1. 石田衣良の大人の放課後ラジオ
  2. 【オトラジ#290】ゴッドタンか..
2025-07-24 23:38

【オトラジ#290】ゴッドタンから罵倒村、NOBROCKまで ヒット請負人・佐久間宣行とは何者か

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人物シリーズ・佐久間さんって誰?
伝説の番組ゴッドタンで大ヒット、テレ東を独立したお笑い界のトッププロデューサー佐久間宣行を徹底解剖!
才能を次々発掘するネットワーク型の天才の魅力とは
NOBROCK TVのオススメは
みりちゃむ&錦鯉渡辺
福留&ラランド・ニシダ
おまけに罵倒村かな……衣良

 

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【石田衣良】いしだ・いら
1960年東京生まれ。84年に成蹊大学を卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。
2003年『4TEEN』で直木賞を受賞。06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、
13年『北斗、ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。『アキハバラ@DEEP』『美丘』など著書多数。
■Webサイト https://ishidaira.com/

 

【早川洋平】はやかわ・ようへい
1980年、横浜生まれ。中国新聞記者等を経て2008年起業。 羽生結弦、吉本ばなな、髙田賢三、ケヴィン・ケリーら各界のトップランナーから市井の人々まで国内外分野を超えてインタビューを続ける。 13年からは戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。 『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』等メディアプロデュースも多数。 インタビューメディア『LIFE UPDATE』配信中。
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1995年、横浜生まれ。吉本興業勤務等を経て2023年よりWEBライターとして独立。スポーツ選手、経営者、市井の方への取材や、記事制作、電子書籍の原稿執筆を行う他、企業研修のファシリテーター等も務める。2025年より、神奈川・北九州の2拠点で活動している。
■Webサイト https://onoderamisaki.themedia.jp/

サマリー

佐久間信行は、日本のお笑い界における重要なプロデューサーであり、YouTubeチャンネル「ノブロックTV」の成功によって新しい形のエンターテインメントを提供しています。彼は、テレビ業界の変化やお笑いの文化的地位の向上について語り、現代の若者が率いるお笑い文化について深く掘り下げています。佐久間は、ゴッドタンやノブロックTVなど多くのヒット作品を手がけるプロデューサーとして知られています。芸人の発掘能力にも優れ、常識にとらわれない組織づくりを行うことで、時代に求められる新しい形のスターとしての地位を確立しています。このエピソードでは、ヒット請負人として知られる佐久間が、ゴッドタンや罵倒村などのプロジェクトにどのように関わってきたのかが語られています。また、彼の作品や制作哲学についての面白いエピソードも紹介されています。

お笑い文化の変化
こんばんは、石田衣良です。小野寺美咲です。早川洋平です。
大人の歩幅をラジオ、この番組はYouTube、ポッドキャスト、ほか各プラットフォームでお届けしています。
チャンネル登録、番組フォローよろしくお願いします。
さあ、290回です。
はい、290回はですね、さあちょっとね、これ今更ながらなんだけど、
改めてやっぱりこの人なんかちょっと最近ノリに乗っててすごいなということで、
久々の人物シリーズですね。
広域に続くというかね。
はい、広域に続く、佐久間信之って誰だという。
これね、実はさ、昔からこの番組では言ってるんだけど、
YouTubeでお笑い系の番組で登録してあるのは、
鬼声トマホークのケンカチャンネルと佐久間さんのノブロックTVの2つなのよ。
で、これは審査記が出るたびにだいたいちょっと気になると必ず見てるんで、
僕にとってはなんか今更佐久間さんなんだけどね。
