それでは、早速ゲストをご紹介いたします。
徳島県立海部病院院長の加口照吉先生、
そして看護局長の和田光雄さんです。どうぞよろしくお願いします。
加口です。よろしくお願いいたします。
看護局長の和田です。どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
そして今回のテーマは、走る診療所です。
徳島県南部にて、通院が難しい方のところへ、
医療の側から出向いて診療を行う新しい取り組みが始まりました。
キーワードは、医療マウスです。
これは、医療と移動の仕組みを組み合わせて、
これまで受診しづらかった方にも診療の機会を広げていこうというものです。
診療機器を積んだ専用車が地域を回る、いわば走る診療所です。
高齢化や交通手段の問題など、県南ならではの課題がある中で、
どのようなコンセプトで走る診療所の構想が立ち上がったのか、
また、どんな機器や遠隔診療の仕組みを組み合わせていくのか、
今回は、医療マウスのプロジェクトについてお話を伺っていきます。
それでは本編スタートです。
まずは、医療マウスとはそもそもどういうものなのか、
そして、なぜ徳島で必要とされているのか、というところから伺っていきたいと思います。
加紀先生、お願いしてもいいですか。
はい。マウスというのは、Mobility as a Serviceという言葉の略なんですけれども、
まだ一般的にはあまり知られていないと思うんですけれども、
最近、いたるところでこういう取り組みが自治体を中心に始まっています。
いわゆる移動診療者という位置づけで、
医師が病院で診察するのではなくて、患者さんのそばにいて診療を行うものです。
なるほど。病院に来なくても、例えば自宅で先生から診療を受けられるというものですか。
そうですね。従来だったら、今もそうです。主流は病院で診察するというのが本来的な姿だと思いますけれども、
やはりなかなか病院に来れない方というのがいらっしゃるんですね。
特にこの田舎だと病院に来れない方が、いろんな理由で来れない方がいらっしゃいますので、
その人たちの負担を軽減するために、我々がお家の近くまで出向いていこうという取り組みです。
この理念なんですけれども、やはり大事なことは、誰一人取り残さない医療の実現というふうに考えております。
英語で言うと、No one left behind ということで、交通弱者、身体ご不自由な方のところに良質な医療を届けて、
少しでも健康な生活を送っていただくことを目標としていますので、このために我々はプロジェクトとして取り組んでいきたいと思っております。
そういった理念を元にも、このMARSを2年前からずっと計画されて、この日を迎えたということですね。
そうですね。全ての人に医療を届けたいというのが、我々医療陣の願いですので、その実現に押したいと思っています。
わかりました。
そうですよね。どうしても徳島県の県南部、県西部も多分同じなんでしょうけど、高齢化というのがどうしても進んでいる地域ではあると思うので、
なかなか病院に自分で歩いてくるとか、車はもしかしたら運転はできるかもしれないですけど、なかなか来れない人もいますよね。
そうですね。高齢化が80を越してくると、免許の変動をそろそろ考えている方もいらっしゃるし、この地域だとバスとか公共交通機関が発達していない。
もっと言い換えたら脆弱なので、出ていけなくなるわけですよね。
そうすると、どうするかと言ったら、近所の人に車で運んでもらうとか、徳島とか遠方に住んでいる自分の子どもたちを呼んで、
びっくりしたのは、大阪とか東京とかからお父さんお母さんの通院のために帰ってくる人がいらっしゃることに。
もうそのために。
そのために。
お父さんお母さん。
そうそう。通院のためにどこから来たんですか、必ず聞くんですよ。こちらへお住まいですかって聞くんですけど、
近くでは徳島市内とか、実は大阪とか、それも最初びっくりしましたけど、だんだんびっくりしなくなって、神奈川とか首都圏から帰ってきましたとか。
神奈川からですか。わざわざ飛行機でこっちまで飛んできて。
そういう方もいらっしゃるんですよ。
徳島市からでも2時間ぐらいかかりますもんね。
それはやっぱり親孝行のためにと思うんですけど、結構負担になるし、親からしてみても子どもに気を遣うし、それがずっと定期的にできるかといったらなかなかできないですよね、月に1回、2ヶ月に1回。
そういうことを感じてて、中には通院してる中で、急に来なくなったなと思ってたら、やっぱりそういう理由で通院が困難になって、薬が飲めなくなって、急にある日突然悪くなって、救急車で運ばれてくる。
患者さんも経験することが多くて、これはちょっとなんとかならないかなというところを考えた次第です。
なるほど、こういう地域ならではで、交通の面がどうしても悪いという地域の中で、患者さんの足になるような、そういうものってことですね。
実際、医療機械とかっていうのは、どんな症状でも見れるようなものがどってるんですか?
