00:10
こんばんは、石田衣良です。
こんばんは、武井宏奈です。
こんばんは、早川洋平です。
はい、始まりましたね。でも半年前にさ、これで始まったんだよね、第1回オトラジの。
ついに一巡したんですよ。
え、あっという間。
そうですね。
すごい早かったな。
皆さんもあっという間でした?
あっという間。それに、今回のさ、これが急だったじゃない。
急に決まったわけじゃないけど、気づいたのが僕らが急っていうのもある。
そうなんですよ。なので、僕たちのスケジュールでほぼ1週間で全作基本を読んで、決められていけなかったんだよね。
生放送がないもんね。
今回は僕が5冊全部読んで、洋平くんが?
3冊。
3冊。
はい。で、私が残りの2冊を読みました。
ということで、いよいよ始まりましたね。
はい。
第163回オトラジ。
ナオキ35章。候補作予想なわけですね。誰がとるか。
大予想スペシャル。これ配信されてるのが7月多分9日で、発表が15日でしたっけね。
うん。じゃあ1週間前にもう出てるわけですね。こっちの予想は。
え、でもどうだった?前回はさ、結構読むの大変だったじゃない。でも初めてだからちょっと新鮮さもあったでしょ。
うん。そうそう、そうですね。
で、前回2人ともすごい面白いって言ってたじゃない。ナオキさんの候補作って。
はい。面白いって言ってました。
ね。
で、しかもさ、ほら熱言が取ったのもバッチリ当たったし。
はい。
僕の本命が。
うんうんうん。
だからなかなかいい回だったんだけど、今回はそれぞれ3冊2冊読みましたが、どんな感じでした?
どうぞ、早川さん。
まあ、あんまり全部言っちゃうとあれですけど、2文字で言うと、あれ?っていう感じでしたね。
へえ。
ほうほう。
あら?っていう感じかな。
うん。
あれ?
なんかその、さっきの新鮮さってこともあんだかもしれないですけど、やっぱり前回はその、すべてがナオキ賞にノメイトされるものってどんなものなんだろうってすれば知らなかったんで、まあ新鮮だったんですけど、今回はまあ時間なかったんですけど、なんかもう淡々と読んで、まあもちろんね、どれもいい作品なんですけど、なんかすごいドドドみたいなものはまあ感じなかったっていうのが正直なところですかね。このくらいに許してください。
そうか。
はい。
今回の候補になっている5冊、まあここにこうやって出てるんですけど、どっかじゃあ隅っここなんかに出しておこうか、わかりにくいもんね。
はいはいはい。
で、洋平くんが読んだのが、今村翔吾さんの人感、それから長谷青秋さんの少年と犬、そして沢田桃子さんの能楽物語、ちご桜ってやつですね。
そうです。
時代物が2冊に、
そう。
03:00
長谷さんのが現代物。
はい。
そうですね。
で、日野さんの方は?
私は遠田純子さんの銀貨の蔵と、あと伊吹由紀さんの雲を紡ぐっていう2冊ですね。
ですね。これどっちも現代物ですよね。
そうですね。こっち現代物で、どっちも家族物語、家族の絆ストーリーでした。
なんかでもすごい似てない?
