1. 本そば ポッドキャスト休憩室
  2. #56 第166回芥川賞・直木賞/20..
1/19と1/20に発表された直木賞・芥川賞受賞作と本屋大賞候補作についてのお話

※収録時の通信環境の事情により、一部音声の途切れ、固有名詞の言い間違いがあります。暖かく見守ってください。
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第166回 《直木賞》

米澤穂信『黒牢城』KADOKAWA
今村翔吾『塞王の楯』集英社

第166回《芥川賞》

砂川文次『ブラックボックス』
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《本屋大賞2022 候補作》
青山美智子『赤と青とエスキース』PHP研究所
知念実希人『硝子の塔の殺人』実業之日本社
米澤穂信『黒牢城』KADOKAWA
小田雅久仁『残月記』双葉社
一穂ミチ『スモールワールズ』講談社
朝井リョウ『正欲』新潮社
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』早川書房
町田そのこ『星を掬う』中央公論新社
西加奈子『夜が明ける』新潮社
浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』KADOKAWA




00:02
ズレたなー。
まあちょっとね、適当すぎましたね。
本のそばには楽しいことがあるをモットーに、書店員歴25年の元書店員、すずきと。
出版取次7年、出版社営業13年、現在、書店と出版社の現場をつなぐ一冊取引所、運営1年6ヶ月目のわたなべの2人で。
書店員、出版社、一般読者の方からの素朴な疑問に答えるポッドキャスト休憩室でございます。
ということで、ということでっていきなりタイトルコールしただけでということで、質問なんですけど。
えー、まあマクラーもありますか?
すずきさん、すずきさんあるんじゃないですか?いろいろ。
あります。北海道行きが中止になったということで。
冬の北海道。
中止になりました。
で、たぶん前回収録したときに、公開順番が別になるんですけど、
たぶんこの後何回かのときに、北海道私今行ってますみたいな話をしてると思うんですけど、
行ってないです。
やっぱりマンボウの影響でしたか。
そうなんですよ。
ちょうどですね、私が立つ1月の22日に出発するんですけど、
21日から1都12県、マンボウで、もう1,000人超えということで、
過去最多ということで、21日には申請出してということらしいので、
そのときに行ってもねーということで、
泣く泣くチケットもすべてをキャンセル申請を出しまして、
全部の交通機関、宿、レンタカーとか、一個一個キャンセルしまわりましたよ。
もうなんか、鈴木さんがね、経済を回していたところが全部お金が回らなくなっちゃって。
そうなんです。
鈴木さんが準備いろいろしてましたからね、この間ね。
11月からですね、結構、飛行機のチケットも取り、
それに合わせて、焦点を合わせて、それをゴールに向けてですね、
いろいろと客さんしながら、お金を使いながら防寒具をですね、やったりしてたんですけど、
03:05
残念ながらいけなくなったんで、どうにかこの防寒具をどこかで使いたいという。
わざわざ寒いとこに行きたいんですけど。
まあ別にね、それが無駄になるわけじゃなくて、
今後、高度の幅がこれをきっかけに、冬でもいろんなとこ行けるようになるんで、
いいんですけど、別にそれは投資という感じです、考えれば。
ただね、やっぱちょっとね、ちょっとワクワクしてたので、
初めての冬の北海道ってことで、夏とかでは味わえないような感覚を。
まあしょうがないよね、こればっかりだね。
わかりましたけど、これでコロナなんて嘘っぱちとか、
コロナって風邪ぐらいだよっていうふうに思いたくなる気持ちもわかる。
自分の楽しんだこととか、そういったことでいけなくなると、
そういう気持ちになって、強行したくなる気持ちもわからないでもない。
そうですよねー。
まあけどこればっかりは、普通に冷静に考えればね。
自分が動くことで迷惑とか嫌な思いをする人もいるし、
