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2025-08-08 24:03

第8回 専門医キャリアを地方で開花させる

番組第8回は、第7回に続いて徳島県立海部病院・影治照喜院長をゲストにお迎えし、「専門医キャリアを地方で開花させる」をテーマにお届けします。大学病院で多くの手術に携わっていた時期から、故郷に根ざした医療へ舵を切った背景と、その後進めてきた改革や成果を深掘りします。地域で大学病院級の症例に向き合う手応え、主体的に動ける裁量の大きさ、仲間と共にチームを築く面白さなど、地方ならではの成長と貢献の姿をお伝えします。


▼出演

MC 大野 航佑(徳島県病院局)

MC 丸山 真由(徳島県立海部病院 メディカルソーシャルワーカー)

ゲスト 影治 照喜(徳島県立海部病院 院長)


▼トピック一覧

・影治院長が大学病院を離れ海部病院を選んだ理由

・医師不足に直面していた海部病院への責任感と地元への貢献意識

・「大手術の限界」から「自分にしかできない役割」へ視点を転換した背景

・海部病院で芽生えた「患者家族・病院・地域」を考える姿勢

・地域医療を守る会など住民と共に進める病院づくりと達成感

・職員同士の距離の近さとフラットな助け合いのカルチャー

・医療従事者向けサーフィン大会誘致など新しい挑戦と地域ブランディング

・地域包括ケアシステムの実践と顔の見える関係づくり


▼番組へのメッセージ

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移住して常勤で働くのはもちろん、週1回の非常勤勤務や短期応援といった多様な関わり方も可能です。

