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2024-01-26 18:30

#634 【書籍紹介】投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識

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このシリーズでは、投資・経済・お金・ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。 今回は、「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」です。 ウォーレンバフェットが大絶賛し、バークシャー・ハザウェイの株主総会で配布されたという本書の、重要なポイントをピックアップしてご紹介します。 著者:ハワード・マークス


興味を持った方は、ぜひ本を読んでみてください!

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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
皆様、いかがお過ごしでしょうか、インターン生の堀でございます。
このエピソードでは、投資や経済、お金、ビジネス関連の書籍を、インターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、ハバード・マークスさんが書かれた、投資で一番大切な20の教え、賢い投資家になるための隠れた常識、という本になります。
この本は、投資の神様と呼ばれているウォーレン・バフェットが、バークシャイ・ハサウェイのガブ主総会で投資家に配ったと言われている名著になります。
この本を書かれたハバード・マークスさんという人が、オークツリー・キャピタルマネジメントの会長兼共同創業者であるヘッジファンドの方なんですが、
このヘッジファンドでは、2022年の末時点で、運用資産を1,700億円以上運用しているという、かなりの大きなマネジメント会社になっていまして、
ハバード・マークスさん自身は、ハイイールド債やディストレスト債と呼ばれる不良債券への投資を得意とする投資家でもあります。
そんなハバードさんが書かれた20の教えのうち、このエピソードでは3つの教えを取り扱っていこうかなというふうに思います。
その3つの教えが、バリュー投資を行う、価格と価値の関係性に目を向ける、サイクルに注意を向ける、この3つになりますので、それぞれお話ししていこうと思います。
まず初めに、バリュー投資を行うという教えになります。
投資で確実に成功するには、感情に流されず、利益を生み出す可能性の高い方法を取ることが大事ですが、
まず最初に、本質的価値を正確に推計することが不可欠です。
そして、その本質的価値というのは、ファンダメンタルズ分析に基づいて算出されたものこそが最もふさわしい価値であると、そこが投資の出発点であるとハバードさんは強調していました。
投資の基本は、安く買って高く売るというのは、おそらく皆さんもなんとなくわかってらっしゃるかなと思うんですが、これをハーダーさん流に言い換えると、本質的価値を下回る価格で買って、上回る価格で売るということになります。
それでは、なんでこのような考えに至るのでしょうか。
まずですね、投資対象を分析する上で、アプローチというのは2通りあります。
これがテクニカル分析とファンダメンタルズ分析になります。
ハバードさんがお勧めするバリュー投資はファンダメンタルズ分析に当たるんですが、まずテクニカル分析は論外だというふうにおっしゃっています。
テクニカル分析というのは、過去の動きをチャートで表して、そこからトレンドだったりパターンだったりを把握して、今後の動向を予想するものになります。
ハバードマークスさんもこの有効性は認めておらず、最近では主な投資判断基準として使われなくなってきているというふうに考えられています。
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その理由がランダムウォーク仮説というものになります。
これは、過去の株価変動が将来の株価変動の予測に全く役立たないと説くものです。
つまり株価というのは、コイントスの結果と同じようにランダムに動くというふうに考えるということですね。
過去の株価動向を判断基準にする投資アプローチというのは、次に角を曲がって現れる人の性別を当てようとするのと変わらないというふうに切り捨てていました。
次に、ファンダメンタルズ分析というものなんですが、こちらは経済活動などの状況を示す基礎的な要因をもとに分析することになります。
先ほども述べたように、バリュー投資家というのはこちらに入ってくるわけなんですが、
バリュー投資家というのは、たとえ本質的価値が将来的にはほとんど増大しないとしても、
現在の本質的価値が現在の株価との相対比率で見て高いと確信すれば、その株式を買うという投資家になります。
一方で、クロース投資家という投資家もいるんですが、こちらはですね、
たとえ現在の本質的価値が現在の株価との相対比率で見て低くても将来的に十分な利益を生み出すほど、
本質的価値が急増すると確信すれば、その株式を買うという投資家になります。
違いはですね、今日の本質的価値と明日の本質的価値、どちらを重視するかということになります。
クロース投資では、企業の業績拡大が将来的に実現するかどうかに欠けており、
バリュー投資では原則として現在の企業の価値に基づいて投資判断をしています。
なんとなく想像がつくかなと思うんですが、クロース投資では大勝ち狙いが中心になってきます。