向こうでね、泊まってくれとかお金落としてくれて嬉しいって人もいるけど、
今はこの時期に来なくてもっていうのもあるしね。
まあそうなんですよね、非常にそこが難しいとこですね。
自分の主観と客観と。
そうなんですよ、バランスもそうだし。
だから結構、宿をキャンセルするのは本当に申し訳なくてね、大変だなと思うよね。
いや本当に。
そういうのって。
そうなんですよね。
まあまあまあまあまあ。
まあまあそういうのがありまして、
まあちょっとテンションはC調で。
そうですね。
ちょっとテンション低くて、行きたいんですけど、まあここはね、ちょっといつものようにやっていきたいと思います。
はい、またどっか行くタイミング、行くと決めた、
えいやっと飛び出すあの一瞬を愛してるっていうことで。
なんかすごいもうまとめに走ってるけど。
じゃあ今日はそんな感じで。
はい。
ということで。
また来週ではなく。
来週ではなく。
ちょうど今日収録の前日に、芥川直樹賞の受賞作の発表がありまして。
発表されましたね。受賞作品決定ということで。
はい。
本日収録してる本日のお昼過ぎには本屋大賞の候補作がノミネートと。
本屋大賞の候補作もノミネートと発表されました。
ということで、今日はその受賞作を含めて具体的な署名等を列挙しつつ、
06:05
内容とかそういったことについてはちょっと別途、
近々とんでもないというか騒がしいゲストたちをお呼びしながらですね、
もっとこってりと喋っていきたいと思いますので。
今日は小説をあまり読まない2人がですね。
本のそばらしいトークをね。
本そばらしいトークを。
はい。読まなくても本のそばにいるっていうことでの。
読まなくてもこんだけ喋れるんだぞっていうですね。
抜かしとったキネ図鑑的な形でいきたいと思います。
まずは芥川直樹賞を受賞ということでの発表がありましたので、
それについて話していきたいなと思ってはおります。
はじめに直樹賞。
直樹賞と芥川賞の違いを言っておいたほうがいいのかな。
初めて聞く人もいると思うし。
ああ、芥川賞と直樹賞を聞いたことあるけれども。
何なのそれってさ。
ちょっとそこから行きたいですね。
そうですね。そのほうがいいかもしれない。
年に1回、夏という冬にあるのが芥川賞と直樹賞ですね。
年に2回?
年に2回。
いいですよ、なってますよね。
俺なんか間違ったこと言ってた?
年に1回って聞こえた。
年に1回って言ってない。
2回です、2回。
2回なんですよ。
芥川賞と直樹賞は賞の性格が全然違ってまして。
直樹賞というのは、その年のエンターテイメント、大衆娯楽小説、長編とか、連作短編集も含まれるんですけど、
候補作を含めて大賞としたのは直樹賞ですね。
直樹三十五の名前を取って。
直樹三十五は文芸春秋社長の菊池寛さんの友人という位置づけらしいですよ。
はい、そうですね。
直樹三十五、大衆娯楽。
芥川賞は?
現状は候補作になった時点では雑誌に掲載されたものなんですけど、
新しい作家に向けた純文学の長編よりも中短編から選ばれるということで、
09:02
全く性格が違う賞なんですね。同時に発表されますけど。
よく漫画とかたまにある、直樹賞・芥川賞同時受賞の天才が現れるみたいなのがたまにあるんですけど、
それありえないんでね。
そういう性格が違う賞ということで、年に1回。
上半期が7月、下半期が翌年の1月と。
今回は上半期の受賞発表ということになっております。
そういった対象の作品に送られる賞で、今回直樹賞受賞は2作品あります。
下半期の方ですね、今回はね。
はい、そうです。
今回は一本目が、実はですね、黒老状ですね。受賞。
今回ダブル受賞ですね。
ダブル受賞です。
黒老状・米沢ほのぶさんの、何度かお聞きいただいてる方はミステリー界とかでも名前が出ました。
そうですね。このミスのことも話題になりました。
黒老状が1回受賞ということと、もう一点ですね。
最王の盾、井上村昌吾さんの、これもまた歴史。
両方歴史ですよね、確かね。
そうです。
黒老状を読んだんですよね。
読んで、最王の盾はさっき買ってきました。
はい、最王の盾。さっき買ってたんですか。
さっき買ってきました。
いいですね、いい勢いで買いましたね。
黒老状は、あらすじとしては本能寺の辺の4年前に、
