技術広報の導入
こんにちは、Riddleです。こんにちは、ひびのです。
今日のお題は、技術広報、過去DevRelへの入門とテックブログの役割について。
いえーい。いえーい。
DevRelですか?DevRelです。
DevRel、ミクシーにもいらっしゃいますよね、DevRelの方。
それこそテックブログの公開、テックブログ周りのことを取りまとめてくださったりとか、
社内でのイベントに関していろんなことを挑戦してくださったりとか、
だいぶ僕らも助けられる機会はありますよね。
そうですね。デベロッパーリレーションズかな、略してDevRelという組織。
今は、イネーブルメントチームと名前は変わりましたが、
エンジニアが対外的に活動したりとか、エンジニアの社内のカルチャーの情勢みたいなところに、
いろいろとご協力いただいているチームありますね。
うん、ありますね。
で、今回はDevRel、今回読んだ本の中のDevRelって言葉は出てきないんですけれども、
技術広報っていう表現をされていて、ちょっとそこに興味があったので、
技術広報入門、テックブログから始めるエンジニアカルチャーの作り方というものを読んできたので、
この本のかいつまんだ内容の紹介と、自分が思う技術広報ってこんなことやればいいのかなみたいな感想をですね、
紹介していきたいと思います。
エンジニアカルチャーの重要性
いいですね、興味深い。よろしくお願いします。
この本は、キントテクノロジー株式会社さんという、
トヨタグループのモビリティサービスを展開するような技術集団の会社さんが書かれていて、
実際に元DNA出身の方で、サクシーの配信アプリのGoとかも関わった後に、
この会社でデブレル技術広報のチームを立ち上げて、その経験をベースに本を書いたという感じでした。
簡単に言うと、最初にエンジニアのカルチャーは大事だよみたいな話があって、
そのカルチャーを育てましょう。
カルチャーを育てるために、我々はテックブログという方法を採用しました。
テックブログをうまく運営していくためにこういうことをやっていますよの紹介と、
今後はどうしていきましょうか、みたいなところが書かれていたというのがオーバービューです。
なるほど。
違和感あります?
違和感。それで言うと、僕が今思ったのは、どうしてテックブログを選んだのかっていうところが気になりますね。
確かに。それはね、あんま書いてなかったです。
そうなんですね。
でもエンジニアの発信の場としては代表的なメディアの一つですもんね。
そうですね。
一番始めやすく、人も書きやすいところだったのかな。
確かに。そう考えると、色々なIT企業で、まず最初に取っ掛かりやすい方法の一つではありそう。
はい。じゃあ早速、テックブログ設立に至るまでの流れを紹介していきたいと思います。
この本の最初では、とにかくにも企業成長の鍵の一つとして、
エンジニアカルチャーってものが大事ですよねっていうことを言ってました。
ここで言うエンジニアカルチャーっていうのは、文化って一言で言うよりかは、
エンジニアの生き方とか考え方とか働き方を全部包含したような概念として提唱していて、
こういうふうにあったほうが楽しく働けるよねとか、こういうほうがプロダクトにおいていい働きできるよねみたいな、
そういう雰囲気だったり、みんなのリーダーシップだったり役割みたいなことを肯定していくような機関の情勢みたいなものも入っているという感じでした。
なるほど。
例えばですけど、OSSをどんどん作っていって世の中に貢献していくとか、
新しい技術をいろいろと試してみて、いいものはどんどんプロダクトに入れていくとか、
そういう振る舞いって良しとされてるじゃないですか。
そうですね。
なのでそういうことをやっていきましょう、やっていけるような環境にしましょう。
これがイコール強力なエンジニアカルチャーですよという感じでした。
なるほど、なるほど。
こういった強力なエンジニアカルチャーが強い組織ができれば、プロダクトだったりサービスにつながるよというふうに書かれてました。
ここからは本の内容じゃなくて、僕の個人的な感想なんですけど、