将来の大きな不確実性を抱えるため、打率は低くなるんですが、リターンは高くなるというわけです。
一方でバリュー投資では、成功してもリターンは安定しています。
著者のアワードマークスさんは、ドラマチックさより安定性を重視しているため、バリュー投資を好んでいると言えるわけです。
特にバリュー投資家が最も高い利益を上げるというのは、割安な資産を買って豆に難品買いをしているうちに価格が分析通りに上昇した場合です。
難品買いというのは、下落している資産をどんどん買い増していくことで平均購入単価を下げるという買い方なんですが、
難品買いをするような裂け相場で利益を上げるのには2つの不可欠な条件があるというふうにアワードさんは言っています。
1つ目は、本質的価値に関する見解を持っていること。
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2つ目は、その見解を我慢強く持ち続け、たとえ値下がりのせいで自分が間違っているような日にさせられたとしても買い続けること、この2つになります。
最後にですね、もう1つ忘れてはいけないのは、その見解、本質的価値に関する見解が正しくなければならないという点になりますね。
次に、価格と価値の関係性に目を向けるという教えについて話していきます。
当初はですね、良いものを買うことではなく、ものをうまく買うことで成功するというふうに本書の始めに書かれていました。
これは、本質的価値を推計することができて、仮にそれが正しかったとしてもそれで終わりではありませんよというふうなことを言っています。
その資産の価格が本質的価値に対してどの程度の水準にあるかに注目しなければ、どう行動していくかわからないためです。
本質的価値と価格の間には、健全な関係を築くことが投資を成功させる上で鍵になってきますね。
著者がですね、代表を務めているオークツリーキャピタルでは、良い買い物というのは、半ば売れたも当然という言い方をするそうです。
本質的価値を下回った状態で購入したものは、売り方に多くの時間を割かなくて済むから、こういった言い方をするようです。
本質的価値が正しく推計できていれば、その資産価格はやがて本質的価値に修練していくと考えられているんですね。
これまでで本質的価値について重要性をお話ししてきましたが、では実際の価格・価格にはいったい何が織り込まれているのでしょうか。
短期的な変動というのは、主に心理要因とテクニカル要因に分かれています。
テクニカル要因は、本質的な価値とは関係に証券の需要と供給に影響を及ぼす要因です。
例えば、信用取引を行っていた投資家が市場の暴落で証拠金の追加預け入れを迫られて行う投げ売りなどが挙げられます。
こういった状況で取れる最良の保守方法というのは、暴落時にどんな価格でもとにかく売らなければならない人から買うことです。
もちろん、このやり方は常に存在するわけではなく、危機だったりババブル期などの稀にしか訪れない極端な状況でのみ出現します。
そして、大事なのは投げ売りする側にならないことです。
最悪の時期に、資産を売らずに保持できるよう長期資本と心理的な強さを持ちましょうというふうに強調されていました。
ここで言う心理的強さというのが2つ目の心理的要因になります。
心理学は、投資の世界では会計学だったり経済学より重要な学問であると筆者は考えています。
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投資は一種の人気投票のようなもので、人はよく人気の絶頂による資産を買おうとします。
ピーク時にはあらゆる高材料で法理的な見解というのが価格にすでに盛り込まれた状態であり、それ以上は新しい買い手というのは現れないものなんですね。
よって、最も安全で高い収益性が見込まれる投資というのは、誰も落ちがらないものを買えばいいということになります。
例えば、インターネットやAIは世界を変えると信じて関連会社を買ったとしても、高すぎる価格で買ってしまえば損する可能性はあります。
逆にですね、価格が高すぎるから次に相場が動くのは下方向だというふうに考えていいというわけではありません。
高すぎる価格が長く続いたり、さらに上昇したりするという場合ももちろんあります。
しかし、著者は堅実な本質的価値の分析に基づく投資アプローチこそが最も信頼に至ると考えています。
例えば、本質的価値の増大を狙ったり、リバレッジを利かせたりする方法もありますが、それらは非常に難しかったり、極めて深刻な危機だったり、暴落の背景にもなってきました。
そんな中で、本質的価値を下回る価格で買う方法は絶対に確実というわけではありませんが、最も信頼性の高い選択肢と言えます。
では続いて、サイクルに注意を向けるという教えについてお話ししていきます。
投資の世界には確実なことというのはほとんどありません。
しかし、著者は胸を張って信じられる原則が2つあるというふうに書いていました。
1つ目は、ほとんどの物事にはサイクルがあることがやがて判明するということです。
そして2つ目は、利益や損失を乱す大きな機会というのは、周りのものが原則1を忘れたときに生じることがあるということです。
皆さんご存知の通り、人間というのは感情的で一貫性のない生き物です。
経済ではその過程に人が関わっているため、おのずと市場は転下と浮き沈みというのが激しくなってきます。
もちろんですね、定量的な相関関係だったり、世界的な出来事だったり、環境変動、技術発展、企業の位置決定など、客観的な要因もサイクルにおいて大きな役割を果たしてきます。
しかし、そこに心理的要因が加わることで、投資家は過剰、もしくは過小な反応を示して、サイクルの波の大きさを決定すけます。