織田信長に反旗を翻して、有岡城に建てこもった荒木宗重は、とかっていう話ですね。
城内に起き居る何事件に翻弄されると。
宗重の……
村繁です。
村繁の探偵もらわせみたいなもんですか。
荒木村繁が牢状していまして、牢状しているところにですね、
もう一回戻ってこいと、黒田寛兵衛が説得しに来るんですね、死者として。
普通死者はですね、斬るか、それとも生きて返すか、返上を待たせて返すかなんですけど、
なんとですね、どちらもせずですね、城の地下の土壤にですね、
投獄するわけです。捕らえるわけです。
黒田寛兵衛は捕らわれるってことですね。
12:01
そういうことです。
ところが城内でいろんなことが起こるというですね、
中で村繁もいろいろと調べさせるんですけれども、
なかなか最後の最後で解決に至らないというかですね。
それをですね、起こったことを寛兵衛のところに行ってですね、
言って聞かせて、寛兵衛がそれに対してですね、明快に答えるわけじゃないんですけど、
何か死者を含んだようなものを返すんです。
村繁はそれを受けて、また自分の中で結論を出すみたいな感じで。
ミステリーですよね。
そういった要素ではミステリーなんですけど、
私が秀逸だと思ったのはですね、
区議集というかですね、
つまり新木村繁っていうのは、そこの有明城節のですね、
なんていうんですかね、節出身というわけではないんですよね。
そういう実力のある名称なので、有明城節を任されるぐらいの方なんですけれども、
もともと節にいた人たちは従っているわけなんですけれども、
なんかそういうですね、なんていうんですかね、
忠誠心という言い方がいいのか、微妙な関係性の機微みたいなですね。
つまり村繁を殿様として立てている大義名分というか根拠というかですね、
そういったものが村繁は事件を解決しないと示しがつかないみたいな状況になるわけです。
なるほどね、はいはい。
みたいな、結構そういうリアルな上下関係みたいなものがすごい描かれていて、
ミステリー的要素もされることながら、世界観の完璧さ、ここに私痺れましたね。
痺れましたか。
ええ。
ほほー。
まあね、僕も勝ったんやで、まだ読み回らないままどんどんどんどん賞を取ってしまって、
第12位が山田福太郎賞を取って、このミステリーがすごいの22位を取って、1位ですよねこれもね。
文章ミステリーベストも1位、ミステリーが読みたいも1位、国内編ともに。
本格ミステリーベスト10も国内ランキング1位、
あと他にも21年歴史時代小説ベスト3も1位、
この時代小説がすごいもん、これは3位だな。
けどまあ早々と受賞を取って、ナオキ賞ということで、すごい。
これはね、荒木村茂という人がいまいち私わからなかったんですけれども、
なんかこんな感じだったのかなーっていうですね。
それ面白いですよね、歴史小説はね。
なんで村茂裏切ったんみたいな感じじゃないですかね。
だけど、そういう心理的なところの描かれ方もすごい、すごい出力のある。
なるほどね。
15:00
作品でした。
語ってしまいました。
今語っちゃってもね、また次、次回ゲスト読むときに語ってもらえますから。
そのときに、ちょっと僕も読んでおきますんで。
はい、ぜひ。
で、もう一個が西洋の盾ですね。
もう私住んでる京都のほうは京都新聞盛り上がってますね。
これ琵琶湖の大津…。
大津城を巡るということで。
滋賀というか大見の国はですね、国友筒で有名なですね、
有名というかですね、戦国時代的には。
きなわ銃の産地というかですね、国友という地があります。
で、あとは穴が太いと書いて穴王と読むんですけれども、穴王宗という人たちの意味でですね、
これはですね、石垣、お城って石垣とか。
なんかそういう、とにかく城を守るといって石垣、石工というか、の集団が、そういうもう二つの集団というか、
その土地に根付いた特殊技能を持った集団、職人さんのお話ということで、
職人さん目線で大津城を巡る工房、京国たかつぐとかですね、そのあたりの話らしいんですけど。
まだ、すいません、買ってきたばかりなので。
ただですね、僕ね、そうなんすよ、もうね、穴王まではね、京都から山越えて歩いて行ったことがあってですね、
