2025-11-26 17:15

第24回 救急の最前線から地域の診療所へ。どちらも知ったから見えた、自分らしい医師のスタイル

番組第24回では、岸整形外科・岸暁先生をゲストに迎え、名古屋の三次救急病院から徳島の地域診療所へと活躍の場を移した歩みを紹介します。救急の最前線での緊張感あふれる勤務から、地域の患者と向き合う日々へ。環境の変化を通じて見えてきた、自分らしい医師としての働き方を語ります。サーフィンやスケートボードを通じた活動、X Gamesや世界大会の医療サポート、音楽業界との意外な交流など、ライフワークと医療の両立にも迫ります。


▼出演

MC 大野 航佑(徳島県病院局)

ゲスト 岸 暁(岸整形外科 院長)


▼トピック一覧

・名古屋の三次救急での勤務経験と緊張感ある日々

・趣味のサーフィン・スケートボードが選んだ整形外科医としての道

・選手とオフィシャルドクターを兼ねた大会での経験

・愛知から徳島へUターンしたきっかけと家業を継ぐ決意

・地元サーファーや仲間との再会と地域への溶け込み

・医療と趣味を両立する徳島での暮らし


▼番組へのメッセージ

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移住して常勤で働くのはもちろん、週1回の非常勤勤務や短期応援といった多様な関わり方も可能です。

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サマリー

このエピソードでは、徳島の医師である岸明先生が都市部と地方における医療の違いや、自身のキャリアを活かした働き方についてお話しされています。特に、サーフィンやスケートボードを通じて得た経験が、現在の医療活動にどのように結びついているかに焦点が当てられています。また、徳島での医療の重要性や地域に根ざした医師のライフスタイルについても探求されています。名古屋での厳しい救急医療の経験を経て、徳島での地域医療の魅力を感じる岸先生の視点が紹介されています。