うん。似てた。
そう。
なんか同じテーマで切り口が違うけど。
うん。
っていう感じの。
そう。
でも、そうですね。似てた。
似てました。
だからなんか、家族の中に何か問題を抱えている。で、その問題を片方はお醤油作りで、片方はホームスパンっていう糸で作った織物作りで乗り越えるっていうような話なんですよ。
そうですね。
なんかそっくりだなと思って。ちょっとね、しかもね、こうやって見てみると、表紙がまた似てんの。
色が違うけど。
女の子が空を見上げて、何かを考えている。ほらこっちは雲ある。夕焼けの雲がある。
地域が若干違うっていう。
そうね。
東北と近畿っていう。
そうそうそう。
遠く離れた場所ですね。
でもこれをさ、並べてあげたのは、ちょっと予選委員のミスだった気がするんだよね。
何でなんでしょうね。
なんかお互いに足を引っ張っちゃうような気がするので、すごく似てるから。
ということで、今回の5冊なんですけど、でも僕も読んでみて、今回は本当に難しかったね。
難しい。
5冊読んだ感じでは、これが大本命だっていう、ぐりぐりの二重丸みたいなのがないんですよ。
なるほど。
どれも、もちろんそれぞれ人気作家だし、過去作もかなり持ってるし。
特にね、今回ね、見てみると、年齢がみんな高いんです。
この人感の今村さんが1人30代半ば、36歳。
で、まだデビューしてから4年ぐらいなのね。
でもそれ以外の人はみんなね、50代が多いんです。
そうなんですか?
そう。だから、この沢田さんが意外と若くて、42歳で、それ以外の人は、
長瀬さんは55歳。
いぶきさんが51歳。
そして、遠田さんは54歳っていう。
あ、そうか。確かに。
そう。なので今回はなんか、ベテランぞろいの直木賞候補だなーっていう感じがちょっとしますね。
これ、あのね、前回ご覧になった方じゃない方もいると思うので、本当に簡単なおさらいのおさらいじゃないですけど、
その直木賞の候補に入るっていうのは、今ベテランって話出ましたけど、必ずしも若手じゃなきゃいけないとか、これまでの上司した作品が何点いないとか、
そんなのもう一切ないです。
一切ないってことなんですね。
うん。だから60歳でも候補になるし、例えば30歳、25歳で初めての勧告本の候補になるってこともあるんだよね。
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ただ、どちらにしても、そのエンタメの世界で、ちゃんと一冊本を出して、それがそれなりにちゃんと評価されないと、取らないっていう。
だから、ある意味、アクター賞みたいに、本当の新人賞っていうのとは違って、こちらはもうどちらかっていうと、中堅に贈られる賞。
中堅ってすごく頑張ってきた。
よかったね。
だからね、君はもう大丈夫だよっていう、お吸い付きの賞なんですよね。
ちなみに、ごめんなさい。さっき、ちょっとちらっと5冊に絞るときに、これ似てるよねっていう話をちょっとしてたと思うんですけど、たくさん出た小説の中で、5冊に絞るのってどういうふうにしてるんですか?
いや、だからこれは、日本文芸振興会っていう、名前はついてるけど、文芸新人の社員、文芸担当の社員がやっているチームがあって、
その中でみんなで読んで、1ヶ月に1冊ずつ残していくわけ。
これが今月のベストじゃないかっていって、例えば、ハサさんのこういう、少年展示みたいなのを残していくわけよ。
で、それが5冊集まって、さあ、じゃあ最終選考に入りましょうっていうことで、作家に回るわけです。
ちなみにね、今の選考委員は、浅田二郎さん、伊集院静香さん、角田みっぴよさん、北方健三さん、桐野夏雄さん、高村薫さん、林真理子さん、三浦さん、
宮部みゆきさん。
でも、そのままにか、ものすごく選考委員が変わって、今、男性が1、2、3で、女性が1、2、3、4、5、6、6対3になっちゃった。
女性が多いんだ。