ハイキングしたことがあって、すごいなんか読みたい。
まあほぼ地元的な感じ。
はい。もう今村翔吾さんも、この間本屋さんのオーナーになったんですよね、
閉店の危機に瀕していた、その木下ブックセンターさんですね。
はい、そうですね、すごいよね。
大阪の美濃のほうにお店があると。そちらのオーナーになられて。
まあ関西で喜んでる方多いんじゃないですか、これは。
ね、なんかあれですよね、ニュースでも今村さんのオーナーというか社長というかの書店が、
結構ニュースで流れて。
で、あとほら米沢航信さんも、昔バイトしてた。
書店の勤務経験があるんですね。
作家さんの前ですね。
そこで書店も移ったりして、販売するだけの書店になっちゃう。
なんかゆかりがある書店が、両方作家さんと、っていうのはすごく嬉しくなりますよね。
そうですね。この本相場でも何度か話題になっている奈良の慶琳堂さん。
慶琳堂奈良店さんの、奈良女子大さんとコラボをヘアしたお店の店長さんも、
今村翔吾さんと先輩後輩みたいなんですよ。
18:00
高校の先輩が店長の、西田店長が先輩、今村さんが後輩ということで。
直木賞とかの前からすごいこの本プッシュされてるのは知ってたんですけど、そこで買えばよかったと思って。
まあね、せっかくね。
結構分厚い本なんで、ちょっとためらっちゃったんですよ、旅先だったもんで。
いや、そうじゃないな、買ってこなきゃダメだなと思ってたんですけど。
まあ、ゆかりがあったら買っといたほうがいいよね。
サイン本ですもんだから、そういうお二人の関係性の中でサイン本が売られてたんですよ。
まあね、いいやいいやいいや。
まあけどそういうふうになりまして。
西洋の盾は周援者から出てまして、お値段が2,000円プラス税、2,200円ですね。
国労場は門川ってことで、前回もテスカ・トリポーカで門川団で2回連続直木賞を受賞してるという、
門川は最近イキイキですね。
お値段は1,600円なんで、税込みで1,760円と。
お求め安いですよ、あの部活から考えては。
でさ、すごいのがさ、初心データのさ、初話がもうすでにさ、直木賞受賞日になってるんだよね、画像が。
仕事早いっすねー、やっぱり。
仕事が早い。
先回り先回りしてやってますねー。
門川さんも本当にすごいねと思って、ちょっと見てびっくりしました。早っ!と思って。
素晴らしい仕事ですねー。
ではちょっとあって、直木賞はこの2作と。
芥川賞はまだ単行本になってないですね。
砂川文次さんのブラックボックスが一応受賞ということで。
これはもちろん雑誌、群蔵に出てた、掲載されたものなんで単行本になってる。
近々たぶんね、なるし、あと月刊の文芸春秋でも掲載されると思うんで、作品はお待ちいただくとして。
この人、今、地方公務員で、元自衛官ということで。
そうですね。芥川賞も直木賞も、当日翌日の報道をいろいろ見ると本当に楽しいんですよね。
いろんな周辺情報が。
そうなんですよ。
この砂川文次先生は31歳。
そして元自衛官でヘリコプターのパイロットの経験があって、現在は公務員と。
公務員と。
すごいですね。
芥川賞を受賞する人の経歴って、専業作家じゃなかったわけですからね。
だって新人の方なんでみんな。
だいたい兼業してなんかやってたりとか。
21:01
何気なく本を出品した人が多いんで、いろいろ経歴はいつもスポットを浴びるんですけど。
趣味は今回の作品にも取り込んだ自転車ということで。
そういうのを聞いちゃうと、私もクロスバイク乗りの端くれとしてはちょっと……。
読まざるを得ない。
読まざるを得ないですね、これやっぱり。
まあ本当そういう入り口があるよね。
内容をちゃんとさ、ただ文学賞を受賞しましたって、どんなあらすじぐらいしてるとさ、
ちょっと自分の興味のあるものにフックになってればさ、
今回なんて渡辺くんはさっきで、何億書で歴史小説を日本にした。
芥川賞で自転車ですもんね。
そうなんですよ。
またね、このニュースの記事を読むと、芥川賞の砂川さんは受賞式ですかね、
司会者から最後の言葉を求められると、「特にないです。」と言い、会見状を後にしたという感じでこの記事が結ばれてるんですよ。
芥川賞の受賞作家の人ってさ、インタビューがさ、まあ慣れてないって言うのもあるじゃない?
