1. 気づくと変わる心理学 〜心のリスキリング〜
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2024-03-12 09:49

#1 承認欲求は誰もが持っている原点

初回の今回は『承認欲求』に関するお話です。

相手の存在を認める、そのやりとりの1つ1つが、「ストローク」。食べ物や空気と同じくらい、人間にとって大切なやりとり。そのストロークについての回です。


まだ聞いた事がない人も、

何本か聞いて番組に興味を持ってくださった人も

ぜひ一度、気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?

サマリー

初回のテーマは認められたいという欲求についてです。承認欲求は誰もが持っている原点です。承認欲求に関するお話をしています。

承認欲求とストローク
こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています、遠藤美保です。
この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学をポッドキャストでお伝えしていきます。
初回のテーマはこちら。
認められたい。承認欲求は誰もが持っている原点。
この承認欲求というものについては、皆さん一度は聞いたことがあるのではないかなと思います。
初回の今回はその承認欲求に関するお話です。承認欲求は誰もが持っている欲求です。
そんな中でストロークという単語、聞いたことある方いますでしょうか。
このストロークというのは、英語では、なでさするという意味があるんですけれども、
やはり私たち赤ちゃんの頃、お父さんやお母さん、親的な人から抱っこされて、高い高いとかされながら育ってきたかと思います。
この承認欲求の一番最初に満たされたもの、それがこの「ストローク」、なでさするというところなんですけれども、
そんなわけで、この承認してますという刺激の一つ一つをストロークという言い方をします。
例えば、「おはようございます。」というのは、これは言語でのストロークということになります。
どうしても赤ちゃんのときは抱っこされてというところなんですけれども、大人になるに従って社会生活を過ごしていくにあたって、
どうしても言葉とか、あるいは非言語、アイコンタクトとか仕草とか、そういったもので相手の存在を認めている。
そして自分の存在も認められているというふうに感じる。そんなふうに私たちは毎日生活をしているわけです。
ということで、人を、相手を承認している一つ一つの単位、存在認知の1単位という言い方をしたりしますけれども、それをストロークという言い方をしています。
やはりですね、これポジティブ・ネガティブありまして、同じおはようございますっていうふうに言いましても、明るくおはようございますって言ってもらえるのと、
暗くどんよりとおはようございますというのでは、どうしても相手の受け止め方は違うと思います。
またさらにそこにですね、例えば遠藤さんおはようございますっていうような自分の名前がつきますと、より自分の存在が認められているという感じがしますので、
それはですね、この同じストロークでもちょっとレベルが上がってくるわけなんです。
そしておはようございますという時、皆さん相手の目を見たりとか、あるいはちょっとした変化に気づいたりとか、何か言葉を付け加えてかけたりとかしてますでしょうか。
そういったものがなくて、ただ機械的におはようございます、おはようございますというふうに言ってますと、これはちょっとどうしてもストロークのレベルとしては低めに受け取られてしまうということがあります。
ただですね、一番きついのはやはりこのストローク、食べ物や空気と同じぐらい大切なものなので、何にもないというのが一番きつい状態です。
これは無視されるというのは、ネグレクトというような単語が世の中でよく言われたりしますけど、これは人間にとっては一番きついところということです。
これどうしてもですね、何らか相手の存在は認めるストロークを自分なりに発信していった方が自分もストロークをもらえますし、このストローク交換をすることで私たちすごく活き活きと生きていけるというふうに言えると思いますので、
ストロークの種類と受け取り方
ぜひ皆さん自分からどんどん刺激を出してみる、発信をしてみるということをしてみた方がいいのではないかなと思います。
ただその時に注意点としてはお好みがあるということです。
例えば自分がこう明るくですね、ご挨拶をしたとしても、いつまで、全然挨拶返してくれない人とかいますよね。
私なんか本当にもう感じが悪いなと思って、二度とその人には挨拶しないって心で決めたりするんですけれども、世の中には挨拶しても返してくれない人がいる。