昔は、えっと、直樹の選考委員は、男性ばっかりだったイメージがあるんだけど、今はもう、2、1で女性の方が多くなっちゃったんだね。
ああ、確かにそうですよね。
で、今回、候補作も3、2でどちらかといえば、やっぱり女性が多いしね。
そうですよね。
だから、なんか、こっちエンタメの世界は、今、女性上位になってるのかなって感じがしますね。
また、それでね、選ばれる作品とかも変わりそうですもんね。男女比率でね。
そうだね。じゃあ、ちなみに今回、前半の20分だけ見た人も、候補作がどんな作品で、どういう作家なのかっていうのがわかるような、簡単な解説からいきましょう。
はい。
じゃあ、これからいこうかな。じゃあ、これ。はい。
これはね、沢田斗子さんって、歴史小説家で、平安時代とかその辺の割とポピュラーじゃない時代を細かく書いてる人なんだよね。
うん。
で、僕も前々回ぐらいの本かな。山本周五郎賞に上がったときに1回読んでるんだけど、ともかく歴史の先生みたいにその時代のことは詳しいんですよ。
うん。
で、今回はその沢田さんの短編集ですね。
うん。
で、元になっているお話があって、それが能の舞台の演目からそれを短編に仕立て直してあるっていう作りです。
うん。
09:00
で、これそんな厚い本じゃないんだけど、この中に、
そうですね。
1、2、3、4、5、6、7、8本の短編が入っています。
へぇ。
で、どれも時代はその辺りですね。平安時代。
この沢田さん自体はもうね、今回ね、長瀬さんがもう7回目のノミネートって言われてますけど、僕もちょっと事前に見たら、沢田さんもう4回目ぐらいなんですね。直樹さん。
そうですね。4回目ですね。うん。
だから割とあの時代小説って直樹を入りやすいところあるんで、で、沢田さんはその学識というかね、歴史上の知識なんかはすごく詳しいんで、やっぱりしっかりしてるっていう風に思われてるんじゃないかな。
なんかその肩書でも小説家の前に歴史学者みたいになんか書いてありますね。
そうだね。
へぇ。
そう。
へぇ。
だから、細かい言葉、ちょっとした風習だったり、あるいは農家の家の中にある道具だったり。
そういうことに関しては、知識は本当に舌を巻くぐらいすごいっていうところがありますね。
うん。
で、4回目ノミネートで、沢田さん42歳。で、デビューから10年目ですね。
うん。
なので、キリのいいところなんで、今回取れたらまあ、まあ嬉しいんじゃないかなと思います。
うん。
はい。
そして次が、これですね。銀貨の蔵。
うん。
でね、遠田仁子さんっていうのが僕あんまり知らなくて。
うん。
で、デビューは09年なんで、もう12年目なんですね。
うん。
で、それなのに、今回読むのは僕も初めてでした。
だから、今回長谷さんに次いでね、54歳なんで、2番目にベテランって感じかな。
で、あの、これはさっきの話もあった通り、醤油蔵に、なんて言うんでしょうね、血は繋がっていない女の子なんですけど、その子が醤油蔵に行って、そのおばあちゃんの後を継いで、醤油作りをしながら、その家族の複雑な因縁のあれこれ。
出来事を乗り越えていくっていう。
ただなんか、意外と暗くて激しいところがあるんですよね。人もよく死ぬし。
うん。本当に。
なので、それがこういうお話だいたい、ほんのりあったかいじゃないですか。
うん。
NHKの朝ドラみたいに。
うん。
こっちは、NHKの朝ドラでは絶対にできないっていう、女性の一台機です。
なるほど。
その表紙と物語が全然ちぐはぐな感じの、ですよね、なんか。
そうだね。では、でも面白いよね。なんか迫力がある。この人はなんか割と憑依型というか、すごく思い込みが強い方なのかなって気がしますね。
書いてる間にどんどん中に入っていく。
うんうん。
なので、こういうちょっとずっしりと、そのある小説を書くのかなっていう感じがしますね。
さっき2009年デビューって言ってたんですけど、その時に日本ファンタジーノベル大賞を受賞したっていうふうに書いてあるんで、もともとはそっちのデビューみたいですよね。