突然いきなりだからさ、結構驚きって、緊張もあるんだけど、結構いつも面白い人出てくるよね。
そうですね。また公務員さんということで、これまでメディアにはあまり登場してこなかったと。
けいとさん、これ副業になっちゃうんじゃないの?
そう、だからどうなんでしょうね、その辺が気になると思うんですよね。
だからあれですよ、コメントも嫌だなと思ってます。職業上の理由でしたって。
そうですよね。
今までメディアにあまり出ない理由はね、そういうことだったらしいですよ。
そうだよね。どうすんだろうね、もう兼業できないもんね、公務員じゃね。大変だな。
これはちょっと顔出し本人出演じゃなくて、アバターとかでね、できればね、こういう場合はいいんでしょうけどね。
いや、まあちょっとね、初展ではね、たぶんまだグンズ8月はないので。
そうですね。雑誌などでも流れてますしね。
近々ね、単行本も出ますし、月刊の文芸春秋にも掲載されるので。
そうですね。文芸春秋月刊のやつも、普段読まなくてもこのときだけ買うってのもオツなものですよ。
今回はね、特に芥川賞の候補作の、デビュー作での候補の、やっぱり同志少女を適応うては。
それもちょっと受賞をね。
ちょっとね、ちょっとドキドキしましたね。
僕、インタビューも相坂東山さんにはしてるので、まだデビュー作発売の前ですけど、
同志少女を発売の前にインタビューして、いろいろ撮影とかもさせていただいて。
その時時点でも、それまでコツコツ小説を書いていて、10年書き続けてあまり形にならなかったものが、
24:06
いきなり猛プッシュで、全国の書店員に取り上げられてくる猛プッシュで、すごい作品を書かれて。
人生がほぼほぼ変わってしまって、その変わって驚きと興奮と、
本当その中の家中の人を目の前に見てたので、その後直樹賞まで候補作になってたから、
心臓止まって死んじゃうんじゃないかって心配はしてましたけど、これで受賞なんかしてしまったみたいな。
ただやっぱり相坂さんといろいろ話してて、ずっと小説を書き続けた人なので、
次もすごいいい作品を書くんじゃないかという気はしますね。
たまたま書いた本をずっと秘めてたアイデアで、一応ヒットはしたけどって言うと、
なかなか次書けなくなっちゃうけど、相坂さんはそういったものでは、今回直樹賞は残しましたけど、
次もたぶん下手すると次の作品でも候補作になるぐらいの人だと思うので、
僕はちょっと個人的に応援してますよね。思い出はちょっとある方なんで。
そんな感じで、書店では国道場とサインを立て売ってますんで、ぜひ応援いただければと思います。
そうですね。お早めにお求めください。
そうですね。今のところはまだ店頭には在庫がありますけど、あと十半分があると思うんでね。
別に買えないってこともないとは思うんですけども。
ぜひぜひ書店に行って買っていただきます。
ということで、その次。
今日発表されました本屋大賞の候補作ですね。
これが10作品ですね。
本屋大賞はかなり名前は知られてると思うんですけど、
ちょっと選ばれ方みたいなのが知らない人もいると思うので、ちょっとだけ軽く説明しますと。
お願いします。
大賞となる本は、2020年の12月1日から1年後の2021年。
ん?じゃないな。1年間か。
服付け?