ある意味正しいけど半分しか正しくないのかなと思っていて、
ことみくしに関してはエンジニアカルチャーって特に名言してるものはあんまりないと思うんですけど、
結構いい文化だとは思っていて、個人的にも学びが多かったですと。
そうですね。
で、強い方というか伸び伸びとやってる方も多いですし、
先ほど挙げたようなOSSだったりとか、新しいものをどんどん取り入れていくみたいなところはやられてる方も少なくないというかめちゃくちゃ多い。
ひるがえって企業として成功してるかと言われると、もちろん世の中で名前が出ているようなサービスとかはバンバン出してますし、
未だに売上だったり利益も高いし、モンストなんてずっと1位だし、それ以上何を望むんだって感じなんですけど、
こと新規事業っていう観点においてはなかなか新しいものが出せない。
ミクシー2とか出ましたけど、そういうものも含めて利益をどんどん上げていけるっていうものがまだまだくすぶっているという感じなので、
技術広報の役割と展望
重要な1ピースとしてエンジニアカルチャーはあるんだけど、それ以上に他のものも必要だよねみたいなのは感じましたね。
なるほど。言ってしまえばエンジニアカルチャーが銀の弾丸ではないってことですね。
そうですね。この本も別にエンジニアカルチャーだけで全部うまくいくとは言ってないんですけど、
エンジニアカルチャーがあったとしてもそれだけではいかないと当たり前のことを思いました。
それはそうですね。
この本の中ではエンジニアカルチャーを作って、この情勢をまず促すのがテクノログとかいう前のファーストステップですよと。
そもそもカルチャーが好ましくなかったらそれを発信したところでいい結果にならないぞと。当たり前の話ですね。
良いカルチャーは事業によって大きな影響を与えるので、カルチャーを成長させていきましょうと。
会社の規模によってカルチャーの話が分けられていて、スタートアップとかは創業者、情熱質もあるじゃないですか。
そこに情熱に当てられた少数生の方が最初に集まるので、その人たちってほとんど同じ志を持って同じようなカルチャーを醸成しやすいと書かれていました。
これは全然違和感なかった。その後、事業がうまくいって急成長するとドカッと人が入ってきますよね。
そうすると新しく人が入ってきたけど、別に熱意がそこまで伝わっている人もいれば伝わっていない人もいるわけで、そうなるとカルチャーに濃淡が生まれてくると。
そうするとどうにかして今まで培ってきたカルチャーをその方たちに敷衍していくのかっていったところが課題になります。
ここで言ってしまえばカルチャーの伝えやすさみたいなところを意識しなきゃいけないってことですね。
そうですね。これはインターナルの話ですね。
その次、さらに人が増えてくると複数の事業部ができたりとか、社長が直接見れる範囲なんて本当に一握りで、各事業部側で独自のカルチャーが形成されるってこと普通にありますよね。
はいはい。それこそミクシーは本当に今そういう感じですよね。
はい。そうですね。だから結構バラバラだと思うんですけどミクシーでも。
妄想作っているところとミディ作っているところとソーシャルベッティングがバラバラです。
良い意味でも統一感はないですよね。
なので各事業部で持たれているカルチャーのことをサブカルチャーって呼んでたんですけど、
サブカルチャーはサブカルチャーとして全然大事にしていいけど、根幹として会社として共通のカルチャーは持っておきたいよねっていうことが書かれていました。
なるほど。
なので、会社のフェーズによって今どのフェーズで何やらないといけないんだっけみたいなのはちゃんと見極める必要がありますよ。
なるほどなるほど。
で、具体的には技術広報っていうポジションの人がいればその方を通じて自社のカルチャーとかを誰も明言できないと思うんでこれだよって。
いろんな人にヒアリングしながらこうじゃないかなっていうのを積み立ててそれをみんなにまた広げていくみたいな地道な活動がまず必要。
なるほど。
っていうのが最初のエンジニアカルチャーの話です。
はいはいはい。
ここまで大丈夫ですか?