そうか。でも、この小説はファンタジー感全然ないよね。
そうなんですよね。
座敷話みたいなのが一瞬出てくるけど、ほぼね、すぐ消えてしまうし。
でも、ファンタジーノベル大賞って、自称作がみんな面白いので、ちょっとおすすめですよ。
12:01
そうなんですね。
ちょっと変わってる。日本の賞の中では、ちょっと毛色の変わった賞なので、いいと思います。
はい。というのが銀貨の蔵でした。
はい。
はい。
あ、最後じゃない。3冊目が雲を紡ぐ。
これね、さっきも言ったけど、似てるよね。
似てる。
さっき、こちらの銀貨の方は、NHKの朝ドラはできないって言いましたけど、これはどうですか?NHKの朝ドラ。
うん。ぽい。ぽいけど、ぽいけどっていう、最後の終わり方が大丈夫なのかなって心配になっちゃいますけど。
あー。
結局、なんか戻らないじゃないですか。言っちゃったよ。
言わないでください。
ごめんなさい。
いや、全然ありだと思うけどね。
うん。うん。
だから、全然普通にNHKの朝ドラで展開できると思います。
うん。うん。うん。
で、このお話はですね、東高になってしまった東京の女の子が、おじいちゃんが住んでいる岩手の山の中にある染物工場みたいなとこ行くんですよね。
ホームスパンっていう、手作りで糸を染めて、帯び上げていくっていう、高級用織物みたいなのがあるんですけど。
そこの工場に行って、おじいちゃんにいろいろと染色の仕方とか織り方なんかを学びながら、だんだんと自分の心を取り戻していくという。
ね。なんでしょうね。ただ、この辺の話、ほんと多いからね。今までもいろいろあったじゃない。
うん。
うん。なので、まあ、そういうお話です。
うん。
で、いびきゆきさんはですね、51歳。
あー、みんな51。
意外とベテランなんだ。
あ、でもいびきさんの本も、なんだろう。山本修五郎賞の。
うん。
こう、山本修五郎賞の候補作で入ってるの、読んだ覚えがあるな。なんだっけな。
ミッドナイトバスだっけ。
ミッドナイトバス。
そうだね。うん。ミッドナイトバスもなんか地味だけどしっとりしたいい小説でしたね。
うん。
あの、深夜バスの運転手の話だったんだけど。
へー。
はい。
直木賞も今回2回目みたいですね。
そうだね。
2017年に候補。
直木賞がね、3回目になってるよ。
あっ、3回目か。
うん。
あっ、そうですね。3回目ですね。
うん。
なので、もうでも、さっきの何?えーと。
うん。
沢田さんが4回目で、東田さんが初で、これ3回目だから、3、4回目っていうのは、
ね。
取る時期としては、本当に一番いいぐらいの時期なんだけどな。
へー。
はい。えー、そして、次がですね、人間。
はい。
これはですね、表紙を見ても分からないけど、横から見るとよく分かる。
ね。
他の本の倍です。
とんでもないな。
分厚かった。
ね。
お疲れ様でした。
ふふふ。
今村翔吾さん。
今村さんは、時代小説の新しい書き手なんだよね。
うん。
で、まだ36歳。で、デビューも17年だから、3、4年目なの。
そうですね。
うん。
で、えーと、直木賞の後半2回目と。
うん。
で、僕も初めて読みました。でも、面白かったよね。
うん。面白かったですね。
で、ちなみに、描いているのはですね、戦国時代に、もう極悪人の大名だと言われていた、松永壇上という、まあ、人がいるんだけど。
15:10
うん。
その人が本当に役人だったのかどうかっていうのを、すべて、売れ返して、ひっくり返して書いてある本です。
なので、時代小説好きの人だったら、うわ、そういう見方があるのかっていうのもあるし、あとね、これはもう本当に、あの、漫画好きだったらすぐに分かるんですけど、これ、冒頭のところからキングダムなんですよ。
うん。
幼なじみの男の子が、目の前で死んで、その夢を受け継いで、自分が、
そうか。
その夢を形にしていくっていう。
形にしていくっていう。前半はキングダムで、後半は、なんかだんだん難しくなっていく。