ちょっと混乱してる。
12月1日前から11月31日までの期間に出た本が大賞になって、その本を対象に一時投票を行うと。
27:03
3冊を挙げて。
1人3作品を選んで投票するというのが一時投票。
それで今回候補作発表されたのが、その上位10作品と。
一時投票を集計した結果が今回発表されたということですね。
ここから今度は書店員さんたちが、この10作品をちゃんと読み。
ノミネート作品をすべて読んだ上で、
感想まで全部書き。
全作品に感想コメントを書き。
書き。で、上位を含めて投票すると。
ベスト3に順位をつけて投票する。
そうですね。
これが二次投票のフェーズ。
フェーズですね。
参加するの大変じゃないですか。
大変ですね。
本屋大使の対象作品の起源をちょっとはっきりしましょう。
今回は2020年の12月1日。
おととしの12月1日から。
から2021年の11月30日の間に刊行された。
これはどの数字かというと、奥づけと言われる本の最後のフェーズにある、
発行日を基準として、
日本の小説、オリジナル小説を対象にした。
その他にも翻訳小説部門とかありますが、
投票行動として一番注目されているのはこの日本の小説ですね。
ということで、10作品、ざさっと挙げていきますと。
気になりますね。
まずは、あおやわみしこさん。
PHP研究所の赤と青とエスキース。
赤と青とエスキースですね。
もう一つ目が、ちねんみきとさん。
ガラスの塔の殺人。実業の日本社。
三つ目が、黒老状。ここでまたノミュートされました。
米沢ほのぶさん、門川ですね。
四つ目が、ざんげつき。
織田政久二さん。
ふたばしゃですね。
五つ目が、スモールワールドズ・イチホミイチさんの高談社ですね。
六作品目が、性欲伸長者。
七作目が、同志少女敵を撃て。
30:02
愛坂東馬さん。
早川諸峰さん。
八作目が、星を救う町田園子さん。
中高校論進者。
九作目、夜が明ける。夜が明けるってどっちなんだろう。
西かな子さん。伸長者。
十作品目が、六人の嘘つきの大学生。
浅倉明成さん、門川という女子作品になっております。
結構読んでる人も多いと思うんですけど、書店の人はね。
これ発表見たときに、全体的にちょっと重い作品が多いなと思って。
重厚というか。
西かな子さんのやつも、かなり今回貧困とか扱った重い作品だし。
あらすじ、新庁さんのホームページ。
思春期から33歳になるまでの男同士の友情と成長、そして変わりゆく日々を生きる奇跡。
まだ光は見えない。それでも僕たちは夜明けを求めて歩き出す。
どれだけ引き続いても、夜が深くても、必ず明日はやってくる。みたいな。
思春期から33歳までの。
スパンも長いし。
ちょっと重そうな話があるんだよね。
残月期もちょっとSFチックな感じのディストピアですけど重くて。
国老状は歴史小説ですし、同志小状もかなり戦記ものとしては重いし、
西翼も内容的にもちょっとセンシティックな感じの内容ですし。
全体的に重い感じというか、重厚さを感じた作品が今回すごく多いなと思っているんですね。
非常に読みごたえのある作品が。
あと書店さんが読んでたのも含めて、コロナとかの関係でみんな結構読んでたのかな。
休みの日とかに出かけずに。
読む時間はあったってことですかね。
飲み歩こうにもお店もやってないみたいな時間はありましたからね。
今回あれでしょ、2番目に投票人数多いんですよ。
そのようです。
参加してる書店員さんが。
680人くらいいたと思うんですけど。
全国の書店員627名の投票によりということで、非常にたくさんの方が。
今回は非常に2番目に投票が多かったということで。
これについては、27日配信の本屋大賞広報作を語ろうということで、
33:09
前回年末ミステリーの会でお越しいただいた三島大先生と、
うなぎブックスの本間さんをお二人をマネーで、
あーだこーだ、いろんな私たちがいろんなことを聞くと。
そこにつけてボケてもらうという。
ということで、今後期待というのが、
今後の作品を片積みはですね。
ちょっとそこを聞いていただければなと。
私もこのノミネート10作品ですね。
結構私、SNSでの知人友人、フォローしている方は書店員さん多いので。
いろいろここのノミネート10作品っていうのは、