はい。
いや、なんかそういう意味では技術広報っていう職種の人はイコールまずカルチャーの浸透に責任を持つってことですかね。
いや、これちょっと難しいと思っていて、次の章でカルチャー待っても育たないのでこういうことやりましょうってことを話すんですけど、会社によってはVPOEみたいな人がいたりするじゃないですか。
はい、Vice President of 何々ですね。
エンジニアリングの。
ああ、そっか、エンジニアリング。
なんかいろんな最後のアルファベットが別でいろんなバリエーションがありますよね、確か。
そうですね。
で、CTOとVPOEがいる会社があると思うんですけど、CTOはどっちかというと会社の技術的な方針だったりとか最終決定みたいなところをつかさどる。
一方でVPOEは会社のエンジニア集団の組織設計とかカルチャーの調整とかを担うと思うので、VPOEがいればその方が旗振ったりとか責任を持つ人があるので、実際の草の根活動というか現場の話は技術広報の方がやるにしても旗振りみたいなところはVPOEかなと思ってます。
なるほど。
そういう意味ではじゃあ技術広報の人は、例えばCTO直下とかVPOE直下で組織として存在すると動きやすそうですね。
そうですね。
この本にVPOEという単語は出てこなかったので、これは今のは自分のあくまで感想というか思いになるんですけども、この本の中でも経営層に対してアプローチして経営層に後押ししてもらったり旗振りをしてもらおうみたいなことが大事だと書かれていたので、VPOEがいなくても近い職責の方、CTOとかになるのかな。
そうなりますよね。
その方に旗振りしていただいて組織全体でカルチャーを醸成していくのをまずやりましょう。
で、その中でこの本ではテックブログが一つ紹介されてまして。
テックブログ出ましたね。
テックブログの役割
出ましたね。
テックブログを自分なんかはめちゃくちゃ適当に情報をバンバンバーンってブログ書いて載せるだけなんですけど、この会社の場合はテックブログをそういった単なる情報発信とかにするんじゃなくて、
企業全体がこういうブランディングでやってますよみたいなのを念頭に置いた上で、対外的にもしくは社内向けにイノベーションと文化の発信を中心に置くというスタンスでやられていたみたいですね。
ほう、なるほど。
それは例えば、何だろう、具体的には記事の構成、構成?いわゆる、いやちょっと難しいですね。
あれですよね、記事の内容とか誰がどういうものを書くかとかをブランディングして自由にというか、あらかじめ決まったものを書くんですかとかそういう対応にしてるんですかね。
まあ言ってみたら、この技術広報の人がテックブログの編集者みたいな働きをするってことですかね。
そうです。この本の人たちはそういう振る舞いをしたって書いてました。
例えば通常テックブログをやるときってほぼ選択肢って決まってて、はてなブログ使うか、全使うか、ヒータ使うか、ミディアム使うか、あとオウンドミディアで自分たちで運用するかのどれかなんですよ。
この会社の方たちも書かれていて、SaaSを使うことを検討したけど、自分たちの良さだったり、自由にいじれないじゃないですか、SaaSって。
まあそうですね、絶妙に記法が限定されてたりとか。
ブランドのロゴイメージとかそういうのがいじれないので、それらを自分たちでいじりやすくするために自社でサーバーを立ち上げたって書かれてたんで。
だからもう本当に最初からですね、最初から自分たちが編集者として編集しやすく会社のカルチャーの発信地として使えるものを作ると。
そうですね、そしてもうそこにコストをかけてるってことは、一定そこで戦おうっていう気で最初作ったんですよね。
最初からは何人いたかわかんないんですけど、今では3名体制でやってるのかな。
これ調査が3名で書かれているので、全員技術広報の方で3名いらっしゃる。