そうですね、基本的に救急車とかでは全然違いますので、救急患者を対応するわけではないので、普段の平時の診察の一環ですので、ただ通信機器ですね。
先生が病院でいるという体で診察しますので、看護師が同乗するんですけれども、その通信機器、画面とかモニターとか音声とかはしっかりきれいに見えて、音声も明確に聞こえるような通信機器を備えてますし、
診察する道具としては聴診器とか電子聴診器って言うんですけれども、心臓の音、お腹の音とかを拾うときに、それが音も通信機器を介して先生に届けるような仕組みであるとか、あとエコーとか、一般的な診療できる機器は取り揃えております。
なるほど、そうしたら本当に先ほど先生が言われたような、一般的な診察であれば十分こなせるというか、できるような、すごいですね、それ。
逆にできないことが何だろうかと考えたときに。
そのレベルで。
だったらCTとかMRIとか胸部写真とか、ちょっと機器が大きいんで車に詰めませんので、それはできない。
ほぼほぼそういう状態は病院で取ることが多いんで、それがいらない、普通の状態のときは、それなしで診療は十分可能です。
なるほど、すごい素晴らしいですね。
すごい大きな取り組みですよね。
こうやって、かかり先生、先ほどの自宅の近くで診療できるってお伺いしたんですけど、皆さんがどこか一箇所に集まるとかそういうのがあるんですかね。
いろいろスタイルがあるんですけど、ある程度人数がいらっしゃる地域だったら公民館とか集会場を、その日の診療所という定義で届け出をして、そこで診察をするという、集団的な仕事をするということができますし、
ちょっと歩けない方とか、そこまで来るのが大変な方は、自宅前まで行って、自宅から数メートル歩いて、車の中で診察するのもあるし、もう一つ本当に動けない方、ベッドから家に出るのも大変な方は、タブレットを持って家の中までお邪魔して診察をするという。
すごいですね。
3パターンが主に今のところ考えているやり方だと思います。
そうですね。やっぱりどうしてもこっちの地域って、よくも悪くも建物が密集していたりするから、なかなか細い路地とかの家があったら入れないところが多いので、そういうときはもうちょっと出てきてもらってとか、公民館とかで診療を行うという感じなんですね。
そうですね。
これはちなみに、海部病院のある麦町だけで実施していくような形になるんですか?
ではなくてですね、我々がここにいるのは麦町なんですけども、今回は海部郡の3町と中郡の中町と4町が一緒になって、コンソーシアムといって一緒にやろうというチームを作って、海部郡中郡を対象として行うように考えています。
そうしたら、例えばこの月曜日は中町に行こうとか、火曜日は海陽町に行こうとか、そんな感じでしていくような?
そうです。大体大まかな日割を決めて、その自治体、その病院が担当するエリアを自分たちが回るというような形で、当院は一応海部郡全般とは想定しているんですけど、日割でやることを考えています。
わかりました。ありがとうございます。今のお話から地域の課題と新しい仕組みが結びついて生まれたプロジェクトだということがすごく伝わってきました。
それではここからはですね、その走る診療所の構想がどのような経緯で立ち上がってきたのかというところをお聞きしたいなと思います。この取り組みの始まりについて教えていただけますか?
マースという言葉は2年前までは全く知らなかったんですけど、とある学会に行った時にですね、そういうマースという発表を聞いたんです。
ある地域、日本のある地域でマースという取り組みをしてやっているという報告を聞いて、なるほど、この取り組みは我々の地域にぜひ必要な方法だなと思って、ぜひうちでやりたいなと思いました。
僕もマースという言葉を全然本当に知らなくて。
すぐググりましたよ。マースって何だろうって出てきたんですよね。確かにすでに実在する言葉で国土交通省が推奨している事業なんだ。
国が推奨している事業だったんですか?
国が推奨している事業だった。そういうモデルとして国内のとある地域で実証実験を行っていた。それの発表を聞いたんです。
カギ先生も全然知らなかったということは、全国的にもあまり広まっていない感じなんですかね。
2年前はほとんど全国で数カ所、国土交通省の資金をもらって、それでやりだした。そこの発表例を聞いたわけですので、まだそれが全国には全然全く広がっていない。ほとんど医学界でも全く馴染みのない言葉でした。
丸山さんも聞いたことがありました?ないですよね?