特にですね、信用サイクルというものを、著者は決めているそうです。
信用サイクルは避けることができないもので、触れが極端に激しく、純能力のある投資家にチャンスをもたらすからです。
景気がわずかに変動しただけで、利用可能な信用の規模というのは大幅に変動し、資産価格や原因となった景気そのものに大きな影響も及ぼします。
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ここでプロセスを簡単に説明していこうと思うんですが、まず最初に経済が高景気に突入したとします。
資本を提供する金融機関が繁盛し、資本基盤が拡大していきます。
ここで悪い材料がほぼ存在しなくなり、融資や投資に付随するリスクが低下したように見えてきます。
次にリスク回避志向というものが消えて、金融機関はどんどん事業を拡大し、資金供給の拡大に動いていきます。
ここで金融機関同士が競争を激化することによって、金利が引き下がり、予診基準も緩和され、契約条件も緩和されます。
これが行き過ぎると、本来であれば融資に値しないような借り手だったり、プロジェクトに資金を供給できるようになります。
結果、資本コストというのが資本の収益率を超えるプロジェクトへの投資が行われ、資金が全く回収できなくなってしまいます。
ここで、損失を出してしまった貸し手が意欲を失って、融資姿勢というのを消極化させてきます。
ここで初めて、リスク回避志向というのが強まって、金利が引き上がり、予診基準や契約条件の厳格化が始まります。
利用可能な資本の規模が縮小して、とても有料な借り手しか対象にならなくなってきます。
どんどんと企業が資本不足に直面し始めて、債務の借り替えができなくなってしまい、デフォルト債務不履行や倒産が起きてきます。
このようなプロセスが景気交代を招き、さらに拍手をかけることになります。
そしてこのプロセスが行き過ぎると、サイクルは再び反転に向かうというわけです。
このようなサイクルの波がなくなることは決してありません。
仮に人々が感情を廃止して冷徹な計算に基づいて判断を下すのであれば、サイクルは消滅するかもしれません。
ただ、それはあり得ないことになりますね。
サイクルの存在を無視してトレンドが継続し続けると未来に当てはめるのも非常に危険ですと、筆者は締めくくっていました。
それではまとめに入ろうと思います。
今回はワードマークスさんが投資で一番大切な20の教えと提唱する教えのうち3つをご紹介していきました。
1つ目、バリュー投資を行うには、バリュー投資とは、たとえ本質的価値が将来的にほとんど増大しないとしても、
現在の本質的価値が現在の株価との比率で見て高いと確信すれば、その株式を買うということでした。
テクニカル分析やグロース投資ではなく、安定的にリターンを上げられるバリュー投資を筆者はお勧めしています。
価格と価値の関係性に目を向けるという教えでは、本質的価値と価格の間に健全な関係を築くことが投資を成功させる上で鍵となるということをお話ししてきました。
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心理要因とテクニカル要因によって短期的に変動する中で、本質的価値を下回る価格で購入するのが大事だという話でした。
サイクルに注意を向けるという教えでは、ほとんどの物事にはサイクルがあり、それを忘れてはいけませんというお話をしてきました。
このサイクルに順応できる投資家はチャンスを物にでき、逆にサイクルの存在を無視してトレンドが継続し続けると未来に当てはめるのは非常に危険ですよということでした。
20ある教えのうち3つをご紹介しましたが、これら以外にも有用な教えがたくさん載っている本書をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
今回本を読んでサイクルと心理的要因のお話は非常に面白いなぁと思う中で、本書に書かれていた強き相場と弱き相場には三段階あるというものがあったので、最後にこれをちょっと紹介して終わろうかなと思います。
まず強き相場の三段階というのがありまして、こちらではまず先見の銘がある人握りの人が状況が良くなると考え始める、次に多くの投資家が実際に状況が良くなっていることに気づく、最後に全ての人が状況が永遠に良くなり続けると思い込むというものがありました。
そして弱き相場の三段階では、まず資料深い人握りの投資家が強き相場の中にあってもそれがずっと続くとは限らないと認識する、次に多くの投資家が状況が悪化していることに気づく、最後に全ての人が状況が悪化の一途をたどると思い込むという形になっています。
このようにですね、最初に賢明な投資家がトレンドに逆らうような形で逆張りで投資をし始めて、それにどんどん投資家が追随していって、最終的にはそれがずっと良くなり続ける、悪くなり続けると思い込むというのが相場の三段階であるというふうに書かれていて、これは心理的要因というのがとても大きいというところをうまく表した表現だなというふうに思いました。
そのトレンドに逆らわない順張りという投資方法は、とても投資界は一般的とされているんですが、このハワードマークスさんは二重納指の中で逆張りをしろというふうにおっしゃっています。
それも暴落の中でこそ先ほど言ったように本質的価値、より下の価格で株だったり債権だったりを購入することができるというのがここの考える根底になっているんだなというふうに改めて認識することができますね。
ハワードマークスさんはサイクルに関してもこちらで本を一冊出しているので、気になる方はそちらもぜひ手に取っていただければと思います。
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