具体的にじゃあ記事を書くときどうするのかというと、まずは誰に対して、どういうターゲットに対して出すのか。
その人が記事を読んでもらってどうなってほしいのかみたいなストーリーテリング。
これはもうプロダクト開発と一緒ですね。
ベルソナ設定してストーリー考えるみたいな。
最初ターゲット選定から入るんですね。
社内でこういうことやってる人がいるから書いてもらおうキーじゃなくて、最初にこういう人に読んでもらいたいから社内で何か探そうなんですね。
そうですね、例えばこの会社でこういうポジションを募集してるからそのポジションに近しいことを書こうとか、
新卒が入るから新卒の2年目の子がどうなってるか書こうとかそういう感じだと思います。
逆にゴールから逆算してコンテンツを作ってるのはちょっと面白いですね。
そうですね、面白いですよね。自分ちょっとこのやり方得意じゃないんで。
本当にミクシーだとみんな自発的にテックブログは書いてますもんね。
自分1回だけ人事部と話してどういう記事あったら使いやすいですかって話して、
コンテンツ作成の進め方
例えば中途最後の時に入る子どうか迷ってるオファーした方に渡せる記事。
例えば入ったらこういう感じのステップになりますよみたいな。
オンボーディングこんな感じですよがわかる記事欲しいなっていう話を受けて書いたことがあります。
偉いですね。しっかり需要も満たそうとしている。
これによって人事部と協力してやりましたって昭和に書けるからね。
という感じでコンテンツ作りの時はターゲットを選んでストーリーテディングして、
あと定期的な更新をこの会社でやるんですよね。
例えば1ヶ月に3本出しますか4本出しますか。
その出した結果どうなったのかっていうのを効果測定しているらしいです。
確かに。定期更新していれば例えばRSS公読してくれる人も多くなるとかいいことはありそうですね。
そうですね。なのでコンテンツカレンダーを作っているらしくて、
この日に何を出します、レビューを3週間ぐらい余裕を持ってやるので、
この時までに原稿を書いてくださいっていうのを各メンバーの方にお願いしているという感じでした。
かなり計画的なカルチャー作りって感じがしますね。
そうなんですよね。だいぶ計画的な。
個人的には、ここからまた感想になるんです。
これ個人的にはめちゃくちゃ苦手で、
これこの後も出てくるんですけど、レビューを3回やるんですって。
レビューを3回?1つの記事に対してですか?
1つの記事に対して。それぞれ見る観点が違うんだしんですけど、最終的には全記事をCTOがレビューするらしくて。
リスク管理の意味合いもあるらしいんですよ。
確かに事業に関して漏らしちゃいけないことが含まれてないかとか。
そうなんですよ。この前の、覚えてるかわかんないですけど、
ホンダの本社なのかシステム会社なのかわかんないんですけど、
そこのテックブログで、車内の開発環境がちょっといけてないみたいな話の記事を、
セキュララに書いた記事が公開されたんですけど、
ありましたね。ウェブアーカイブで見ました。
すぐ消されたっていう。
確かにそういう記事が出てくると、会社としてもブランドを既存するというか、損なうような感じになるリスクもあるので、
確かにレビューって手厚い方がそういうリスクを減らせるなーっていうのは、確かにあるんですけど。
なるほど。
書いている身としてはね、めんどくさいですよね。
そうですよね。社員が自発的にブログを書くみたいなところに従いづらくなってしまいそうだなっていう懸念がありますよね。
そうですね。なので、より自発的に書いてもらうためには、最低限の誤字脱字チェックとか、
こういう表現の方が伝わりやすいですよとか、明らかに攻撃的なことを書いてるとか、そういうのも弾いていいと思いますけど、
それ以外はなるべくサッと出せるような方が書く側としては嬉しいですね。
確かに。ただ一方であれかもしれないですね。