ですよね、だからそういう意味では衣良さんは好きというか定番だけど、
大人次にはね、僕ら企画で落とす時にいつもどうしようかっていう。
でもそれでもここまでもう1回このタイミングでっていうのはやっぱり何ですかね衣良さんは。
1つはね、お笑いっていうものの文化的なランキングがすげえ上がったんだよね。
で、これ失われた30年の前のコンテンツランキングって、
もう1位がテレビで、そこの中の小さなサブジャンルでお笑いが入ってたじゃない。
で、2位が音楽。
で、3位がアニメ漫画で、4位映画で最下位が本だったの。
で、それから30年たってとうとうお笑いがテレビから独立して単独トップになった。
トップになりましたね。
で、2位がアニメ漫画。
これなぜトップかって言うとさ、もうね、結局若い子の勢いがすごいのよね。
だから今大学のお笑いサークルってもう何百人もいるから。
で、この人たち、お笑いの芸人さんたちがなんかカルチュラルヒーローじゃない。
文化的なヒーローじゃない。
この頃は村上隆とか村上晴樹だったのが、今はもう完全にしもふり。
しもふり明星かな。
しもふり明星だったり、エワロマンだったり、この辺りが文化的なヒーローのトップになったんで。
あれもう時代が完全に変わったよなっていうので、どっかでお笑いをやっておきたかったんだよね。
それはあれですかね。相対的にお笑いが上がったのか、周りが弱くなったのか。
それはあるよ。だからこの中で、ここに書くの忘れたけど、テレビが最下位になったからね。
もう今書いてなかったですからね。
ここが最下位を争ってるんだけど、ここら辺で文化的なヒーローっていないじゃない。
上がらないですね。誰かって。
例えばちょっと前だったら、クロスアキだったり、タケシだったり、宮崎駿みたいなさ、映画のヒーローがいた。
今お笑いにヒーローいるけど、もう音楽とか本ではヒーローいないじゃない。
今の時代を見るために必ずこの人を参照する。
例えば今、映画の国宝がヒットしてるけど、じゃあ吉田周一を今の時代の文化ヒーローであるっていうと、
もうそんなイメージで全くないじゃん。リュウさんとかハルキさんに比べたら。
個人的には好きですけど、作品としてはね、吉田周一っていうと、アイコンとは違いますよね。
今文化的なトップはもうそういうお笑い芸人、あと爆笑問題とかね。
ダウンタウン、松本さんはちょっとしんどいことになったけど、
でもやっぱり圧倒的にカルチャーのトップは今お笑いになってるんだよね。
確かに。
新しいこういう動画みたいなの出てきたしね。
佐久間信行の経歴
本当ですね。30年前なかったですもんね。
本はね、こうやって定番のまま低空飛行している素晴らしさもあるんだけどね。
逆にちょっと戻っちゃいます。80年代とか、僕はモノクロスにだけ表金属やってたりとか。
80年代もこのランキングは一緒。
あれはテレビかけるお笑いってこと?
これはもう本当に70年代からこの95年くらいまでの30年はもうテレビがトップで、
テレビと組んで音楽やって、ドラマの番線、コマーシャルのやつ、アニメ、漫画だったから。
ここ30年続いて、これからこの30年またお笑いの展開が来るのかなっていうイメージはあるよね。
周囲から圏外ですからね、テレビはね。
すごいよ。
ある意味テレビっていうのは船は沈没して、
それぞれは別の、主にYouTubeとかネットとか、
そうだね。
タウスクとかそっちに乗っかってるってこと?
確かに。
これが分かれてこの辺に入って、テレビの中の一部のところが独立して、
これもそうだね。
だからテレビの中の本体の良いところがずっと抜けてしまって、こういう風になったんだろうね。
そしてそのどの媒体にも常に乗り切れてない本がヤバいってことですね。
でも本はもうずっとヤバいし、売上としてはずっと小さいから。
なるほど。ランキングに入り続けながらも、このまま一時とかならず。
でも逆に言うとさ、本ってこっちにも、こっちにも、こっちにも行くじゃん。
確かに。
だからちょっと特性が違うっちゃ違いますね。
オリジナルコンテンツを作る上では一番最強なので。
それすごい。
要は予算がいらないからだよね。
作家の三ヶ月とか半年を使えばいいのに、一人だけだから。
でも本当に変わったし、このお笑いのこの日本的な独特な感じって、
ちょっと今不思議な展開を見せてるよね。
盛り上がってますね。
そこで、さくまさん。
そこで。
で、当然さくまさんといえば、テレビのお笑い三大プロデューサーって言うじゃないですか。
