三好病院のスタッフの皆さん全員で、先ほどの立会の話もありましたけど、今考えていっているということですかね。
そうです。その中で、ひょんなと言ってはいるんですけど、実はそこに三好の保健所が乗ることになりました。それも非常に全国でも珍しいです。
これで何が強くなるかと言ったら、やっぱり当院に一番期待される災害、そして今までもあったような新興感染症ですね。これを保健所でも一緒になってやらなきゃいけない。
地域全体でやるべき、まさしく当院が地域に根差している。それもやっぱり四国のへそというところに根差すために保健所が入ってくることは大きなメリットに思っております。
地域での健康づくりなどに軸足を置いて、治療から予防へということで進められているということなんですかね。
もともと予防という部分は、病床検証というか保健所の部類に入る部分です。でもこれからの医療はやはり医師自らが関わっていくべきではないかというのは私も思いますし、そこは多分他の病院とか他の先生方も一緒だと思います。
特に当院のような高齢者が多い場所では一人暮らしをしていたり、お互いが介護し合っているような環境の中に。つまりそういう方が一回倒れてしまうと友倒れになる。
本当に家族が近くにおればいいですけど東京とか大阪になるとなかなか来れない。まして本当に天外孤独という人もいらっしゃいます。
そういう人はやっぱりこういう病気になるよっていうこと。徳島ってご存知かどうか知りませんけど、ナルトの塩と砂糖ですね。それが非常にとれる地球でもともと塩辛いものが好き。
徳島ラーメンって食べたことあるかとは存じますけど、あれがまさしくその象徴でということは何が起こるかって言ったらやっぱり塩分の取引による高血圧からの血管病ですね脳心臓。それからもう一つ砂糖による糖尿ですね。
さらにもっと問題点はやはり運動不足であると。徳島はやっぱり交通も悪いので車社会ですので。ということはそういうことが分かっているので食育ですね。そういう塩辛いものの味にみんな慣れてますから私も母にそういうのを学びました。
だからなかなかね私自身もちょっと小さい時に体調崩してっていうかちょっと肥満だってね。今から20キロぐらい太くなって高血圧になってたんですよ。
だからそれも意思として自分に進めないかなと思ったので高校時代に薬飲んだこともあります。それこそ県中でお世話になったこともあるんですけど。だからこそやっぱりこれはやっぱり食育として帰っていく。
かつやはりここは大きな広いエリアになってどうしても県民公開講座年に1、2回三好の体育館でやってるんですけどなかなかそこに足を運べないのでそこでも予防の話は大学の教授の先生方に来てもらってるんですけど。
それではダメだということで当院のスタッフを中心に手作りでやはり地域ですね。昨年は東谷、ついで今年は西谷、今度は山代、最後は東三好町って言ってどんどん山から降りてきてるんですけど。
そういうところで地域の直接来てもらえる人、確かに足が悪いってことでなかなか来れないんですけど、地域に入ると来ていただけるんでそれでそういう話予防ですね。暗部の取り過ぎ気をつけよう、運動不足には気をつけよう。今今年のシリーズはこの後またお話あるかもしれませんけどがんのシリーズやってくれてます。下界が。がんもある程度予防できる疾患です。
その中で面白いのは実はもっと予防の話をしてよと地域の住民から言われたんですよね。それでこれますますそうだなって言ってやっぱり治療の話をしちゃうんですよね。その時でも医師っていうのは実はやっぱり自分のテリトリーはそっちにある。だから多分その時に私たち医療人もまだそうだよね。やっぱり予防のことを話しなきゃ。そういう治療にならないために食事をどうしたらいいか。特に野菜不足も糖尿が悪くなったりがんにありやすいのもあるんですけど。
あと喫煙ですね。やっぱりやめましょうっていうキャンペーンを引くような講座を今やってます。それは職員も一緒なんです実は。職員に対してもそういう形で禁煙の話を今度しようかって話もしてますけど。やっぱり医療人自らそういう姿を見せていくっていうのも大切なのかなと思ってます。
今年に関してはその県民公開講座でがんの話を、予防の話ですかね。
予防から治療まで。
なるほど。そういった話をされていくんですね。すみません、聞いたところによると子どもたちにも医療の体験の場を開きっていう話を聞いたんですけど、これはどういった話なんですかね。
もう一つ大切なのはやはり今まで言ったように人材育成です。やはり西部圏域は人口減になってます。ご存知のように。でも将来的には本当に厳しい状況になる可能性がありますので、やはりこの地区を守ってくれる人、つまりやっぱり地域愛って思うんですけど、地域愛を持っているのは前川先生の絵ですけど、前川先生も伊川出身だから帰ってこられてます。