詳細は徳島県病院局の採用情報ページをご覧ください。

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00:02
頼む!来てくれ!!徳島の医師爆増予定ラジオ
こんにちは、頼む!来てくれ!!徳島の医師爆増予定ラジオ
パーソナリティの徳島県病院局、大野光介です。
海部病院メディカルソーシャルワーカーの丸山真由です。よろしくお願いします。
この番組では、徳島で働く医師や看護師のリアルな声を通じて
徳島という土地の魅力と、そこで医療に携わることのやりがいをお届けしています。
都市部のように、行き着く間もない忙しさとは違い、
仕事とプライベートのバランスを大切にしながら、
自分のペースで成長できる環境が整っているのも、徳島の大きな魅力です。
地域に根差した医療の現場で感じる手応えや、そこで働く人たちの思いに触れることで
自分もこんな場所で医療をしてみたいと思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。
遊びも仕事も、どちらもあきらめたくない。
そんなあなたにこそ、ぜひお聞きいただきたい番組です。
それでは、ゲストをご紹介いたします。
徳島県立海部病院の院長で脳神経外科医の加吉照吉先生です。
加吉院長、今回もどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。海部病院の加吉です。
海部病院のことを少しでも知っていただきたいと思いまして、
今日参加させていただきます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回は海部病院の理念や設備について伺いました。
今回のテーマは、地方で花開く専門院キャリアです。
加吉院長が大学病院を離れ、海部病院を選んだ決断の背景、
着任後に築いてこられた助け合いのカルチャー、
そして恩と負を両立しながら地域に深く関われるやりがいなど、
地方だからこそ味わえるやりがいや、働き方の魅力についても
たくさんお話しいただきます。
それでは本編スタートです。
まずは加吉院長のキャリアについてお話を伺いたします。
2015年に大学病院から海部病院に移られた当時のことから
お聞きしてもよろしいでしょうか。
ありがとうございます。今から10年ほど前の2015年になるんですけど、
当時大学病院で私は脳腫瘍の専門医として
毎年100例以上の手術をずっとしていたんですけども、
その時に大学病院をそろそろ離れた方がいいかどうか
悩んでいた時期があったんです。
県外に行くという選択肢もあったんですけど、
生まれ故郷がこの近くの南町でありまして、
当時徳島大学の学長をされていた香川先生に相談したところ、
僕の中では県外に行こうと決めていたんですけど、
香川先生の方からお前は徳島の生まれだから徳島に残れと
03:00
説得というか言われまして、僕もそれで不に落ちたんです。
それまでどうしようかなともやまやしていたんですけど、
この病院のことが非常に気になっていまして、
2011年からこの病院の支援に週1回来ていたんですけど、
このまま話した経営サポートに入れていた手前以上、
ここで仕事を置いて、よそに行く方がいいのかどうか
悩んでいたところを背中を押していただいて、
この病院に来る決断をしました。
背中を押してくださった香川先生ですかね、
香川先生とはどういった関係の方なんですか?
関係というとおこがましいんですけど、
当時徳島大学の学長でいらっしゃいましたから、かなりめいめいの先生で、
今はもう亡くなっていらっしゃらないんですけど、
いろいろことあることに相談してまして、
人生の転機がやっぱりその時かなと、
人生迷う時あるじゃないですか、
この仕事が向いているかどうかとかね、
よくあるんですよ、30、40来た時に、
このままここの仕事まで続けていくべきなのか、出たほうがいいのか、
その時に、自分は客観的にやらなきゃいけないじゃないですか、
自分の手術ができるためには、
自分が今まで培ったことをできるためには、
県外の病院に行ってやろうと決めてたんですけど、
失うものもありましたけど、
そういう見方もあるのかなと思って、
海部病院に来る決断をしました。
加藤先生にとって恩師みたいな存在ですかね。
そうですね、僕の中では両親に継ぐ恩師、
恩師というか、大きな存在だったと思いますね。
実際、海部病院に来られているんですけど、
その中で他に何か理由とかってあるんですかね。
当時やっぱり海部病院が困っていた時期だったんですよ、
医師が少なくて。
僕その時、脳神経異界の医局の人事の責任者をしていまして、
海部病院の脳神経異化がもういなくなった時期があって、
承認した立場だったんです。
それも自分としては申し訳ないことをしたなという気持ちがあったんで、
やっぱり生まれ故郷ですし、
生まれ故郷のために何かできないだろうかということも
ちょっとずっと引っかかっててまして、
加藤先生に言っていただいて、
これで決まったと。
もう決まりました。
海部病院に来て新たなセカンドキャリアをスタートされた。
セカンドキャリアですね。
その当時は同僚の人にはだいぶ反対した人もいるんですよ。
手術がここで大きい手術ができませんから、もったいないとか。
ただ僕の中でその時にいろいろ考えることがあって、
大きい手術をするのも素晴らしいことですけど、
一対一なんですよね。
患者さんと一人で手術をする。
そうするとどうしても助けられない命もあるし、
06:01