ところどころやっぱりゲラ段階から話題になっているのもありましたし。
あとは同業他社の方とかでも、
例えば懺悔月だったら、
友人との新年会で去年読んだ本の1位、懺悔月マジでおすすめだからつまんなかったら金返すよぐらいのことを言われて買って読んだら面白かったという。
面白いっていうか、言うべき言葉が見つからないというか、やばいというかですね。
こんなに面白い本に年次から出会えるなんて、いい歳だなーぐらいのことを。
そういうのがやっぱりノミネート作品にちゃんと入ってくるというですね。
入ってくる。ていうかあれだよね。書店員の人がさ、面白いから読んでみなってその絵本を。
まあ本当、面白いよね。
まあ、ほぼほぼ間違いないですよね。
間違いない。
だから僕今回で言うと、
国老状は読みましたと。
他の旧作品は、同志少女とかももちろんいずれ読もうとは思ってるんだけど、
いずれ読もうみたいなのが、今度三島さんと本間さんゲストいらっしゃって、
またお二人の語り具合によって、たぶんこれ、今すぐ読まなきゃっていうのがまたね、見つかるんじゃないかなと思いますよ。
全部読んでますから、もうすでに。
もちろんね。きっとね。
きっと読んでるからね、全部ね。
もっと言うと、お二人の主観で、ちょっと自分は合わなかったぐらいのこととかもざっくばらん、率直に言ったりも。
ガンガンハードルを上げていくという。
する方です。する方々なので、あの名のことを信用できますよ。
なんかまあ、ほら、結構さ、僕も初め、ちょっといろんな投票を誘導するようなさ、
なんかのことをやめたほうがいいかなと僕も思ったんだけどさ。
うん、けど、けどまあ。
そっか、それがまた今後の二次投票に影響を与える可能性ももちろんあるということですね。
まあほら、だってほら、日本一書店員が聞いてるポッドキャスターだからさ。
36:02
日記、日記すぎて結果的にそうなってるっていうね。
いやでも絶対小泉京子さんですよ。絶対小泉京子さん。
そうですね。まあ冗談として。
すいません、僕ちょっと鈴木さんへのツッコミがまだあれで、
何言ってんだよぐらいな鈴木さん得意のツッコミぐらい、僕も覚えなきゃいけないんですけど。
いいよ、いつも覚えて。両方でツッコんでどうする。
まあけど、僕ね、こんな感じで読みたいのはね、残月記はほんと読みたいんですよ。
えー気になる。
そうそうそう。残月記はちょっと読みたいなと思うのと、
西川の子さんの本も読みたいなと。
西川の子さんの。
特に中でもね。
そうですよね、これも読みたいんですよね。
まあけど、読んでない小説が詰まれていってんで。
わかります。小説を読み出すのって勢いだなと思って。
そうなんですよ。けど小説って一気に読み出したらさ、
そんなに集中しちゃうからさ、一日丸々読み続けたりできるんだよね。
むしろやっぱりページをめくる手が止まらない状態になりやすかったりするじゃないですか。
特にここに載ってるランクの小説はそういう小説ばっかりだから余計だよね。
なんかページが減ってく感じがたまらないっていうね。
もうすぐ終わっちゃうもんね。
そうそうそうそう。
まあこれで、だって書店員の人はここを、僕も過去にやったことありますけど、
ここにさ、これ全部読んでさ、
大変よ。
僕は途中もうやめましたけど。
翻訳部分だけいつもは投票してましたけど。
なるほどですね。
はいはい。
まあなんかいろんな関わり方がね、翻訳対象ができるというのも。
NPO本屋対象実行委員会というのが本屋対象の運営している方々ですけども、
これはっきり手弁当な感じでやってらっしゃるから。
そうなんだよね。
ほんとそうなんだよ。
すごいことですよ、ほんとに。
ほんとだよね。
なんかほんとに会議っていうか普通に会話の中で生まれて、
なんか本屋さんでショーあって、それで本を売る。
これ基本的には一番売りたい本なんですよね。
だからそこのテーマなんで、もちろん内容的に面白かったから売りたいっていうことでもあるんですけど、
それは別にね、新しい作品を紹介するというのとはまた別に、
店頭でずっと推し続けてた本をもっと売りたいというような人もいるし、
ほんといい作品なんで、売れてるけどもっと売り延ばしたい。もっと読んでほしいみたいな。