TBSの藤井さん、藤井健太郎ね。
わかるよね。
テレ朝の。
僕は全然お笑い見ないです。
わかんないか。
言えば名前わかるかもしれない。
でもこれはもう、でもテレ朝はさ、アメトークのカジさんっていうのがいるじゃない。
で、元テレ東の当然さくまさん。
この三人がもう飛び抜けたお笑いプロデューサーなので、
そのうちさくまさんが現場で物を作れなくなるっていうんで、
45歳ぐらいで辞めるんだよね。
ちなみに、1975年生まれで今49歳。
で、99年にテレ東入って、ただここもなんかいい話があるんだよね。
この本にもあったけど。
実はバスタの高校研究会にいて、
自分はもうクリエイターとしては同期にすごい奴らがいっぱいいるんで無理だと思って、
営業職で取っていたら富士テレで。
記念受験ね。
そう。取締役面接まで行って、
君は本当に自分が面白いと思っていることをちゃんと言語化して伝えられる。
営業なんかよりクリエイティブが向いているんだよって言われて、
ギリギリでそこからフリップして、テレ東受けて受かっちゃうんだよね。
すごい良い話。
そこそこ誰かの一言で人生って意外と変わるんですね。
しかもそれが元社長の亀山さんだったっていう。
カモして書いてましたね。
大したもんだね。
亀山さん、何かのパーティーでチラッと会ったことあるけど、
そんなことやってたんだね。すごいね。
すごい才能を見出したんですね。
テレビ等に入って、すぐに深夜のバラエティのADについて、
その中から企画でヒットしたのが今も続いているゴードタウン。
ゴードタウン本当に面白いよね。
毎週一応撮ってるわ、ゴードタウンは。
私ピラミッキーのちっちゃい頃見てました。
ね、すごかったよね。
すごい勢いでした。
で、結局これで23年くらいいた会社を21年、
もう本当にちょっと4年前ね、独立して辞める。
ノブロックTVの成功
で、この時結局この段階で45歳くらいなんで、
テレビ局は当然政策で上になると、
管理部門で自分で番組作れなくなるじゃん。
それがやっぱり嫌だったんだよね。
でも考えてみるとさ、このカジさんも藤井さんもさ、
現場でずっと作り続けてるよね。
そうですよね。
だから特別な待遇になってるのかもね。
管理職は外れて、クリエイティブなスペシャルなディレクターっていう。
で、この3人結構共通してるのはここなのよね。
プロデューサープラスディレクターっていうさ、
両方やってんだよね。
実は企画を立ててお金を持ってくるのがプロデューサー。
で、それで台本とか仕上げて、
それを映像化するのがディレクターなんだけど、
この3人はこの両方をやると。
だからもう完全にクリエイティブの権限の全てを
自分の番組で握って、
で、さらに佐久間さんなんかは当然編集とかもやるからね。
すごいですね。
今はさらに表に出てプレイヤーもやってる。
だからそういう意味では、
なんか本当に今の時代のお笑いの一番いい形だと思うね。
ただここの編集に関しては、
たけしなんかも言ってるよね。
北野監督も。
編集は本当に監督がやった方がいいって。
編集のリズムとかでその人の癖とかスピードとか体質が出るので、
編集を人に任せると良くないよっていう風に言ってたね。
でもなんかね、
クリエイティブに結構全部通するとこありますよね。
あるね。
で、立派なのはここだよね。
実は独立するとなんか揉めるじゃん。
フルスト。
でも未だに仲良くさ、
ごとたんたちこちょうどりはテレ東でやってるし、
さらにここ、
僕たちも一緒にいるけど、
このYouTubeのノブロックTVがあって、
ここもヒット作連発なんだよね。
すぐ100万超えしてますよ。
数日1日2日で。
ノブロックTVも大概見てるので、
おすすめ回はなんだろうな。
ヒット作品のプロデューサー
いや、おすすめいっぱいあるよね。
おすすめいっぱいあるけどね。
でもあれじゃない?
100ボケ100ツッコミは面白いじゃん。
もう鉄板で面白いですね。
ヒャーレンズのとか面白いですよ。
面白かったね。
これもうノリノリだからもうみんな。
で、バトー村の原型になった。
ミリちゃんと渡辺さんのやつ。
ミリちゃんと西木大井。
西木大井の渡辺さん。
バトーキャバクラみたいなやつ。
バトーキャバクラこれめちゃめちゃ面白い。
マジで面白いですよ。
で、最近のスターは元何かの
ヒクトメさんね。
そうですね、AKBの。
この子は本当に才能あるよね。
この辺かな?今パッと見るんだったら。
この間クロちゃんとやってたのがそのヒクトメさんかな?