Nixieみたいにもうすでにエンジニアが自発的にブログを書くような環境ではなく、
本当にエンジニア組織がまず形成されました。
で、次エンジニアのカルチャーを作りましょうっていう取っ掛かりで、こういう形式で最初作りましたっていう事例としては面白いですよね。
そうですね。これって他の方法でもうちょっと仲間を増やしたりできないのかなとは、読みながら考えていて、
この本の中でももちろん全員が書けるわけじゃないので、書くにあたっていろんなバックアップというか補助をしたっていう話も結構あるんですよね。
で、本当に書けない人はインタビュー形式にして、こちらから質問して回答してもらったものを技術広報側が記事にしたっていう風に書かれていたので、
そういうやり方でもいいんだったら、まあまあ結構な量は稼げるじゃないですか。
確かに手厚いですね、その方法は。
そうそう。で、そこから、例えばこんなことやりましたって内容だけを出してもらって、
さらにそれを技術広報側が記事に押し込んでみて、こういう風に書けばいいんですよみたいなことまでしててくれたら、
じゃあなんとなくやり方わかったから書いてみようかなってなかなるとは思うんですよね。
そうですよね。やったことない人でも前例があればだいぶ取っ掛かりやすいですね。
そういった感じでテックブロとかをですね、記事書いていって運用していくと徐々に成果が出始めてきて、
社外への発信力の強化につながります。
ただ、そこまでだと自分の会社だけでやっていることになるので、
次は競争だと。競争っていうのは共に作るですね。
なので、他の会社と一緒にやる。
他の会社と一緒にやる。
例えばそれは、他の会社の人に記事を書いてもらうとか、
他の会社の人とのインタビュー記事を載せるとかそういうことですか?
ここはですね、テックブログに閉じた話ではなくて、
企業間のコラボレーション
単純に他の会社の人と一緒に研修をやってみるとか、イベントをやってみるとか、そういう話ですね。
なるほど。確かにそういうアクティビティを一つこなせば、
それもまたテックブログのネタになるというところはありますね。
弊社でもよくLayerXさんと一緒にイベントをやったりとか、
Coincheckさんと定期的に勉強会をやったりとかしてましたし、
そういうのは確かCTOが持ってきたり、元DevRelの方が持ってきたりとかしていたのもありますし、
カンファレンスとかに参加した1エンジニアが別の会社のエンジニアと仲良くなって勉強会を持ってくるみたいなパターンもあったので、
弊社だと割と活発に行われているような感じですね。
そうですね。
で、他にはハッカソンやったりとか、
そういうのも社外の発信力評価として競争を通じてやっているということでした。
なるほど。
テックブログが軌道に乗ってきたら次は他の会社と協力してもらおうというステップが示されているのはいいですね。
いいですね。
その次にスポンサーシップの話になったんですけれども、
スポンサーシップ?
イベントにブロンズとかシルバーとかあるじゃないですか。
はいはいはい。GO!カンファレンスとかルビー会議とかそういうスポンサー。
ありますね。
自分はあれ結構会議的だったというか、
そうなんですか?
それにスポンサーしててもその企業いっぱいいるじゃないですか。
うん。
各イベントもいっぱいあるし、
初めから知っている会社だったら出してるんだってわかるんですけど、知らない会社出してても一切わかんない。
そうですね。たまに見たことない企業があってもそこまで気に止まるわけでもないというか。
そうですね。
一番上のプラチナスポンサーとかダイヤモンドスポンサーの子に知らない会社いたらどこだと思いますけど、
ブロンズくらいだとなんとも思わないというか。
そうですね。ブロンズくらいのクラスだとたくさんの企業が出してますもんね。
スポンサーシップの効果
そうですね。