徳島の医師の活動
頼む!来てくれ、徳島の医師爆増予定ラジオ。
こんにちは、頼む!来てくれ、徳島の医師爆増予定ラジオパーソナリティの徳島県病院局の大野光介です。
この番組では、徳島で働く医師や看護師のリアルな声を通じて、徳島という土地の魅力と、そこで医療に携わることのやりがいをお届けしていきます。
都市部のように行き着く間もない忙しさとは違い、仕事とプライベートのバランスを大切にしながら、自分のペースで成長できる環境が整っているのも、徳島の大きな魅力です。
仕事とプライベートのバランスをとりながら、成長できる環境を探している方にぜひ聞いていただきたい番組です。
本日は、オールジャパン南阿波サーフホスピダルカップの会場から公開収録でお届けしております。
この大会では全国から医療従事者の皆さんが集まり、サーフィンを通じて交流を深めています。
お聞きの皆さんには波の音などが入り、少し賑やかに感じられるかもしれませんが、その音も含めて大会の空気を味わっていただけたらと思います。
それでは本日のゲストをご紹介いたします。
本日のゲストは、徳島県吉野川市岸生経営課委員長の岸明先生です。
岸先生には本日の大会にもご参加いただいておりました。大会のご感想についても後々お聞きしていけたらと思います。
岸先生、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
岸先生はですね、名古屋の第三次救急病院でご経験を積まれた後、地元徳島にUターンし、ご実家の岸生経営課で診療されたということで、
そしてサーフィンやスケートボードといったライフワークとも向き合いながら、地域とのつながりも広げていらっしゃいます。
今日は都市部と地方での働き方の違いや、キャリアと市民の融合についてもお話を伺っていきたいと思います。
それでは本編スタートです。
では早速、まずは岸先生のこれまでの歩みについて伺いたいと思います。
これまで医師としてどのような道のりを歩んで来られたか、キャリアとかについてとかお話をお聞きできたらと思うんですが、お願いします。
はい、僕は18まで徳島で吉野川市で過ごしてたんですけども、そこから愛知県の方に進学しまして、
そこで大学病院で研修を終えて、そのまま関連病院で働いて、その中で自分が大学の1年からサーフィンとスケートボードをずっとやってきましたので、
将来それを活かせる整形科の骨折外傷とスポーツ整形、それを選択して名古屋で仕事を頑張ってきました。
名古屋では3次救急病院で長年、徳島に戻って来られるまで勤務されてたということなんですけど、その時のお話とかもちょっとお聞きできたらなと思うんですけど。
そうですね、僕は愛知医科大学を卒業して、そのまま研修をそこでお世話になったんですけども、最終的にその関連病院を回って修行しまして、大学に戻って、
ドクターヘリが常駐する大学の骨折外傷救急の方を担当しておりました。
やっぱり愛知とかそういう都会の病院とかだとかなり忙しいんですか?
かなり忙しかったですね。自分は関連病院も含めて病院から30分以内にいるようにというのを義務付けられていましたので。
30分以内?
はい、そうなんですね。もちろんその時には学生からサーフィンをしてたんですけど、やっぱり海まで2時間かかるものですから、サーフィンに行くためには上司の許可をもらわないといけないという状況で何年も過ごしてたんですけども、
自分は同時にスケートボードもやってましたので、その時には病院の駐車場で夜1人でスケートボードしてまして、警備員に怒られてしまったとか、そういう苦い思い出もあるんですけれども、
それがコツコツ続けてきてたものですから、湘南で開催されるサーフィンとスケートボード両方競技して優勝を決める大会に、最初は選手として出てたんですけども、毎回毎回すごい怪我人が出るので、オフィシャルドクターと選手を掛け持ちでやってたんですけれども、
掛け持ちですごいですね。
そうですね、もうめちゃくちゃなんですけども。
選手として出場しながら、医療班とかの方で待機をしながらということですよね。
そうですね、一度総合優勝させてもらって、そこからカリフォルニアのアパレルのスポンサーもついて、よく飛べしていって、カリフォルニアでサーフィンとスケートボードもやってたんですけれども、
そういういろいろな経験がつながって、現在はXGAMESというスケートボードとBMX、モトクロスの世界最高峰の大会の医療責任者をやらせていただいているのと、
スポーツとの関わり
あとはスケートボードの世界選手権、サーフィンの世界選手権の医療責任者をやらせていただいております。
それはサーフィンで行った時の海で出会った人とか、スケートボードができるような場所で交流を深めてオフィシャルドクターとして来てくれないかという話になったんですか?
そうですね。湘南で毎年開催されていたイベントで、いろいろなつながりもできましたし、声をかけていただいて、世界的な舞台で活動できる場をいただいたという経緯があります。
愛知時代は30分以内の距離でいないといけないということなので、なかなか趣味に遊びに行けるというか、趣味ができる時間もなかった中で時間を作って行かれて。
そうですね。かなりストレスが大きかったんですけども、まず病院は絶対断ったらいけないという病院で勤務していましたし、休日もすぐに呼ばれてしまいますので、スケートボードをやっていても呼ばれてしまうというのも幾度となくあったという状況で、
かなりストレスが大きかったんですけども。
あまり休みの日とかも関係ない感じなんですか?
全く関係ないですね。
一応休みとしてはあるんですよね?お休みという形で。
あるんですけども、ファーストコールが自分でしたので、必ず。いつもファーストコールで呼ばれて病院に向かっていたという状況ですね。
分かりました。そこから徳島にUターンという形で戻って来られていると思うんですけど、そちらはどういった経緯で戻って来られることになったんですか?
父親が吉野川市でクリニックを開業してずっと続けていたんですけども、自分の姉、一つ上の姉も生計家で、妹が小児科なんですけども、誰も家の病院を継がないという形になったのと、
あと父親が年齢的にだいぶ診療が疲れてきていたので、帰ってそろそろ親孝行しようかなという形で帰ってまいりました。