そうですね。
うん。
なので、あ、そうか、やっぱり、今は時代小説の漫画からこういうのを拾うようになったんだなっていうのはありますね。
確かに。
昔は時代小説を漫画が真似てたんだけど、もう今は逆になったんだね。
うん。
だから、あの、あんなに時代小説とか読んでない人、若い読み手には、本当ぴったりあると思います。
あー、でもおっしゃる通り、僕、最初これね、広瀬さんとどっちがどっちが、
うん。
どっち読むっていう作戦会議してるときに、分厚いよって言われたんですけど、あの、頑張って、ね、読もうと思ったら、本当分厚くて、しかも時代小説恥ずかしながらあんまり得意じゃないんですけど、でも確かにおっしゃる通り、あの、その倍ほど、普通の本の分厚さの倍ほどの辛さはだからなかったですね。
うん。
読んでったら結構読みやすかった。
そうだよね。
うん。
それと、あの、分かりやすくするためなのか、そういう書き方なのか知らないけど、今の常識みたいなのが、ものすごい入ってるじゃない。
あー、そうですよね。
うん。
文化が大事とかさ、民主、民主的な体制がいいとかさ、うん。
うん。
格差社会は許せないみたいな。
確かに。
なので、これが時代小説、歴史小説をよく読んでいる選考委員の間でどう評価されるか。
あー。
えー。
全然その辺は。
いや、そんなの昔の話じゃないじゃん。
なるほど。
今の話じゃんってなるんで、その辺がどう出るかで、本当にこの本の評価は変わります。
だから、今まであった時代小説、ちょっと違う、新しいタイプの感じなんですね。
そうだね。
新しいタイプの感じ。
感じ、質感が違うし、あまりにも今から振り返って、正しいっていう目で書いているんで、それはどうなんだろうっていうのは、僕もちょっとひっかかると思います。
なるほど。
うん。
ただ、本自体は読みやすいし、文章も悪くないし、この厚さの半分ぐらいの。
ね、そうですね、本当。
障害というか、読みづらさはない本です。
はい。
はい。という5冊、あ、じゃないや。
もう1冊。
もう1冊ありました。
はい。
これを忘れてはいけないね。
何を言うの。
講師さん、少年と犬。
はい。
これももうカバーの通りです。
ね。
この雑誌研がですね、日本を横断する話です。
ほほほー、すごい。スケールが。
うん。で、それぞれの土地でいろいろな出会いがあるんだよね。
そうなんです。
で、最後に、熊本のある男の子の命を救って自分も死んでいくっていうワンちゃんが、ま、ある種ファンタジーって言ってもいいかもね。すごくダークな。
18:02
そうですねぇ。
でね、HASAさんといえばね、なんといってもね、もう大ベルさんが、異なる。
なんといってもね
大ベテランなんですよ
僕よりデビューが早いの
僕より2年前にデビューしている
しかもそれが
大名作
僕も読んでね
やったと思った
これはいい
こんな冒険小説日本ではなかったな
ノワールの暗い犯罪小説なんですけど
フヤジョって分かりますよね
映画にもなって
あれが素晴らしく良くて
その本もナンクションの候補にすぐ上がるんです
デビュー作が
今から25年くらい前の本が
その時に
まだ1作目だし荒いところがある
もうちょっと様子を見ようって言って
落とされちゃうのよ
一番良かった
それから
これ7回目の候補です
すごいな7回目って
毎回出るたびに
これは悪くないいいんだけど
フヤジョほど面白くないねって言われちゃうのよ
ひどい
それはないよなって本当に思うんだよね
遡ってあげればいいのにくらいの感じ
本当
でもねデビュー作があまりにも
鮮やかな人っていうのは
そのパターンなりがちなんだよね
そうなんだ
ちなみにナンクションってその年に出たやつですよね
そうですそうです
その年の前期後期の半分に出た本
そうか
だから25年前の方に今更遡ってさ
長谷さんやっぱりフヤジョ面白かったよって
あげらんないんだよ
悔しいなそれも
でもそのパターン結構多くて