うまくいかない時もあるし、限界を感じてたんですよ。
自分ができること。
それでここで来て、
自分にしかできないことを見つけてやろうと思ったんです。
他の人ができないようなことを、
自分にしかできないことは何かなと、
そういう視点で考えて、この病院で仕事をしようと思ってきました。
前の病院で働かれていた時から、
地域のために何かを考えながら仕事をされていたということですね。
前の病院ではそこまで考えていなかった。
2つのミルグライをやっていましたけど、
3つの考えるうちの、
病院のことを考える、地域のことを考えるという気持ちはまだできていなかったです。
患者さんと家族のことを考えていたつもりだったんですけど、
病院のことを考えたりとか、
地域のことを考えるという精神はなかったですね。
ここに来て、それが分かってきた。
自分の中で。
それは海部病院に来てから、新たに芽生えた。
そうですね。
住民の方を接するうちに、地域で守る会とか、
そういう方々と接したり、
地域の保健師さんとか、ケアマネさんとか、
いろんな施設の方と話をするうちに、
この地域のために何をしたらいいんだろうかとか、
何ができるんだろうかということを考えるようになりました。
そんな自分の地元、出身でもある海部の地域で働いているということで、
海部病院の素晴らしいところというか、
良いところってどんなところだと思いますか?
ありがとうございます。
前回でも触れたんですけど、
地域に密着しているというところでしょうか。
やはり地域で守る会という存在もありますし、
やはり自分が働いている仕事をしたことが、
やはり地域に全て結びついているというところがありますので、
それが自分がやりたいと思った、
地域のためにこうしたいと思ったことを考えたことを、
住民だけでなくて職員と一緒になって考えて、
やはりそれを実際にできたこともございますし、
やろうとしていることもありますので、
自己肯定しながら、
地域のために良いことをしているのかなという、
達成感というのもありますので、
そこがやりがいを感じますね、やっぱり。
地域との距離が近いからこそ、
その人の顔がよく見えるとか、
そうですね。
病気を治す、
よくすることのその先にある地域、
病院のこと、地域のことを考えながらすると、
それがやっぱり地域にとって喜んでいただけるということになりますので、
本当にやりがいを感じることが多いですね。
麻里山さんも海部病院の素晴らしいところってどんなところだと思いますか?
そうですね。
地域住民の方だけでなくて、
職員さんともすごい皆さん距離が近くて、
09:00
いろいろ調整とかうまくいったときは、
みんなで一緒に喜んで、
患者さんからもありがとうと言ってもらったり、
ということがすごいやりがいになりますし、
そういったところが海部病院の素晴らしい魅力なんじゃないかなと思います。
前にお話し聞いた稲葉先生も確かに同じような、
意思同士で助け合いながらとか、
病院の中で助け合いながら、
フラットな関係で診療ができるのが良いところだなっておっしゃっていたので、
やっぱりその通りなんだなと思いますね。
また、実際に働かれていると恩とお布というのもはっきりされているんですかね。
これは稲葉先生のときにも確かにお話いただいたこともあることかなと思うんですけど、
休日は自分のプライベートが堪能できて、
休むことも仕事の一つを考えていると聞いたんですけど。
僕もそう思いますね。
休むことも仕事のうちの一つで、
僕は実は昨日休みいただいて、
いつも退社でお前に言ってきたんですけど。
これは意外じゃないですかね。
たぶんともに出る意識ですかね。
僕はドイツに留学した経験があるんですけど、
ドイツに行っていたときに、
上司に休み取るときに、
エクスキューズミーとかアイムソーリーとか言ったら、
なんで謝るのって言われたんですよ。
休み取りたいって言ったら。
ヨーロッパの人は絶対休むことは当然の権利なんで、
謝らなくて、日本人に日本語を抜き換えると、
すいません、明日休ませていただけますか、
そういうことはNGなんですよ。
そうなんですか。
だからそういうことを言うこと自体はおかしいんですよ。
うちの弁儀ではそういうことを言う人、医師はいません。
明日休ませてもらえますかって言う言葉はNGなんで、
休むことは当たり前なんですね、本人にとって。
けどまだそれが文化として浸透している、
日本人のメンタリティーとして浸透していないので、
すいません、明日休ませていただけますか、
休むのわかっているのに、休んだらいかんとは言えないから。
そういうの一応聞くんですけど、
若い人は聞かないかもしれませんけど、
そういうことは聞く必要がないんですよ。
どこ行くのとか、何するのとか、
言う必要がなくて黙って休んだだけで、
ただ休みちゃんと届けようとして、
次の休み明けはちゃんと仕事に出勤してくると、
元気な姿で来ると。
その時にやっぱりしんどかったら、
休み明けでしんどい疲れたっていう姿は絶対出してはいけない。
もう休み明けはバッチリ仕事をすると。
家でゴロゴロしてるともいいし、
遊びに行ってもいいし、
僕はいつも大使に行ってお願い事をしてきたし、
ちゃんとお土産を買ってきて、
それだけでいいんじゃないでしょうか。
そういう時は本当に自分のための人生ですから、
そこが大事だと思いますね。
僕もどうしても休みという時に、
すみませんと言う人は、
すみません、休ませていただけますかと言うのはNGワードで、
絶対言わない。
それを言わない方に、
言わない職場というのが素晴らしいと思いますね。