この会社がどのレベルで出したかわかんないですけれども、スポンサーシップを結構するようにしてましたって書かれて、
具体的には自社が持つ技術力を市場に出てきて見せるということで、関連があるスポンサーのところとして、
このカンファレンス、このカンファレンスってターゲットを絞って出したみたいですね。
なるほど。それで言うと確かにスポンサー一覧では正直目立たないような会社でも、
実際にカンファレンスに参加してブースとか出してて、この会社の事業なかなか面白いじゃんみたいなことを思うみたいなことはまあまあありますよね。
うん、確かにそういうブースとか足止めてる人も結構多いですね。
アメリティもらえたりもしますし。
確かにTシャツとかね。
でもまあこの活動を通じて採用ブランドとか技術ブランドを強化確立していくところだったり、
スポンサーワークって基本的に登壇ができることが多いので、そこに自社のエンジニアを送り込んで成長促進するみたいなことも狙っているようでした。
そうですね。
他にもですね、カンファレンスへのスポンサードの他に、
例えば会場を提供するとか飲食を提供する、モビリティを提供する、技術提供するみたいないろんなスポンサーシップの形があるんですけども、
それぞれもユーザーというか来ていただいたお客さんに与える印象が違うようで、
例えば会場だと会社のどっかの部屋を貸すことになるじゃないですか。
そうすると会社の雰囲気が来ていただくと結構わかったりしますよね。
そうですね。オフィスの綺麗さとかオフィスのリッチとか、そういうところで戦える会社はだいぶ胸を張って出せますよね。
そうですよね。我々所属しているミクシーなんてね、渋谷のめちゃくちゃいいとこにあって、見晴らしも良くて、行き方も超近いし、オフィスもめっちゃ綺麗だし、いいところしかないですけど。
別の会社の社員の立場でここに招かれたらなんかもうファンになっちゃいそうですね。
そうそう、ここで飯食えるのいいなみたいな、それだけで受けようかなと思います。
とか飲食とかだと、単純にデリバリーとかになっちゃうことも多いですけど、肌を満たしてくれたというかね、三大欲求なんでね、みんな恩義を感じるんですよね。
あと何だろう、いわゆるお箸だったりとか、お手拭きに会社のロゴ入れてるスポンサーもいますよね。
転職ドラフトさんは自社のブランドのビール作ってましたね。
へー、かなり転職ドラフトさんは飲食の領域では力を入れていそう。
そうですね、だから是非飲んでください、うちのビールなんですみたいなプレゼンをされました。
面白いですね、一つ話の取っ掛かりにもなるし、良さそう。
ノベルティーはもう皆さん何回かもらったことあると思いますけど、シャツとかシールとか。
自分が一番覚えてるのはハシコープ社っていうテラフォーム出してる会社が出してる木の箸なんですけど。
箸、ハシコープ社の箸。
そう、ハシコープ社の箸はうちでも使ってます、まだ現役です。
僕は会社の名前忘れちゃったんですけど、靴下をもらって2年くらい使ってました。
社名忘れたら意味ないですね。
ちょっと忘れちゃった、2年以上前だから。
そういうのだと自分の会社に近いものが渡せるといいですよね、覚えてもらえて。
ハシコープの箸、かなり秀逸ですね。
そう、笑っちゃった。
あとエンジニアの人って結構ノベルティを普段使いする人もまあまあいるじゃないですか。
私ですね。
リドルさんはいろんな会社のTシャツを着てた印象がある。
言ってもいいね、アンドロイド会議の服とか。
開発本部で配っていたやつ。
そうです。
なんというか、いわゆる採用の対象になるような人たちとのタッチポイントがめちゃめちゃ増えるっていう利点はありますね。
そうですよね。そういうのをもっと増やしてほしいですね。
パーカーとかね、欲しいですね。
パーカーは、それこそ夏のオフィスとかクーラーガンガン利いてるところで調補しますもんね。
そうですね。
技術提供っていうのは何ですか?