例えば星1も
星さんも最初の頃の短編集で
候補に上がるんだけど
最初はみんなすごいすごい
押す人もいたんだけど
いや前回のよほど面白くないって言われて
結局取れなかったんだよ
なんかいつか脱線しますけど
直樹賞の候補作だったけど
なんかどう考えても
要はイラさんが今だったらあげたいみたいな
そういうこの番組
面白そう
そんなの
10冊ぐらい出るすぐに
やりたいっすね
面白そう
それはやりたいな
みんなでやる
僕って14で撮ったけど
それよりも最初に上がった時の少年で撮れた方が良かったなって今でも思ってる
そうか
イラさんはじゃあ2回目でもう撮れた
えっとね3回目かな
でもやっぱ3回目な
だからねその1回目の少年でさっさとくれればいいのにと思って
撮れたからこそねこう言えますよね
でも長谷さんのこの本はですね
また久々にちょっと
トーンの違う面白い本なので
あーこれがアクション選考委員の人たちに
人間らしい心はあるか
7回目で今もう55歳の長谷さんをさらに落とすのかどうかっていうのも今回はね
なかなか大きい問題
試されてますね
試されてるね
撮ったとあげればいいのにって僕は思うけどね
そうか
じゃあ一番候補としては有力ですよね
21:03
そういうのがね
そういうのがね
そういうのがね
そういうのがね
そういうのがね
そういう意味では
条件的にはね
でもそれぞれの本の勝負になるから
どっか
ちなみにですね
みんなが一番心配している
どの本が文芸真珠の本なのかという点では
5冊のうちこの2冊
2冊もいいですかこれ
雲をつぐむと少年と犬が文春の本です
そしたらどっちか通るんじゃないかなって思っちゃうな
5分の2
いやその可能性はなくはないです
あー
ただそれも分かんないから
まあねもちろん健康委員ね作家さん違いますからね
そうか面白いな
じゃあということでこれからじっくりと後半に
それぞれの本の読みどころ
ちょっと気になる点
そんなことやっちゃったのっていうところも含めて
語りたいと思う
たっぷりとね後編を語りたいと思いますので
じゃあその後編入る前に
はい
一個だけ人生相談
はい
そうですね
いってみようか
いってみますね
はい
はい
こんにちはいつも楽しく聞いています
石田さんは本やラジオで広告の仕事を愛していなかったと何度かおっしゃっていましたが
なぜなのでしょうか
ふと気になり質問してみました
よろしければ会社員時代の思い出もお話しした
お話伺いたいです
いや僕ね会社員時代ね本当にね会わなかったと思うんだよね
そうなんだ
だからグループでちゃんと働くとか協調性とか全然なかったし
で
正直さ人が作った商品とかさどうでもいいじゃない
だからそれを必死に売りたいみたいな気持ちになれなかったのよ
本当にいいと思ってんだったらねいいですけどね
どうでもいいなっていう感じだったんで
だから広告のプロダクションとかねいろいろいたんだけど
ねやっぱ良くない社員だったと思うね
プロダクションとしては一社ですかじゃあ
いやもうね5、6社行ってる代理店もプロダクションも含めて
なので正直本当に向いてなかったですよね
その頃のイラさんの人間関係というか人付き合いの仕方ってどういう方法をとってたんですか
そんなに変わんないよ会社でも仲いい奴とは
徹夜でカラオケとか行ったり飲み会も行くし
で学生時代の友達とたまに会ったりもするし
で区会とかにも行ってたんでたまにそういう区会とかに顔出したりもしてたんだけど
でもなんかやっぱりなんか不完全燃焼だったかな
だから一番嫌なタイプだったんじゃないかな
上司からすると
でも仕事はきっちりちゃんとやってるわけですよね
仕事はきっちりちゃんとやってるけど
だから嫌なタイプですよね
ごまするとかないんですか
ごまするとか一切ないし
仕事はきっちりちゃんとやってるんだけど
全力でやってる感じが一切ないわけよ
涼しそうな感じ
こいつ頑張ってるなとか一生懸命だな感は一切ないわけ