そしてそういう人に諦めずにずっと挨拶する人がいる。これ皆さんどうなんでしょう。このお好みがすごくありまして、挨拶しないことで相手が感じ悪いと思ってしかめ面をしたりしますと、
それ自分の存在が認められたことになるので、そういう刺激に慣れている人はわざと感じ悪くしたりしている場合があります。
そして実はそういうですね、自分がこう感じ悪い、本当に不愉快っていうこの感情、これ自体が慣れているというか、そういう嫌な気持ちになるっていうこと。
これそんなものを好きな人なんか誰もいないと思うかもしれないんですが、私たちやっぱりですね、何もないよりはどんなにネガティブでもあったほうがマシなので、
このですねすごく感じ悪い、嫌だわっていうこの関係、引き合ってそういう人たち同士で延々そういう刺激の交換、ストロークの交換をし合うというところがあったりします。
皆さんはそれぞれご自分ではどうでしょうか、非常にポジティブな良いストローク交換できてますでしょうか。
これどうしても私たちこのストロークを受けた行動が強化されるっていう特徴もありまして、もう嫌だなって思うとどうでしょう、だんだん自己肯定感が下がっていったりすると思うんですけれども、
意外とですね、本当に本心から自己肯定感が高い人って、なかなかちょっと私はお目にかかれないかなと思うんですけれども、このやっぱり私ってダメかなとかですね、
このちょっとこう自己肯定感が低くなるような刺激を意識してないと思いますが、あえて求めてしまうというようなところも人間にはあったりします。
ただこの交換しているストロークなんですが、心の中に実はストローク銀行という銀行がありまして、どんどんどんどんこのストローク貯金が溜まっていったりあるいは目減りしていったり、
人によっては借金じゃないですけれども、以前良いストロークをもらったものを何度も反数して思い返しながらちょっと自分で自分にカツを入れたりというようなことがあったりすると思うんですけれども、
一番良いのはこの心の中のストローク銀行が70~80%ポジティブなもので満たされていると非常に顔も活き活きとして非常に充実感を得られる良い状態だと言われています。
皆さんご自分の心の中のストローク貯金溜まってますでしょうか。あるいはもう全然ないよりはネガティブでもどんどんどんどん自分にですね、例えば嫌な感じの悪い態度をどんどんどんどん取ってくる人っていうんでしょうか。
そういう人を求めて、あえて自分からですね、その人の方に離れないで、くっついていったりしていませんでしょうか。ぜひですね、自分が受け止めるこのストロークの癖というものにも気がついて、自分なりにこのストロークの出し方を、工夫してみると結構いろいろな変化が見えるかと思います。
ぜひですね、このストローク、どんなストロークを周りが交換しているかな。あと自分にはどんな癖があるかな。そして自分の身近な人はどんな癖があるかな、というのを見ていただいて、その上で自分自身でどのストロークを選ぶか選ばないかということを考えてみていただけると、いろんななんて言うんでしょう嬉しい変化あるいは
あそっかこれがストロークかとまず気づく第一歩になるかと思います。では今回覚えていただきたいポイントはということなんですが承認欲求は誰もが持っている原点まずは気づくことそしていつもと違う変化を味わってみませんか。
ここまで聞いていただきありがとうございます。最後に番組からのお知らせです。気づくと変わる心理学をまた聞きたいと思った方はお聞きのポッドキャストアプリで番組フォローとレビューをお待ちしています。フォローすると最新話が更新されそして通知が来る。
そしてですね、何より私にとっての実はストローク、とっても良いポジティブなストロークになるので、ぜひいただけると嬉しいです。そして私も、皆様のお役に立つ内容で番組を発信することで、ストロークを出していけたらと思います。
私と皆様と、お互い良いストローク交換ができますように、ぜひお願いいたします。レビューしていただくことで番組の改善にもつながりますので、星5評価、できればお待ちしています。また番組では、お聞きのあなたからの疑問質問感想を、様々な媒体でお待ちしています。
Spotify(スポティファイ)でお聞きの方は、エピソードごとのQ&A画面、番組へのメッセージはこちらから。そしてApple Podcast(アップルポッドキャスト)でお聞きの方は、レビューを書くから、コメント付きでレビューできます。来週も火曜日の朝6時に更新されます。お相手は遠藤美保でした。ありがとうございました。
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