これは例えば配信があるような時に配信環境を整えたりとか。
あとイスコンとかだとAWSだったりさくらのクラウドとかがインフラを提供してくれたりするんですよ。
そうするとAWSに少なくとも慣れないといけないとか、クラウドフォーメーションを使ってこんな簡単に立たれるんだみたいなことが参加者に周知できるので、
そういうところで名前が売れるよねって感じです。
なるほど。自社製品の売り込みかつ自社の技術力も示せるっていう、なかなかおいしいポジションですね、これは。
そう、おいしいポジションですね。
日本の中でできる企業はまあまあ限られる領域でもありそう。
そうですね。他に比べるとお金を単純に出すっていうわけにはいかないので難しいですよね。
なのでいろんなスポンサーの形で自社をアピールすることができますよねというところの話でした、ここは。
カルチャーとリファラルの重要性
最後ですね、技術候補の未来の話で、結局いい人を集めるにはカルチャーが大事ですと。
ただそのカルチャーがいかに良かろうと知られてないと何の意味もないです。
そうですね、おっしゃる通り。
とはいえリファラルはあるんでね。友達連れてくるみたいなのはあるんで。
知られてなくてもリファラルが強い会社だったらなんとかなるのかもしれないですけれども。
でもリファラルもリファラルされる立場としてカルチャーが十分にインターネットで検索できるところにたくさんあれば嬉しいですよね。
それはそうですね。なのでカルチャーを醸成して発信して働いている方のエンゲージメントの向上と新しく入ってくる人を迎えやすくするっていうのが技術候補の役割で、
テックブログはそのための手段の一つですよという感じでした。
とはいえ言ってみたらテックブログがファーストステップのメディアだったってことですね。
ここからが自分の感想になるんですけれども、テックブログに限定する必要はきっとないんだろうなと思っていて、
それこそ我々が今やっているようなポッドキャストを配信している会社さんもありますし、
YouTubeとかTikTokで会社の様子を発信しているところもありますし、
あとこれはエンジニアの業界だとあんまりないんですけれども、
SNSで発信している、発信というのはSNSでコンテンツを発信しているっていうのも一個あると思うんですよね。
これ具体的に何かというと、私がリアルダシスゲームっていうものにめっちゃハマった時の、
SNSでも結構やってたんですけども、Xですね。謎制作団体ってあるんですよ。
謎制作団体。
知ってますか。
何ですかそれは。
謎を作る団体です。
あー謎、問題を出すってことですか。
ちょっとやったことない人には全然わかんないと思うんですけど、
謎解きって実はめちゃくちゃメジャーなんで、各大学に1サークルぐらいあるんですよ。
知らなかった。
謎解き制作団体サークルが。
もしくは別に大学じゃなくても趣味でやってる人も結構いるんですね。
そうですね。
小学生から大人までいます。
じゃあこういう人たちが何をしてるかというと、
普段から謎を作ってみんなに解いてもらったりしてるんですけど、
それにSNSを使っていて、みんな謎を作ってSNS上で流すんですよ。
どんな謎かというと、1枚の紙に謎が書いてあって、
1枚謎と呼ばれるんですけど、それ見ただけで謎が解けます。
シンプルなやつですね。
なるほど。
それがバズればその団体有名になって、
この団体がもしリアルでイベントをやるってなったら、
そこにの集客が見込めるみたいな。
広報活動なんですよね。
これはめちゃくちゃシンプルな例なんですけど、
他にもネットを使った謎解きみたいなことをやるケースもあって、
こっちはもっと大掛かりなんですけども、
ある日あるSNSアカウントから謎のツイートみたいなのが出てきて、
それを取っ掛かりにSNSを見ている全員が参加できる謎解きイベントが、
ゲリラ的に開催されたりとか。
そういう、これは謎解きっていう特殊なジャンルの話ではあるんですけれども、
参加者の数を問わないような、かつネット越しで簡単に参加できるようなイベントっていうものを使って、
自社っていうか団体の宣伝をするっていうことが一般的に行われている界隈だったので、
そういうやり方も工夫が必要ではありますけど、
IT業界でも全然できるかなと思っていて。
確かになるほど。
テックブログよりもターゲットに能動的に参加してもらえる仕組みではありますよね。
なんか僕今思い出したのが、今では有名ですけど、
セキュリティの会社のフラットセキュリティさん。
フラットセキュリティさんが2年くらい前にSNSでやってた企画が面白くて、
どんな企画ですか。
何でしたっけ、1週間に1回くらい、
例えばある週はExpress.jsで作られたAPIをGitHubに置いて、
それを公開して脆弱性を見抜いて、その方法を使うとパスワードなしで情報が接収できますよみたいな。
それを解いた人、先着何人にもノベルティをプレゼントしますみたいな企画を。
それこそ今は有名ですけど、だいぶその時に知名度が上がった感じもあるし、
かつエンジニアの人もたくさん参加していて、面白い企画だったなと思った記憶があります。
そうですよね、確かにそういう企画。
ゆめみさんも似たことやってて、JavaScriptの問題とか。
はい、ありましたね。
そういうのをもっとやっていってもいいかなと思ってたね。
自分の会社が得意なジャンルで。
そうですね、テックブログよりも一つ展開するにあたって考えなきゃいけないことは多いが、
効果的ではありそうですね。
なので、単純に面白いですね。
参加している側もそうですね、それは。
テックブログの差別化の難しさ
テックブログってもう世の中に数多あるので、差別化は相当難しいと思っていて、
かつ下手な記事はその会社の格を下げるというか、
私も参考によくするんですけど、
例えば気になる会社のテックブログを見に行った時に、
明らかにレベルの低い記事が大量に並んでいる場合って、
あ、やめようってのありません?