なんだけどあの回よりは
彼女がひたすらフリートークでツッコミまくるっていうのが面白い。
ラランドの西田にツッコむ。
このラランド西田回が素晴らしいです。
でもこれ以外にもあるんだよね。
あとこののぶろくTVは
こっちでこの後話すんだけど
バトー村はYouTubeの方が面白いと思う。
ネットフレックスでもやってるんですよね。
組織作りの秘訣
そうやってるんだよね。
あれも面白いんだけど
やっぱ新鮮さはこっちのがあったかな。
ネットフレックスはたぶん
全部予算も整ってるけど
こっちの斬新が
やっぱりオリジナルの最初の時
この時この2時間くらいの番組を作って
英文の翻訳して全部テロップ、セリフを
YouTubeで全世界公開したの。
そうなんですか。
これをフリーランスでやってる人が
YouTubeの番組にそんなにお金かけるってすごくない?
でも逆にYouTubeが今本当に世界に出せちゃうと思う。
だからその視線を見て
ネットフレックスが来たんだと思う。
確かに。
で、回転してるし
これでいけるんだったら
うちらでもやってほしいなっていう。
ちなみに、なので独立してからは
テレ東でゴドタン、オチカ、チュウオドリやって
それぞれイベントもあるんだよね。
ゴドタンはマジレタ選手権があるし
ヤチコチュウオドリも動画配信やったじゃん。
で、テレ東でやって
ノブロックTV、YouTubeでやって
それ以外にネットフレックスで3本作ってんの。
これ全部大ヒットだからね。
トークサバイバー1、2
そして一番新しいのはこのバトン村の
ネットフレックス版っていう。
寝てないと思う。すごくない?
いやー、お忙しいですね。
今はっきり言ってお笑い展開を取ってるのは
個々のお笑いのプレイヤーよりはこの人だと思う。
でも今日のテーマにもなるかもしれないけど
もちろんヒットメーカーっていうのは一目瞭然だと思うけど
ヒットメーカーであると同時に
こんなにも時代の長寿っていうか
言われるようになってると思います。その背景は。
やっぱりね、さくまさんの
例えば会社とかシステムとかの付け方の上手さじゃないかな。
実は尖った芸人って
例えばダウンタウンが昔
フジテレビと揉めたみたいに
カチンって何かさ、そこで喧嘩して蹴っちゃったりするじゃん。
この人そういうこと一切ないんだよね。
道で付き合ったところとずっとつながっていて
しかも揉めずにいける。
こんなのやっぱり普通だったらさ
ゴトタンとかあちこち踊り若い人に任せて
もう君はいいからって言って
会社の方が買っ払っていくじゃん。
でもそれがないからね。
いい関係をずっと築いてますよね。
そこじゃないかな。
いい意味でやっぱりこう
常識にとられないけど
なんか良識がすごいある人みたいな気がしますよね。
尖ってるんだけど組織と付き合える丸さがある。
で、しかも素晴らしいのは
新人発掘能力だよね。
やっぱここら辺はもう全部
坂間さんが生んだスターだからさ。
ミリチアムとか西岩中原さんこの子もそう。
ラランドの西田君もすごい来てるから。
で、最近このバトムラで再生したのが
トイレ事件で渡部さんが。
すごいですよね。
見出すっていう意味でのね
新しい形のスター
お金引っ張ってくるっていうプロデューサーっていうより
見出すプロデューサーの
プレイングマネージャー感がすごいよね。
野球の監督じゃないけど
新人でいいの見たらパッて拾ってすぐ使って
いいヒットを打たせるし
だからその辺かな。
なんかお笑い全般を見る上で
視野がものすごく広いっていうか
その感じがあるかな。
美咲さんなんかねお笑いもね
色々詳しかったり
仕事でもかかってきたりで
そういう目線から見てどう思う?
なんかこのほんと今岩田さんがおっしゃって
なるほどって聞きながら思ったんですけど
この佐久間さんって
尖ってないじゃないですか本当に。
丸くて。
でもなんかこうカリスマとか時代の長寿って
尖ってたイメージがあるんですよね。
昭和だと。
平成とか令和で通ずる人って
こういうみんなをまとめて丸くできる人が
自然と当格を表すんだなって
すごい思いましたね。
だからこの才能っていうよりは何ていうの
組織人としての
お笑いセンスがある上の才能があるんじゃない?
よくこの番組に話してない?
