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ラヂオななみ＆いせさきFM
まん中ぐんま元気情報。この時間は、群馬県伊勢崎行政県税事務所の提供でお送りします。
まん中ぐんま元気情報。この時間は、ぐんま県の情報をお伝えします。
本日は、伊勢崎市の子どもたちの教育を、官と民が連携し、充実させていこうという取り組みについてです。
先月14日、伊勢崎市教育委員会と教育活動連携に関する協定を締結した、伊勢崎市に本社がある、明星電気株式会社の半田利枝子さんにお話をお伺いしたいと思います。
半田さん、おはようございます。よろしくお願いいたします。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
おはようございます。よろしくお願いします。
明星電気株式会社の概要
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はい、それでは早速ですが、明星電気さんという会社名を聞いて、知らないという方もいらっしゃると思いますが、
実は皆さん誰もが知っている「アメダス」などの気象観測システムや地震警報システム、そして今年1月に月面着陸に成功した日本の宇宙探査機SLIM（スリム）の開発にも、実はこの「明星電気」さんが深く関わっております。
改めて、私の方から紹介しましたけど、すごい会社ですね。
はい、そしてまたこの市との連携協定のお話を聞く前に、もう少し詳しく会社のことを、ちょっと半田さんに教えてください。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
はい、明星電気は1938年に創業しまして、80年以上、気象観測、地震観測の中枢になってきました。
現在は計測技術、測る技術とデータ解析、伝える技術を組み合わせた事業展開をしています。
世界初の震度計測装置を開発したのも当社ですし、国内唯一の気象観測機器、ラジオゾンデのメーカーとして開発、製造もしています。
また、日本の宇宙開発にも初期の段階から参加しておりまして、日本初の人工衛星「おおすみ」以降、3000を超える観測機器を宇宙に送り出しています。
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はい、3000の宇宙を観測する機器を送り出している会社ということで、私は明星電気さんというと、昔電話機を作っていらっしゃいましたよね。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
そうですね。
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はい、そんなわけで「電話機を作っていた会社だな」という風に思っているような方々もいるかと思いますが、今や気象系や宇宙開発についても携わっているということですね。
はい、そんななかなんですけれども、以前広報の方で拝見させていただきまして、明星電気さんが開発した小型気象観測システム「POTECA（ポテカ）」。これを四ツ葉学園の生徒さんが名前を付けたということなんですけれども。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
はい、そうですね、付けていただきました。
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はい、ちなみにこのポテカってどういう意味があるんですか。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
そうですね、その付けていただいた生徒さん「PO：ポイント」、「TE：天気」、「CA：観測」の頭文字を取ってポテカと名付けていただきました。
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はい、わかりました。
これ一つで気温、雨、風など7種類の気象なんかをまとめて観測する機器なんだそうです。
さあ、そしてね、そんな観測機器のお話もちょっとさせていただきましたが、改めて会社の歴史もありながら、またこの技術も常に最先端で未来に貢献している会社かと思いますが、その中でも私から一つ、まだ記憶に新しいテレビのニュースで見ました。「無人探査機SLIM（スリム）」についてもちょっと教えてください。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
はい、SLIMは将来の月や惑星探査で必要になる狙った場所にピンポイントで着陸するための高精度な着陸技術の実証や月の起源を探るといった目的を持った小型探査機です。
SLIMには明星電機が開発を担当した3つの機器が搭載されました。
着陸時に使われたのが後方カメラとレーザーレンジファインダーというものです。
着陸後の月面調査に用いられているのがマルチバンド分光カメラというものになります。
SLIMは従来よりも軽量な探査機を目指していたので搭載機器の軽量化に苦労しました。
これは将来の惑星探査では観測装置が高機能化し装置の数も重量も増えるため、総重量を軽くする必要がありました。
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分かりました。ありがとうございます。
そういうふうにお話を聞きますと、群馬伊勢崎に宇宙開発に携わる企業が身近に存在していると感じた方が多いのではないでしょうか。
改めてありがとうございます。
伊勢崎市教育委員会との連携協定について
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それでは最初にご紹介しました伊勢崎市教育委員会と締結した「教育活動連携に関する協定」についてのお話もお聞きしたいと思います。
改めてですが、この協定を締結するきっかけは何だったのでしょうか。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
伊勢崎市教育委員会から市内の高校生や市内在住の高校生を対象とした体験事業の委託を受けたことがきっかけとなっております。
若手エンジニアを講師とした講演会の開催や製造現場の見学、ものづくりの基本作業などを体験していただきました。
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はい、わかりました。そしてまたこの協定を締結し、伊勢崎市の子どもたちの将来に向けてサポートしていくこととなりましたが、実際にどのようなことを行っているのでしょうか。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
明星電機と教育委員会がカリキュラムパートナーとして相互に連携し、持続可能な社会の作り手となる子どもたちの教育活動の充実を図ることを目的としています。
子どもたちの探求的な学習やキャリア教育を充実させるために、当社のエンジニアとの交流やものづくり体験などを実施していく予定です。
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はい、わかりました。子どもたちにものづくりの現場を知ってもらおうというような動きということですね。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
はい。
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そして今回の協定、改めてやってみて、企業側にとってどのような意義があり、またメリットがあったなというふうにお感じでしょうか。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
体験事業などで人に伝える機会を通じた従業員の成長や伊勢崎市の人材育成に協力するとともに、明星電機を広く若い世代の方に認識してもらいまして、さらに伊勢崎市とのつながりを深められることかと思います。
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はい、わかりました。ぜひ伊勢崎のお子さんたちから新たなエンジニアたちがいっぱい生まれるといいなと思いますね。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
はい、そうですね。
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はい、それでは最後に今後の抱負や何かPRなどありましたらお願いいたします。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
明星電機は今後も伊勢崎市と連携して地域に貢献できる活動や取り組みを行っていきます。
また衛星、ロケット搭載機器などの宇宙観測機器や気象観測、地震防災などの分野でも皆様の安全・安心に貢献できるように製品開発を進めていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
ラヂオななみ＆いせさきFM
はい、わかりました。ありがとうございます。
今後は宇宙の話とか、また地震の観測のいろんな情報が出るとついつい明星電機さんを思い浮かべちゃいそうな感じがいたしますね。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
ありがとうございます。
ラヂオななみ＆いせさきFM
さあ、というわけで本日は「まん中ぐんま元気情報」。伊勢崎市の子どもたちの教育をカーンと民が連携し充実させていこうということで協定を結びました。
明星電機株式会社の半田利枝子さんにお越しいただきお話を伺いました。本日はありがとうございました。
半田 利枝子 氏（明星電気株式会社 ）
ありがとうございました。