もう全然、カギ先生のお話で初めて、こんなにすごいのがあるんじゃと思って。
うちの部屋ではもう僕らの室中を回す回すって言ってますよ。
2年前なんかほとんどお世話なくて、ゴグったところから会長で始まったんですよ。そこからここでできることがあったらいいのになという妄想ですよね。
今日の日を迎えられることなんて夢にも思ってなかったんですよ。
今日も本当にちょうど医療マースの進発式っていうのをやってまして、もう今日からですよね。
そうですよね、いっぱい準備の方も来ていただいて、行政の関係者の方も来ていただいて、言ったらお披露目式、お祝い会だったんですけど、本当にそういう意味では感慨深い。
夢が、自分の願した車を手に入れたようなところもあるんですけど、かわいらしい車が来たなという。
デザインもすごいかわいいんですよね。
あのデザインは、いろいろ考えている中で、海部と中の環境をモチーフにしていて、あるいはある考え方も反映できるようなものがないかなというところで、南町のとあるベンチャー企業にお願いして、かなり有名な方なんですけども、お願いして作っていただきました。
まず車体の色が水色と白で、海部という地域を表していて、模様も山と海と入っている感じですよね。
すだち君も付いています。
すだち君もね。
すだち君もサーフィンしています。
サーフィンしてますね。
かわいい。
日が付いています。
すだち君もサーフィンしています。
実際はできないのに。
実際はね。
これはちょっとよく見たらかわいらしいです。
車自体は、そもそもそういう医療回す用の車というのが元々あったんですか?
そうですね。いくつか何社か参入していたんですけども、その中でいろいろ考えて、実際の車を見てきていただいてみたりして、自分たちが一番やりたいことに合致するな、やりやすいなというのを選びました。
システムとかも多分あれですよね。開封しようにという、本当にここに合うように入れている。
テレビカメラも非常に新しいやつで、遠隔から全部外から操作できますので、今日も実証実験でやってみましたけど、
できてましたね。本当にもう。
簡単だ。ちょっと10分くらい練習したらすぐできるくらいの感じで、音声も途切れなかったし、画面も切れかったんで、本当にすぐ使えるなという感じですね。
最新の結構ちゃんとした技術も使いつつで、かつ簡単に診療ができるということで、なるほど。
いろいろ経緯をこうして伺ってみると、走る診療所っていう、医療マースは単に新しい車が1台増えたっていうだけの話じゃなくて、
県南地域全体の医療の形がまた変わってくるようなプロジェクトなんだなと感じました。
そこでですね、ここから看護の視点でもお話をお聞きしたいなと思うんですけども、
和田局長にお尋ねしたいんですが、医療マースの取り組みっていうのは看護現場だったりとか看護師の役割をどのように変えていくというか、
どういうふうな関わり方みたいに進めていくお考えなのか聞かせていただけたらなと思うんですけど。
はい。今回の医療マースなんですけれども、実際に看護師が乗っていく。
病院の方で先生がオンラインでつないで画像を見ながら診察していただくという形なんですが、
まずポータブルエコーとか心電図とか、やっぱり診察に必要な機械を載せていきます。
なので看護師がそういった機械を対応しながらですね、医師の診察の補助を行うということなので、
そういった能力も必要になってきます。
なるほど。なんかこんだけ機器が積まれてるってなったら車の中って狭いんかなと思うんですけど、
私1回医療マースの中に乗らせてもらったんですけど、すごい広いというか綺麗にされてますよね。
看護師さんも何人か乗れるし、患者さんも1人2人ぐらい乗れるスペースあるんですかね、車の中って。
そうですね、多分座ろうと思ったら4人ぐらいは座れると思います。
機械もコンパクトなポータブルタイプを用意していただいているので、中は結構広いと思います。
僕もさっきの診発式で乗れる機械をくれていたのでちょっと乗ってみたんですけど、
本当にすっきりした感じですよね。シンプルですよね。
光もおしゃれですよね、あったかい感じで。
リラックスできるように、緊張しないように、そういう配慮をしています。
それとあれですよね、直接患者さんのところに行くっていうことは結構コミュニケーションとかも上手にできないと、
なかなかそういう能力みたいなのも必要なんじゃないかなと思うんですけど。
そうだと思います。非常にコミュニケーション能力は重要だと思っています。
やっぱり外に出て行って、その人のお家にお邪魔することもあると思いますし、
もちろん車両に乗っていただくこともあるんですけれども、そういった生活環境を見せていただくということで、