頼む帰ってきてくれとは言われておりません。
まさにこの番組のように頼む帰ってきてくれではなく。
そうですね。自分の意思で。
愛知の病院と徳島で戻って来られて、どちらも良し悪しはあると思うんですけど、趣味の時間が徳島の方ができたんじゃないですか?サーフィンとかスケボーとか。
そうですね。僕は名古屋に23年間住んでたんですけど、やっぱりその中でさっき言ったように、いろんな繋がり、仲間ができましたし、
ドクターの仲間ともちろんサーフィン、スケートボード、あとそれにやっぱり音楽も加わって、いろんな仲間がいたんですけど、そこを離れるのはちょっと寂しかったんですけども、
やっぱり徳島には徳島の良いところがあると思って、それを信じて帰ってきたというところです。
ありがとうございます。一徳島県民としては本当に戻って来ていただいてありがとうございますというところなんですけど、
先ほどもいろんな関わりができてということであったんですが、聞いたところによると、スポーツとか音楽の方面の結構有名な方々との関わりがあるとかって聞いたりしたんですか?
そうですね。具体的に言いますと、日本のパンクロックバンドのハイスタンダードにライブを招待していただいたり、
あと狼のバンド、マンウィズアミッションのリーダーにいつもライブを招待していただけるんですけども、
ここだけの話、マンウィズアミッションのリーダー、スケートボードがめちゃくちゃ上手いですので、
それもやっぱりいろんなつながりっていうのは全て僕はサーフィンとスケートボードがきっかけで仲間やいいつながりができたというところですね。
本当にとんでもない有名な方の名前が出てきてすごいびっくりしてるんですけど、今もそういう方々と診療されたりとかってあるんですか?
徳島での医療の魅力
そうですね。まずサーフィンとスケートボードに関しては、オリンピック強化選手からやっぱり負傷したり、体のことで気になることが連絡がありますので、
それがやっぱり海外の試合現場から急に電話がかかってきたり、あとはとある芸能人の方の相談を受けてほしいということを頼まれたり。
すごいスケールがとんでもないですね。芸能人の方から相談ですか?
いやもう取り返しのつかないことになってしまいました。
いやすごいですね。やっぱりそれはサーフィンとかスケートボードの世界ならではというかのつながりなんですかね。
そうですね。僕はもうそれしかしていませんので、小中高大学水泳部だったので、大学1年になってサーフィンを友達の勧めで始めたんですけども、
きっかけはご友人の勧めで?
そうですね。最初に誘ってくれた友達も今回の大会に声をかけたら来てくれて、
一緒にその方と?
そうですね。今日一日久しぶりに過ごして、本当に久しぶりに楽しい時間を過ごせたので、この大会にすごい感謝しているんですよね。
サーフィンとかで昔の人ともつながれるっていうのはすごい魅力的な部分ですよね。
そうですね。
ありがとうございます。ちなみに岸先生はこちらの海とかは、お住まいは吉永市ですかね。こちらの海とかはよく来られたりはするんですか?
自分はさっき言ったように23年名古屋にいて、向こうでサーフィンをしてましたし、大会は主に湘南、茅ヶ崎の方で試合に出てたんですけども、
久しぶりに帰るときにこちらに誰も知り合いがいないという状況だったんですけど、
唯一、この県南に住んでいる長原力君という、藍染をやったり、この県南のすごい良い文化を伝えてくれるすごい良い仲間が一人いて、
彼がいろいろな地元のサーファーをつなげてくれたっていう、そういう経緯があって、うまく溶け込むことができて、すごく感謝してるんです。
やっぱりこっちの人とか、どこもそうだと思うんですけど、温かい人が多い印象な気がするんですけど、どうですか?
そうですね。徳島の地元の方々はいろんなことを気にかけてくれるので、そこがすごい温かいなと思って、本当に感謝してます。
わかりました。ありがとうございます。地域に溶け込みながらやりたいことも実現されているっていうのが、すごいお話がよくわかりました。
岸先生、本日はありがとうございました。
それでは最後になるんですが、こんな意思には徳島の働き方が合うんじゃないかという岸先生視点でのメッセージみたいなのがあればお願いしたいなと思うんですけど。
医療従事者の重要性
そうですね。自分は先ほど言ったんですけど、本当に名古屋にいて仕事がとてもヘビーで、一秒争うような医療現場にいて、毎日毎日救急患者さんを手術して対応してたんですけど、とても疲れてしまいますし、
やっぱり仕事は仕事で、もちろん名古屋でもやりがいはあるんですけども、やっぱり自分らしく生活するために、徳島には自分らしさを表現できる場があると思ってますので、ぜひ皆さんに来てほしいなと思っております。
そうですね。ぜひいろんな県外出身の方もいるし、Uターンでもぜひ来ていただきたいなと思います。
患者さんもとても優しくて温かいので、患者さんがよくなってほしいなと思って地域医療に今は頑張っております。
本日はありがとうございました。
ありがとうございます。
最後にお知らせです。徳島県では医師・看護師など医療従事者がまだまだ足りていません。
移住して常勤で働くのはもちろん、週1日の非常勤や短期の応援といった関わり方でも大歓迎です。
少し興味がある、まずは話を聞いてみたいという方は、番組概要欄の問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。
あなたの経験とスキルを徳島の医療現場で活かしてみませんか。皆様からのご連絡をお待ちしております。
次回は、今回の公開収録の舞台、オールジャパン南阿波サーフホスピタルカップ2025を振り返りながら、大会の雰囲気や医療従事者同士の出会い、海辺ならではの交流の様子をお届けします。
岸先生にも引き続きご出演いただきますので、ぜひお楽しみに。
番組の感想や質問は、ハッシュタグとくしま医師爆増ラジオでSNSに投稿していただくか、番組の概要欄にあるメッセージホームからお送りください。
皆さんからの声をお待ちしています。
それでは次回のエピソードでお会いしましょう。お相手は大野耕介でした。さようなら。
さようなら。
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