばす。
あとちょっと。
ピンポーン。
えっ、押されちゃった。がっかり。
そして時は流れ、電話を取りたくなった私たち。
取ってもらった方が別の仕事ができて楽にも思えるのに、
素早く取られ続けているうちに、なんだか競い合う気持ち。
取れなかったら、えー、取れたら、やったー嬉しい。
一見、周りに遅れを取っちゃいけないと、
空気を読んでいる、周囲に合わせて順応している、
AC、順応する子どものようにも思えます。
ただ、取れた時の活き活きした嬉しそうな様子。
取れない時の悔しがり方。
周りはお構いなしに思える「行動・思考・感情」。
これはFC、自由な子どもがのびのび競い合って楽しんでいそう。
競い合いの効果
無理な競い合いは過度なストレスになるかもしれませんが、
FC、自由な子どもが喜んで参加している競い合いなら、
それは私たちのモチベーション、エネルギーへとつながっていきます。
では今回覚えていただきたいポイントは、
競い合う気持ちと心の仕組み。
競い合いにもいろいろある。
FC、自由な子どもが楽しんでいるなら、
それは建設的な刺激、活チカラあふれる良い競い合いなのかも。
まずは気づくこと、そしていつもと違う変化を味わってみませんか。
番組からのお知らせ
ここまで聞いていただきありがとうございます。
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お相手は遠藤美保でした。ありがとうございました。
10:36

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