1. 気づくと変わる心理学 〜心のリスキリング〜
  2. #102 自分の名前、当たり前。..
2026-02-17 13:44

#102 自分の名前、当たり前。自動再生する心の仕組み。

今回は、『自分の名前、当たり前。自動再生する心の仕組み。』のお話です。


お伝えしている心理学ですが、

皆さまにとっての日常的で、身近な話題とも自然とつながっています。

その見方・活かし方を、ご紹介します。


今回は、「自分の名前、当たり前。自動再生する心の仕組み。」について。

わかっているはずなのに、なぜか繰り返してしまう言動や、ついついしてしまう反応。それは心の中の過去の自動再生。今も続く影響。何が起きているのか、どうしたら良いのか。気づくヒントが得られます。


第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」

第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」

第18回目「心の中の、メンバー5人。その付き合い方。」

第82回目「姿勢まっすぐ、心の仕組み。」

ともリンクするお話です。

まだ聞いた事がない方も、

何本か聞いて番組に興味を持ってくださった方も、

気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?


<今回テーマ理論とつながる、特別回>

⁠⁠⁠⁠⁠⁠#74-SP2 心の中の「親・成人・子ども」。振り返りと、まとめ。⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

※#1~#72の内、各SP回ごとでは、18エピソードが対象です。

※Spotifyリンクです。他のアプリでお聴きの方は、番組名とエピソード番号で検索してください。


<参考図書>

TA TODAY:最新・交流分析入門 第2版

ヴァン・ジョインズ&イアン・スチュワート(著)実務教育出版 2022年9月

※TA・交流分析の教科書とも言える本です。

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いい人間関係が面白いほどできる本

繁田千恵(著) 中経出版 2004年3月

※基本理論がシンプルでわかりやすく表現されています。

 絶版らしく、古書での入手になるかと。

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サマリー

名前に関するエピソードを通し、私たちの心の中には過去のデータが自動再生される仕組みがあることを解説します。当たり前だと思っていることでも、違和感を感じたら立ち止まって確認することが、自分自身を理解する第一歩となります。