ノーベル賞を取る人には降ってたパターンがいるよって
圧倒的にオリジナリティがあって
とんでもない独創的な研究をして
みんなが知らない新しい世界を作る人と
それこそ巨大な視点に作った
神岡ンデだっけ?スーパー神岡ンデみたいに
巨大プロジェクトをまとめる人
いろんなところから予算を引っ張ってきて
優秀な研究者を集めて若い
で成果を出す
しかも巨大な研究施設みたいな
そういうコーディネーター・プロデューサー型の天才と
独創の天才がいるんだけど
佐久間さんはコーディネーター型の天才なんだよね
確かにですね
またいいのが天才なんだけど
やっぱり凡人の星とか
裏方から大手のヒーロー感はあるし
この本にもそういうこと書いてあるんですけど
でもやっぱり天才なんじゃないかな
だね、はっきり言ってさ
しかも一番美味しくない?
これがさ、TBSとかフジとかニッテレだったらさ
大手の一輪のところから来て
予算もふんだんでっていうのがさ
テレ東の深夜番組なんてさ
予算全然ない中で
這い上がってきて売れたっていうさ
この逆境のストーリーもあるじゃない
メキシコのスライムで生まれたボクサーみたいなさ
でも見た目はそれ感ないですけどね
そこがまたいいですよね
面白いよね
今の時代の新しい形のスターだと思う
しかもお笑いの世界という
今の日本の文化のトップのところにいる中での
一番売れっ子だから
すごいよね
この時代の理想型で
会社でちゃんと経験積んで
実力も蓄えて好きなことをやりながら
さらに独立もしてる
そういう意味では
この番組を見ている30代40代の男性多いんだけど
そういう人にとっては憧れの一番のパターンだよね
で、フルスにも
元気とか言ってサッと入れる
揉めてないから
どうだった?ヨヘ君会社辞めた時とか
昔のフルスの付き合いとか
本当ありがたいことに
いろいろあっても最後はちゃんとオンビに辞めてるので
それこそ今回自分の本出したら
いろんな前の会社前の会社も
上司ともこの間も20年ぶりに会うみたいな
今いっぱいあって
さくまさんほどじゃないけど
割とうまくやってます
みさきさんは?
私も揉めては
1社目はアレですけど
そんな揉めてないんだ
ちょっとお仕事もらったりとかもしました
僕もだけど仕事はもらってるかな
揉めて辞めたけど
本当に急げ急げ辞めるっていう日に
次の日にスーツを着て
自分の持ってるクライアントのところに行って
僕会社辞めるんですけど
若手のコピーライターで変な人だったら
僕とやりましょうよって言って
営業っちゃ営業だけど営業感ないしね
全部やってたかな
さくまさん的なのの揉めてるパターン
礼はパターンじゃないですね
揉めてるように見えないけど
すごいよね
今49歳
ここ何年かピーク感あるから
ここから5年なんじゃない?
忙しくて大変そう
どっちに行くのが楽しみだよね
ずっとお笑いの方に行くのか
意外とドラマ系のところに行く気もする
この本とか読んでると企画いくらでも立てるから
キツガマン選手権も脚本作って
映画を撮ってるんで
そのうちだから
お笑い芸人を上手く使いながら
笑って泣けるいいドラマみたいな世界に
行くような気もするんだよね
また売れそうな
5年以上経つと
55歳から上は
瞬発的なお笑いにはバカ人に敵わないじゃん
なのでストーリーモノに行く気がするんだけどね
10年単位で考えると
佐久間宣行のヒットプロジェクト
その時に誰を使うかね
また見出せる人だから
今でもそうでしょ
でもその時はなかなか難しいよ
それは長いし大きな仕事になるから
それこそ山田陽二が
厚見清史を見つけるような
運命的な出会いがないと
楽しみだね
ということで
お便りとご質問お願いします
お便りから行きます
以前に頂いたもので50代の女性の方からです
初めてエラさんの小説を読んだのは
制作哲学の探求
新聞連載中の父と子だったのを
番組を見ながら思い出していました
毎週楽しみにしていました
どん底で考える気力もなく
暗い思いにまみれて苦しんでいた時
図書館で池袋シリーズを次々と借りて
目覚めるように読んでいました
私の人生を支え続けてありがとうございます
素晴らしいね
質問の方も
1本読ませていただきます
ノーグッドさん
男性からです
先日放送された人生相談に
温かい励ましの言葉をありがとうございました
話は変わりますが
スティーブン・キングの特集を見て
興味深く視聴させていただきました
結構前だね
これまで私が見た小説の書き出しの中で
キングのダークタワーシリーズが
一番かっこよくて印象に残る
始まり方でした
皆さんはこれまで読んだ小説の中で
書き出しの鮮やかな印象に残っている
作品はありますか?