それは本当にそういう風にしていきたいですね。
実はちょっと金曜日休みだって、
金曜で私も御徳島神社に行ってきました。
12:00
あいつの所に行ってきた?
近い先生。
広島の方ですね。
ガンガン行ってきた?
行ってきたので。
いいですね。
自由に休めているのが伝わってきて、
これはすごくいいところだなと思いますね。
畑目から見たら、
暇な病院とか、
そういう風にひょっとして映るかもしれないけど、
それは見方の問題だと思うんですよ。
僕が大事にしている言葉は、
盆次徹底と言って、
当たり前のことを全力で仕事をするんですね。
当たり前のことを。
これは大事な言葉で、
やはり手を抜かない。
日常の仕事は一生懸命仕事をする。
だけど、新しいこともチャレンジする。
ずっと続きませんから、
時々休みを入れて、
自分の気持ちと、
頭とメンタリティをリフレッシュして、
仕事に集中する時間を作るのが大事かなと思いますね。
そうですね。
おっしゃる通り、
リフレッシュする時間って大切ですよね。
分かりました。
ありがとうございます。
海部病院で働く環境の良さがすごく伝わってきました。
他にも海部病院の特徴とかって何かありますか?
そうですね。
やはり地域と住民のことを考えた上で、
やはり自分ができることをここで考えて、
新しいことにチャレンジできる風土はあるかなと思いますね。
新しいことというのは、
地域のために何ができるかということですか?
そうですね。
そのためにはやはり地域住民とか、
周りの行政職の方とか、
保健師さんとか、
私立の方とか、
常に顔の見える関係で対話を重ねていて、
この地域の課題は何なんだろうか、
こういうことがあったらいいのにな、
こういうことができたらいいのにな、
なんとなく淡い発想があって、
これをしたらもっと良くなるんじゃないかと、
という風に考えた時に、
それを周りと一緒に相談して、
あなたはどう思う?
こんなことができたらいいんじゃないだろうか、
という相談ができる人がいて、
それを一つの形にできる、
全部ではないんですけど、
一つできることもあるんですね。
そういうことが実現すると、
自分が一つの社会を変えていくことができた、
という達成感がもし得られたとしたら、
大変素晴らしいなと思うんですね。
あと海部病院で新しいことって、
サーフィン大会がまだありますよね。
これはなかなか病院でサーフィン大会を、
医療従事者を対象としたサーフィン大会って、
なかなかないんじゃないかなと思うんですけど。
そうですね。
この地域は僕はサーフィンはしたことがないし、
子供の時サーフィンをする風土がなかったので、
やったりはないんですけど、
この地域は非常にサーフィンのメッカで、
ある意味全国区になっているところもありまして、
関西地域とか関東から多くのサーファーが来てくれているので、
そこで医療従事者のサーフィン大会があるということを、
病院局の方が知って、
この海部地域でサーフィン大会を誘致しようと、
すごいことするなと感じたんですけど、
僕の発想ではそうじゃなかったんですけど、
15:00
こういうところを新しいチャレンジと言うと思うんですけど、
素晴らしいと、やっぱり目立つこと、
新しいことをやるって大事だと思うので、
それがして何が変わるかって言ったら分かりませんけど、
やっぱり気持ちが盛り上がるじゃないですか。
新しいことをすると、
もしうまくいけば、失敗したら困るんですけど、
うまくいけば、すごいなということになるし、
海部地域新しいことをやってるなという、
みんなが見てくれるし、
ちょっとセロビーかもしれないけど、
セロビーしすぎたら切れ付き切れますけど、
切れない程度でセロビーして、
みんなのモチベーションを上げていって、
やっぱりブランディングを図っていくというか、
ブランド力をつけていって、
海部地域はすごい積極的にいろいろやってるなと、
思われるようになりたいなと思ってます。
海部病院でもサーフィンされる先生とかって、
おられるんですか?
いますね。
いるんですね。
看護師さんも何人か。
おられるんですね。
いますね。
何人かいますね。
我は楽しみます。
私はやったことないです。
私はやったことないです。
ぜひ、せっかくここに働かれているので、
サーフィンを試してみてください。
できるかな。
教えてもらえると嬉しいです。
分かりました。
ありがとうございます。
地域の住民とかのつながりもまたあると思うんですけど、
他にもいろんな機関とのつながりとかもあるんですか?
そうですね。
この近くの消防本部とか、
勉強会して健康観もしてますし、
介護施設とか、
あるいは包括ケアセンターとか、
行政の方も時々こちらに集まって、
意見交換をよくしてます。
そうしたら、周辺の医療機関はもちろんですけど、
行政だったり介護施設だったり、
消防とかと密接な関係を構築されているということですね。
分かりました。
こういった地域との密接な関係を構築することを、
地域包括ケアシステムっていうんですかね。
そちらについてお話を伺ってもいいですか。
ありがとうございます。
地域包括ケアシステムっていうのは、
地域で患者さん、住民の方を見て、
周りと連携を取っていくシステムのことなんですけども、
当院だけでは病気を治して、
それをどうするかというだけではできませんので、
周りの介護施設だったりとか、
包括ケア支援センターとかと協力して、
この方が住民の方が家に帰れるかどうかとか、
この人はちょっと無理やからリハビリの病院に行った方がいいか、
あるいはこの人は施設に入った方がいいかとか、