定時に帰ってるから
いつの間にか仕事が終わってるみたいな
だから11時半に行って
11時半で遅刻のタイムカードをバチッと押して
24:02
6時とか6時半にバチッと押して普通に帰るっていう
めちゃくちゃ勇者じゃない
羨ましいな
本当やめてよかったよ会社
今思ったらひどい社員だよ
だって僕も広告プロダクションいましたけど
僕はできないライターだったんで
朝9時くらいにもっと早くか
誰よりも早く行ってタイムカードを押して
その時点でイラさんと対局で
終電で帰って白い目で見られました
へー
すごーい
でも僕もそれ向いてなくて飛び出したんで
全然天と地ですけど
やっぱり向き不向きってありますよね
ありますね
なので
それにちょうどね
広告がつまらなくなってきた時代とも重なるんだよね
華やかさがなくなって
バブルが終わった後で
どんどんなんか広告がつまらなくなって
今正直さ
新聞広告もテレビのCMも
全然面白くないじゃない
テレビのCMやばいっすね
うん
だからもう何かクリエイティブなものが何か必要だなんて
全くないじゃない
だからああいうのだと
ますますきついだろうなって現場は思うよね
なんなんすかね
あんまり言って叩かれそうだけど
なんか僕の試験ですけど
テレビあんま見ないから
たまに見ると
なんかやっぱここどうでしょう
5年もっと前かな
そのCM
確かに昔のそれこそCM集みたいな
YouTubeで上がってるの見たら面白いじゃないですか
今ってなんかゲーム
お金はあるのか分かんないけど
例えば有名人をなんか5人ぐらい
その一つのCM出して
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
なんか有名人無駄
芸能人無駄遣いみたいな
企画が全然なってないみたいな
なんかなんであんなもんだろうと思う
それに1人でいいから
もっと面白いCM見たいなって思うんですけど
いや無理づかしいんだよね
うん
うん
でギャラも安くなってるから
ギャラの安い人を複数人で呼んで
なんか作るみたいなのが多いんじゃないんで
しかも
全然笑えないつまんない小芝居やらせるじゃない
だからしんどいねCMも
うん
いろいろ事情があるんでしょうけどね
昔は面白い
だから結局なんかみんなが
広告みたいなものを
もう信じなくなったんだよね
そもそもね
うん
広告でただ物を売るだけのもんだろっていう
原点に戻ってしまった
逆になんか夢を見なくなったんで
うん
うん
そういう時代の寂しさかな
あれですよね
今イラさんが言ったように
なんか不気不向きがあるっていう話で
すごいなんかハッとしました
そっか
不気不向きがあるんだって
なんか当たり前のことですけど
今更ながらちょっとハッとしました
なんかそれに
そう
でもそれを言えばさ
こういう
ナンクションみたいな
ものも本当に
不気不向きがあるんだよね
どういうことですか
悪化としてですか
いやだから内容とか書き方によって
人に褒められやすい本とさ
手に取られにくいけど
いい本みたいなのたくさんあるから
だから
例えば沢戸さんは
2番目に若いけど
もう4回目じゃない
で
遠田さんはもう10年選手だけど
これで初めてだったりするから
こういうのもなんか不気不向きだよね
ナンクション的かどうかみたいなさ
まあそうですよね
27:00
あれよな
そうさあということでいよいよ
じゃあお二人の分のですね
予想もたっぷりとこの
そうですね
後半で聞くので
はい
で後半に関しては
もう有料会員っていうことになるんで
あの僕もですね
歯に絹着せない
正直な感想をちゃんと話そうと思います
はい
それも本当に面白い本ですけど
やっぱちょっと引っかかるところも
当然あるんだよね
まあその一つ一つね
たっぷりと話していきたいと思いますので
はい
はいということで続きはですね
こちらニコ動の言われたとない
ぜひチェックしてみてください
はいそれではまた
はいそれではちょうど