もしよろしければ今後の参考に教えていただきたいです
ということで
書き出しの鮮やかな作品
結構難易度高いですね
僕が思い出すのは
エルモー・レナードかな
エルモー・レナードって全く何の説明もなく
いきなり会話で始まることが多いのよ
それが変な会話なの
ジェイクのやつは死んじまって
どうしたんだろうなみたいな
パッと始まって物語が流れていくんだけど
ああいうのはかっこいいよね
あと書き出しのかっこいいのは
レインボット・チャンドラーかな
最初の文章がともかく洒落てる
フィリップ・マーロ
なるほど
会話で始まるのちょっと珍しいなと思いました
日本人って誰かいるかな
スタートが上手い人
あんま浮かばないな
上手いかというか
鮮やかというだけなんですけど
芥川賞をダブル受賞した
渡谷さんと金原さんの時に
ちょうど初めて
金原さんの面白かったよね
素晴らしかったよ
ヘビリンピアスのスプリットタンって知ってる
っていう会話で始まるのと
それ来たか
でもあれは本当に面白かった
大阪で仕事があって
カエルの新幹線で読んで
当たりつけたもん
かっこいいヘビリンピアス
かっこいいじゃん
かっこよくて
渡谷さんの方の寂しさはなる
っていうのもかっこいい
懐かしいな
金原さん
よかったな
やっぱ駆け出しでも
あんまりニキビすぎると
プールに飛び込む
普通に歩いてって
なんかダサいじゃん
順便度してるなとか見えちゃうと
もう舞台では見せないものなのよ
書き出しが重要だから
凄い力んじゃう気になっちゃう
書き直したことはほぼないですか?
包丁と一緒で
キュウリの千切りとか作るときに
最初に一本がスッて入ったら
もうそのままタタタタっていっちゃうじゃん
いかないと綺麗に切れないじゃん
そういう感じ
書き直しは基本的にはしないもの
なんだけどね
面白いですね
そうか
羽原さんのスクリーターって
知ってるで始まったんだ
それは覚えてなかったな
さあということで
ここでお知らせがあります
小説家のぬかがさんと対談
ぬかがみおさんっていう
今年デビュー10年目の
作家
女性作家の人がいるんですけど
その人がデビュー10年目なんで
対談
か何か記念でやりましょうと
自分がデビューしてから
一番いいアドバイスをもらったのは
僕だって言われて
対談してきたの
それ言われるまで何言ったか覚えてました?
全く覚えてない
ぬかがさんと会ったときに
そのパーティーで何言ったのって
パーティーじゃなくて
松本成長賞をぬかがさんが取ったときに
成長賞ってホテルの
バーみたいなところに
先行委員が待ってて
そこに受賞者がその日挨拶に来るっていう
かなりプレッシャーのかかる
大変な
オケーションがあるんですけど
その時に僕がぬかがさんの隣に
座ってあれこれ適当に喋って
したことが本当に
デビューしてから一番役に立った
って言われて
失礼したけど何も覚えてないよって
話を聞いたんだよね
人生を変えた人ってことですね
お腹空いてたんだけど
ホテルの綺麗なサンドウィッチ
誰も手をつけてなかったんだって
そうだなって気がついた僕が
ぬかがさん小説家って
ズルズルしい人の方が生き残るんだよって
言ってサンドウィッチ食べようって
言って二人でサンドウィッチを食べたんだって
そんなのを聞いて
何にも覚えてない
いい話だな
イラ参加するとそれも別にズルズルしくない
本当に自然に出た言葉
なのでそれをですね
今こちら僕たちのチャンネルで
公開準備をしているので
気が向いた人はぜひご覧ください
はいありがとうございます
さあこの後いよいよ本編に入っていきます
続きは4通りご視聴方法がございます
YouTubeメンバーシップアップルポッドキャスト
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いずれかの方でご視聴ください
詳しくは概要欄からどうぞ
それでは本編で
23:38

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