うーん、まあ、わからんくもないですね。
わかんないですけど、リアクトのインストール方法とか書かれてても、
え?みたいな、これ書くか?会社の記事にみたいな。
もう少し応用的な内容が欲しいところですね。
リアクトのインストール方法の隣にテイルウィンドウ使い方、
その次にNext.js立ち上げ方みたいなのがあって、え?みたいな。
ちょっとレベル感もしかしたら上がらないかもみたいな。
そういう捉えられ方もするので、
もちろんそれが受け入れ対象がミドルとかシニアじゃなくて、
ジュニアな人をたくさん入れたいだったらまあわかるけど。
そんな感じなので、テックブログもやっぱり運営していくというか、
運営してかつ違いも出していって、
いいものもたくさん載せるって安定させて供給するというのも大変なので、
何かね、代わり種というか、欲しいなと勝手に思って。
そうですね。テックブログ、取っかかりやすい分、
差別化を図るのは確かに難しいですもんね。
情報伝達の新たな手法
そうですね。あとは文字ってやっぱり情報量が少ないと思っていて、
どういうことかというと、会社の雰囲気を知るために、
YouTubeとかこのPodcastの方が絶対雰囲気伝わると思うんですよね。
そうですね、確かに。
僕らのいるミクシーでも投資事業本部、
子会社のM&Aだったりとか、
いわゆるプロジェクトマネジメントみたいなことをやってる人たちが多い部署では、
ポトキャストやってて、そこでは結構職務ランク上の方同士が、
真剣に投資の話をしてたりして、
あれは結構会社の広報としてもいいメディアだなと思ってます。
そうですね。やっぱり現場の人がいろいろ喋ってるってかつ、
特に応集というかしてると、会社の雰囲気というか、
こういうコミュニケーションしてるんだなっていうのが分かるから、
文字情報が書いてあるよりも、
自分がそこに入ったときのイメージがつきやすいですよね。
そうですね。文字プラスアルファ、
例えば、喋る雰囲気だったりとか、
2人いたら、同僚同士のコミュニケーションの雰囲気とかも伝わりますよね。
YouTube編集大変なんであれですけど、
ポトキャストは動画に比べたら編集は楽なので、
動画の数が増えるといいなと思います。
それはそうですね。
技術広報の実践
そんな感じで、今回は技術広報の有聞という本を読みまして、
デブレルと一般的に言われる広報チームが何をやってるのかと、
そこからテックブログの立ち上げ方とか運営の仕方みたいなことを紹介して、
プラス試験をいくつか述べさせていただきました。
面白かった。
このポトキャストは、
ハッシュタグゆるITで皆様からの感想やコメントをお待ちしております。
また、ポトキャストの概要欄やエピソードの概要欄から
Googleフォームのリンクもありますので、
そちらからのコメントも大歓迎です。
ありがとうございました。
ありがとうございました。