はじめに
こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています、遠藤美保です。
この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学をポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマは、こちら。
『自分の名前、当たり前。自動再生する心の仕組み。』
今回は、「自分の名前、当たり前。自動再生する心の仕組み。」のお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも、自然とつながっています。
その見方、活かし方をご紹介します。
今回は、「自分の名前、当たり前。自動再生する心の仕組み。」について。
わかっているはずなのに、なぜか繰り返してしまう言動や、ついついしてしまう反応。
それは、心の中の過去の自動再生、今も続く影響。
何が起きているのか、どうしたら良いのか。気づくヒントが得られます。
第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」
第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」
第18回目「心の中の、メンバー5人。その付き合い方。」
第82回目「姿勢まっすぐ、心の仕組み。」とも、リンクするお話です。
名前のエピソード
皆さま、自分の名前をいつ、どうやって書けるようになったか覚えていますか?
漢字が含まれている氏名の場合、ひらがな、カタカナ辺りから始まり、次に漢字という流れ。
漢字で書けるようになるのは、小学生になってから?
もしかしたら、中にはローマ字で、なんて方もいらっしゃるでしょうか。
意味を持つ文字で、まず真っ先に書いてみる、トライする字。それは、自分の氏名だった。そんな方も多いはず。
漢字は、画数やら書き順やら、文字の形やバランスやら、なかなか手強い相手。
書けるようになるまでは、真剣。黙々と練習したような。これが、ひとたび書けるようになると嬉しくて、ついついあちこち書き散らしてしまった覚えがあります。
いずれにしろ、何と言っても自分の氏名。かなり初期の頃に覚える、大切な字ではないかと。
そんな氏名の字について、確か小学生か中学生の頃、こんなことがありました。
しっかり者の先生、おそらく30代くらい?
スポーツが得意で、きびきび。頼りになる、信頼できる大人。
その先生が何かのタイミングで、ご自分の氏名を黒板に書いたときのこと。
苗字の一字が、微妙に違和感。その一文字を構成する一角、一部分がどうも気になる。
違うような。…ん?
大人は、崩した字や流暢な字を書いたりするので、その範囲内と思えなくもない。そうなの?
そうなのかしら?
誰が聞いたのか、あるいは私が聞いたのか。今となってはもう記憶が曖昧なのですが、スルーせずに確認する流れになりました。
「先生、その字、そういう字もあるんですか?」
「ん?何だ?」
「先生の苗字の最初の字、知っている字と違うんですけど。」
「えっ?」
ささっと、改めて氏名を書く先生。
「へぇ、そういう字があるんですか。」
微妙な間があったような、なかったような。ただ、何と言っても、しっかり者できびきび。頼りになる、信頼できる先生。
生徒の言うことを流したりせず、しっかり受け止めてくださいました。
その場で辞書を引いたのか、後になってからだったのか。しばらくしてからのこと、少しはにかんでいたような。
「字、間違えて覚えてた。ずーっと。」
「え?自分の苗字をですか?」
「そう、気がつかなかった。」
「えっ?」
あまりのことに、皆なぜか笑顔。
そんなことありますか?と言うか、実際にあったんですが。
全体のバランスは崩れない、微妙な変化。絶妙にありそうな字、ではありました。
心の仕組みと、自動再生
さて、このお話。心の仕組み、心の中の「親・成人・子ども」から考えてみます。
私たちの心の中には、誰でも、「親・成人・子ども」の部分がある。
「親」は、親や親的な役割の人から取り入れた、「行動・思考・感情」が入っている部分。
「成人」は、<今、ここ>にふさわしい、「行動・思考・感情」が入っている部分。
「子ども」は、子どもの時の経験や決断といった、「行動・思考・感情」が入っている部分。
そして、「親」と「子ども」は、過去のデータ。
「親」と「子ども」の状態にいる時は、まるで記録された動画のように、
その「行動・思考・感情」が自動的に再生されている、と言われています。
大切な自分の名前、氏名の字。それを、間違えて覚えている、書いている。
仮に最初に間違えていたとしても、それからずいぶん時間を経て、
その間に何十回、何百回、数え切れないほど、
自分のその字と同じ字が、別の単語や文章の一字として登場。
目にしているはず。
それなのに。これは、心の中の「子ども」が関係していそう。
実際に子どもだった頃、覚えたはずの字。
「よしっ、これが自分の字。」
そう覚えて決めた、過去のデータ。あとは、自動再生。
自分の手が書き、目で見て、頭で読んでいるけど、自動的。
<今、ここ>にいる、心の中の「成人」は働いていない。
過去のデータが自動再生している時、それは「成人」の気づきの外。
もしかしたら、心の中の「親」が関係している可能性もあるかも。
親や親的な役割の人から取り込んだ、過去のデータが入っている。
そもそも、実際の親が崩して書いた字が、実際の子どもの目には、そう見えたのかも。
そして、そのまま取り込んで、あとは自動再生。
自動再生からの脱出
それが、教師としての先生に、生徒である私たちからの問い。
「先生、その字、そういう字もあるんですか?」
「先生の苗字の最初の字、知っている字と違うんですけど。」
「へぇ、そういう字があるんですか。」
確認し、間違いを知り、認めた先生。
心の中の「成人」が働き、自動再生されていた状態から脱出。
今、目の前の事実にフラットに向き合い、
「あ、間違えていた」と、データを更新した瞬間です。
もともと、しっかり者で、きびきび。頼りになる先生ですから、
間違えていたのは、能力の問題とは別。
ちなみに、ここで、怒り出す人もいるはず。
例えば、「うるさいっ、子どもが生意気言うなっ」とか?
これは、心の中の「親」が自動再生しているのかも。
あるいは、「こういう字もあるんだっ。」
「今までずっとこれで来て、何も言われたことなんてないっ」とか?
これは、心の中の「子ども」が自動再生しているのかも。
認めたくない、変えたくないっ。
少なくとも、<今、ここ>にふさわしい、
現実に向き合う心の中の「成人」は、置き去りの状態。
間違いを認め、はにかみながら伝えてくれた先生は、
しっかり「成人」が働いていたからこそ。
<今、ここ>での信頼を損なうことなく、あるべき姿を感じさせてくれました。
いったん止める
「親・成人・子ども」は、どれも大切。
すべてがそろって、私たちの個性。
とは言え、過去のデータである「親」、「子ども」に問題があるなら、
<今、ここ>、現実にふさわしい「成人」の働きが必要。
無意識の自動再生、せめて、いったん止めたい。
ポイントは、「行動・思考・感情」はつながっている、ということ。
心の中の「成人」に働いてほしいなら、「成人」につながる行動をとるのが、おすすめ。
シンプルなところでは、姿勢をまっすぐにする。
これは、「成人」の行動だと言われています。
「親」と「子ども」は、姿勢がそっくり返ったり、前のめりになったり、傾いたりしがち。
何かにハマっている、なんだかまずい。そんな時は、まっすぐの姿勢。
心の中の「成人」に、登場してもらう。
自分にとって当たり前のことは、普段、改めて確認したりはしないもの。
当たり前を積み重ねることで、日常はスムーズに進んでいます。
ただ、何か問題があるなら、違和感を見つけたなら、
いったん立ち止まって、確かめてみても良いのかも知れません。
では、今回覚えていただきたいポイントは、
まとめ:当たり前を見直し、気づくことの重要性
「自分の名前、当たり前。
自動再生する心の仕組み。」
えっ、あり得ない。そんなこと。
他の人のことならよく見えるのに、自分のこととなると見えない、気づかない。
<今、ここ>、心の中の「成人」が自動再生を一時停止。
本当の現実が、見えるかも。
まずは、気づくこと。そして、いつもと違う変化を味わってみませんか?
おわりに
ここまで聞いていただき、ありがとうございます。
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お相手は、遠藤美保でした。ありがとうございました。
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