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2023-04-12 10:29

#472【書籍紹介】「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」をご紹介!

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このシリーズでは、投資・経済・お金・ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。

今回は、「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」です。

著者:佐藤航陽

この本は、お金や経済とは何なのか、その正体を知り、お金をツールとして使いこなせるようになることを目的として書かれています。

日々進化する技術によって経済がどのように変わっていくのか知りたい方におすすめです。

興味を持った方は、ぜひ本を読んでみてください!

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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。皆様、いかがお過ごしでしょうか。インターン生の下村でございます。
このエピソードでは、投資、経済、お金、ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、「お金2.0」という本です。
お金や経済とは何なのか、その正体を知ることでお金をツールとして使いこなせるようになることを目的として、本書は書かれています。
作者である佐藤光陽さんは、決して裕福ではない家庭で育ち、幼い頃からお金への関心が強かったそうです。
現在は株式会社メタップスという会社を経営しています。
この本のタイトルのお金2.0の2.0は、フィンテック2.0に由来しています。
フィンテックは技術の進化によって金融の世界が破壊的に変化するトレンドのことです。
そして本書ではフィンテックを便宜上1.0と2.0に分けています。
まず、ITを使った業務の効率化がフィンテック1.0です。
そして2.0は全くのゼロベースから新たな仕組みを再構築するものです。
代表例としてビットコインが挙げられます。
視聴者の方々は仮想通貨はよくわからない、怪しいと思ったことはありませんか?
それは仮想通貨を既存の枠組みに当てはめて考えることができないからです。
それこそがフィンテック2.0の特徴です。
通貨とは言うものの国が発行しているわけではありませんし、私たちがイメージする通貨の定義には当てはめて考えることができませんよね。
そしてこのフィンテック2.0こそが経済やお金に大きな変化をもたらします。
今回は現実の世界はお金、感情、テクノロジーの3つのベクトルによって動いている。
経済のメカニズムは普遍的なもの。
テクノロジーは点ではなく線で捉える。
お金は価値を倍買いする一つの手段に過ぎない、という4点についてお話しします。
まずはじめに現実の世界はお金、感情、テクノロジーの3つのベクトルによって動いているということについてお話しします。
3つの中ではお金の影響力が最も強く、経済イコールお金と言っても過言ではありません。
お金は生きていく上で必要不可欠だからです。
2つ目の感情は人の感情を無視して物事を進めることはできないということです。
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3つ目のテクノロジーはほとんどの人が意識しない要素です。
しかし日々目まぐるしく変化し、大きなきっかけの変化を作ってきました。
そしてテクノロジーには一定の流れがあります。
インターネットが普及し情報があふれたことで人工知能が進歩したように、発明が次の発明を連鎖的に引き起こしています。
次に経済のメカニズムは普遍的なもの、ということについてです。
世の中の動きに対して強い影響力のあるお金、つまり経済ですが、そのメカニズムは実生活に当てはめて応用ができるくらい普遍的なものです。
作者は経済は自然に似ていて、自然にせよ社会にせよ構造的にはすべて同じものだとしています。
経済と聞くとどことなく難しそうですが、会社やサークルなど身近なものも経済システムの一つです。
ここでは本書に掲載されていたうまく機能する経済システムの要素5つについてお話しします。
その要素は1つ目がインセンティブ、2つ目がリアルタイム、3つ目が不確実性、4つ目がヒエラルキー、5つ目がコミュニケーションです。
これらの要素を会社に当てはめてみてみましょう。
1つ目のインセンティブは報酬が明確な必要があるということです。
会社で働く上での明確なインセンティブは給料ですが、それだけでなく生物的・社会的欲求を満たすことが必要です。
現代では異色獣は最低限保障されていることも多いため、
より社会的欲求・精神面での欲求を満たすことが会社で働いてもらう上では必要になってきます。
2つ目のリアルタイムは常に変化する状況を作り出すことが必要ということです。
変化があったほうが人間は高い熱量を維持することができます。
例えば営業の成績を公表するのも常に変化し競い合う状況を作り出すためです。
3つ目は不確実性です。
実力の要素だけでなく運という不確実な要素を組み合わせることで想像力を働かせて取り組む意欲が湧いてきます。
4つ目のヒエラルキーは階層や座列など明確な指標としてヒエラルキーが必要だということです。
上司や部下のようなヒエラルキーによって関係性や立ち位置をつかみやすくなります。
5つ目のコミュニケーションは交流があることによって全体を一つの共同体として認識できるようになるということです。
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次にテクノロジーは点ではなく線で捉えるべきということについてです。
テクノロジーは世の中の方向性を決める一つの要素です。
その発達は経済に変化をもたらす要因になります。
そしてテクノロジーの変化は点ではなく線で捉えることが重要です。
本書の記述を引用すれば、現在のシステムがどんな課題を解決するために作られたものなのかの原理を正しく理解し、
最新のテクノロジーはそこにどのような変化を起こすのかを一つの現象として理解するということが必要です。
私たちはついIoTやビッグデータなどのワードを追ってしまいがちです。
しかしそうではなくテクノロジーの変化の流れを一つの現象として捉えることが重要です。
作者は今お金や経済の世界において最もインパクトのある現象、大きな変化の流れは分散化と自動化だとしています。
分散化はこれまで中央集権的に集められてきた情報と権力が経済というネットワークを構築する個人に分散していくことを意味しています。
この分散化と自動化の2つが混ざり合った自立分散というコンセプトが多くの産業界のビジネスモデルを覆す可能性があります。
最後にお金は価値を媒介する一つの手段に過ぎないということについてです。
近年、投資先は枯渇しており資金調達は容易であるため相対的にお金の価値は下がってきています。
お金はもともと価値の交換、保存、釈度としての役割を持っていました。
しかし徐々にお金を増やすということが強く強調され、多くの人がそこしか見なくなりました。
まさに手段の目的化です。
人々が感じる価値とは関係なしにお金だけが増え、お金と価値の関係は薄れていっています。
また、お金で価値を測ることには限界があります。
例えば、GoogleやFacebookの強みはそこで働く優秀な人材や膨大な利用者のデータですが、
対策対象表上に無形資産として全てが形状されるわけではありません。
その企業にとって本当に重要なものであってもお金では価値を測りきれないのです。
このようなことから、お金は価値を媒介する一つの選択肢に過ぎず、
唯一の価値の媒介手段としてのお金の独占は終わりつつあります。
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実際の本には具体例やわかりやすい解説がたくさん載っており、もっと理解しやすくなっています。
今回ご紹介したようなことを基にして、作者は資本主義に代わる価値主義の提案をしています。
ぜひ実際に読んでみて、作者の考え方に触れてみてください。
私は個人的には、経済も自然も根底にあるメカニズムは同じだという考え方には驚きました。
世の中は違ったもののように見えても、本質的には同じだというものがたくさんあるのかもしれないと思いました。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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