いろいろ地域でより良い社会を作っていくためのシステムで、
そういう制度が出来上がっています。
それは海部病院だけでなくて、
他の海部地域で連携して構築していくということなんですね。
そうですね。
当院だけでなくて調律病院であるとか診療所であるとか、
民間のクリニックとかも協力してやっています。
ありがとうございます。
18:01
聞いたところによると、
救世機医療から在宅医療、在宅見通りまで幅広く、
地域患者さんの生涯にわたって、
伴走型医療というんですかね。
そうですね。
説教していると聞いたんですけど、
お話を伺ってもいいですか。
そうなんです。
やはりこの病院の特性上、地域密着型病院ということで、
救世機医療をやっている病院が多いんですね。
救世機医療というのは病気になってすぐの状態なんですけれども、
救急医療ですね。
これは24時間365日救急車を受け入れて、
年間1000件ぐらい受け入れています。
それだけでなくて、
慢性気になった患者さんも受け入れて、
リハビリをしてお家に帰れるような、
地域包括ケア病棟というのを持っていますし、
当院の特徴として、
14、15年前から在宅訪問診療、訪問看護というのをやっているんです。
医師と看護師がお家まで出向いていて、
最後は家で亡くなりたい。
病院でなくて家で最後治療を受けて亡くなりたいという方を支援するための
在宅見取りというのもやっています。
公立病院で訪問診療、訪問看護をやっているところって非常に少ないんですよ。
そうなんですね。
9世紀から慢性気、在宅見取りまで幅広く、
今おっしゃった伴奏型、患者さん家族と一緒に病気をずっと一緒に見ていくという風な立ち位置でやっています。
ありがとうございます。
すごい話を聞いていて、
海部病院って新しいことに当然すごいチャレンジできるし、
後押しをしてくれるし、
他の周りとも地域住民だったり地域の機関との連携も構築されていて、
いろんな医療も経験できたりとか見れるというところで、
すごい素晴らしいところばっかり病院やなと思う。
できないのは高度の手術とかね。
大学病院でしている、僕は昔していた脳腫瘍の手術とか、
心臓の手術とかそういうところは大きな病院に任せて、
僕らは海部、その以外のできることを
医者だけでなくて看護師さん、ソーシャルワーカーの方と一緒になって、
家であるいは施設で末長く生きれるように、
いい状態を作れるように一緒になって、
バンソン型の医療を提供しています。
分かりました。
まず海部病院で一緒に働かれていて、
すごく基礎だから全て勉強して、
それでそこから高度の方に行くのもありだし、
逆にそちらで専門でやられていた方が、
別のキャリアとして海部病院に来るというのも。
海部病院ですごい良い環境が整っているなと思うんですけど、
最後に加義先生から改めて、
この病院で新たにチャレンジする方に向けて何かというメッセージをもらえたらと思います。
今、医師というのは色々難しい時代になっているんですよ。
21:04
厳しい時代になっているんですけど、
大事なことは細く長く医療を続けていくことが大事だと思うんです。
20代、30代、40代、50代、60代ですけど、
やはり80代になってまで、
細く長くその人に合った医療を提供する立場になるためには、
最初で燃え尽きるのではなくて、
やはり自分にとって使命というのは何だろうかということを考えるためには、
こういう病院でずっといていただきたいのは山々なんですけど、
一時期だけでも在籍すると、自分を見つめ直すきっかけにもなりますし、
3つの考えるということを習得したときに、
どこの病院に行って、どこの地域に行ってもできると思うんですね。
そういうきっかけが作れば。
そのきっかけがないと、ずっと不の連鎖が働いて、
自分も成長できないということにつながりますので、
ぜひそういう視点でこの病院に来ていただけたらと思います。
ありがとうございました。
では最後にお知らせです。
徳島県では医師・看護師など、医療従事者がまだまだ足りていません。
移住して常勤で働くのはもちろん、
週1日の非常勤や短期の応援といった関わり方でも大歓迎です。
少し興味がある、まずは話を聞いてみたいという方は、
番組概要欄の問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。
あなたの経験とスキルを、
徳島の医療現場で活かしてみませんか。
皆様からのご連絡をお待ちしています。
今回は加藤市議員長のキャリアの悩みと、
海部病院での取り組みについて伺いました。
地方だからこそできる挑戦や、
医師としての成長を実感できる環境があるという話がとても印象的でした。
海部病院では医師、スタッフ、地域の方々が力を合わせて、
一つのチームとして日々の医療を支えています。
そんな職場の雰囲気も少しでも伝わっていれば嬉しいです。
次回はシリーズの最終回。
テーマは海部病院2035ビジョンと新しい医療モデルです。
遠隔医療の進化や、移動診療者の導入、
多色種連携、そして南海トラフ地震への備えなど、
これからの10年に向けた海部病院の挑戦とビジョンについて伺っていきます。
どうぞお楽しみに。
番組への感想や質問は、
ハッシュタグ、徳島医師爆増ラジオでシェアしてください。
皆様の感想を楽しみにしております。
お相手は大野孝介と、
丸山真由でした。次回もぜひお聞きください。
さようなら。
24:03

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