いろいろね、売り方のある章でもあるんで、本屋対象は。
そうですね。
39:03
発表は4月6日ですね。
まあちょっと先なので、この10作品を別に袖屋さんだけじゃなくて、
この作品を発表までに読んで、十分時間があるんで読んでいただいて。
これもネットで配信されるんで、かなりドキドキワクワク楽しめるということで。
またさ、受賞作の作家のコメントが泣けるんだよね。
あの場にあふれる温かい気持ち。
なんでしょうね、あれね。
あれはなんなんでしょうね。
動画配信越しに伝わってくる感じはなんなんでしょうね。
すごい一体感があるんだよね、あそこは。
共犯関係って言うからちょっとおかしいかもしれないけど、
書店員と作家さんが一つになって、売っていきましょうみたいな、そういう共犯関係みたいなのもあるし。
今はコロナでね、今までは三島さんが温度をとってね、本屋大賞二次会みたいなので作家さん呼んで。
ちょっと裏話的なところでね、会場でね。
そう、書店員たちと作家さんと、あといろんな候補作に上がった人たちの作家さんとか判本さん、出版社さんとかも集まって、
かなり情報交換しながらワイワイやってたんです、昔はね。
今はコロナで実際にはできなくなりましたけど。
僕はそんなに表立って、端っこでただ酒を飲んでない。
会費払ってんの?
会費払ってますよ、もちろん。会費払ってますけど。
ちょっとその雰囲気を味わわせて、ありがたく味わわせていただいてる身ですので、あんま大きなことは言えませんけど。
そういうこともやってましたからね。
楽しかったですね、あの頃はね。書店員時代ですよね。
まあけど30回とかになればね、そういった場人も参加者でもできるという。
そうですね。いろんな関わり方ができるみたいな言い方をしましたけど、
サポート的なこともできますからね。
ちょっとこれも含めて知っていただいて、いいかなと。
ここで何か予想とかは別にしませんので、
あらすじとかを見ながら自分にあったものから読んでいただければ。
それがあれば、きっかけに何か読めば、一気にそれがスターターとなって、
エンジンかかって一気に、著作品は読めるかなと。
42:01
そうですね。まずは本屋さんに足を運んでいただいて、
実際このノミネット作品の佇まいというかですね。
これはめちゃめちゃ分厚いとか、これは読めそうだとか。
そういうのも実際に、ちょっとオミクロンな感じになってきちゃってますけども。
だからこそね、逆に小説を読むというのは。
店頭で見ていただきたいですよね、実際に。
けどね、厚さは基本的には気にしなくていいと思いますよ。
だって読み始めたら厚さ関係ないもん。
逆に面白いとすぐ終わっちゃう。
もうこんだけしかないとかってなるから、
なるべく厚いほうが楽しい時間がたくさん得られるわけだから。
本を選ぶときに厚さはあんまり気遅れしないように。
買ってしまえば、あとは逆にもうこれしかないの?って感じになるのが、
その読書体験はこの中だったら間違いないと思います。
ミステリーあり、歴史物あり、SFあり、現代小説ありということで。
結構ね、六人の嘘つきの大学生。
昔の浅井亮さん的な作品みたいなのがまた次も出てるんで。
今の浅井亮さんもノミネーションされてると。
そういう雰囲気も、時代の流れもあるからいいなと思ってさ。
いいですね。
新世代の青春ミステリーっていう歌い文句が、
その六人の嘘つきの大学生にはついてますけどね。
またさ、創画がさ、
ゆきしたまゆさんの創画なんだよね、この六人の嘘つきの大学生って。
どうして少女を敵を打てるのさ、創画部さん。
ゆきしたまゆさんになったよね。
他にも作品いろいろさ、今創画売れっ子なんでさ、ゆきしたまゆさんさん。
創画は多いんですけど、2作品上がったりとか。
まあいろいろ、表紙とかの楽しみ方もあるし。
いろんな見方が、小説の中身だけじゃなくてあるんで。
ちょっとこんな感じで、急遽取って出しになりますので、
今回配信ということで。
また27日の本屋大賞語り場、しゃぶり場をぜひ楽しみにしていただければと思いますので。
ぜひみなさん本屋さんでチェックしてみてください。
それではさようなら。
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