やはり患者さんにとっても相手の懐に入るといいますかね。
そうするとやはり安心感がなければ、やっぱり患者さんもいろんなことをお話もしていただけないでしょうし、
そういった面ではコミュニケーション能力というのは大事だと思っています。
ぜひそういうコミュニケーションとか、すごい喋るのが好きな方とかもぜひ来ていただきたいですけど、
もちろん海部病院に就職採用されてから、そういうスキルというのを学べたりとか教えてもらえたりというのもできるんですよね。
そうですよね。うちは訪問看護というのもしていますので、
お家のほうに行って、患者さんのお世話をさせていただくということもあります。
そういったスキルのある看護師はいますので、一緒にそういった経験もできます。
訪問看護の見学をしたいということもできますので、そこで先輩の姿を見ながらスキルを磨くということもできます。
医療マースの研修とかもあったりするんですか。
医療マースの研修ですかね。
医療マースの研修は、今は訪問看護している地域支援室の看護師がいています。
訪問看護に行っている看護師が、今回最初は乗ってもらおうと思います。
その看護師というのは、実際にも現地に行って、お家にお邪魔して訪問看護しているので、ある程度スキルのある看護師です。
ただ、ポータブルエコーとか、初めて使う機械もありますので、それは業者の方とか、お家にいる臨床検査技師の方に指導していただきながら、その機械の使い方を勉強しています。
これを聞いて、ちょっと興味があって、ここで海部病院に行きたいなという人が、コミュニケーションにあまり自信がないとなったり、機器とかも使えないとなっても、海部病院に取りあえず就職してしまえば、その技術は身につけられるということですよね。
そうですね。そういったスタッフがたくさんいるので、来ていただければ勉強になると思います。
走る診療所が今見えている形が完成ではなくて、これからも結構この先大きく発展する余地もいっぱいあるのかなと思いました。
今後の展開についてもぜひ教えていただきたいなと思うんですけど、限ってなくて、この医療マースのプロジェクトの次のステップみたいなところ、未来とかあればあればでいいので。
そうですね。未来を語るにはちょっと今のこの自画タイムをしないといけないと思っていますので。
あとやっぱりこれが今日はスタートなんですよね。これの課題もいっぱい出てくると思うんです。不便なところとか、直さないといけないところとかあると思うんで。
多分そこをクリアしていかないと、日本通通裏裏この車が全国走ることはなかなか難しいと思いますので。
このソーシャル型運用がこれから多分一番主流になっていくんじゃないかなと思うんですけども、そのために我々が蓄積した経験とか反省点とか失敗とかをクリアしていきながらやっていくことで、
本当に普通の業務としてこのマウスが住民の方のところに届けるようには1年、2年、3年かかるかもしれないかなと思ってますけど、それをしながら次のステップを考えていかないといけないなと思ってます。
そうですね。こういう懸難の地域みたいなところって全国にも多分これからもどんどん高齢化で増えていくっていうこともあると思うので、この海部病院をモデルにして全国にも増えていったらすごいことですよね。
そうですね。大きい病院は別にして地域を見ている病院がやはり1台はこういう車を持って病院の業務をしながら並行してこういう地域を見るような診療をするような時代が来てるんじゃないかなというふうに思ってます。
ごめんなさい。ちなみにちょっと答えづらいかもしれないんですけど、実際今こういうのが問題あるなっていうのって実際こういうところはちょっともしかして、でも今日始めたばっかりなのでまたありそうですよね。
問題は多分出てくると思うんですよ。患者さんの住み分けというか、地域を全部見ようと思うと全部の患者さんが一つの病院に行っちゃうといろんなところの歪みが出てくるんで、ある地域はこの病院に任せるとか、この地域はうちらにいるとか、そういうふうにちょっと医療従事者が不協和も出ないように仲良く一つのところが頑張ってワーッとやりだすと周りが手を引いちゃうと困るので、
一緒になってちょっと着実時間かかるかもしれないけど、やっていく方がいいかなと思うんで、僕としてはスモールスタートでちょっとずつ式典は派手だったんですけど、やることは地道にコツコツやっていこうかなというふうに考えてます。
今日の出席者とか、出席している病院の院長さんとか他の院長とかも来られてたと思いますけど、すごい一体感というか、この海部の地域は間違いなくみんなで手をつないでしっかりと同じ方向を向いて、同じ歩幅で進められてる感じがしますよね。