やっぱりここから座った人はまた帰ってくれるようなためにどうするべきか。
実は僕、徳島県立中央病院の時のオープンホスピタルっていうのを高校生にしてました。まあ高校くらいで進路を決めるだろうって。ところがある方に言われて、いやいや、この地区だったらもう高校時代にすでに勝負は決まってる。だから中高とかにちゃんとそういうところを目指せるような医師とか看護師になれるようなところに行くために小学校でやってくれんやろうかって。
それそうだなと思って。前回お話ししましたけど、まずみんなたぶん小学校の時代にこんなにありたいなっていうドリームっていうのを持っていると思うんですけど、それをうちに来てもらったら美女になるんじゃないか。つまりアリアスター像として将来がわかってくるんじゃないかと思ってやりました。
実際、小学生に来てもらって聞きます。で、僕、医師になりたかったけど、ひょっとしたら放射線ギッサンがいいかなとか、逆もあるんですよね。あの、検査ギッサンがいいと思ったけどやっぱり医師かなとか。
未来の像を自分で築くとその人は諦めなくて頑張れます。そういう像を作りたいと。将来もずっと持続的に人材が来てもらえるような。もちろんわかってないところもあるんで、本当にどれくまで彼らわかっているのかどうかわからないし、スタッフも大変です。小学生用のバージョンでちょっと遊びを兼ねながらやってます。
本当にそういうのっていうのは非常にいい取り組みだなと、僕自身勉強させられて、やっぱりスタッフに僕を勉強させてもらって学ばせてもらってるんで、それは非常に、だからこそスタッフも学んでる。患者さんもこうやってやったら大変な、実はその像の中で患者さんのことがわかってくると。面白いと思います。面白いと思いませんか?
面白いと思いますね。実際そういう小学生の時からそういう体験とかができたら、この地域を魅力的に思うこともできますし、それで一回外に出たとしてもまた戻ってきてくれる人材に育つのかなっていう。
やっぱり実感してみんなでやってもらえるっていうのは本当にいいことだと思うんで、ぜひ海部病院とか日常病院もちょっと若手の方というか若い方から始めてみるのも一つかもしれない。なんかお忙しいでしょうけど。
わかりました。ありがとうございます。建物や設備の準備に加えて予防や公開講座など日々の取り組みも進んでいることがわかりました。では最後にですね、病院と地域の距離をさらに近づける取り組みについて伺いたいと思います。日頃住民の皆さんとどのように交わり、つながりを育てているのかお聞かせいただけますでしょうか。
それも元々当院やっていて出前講座というのがありまして、1ヶ月から2ヶ月に1回ぐらいずつ医師がいろんな疾患を話したり、それから看護師が介護とか患者さんに対するケアみたいなことをお話をしています。それから先ほどの話のように小学生とか中学生にはBLSを救急のスタッフが教えに行っています。
ベーシックライフサポートといいますけど、心肺蘇生術ですね。ベーシックなので全員ができなきゃいけない、全員というかどの方でもできなきゃいけない、命を生命を守るやり方で心肺蘇生術です。一時救命にあたる部分で、今多分免許とか自動車免許を取るときはみんなこう受けていて、心肺蘇生とかマッサージですね、心臓マッサージとか呼吸のサポートとかをするのを小学校の時から学んでもらっています。
目の前のね、私の父が亡くなった時もこういう力があったらもっと助かってたかもしれないんですけど、まさしく啓発という部分ですね。これも当院がやっていくべき部門だと思っています。
分かりました。他に学校だったり地域イベントとの連携みたいなのも何かあるんですか。
あとはもう地域としては災害セミナーみたいな地域でやるようなところに、当院のDMATのチームが出て、いろいろ講演座を開いて、講座というかポスター講座みたいな形で災害の関しての啓発をやってたりというのもやってますね。
あとは前川先生が学校に出て講演されて、いろいろとは困難だとか地域はどうやるべきだということを話されて、うちがオープンオフィスみたいなのじゃなくて全体的な啓発みたいなのもやってくれていると思う。
山間部や交通が不便な地区への健康相談とかも行っているってお聞きしたんですけど。
一部は一定健康教室みたいなのもやってます。西屋とかそういうところにも。出前講座と一緒な形で。
そうなんですね。分かりました。三好病院の地域での取り組みだったり、公開講座、出前講座などそういった取り組みなどよく分かりました。