2年前にやろうかなということを考えて、その2年間でいろいろ準備してきましたんで、何回も話し合いの場を持って協議会もできたりしてやってますので、そういう意味ではもうみんなの気持ちはやっていこうと。実際に集団みんなで先進地域を見に行ったりしたことは大きかったんですね。
それで2泊3日で行ってきましたけども、こういうことをやるのか、自分たちでこういうことを目指してるのかということがみんなが一緒に考える機会になりましたんで、それでみんなのモチベーションが一気に上がったような感じがしてます。
わかりました。ありがとうございます。では最後にですね、この番組を聞いてくださっている医師や看護師の方に向けて、今徳島の南部地域で働くことの意味について、ちょっとお聞きしたいなと思うんですけど、徳島県の南部の地域で働く価値みたいなところを改めてお聞かせいただきたいんですけど、いかがでしょうか。
ありがとうございます。医療に関してですね、やっぱり都市に集中する医療従事者っていうのはやっぱり多いと思うんです。都市部だと医療があるから自分もそれを勉強したいとか、研究したいとかということで都会に憧れて出る若い人が多いと思うんですけども、決して田舎だから医療が落ちてるとかっていうわけでは全然ないんですね。
今回のマーソン取り組みも東京でやってるのって言ったらやってないわけですよね。ここでこそやってることがあるわけですよね。必要だけど東京でも必要だと思うんですけども、やはりそういう意味では我々がやってることは精神的な取り組みをやってますので、そういう在宅医療保護看護も含めて医療マーソンを使う医療っていうのが新しい取り組みであって、けど決して難しいわけではないので、そういう精神的なところを皆さんに感じていただいて、
徳島で働く意義を感じていただいて一緒に仕事をしたいなと思います。
そうですよね。今までも結構いろんな先生とかにも出ていただきましたけど、精神的なことをやってますよね。外部病院も。そうですよね。だから本当にこの地域だからこそできることもいっぱいあると思うし、決してダイビューが悪いとかいいとかそういう話ではないんですけど、すごいこっちはこっちですごい精神的なことをやってるんで、いろんな選択肢があるという中で考えていただきたいですよね。
そうしたら和田局長も看護師目線とかでここで働く、外部病院だったりで働くっていう価値みたいなところをお聞きしたいんですけどいいですか。
外部病院はですね、すごく人口が減っている、少子高齢化ですごく人の少なくなってきている地域なんですけれどもね、その中でも救世機医療もできますし、在宅の先ほど言った訪問看護もできます。
やはりそういった都会に行くとですね、そこが高度救世機、それから回復機であったりとか在宅ってそれぞれ役割分担しているところが多いと思うんですけれども、ここの病院では救世機から在宅まで見える、地域包括ケアの経験できるような病院です。
そこは看護としてはやりがいがあるのかなと。都会では自分の病院だけで、その救世機で終わった後、その患者さんがどうなっているのかってなかなか分からないんですけれども、お家に帰るとうちの看護師が訪問看護に行って、その後どうだったよっていう話がしたりとか、もしくは自分が訪問看護の方に、地域支援に行って訪問看護に携わることができたりして、救世機から在宅までトータルして看護を行えるって、
そこがすごく魅力のあるところだと思うんです。そこは都会ではなかなかできないことだと思うんで。そうするとすごく看護師もやりがいを持って生き生きしているんですよね。
私は昨年までは中央病院で、徳島市内の病院でいたんですけれども、やっぱり送り出すだけで救世機だと、その後患者さんどうなったのか全然分からないんです。
その連携している病院の方々からとか色々お話を聞いて、職員にフィードバックして、よくなったとか色々なお話を聞いたらすごく看護師も喜んでいるんですけれども、それってなかなか感じづらいんですよね。なのでそこは地域で働く意味は非常に大きいのかなと思っています。
そうですよね。地域の暮らしと医療というのをデザインにしていけるようなところはここ病院ならではですよね。
高度なことはなかなか難しいけど、高度という定義付きが僕らが目指すところも高度だし、都会の大きい総合病院を目指すところも高度だし、そういう気持ちの切り替えが我々には必要だし、田舎で働く仕事も大事だけど自分のやりたい時間も作ることができるので、
自分の人生を考えながら病院で田舎で過ごすというのも非常に大きいことかなと思いますね。
ありがとうございます。地域の課題に正面から向き合いながら新しい医療の形を作っていこうと考えている現場の空気が少しでもリスナーの皆さんにも伝わっていれば嬉しいなと思います。
かぎし先生和田局長ご出演ありがとうございました。