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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
本日は、8月27日に開催した投資家向けIRセミナープレミアムブリッジサロンから、大島様による
最近の投資環境事情、個人投資家が注意すべきポイントの講演の前半エピソードを配信いたします。
ファンドマネージャーや運用会社の社長、外資プライベートバンクでの経験を得て
現在、ファンドガレージを主催する大島様のお話から、投資のヒントを見つけましょう。
こんにちは。ファンドガレージの大島でございます。
今日はですね、ブリッジサロンさんの方にお時間を頂戴しまして、
最近の投資環境事情と個人投資家が注意すべきポイントということで、
30分ちょっとぐらいお話をさせていただいて、その後、質疑応答をさせていただきたいというふうに思います。
用意しました資料、ちょっとトゥーマッチなボリュームになってまして、
多分これ30分で全部喋り切ると、相当な早口で喋らないと無理かなということで、
もし残ってしまったら申し訳ございません。
なので冒頭のですね、自己紹介みたいなところは簡単に回させていただきます。
恐らく去年もさせていただいてますので、私のことをご存知の方もいらっしゃると思いますし、
以前はモーニングサテライトのレギュラーコメンテーターなどもやってましたので、
この方ご存知の方もいらっしゃるんじゃないかなというふうに思います。
もともとはファンドマネージャー、現在は投資教育情報配信を中心としたファンドガレージと、
こういうものを主催させていただいております。
ファンドマネージャー時代、私クォンツ運用から始まってですね、
さらには米国株も含めて、ボトムアップアプローチというのを徹底的にやってまいりましたので、
目線がアナリストとかストラテジストというよりは、もう本当に純粋にファンドマネージャー、
投資判断者ということになるの、そこが私の大きな特徴かなというふうに思います。
今日のメインテーマから始めさせていただきたいんですが、
最新の投資環境事情ということで、大幅利上げ観測に怯える必要はあるのかと、
こういうタイトルなんですけど、実にいいタイミングで私今日入ったなと、
朝本当に感動しました。
実は昨日もですね、私11時半ぐらいまではモニターにかじりついております。
もう皆さんご存知だと思うんですが、昨日ジャクソンホールでの会議というのがあって、
そこでアメリカのFRB議長が今後の金融姿勢についてのコメントをしたということなんですけども、
FRBのウェブサイトに行っていただくと、昨日も日本時間で11時、議長のスピーチが始まるときに、
スクリプトは全部ダウンロードできているんですね。
なのでウェブページをご覧いただくと、もうあのスピーチを全部聞かなくても、
時間を見なくても、自分も何を議長が喋るのかというのがリアルタイムで把握できる。
私これをすぐに見て、読みながらマーケットの動きを見ていたと。
昨日のニューヨークの、昨日というか今朝終わった分のニューヨークの東を見ていただくと、
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最初の30分間から1時間ぐらいほとんど動きないんですよね。
ところがその後ダラダラ下がってきた。
私は寝たのは、その小動きな頃に寝てしまったと。
なぜならば、コメント読んでみて、スクリプト読んでみて、そんなに言うほど高派なこと言ってないんですよ。
確かにこれから利下げします、みたいなこんな優しいことは言うわけがないんで、そんなことは言っていない。
で、物価のことに関しては、例えば7月の個人消費のところのデータが悪かったことに関しては、
ハッピーなんだ、みたいなことを言いつつも、ただ雇用が厳しいから、
自分たちはもう少し利上げは続けるよっていうことを言ったと。
ただ状況を見ながら考えるんで、9月にどうするかわからないっていうようなことを言ってるんですよね。
だから決して高派ではない。
なのでマーケットも冷静だなと、こういうふうに思って寝て、安心して目が覚めたら、
なんだこの1000ドル安っていうところで、今朝起きたというところなんですが。
で、この大幅利上げ観測に怯える必要があるのかというのは、
別に今朝作った資料ではないので、数日前に作ってます。
ですが、その時と今と私の考え方は基本的に変わっておりません。
怯える必要があるのかどう見えはきるくらいですから、基本ないでしょうということなんですね。
その辺について、この後ルール説明を申し上げたいんですが、
一番根本的な話としてですね、まず、なんで金利が上がると株価が下がるんですか。
ここを皆さんぜひまず考えていただきたいんですね。
よくものの書、教科書的には、金利上昇によるとリスクプレミアムが剥げるから株価が下がるんだとか、
あとは最もらしいことを言う、金ユーマンって最もらしいことを言うのが得意なんで、
こういう数学の式を持ってきてですね、これあの配当割引モデルっていうやつの数学の式で、
高校で数算までやった人だとこんなの見たことあるのかなと、
無限給付っていうやつでなんですね。
ここはTって時間なんですけど、無限大ということで何を表しているかというと、
単純に配当をこの先の将来の分まで全部予想されるものを足して、
それを今の価値に直したのが株価ですよっていう、それが理論科学ですよっていう、
この数式をみんな説明に使うんですね。
この式全然覚えていただく必要はないんですが、
ここにRが入っているんですね。
Rっていうのは金融のこういう方程式の中で必ず金利を表すことに使います。
で、分数の分母にRが入ってますね。
で、分数の分母のR、この金利が上がるとこのRが増える。
すなわち分母が増える。
だから2分の1のが3分の1のが小さくなりますよね。
3分の1のが4分の1のが小さいですよね。
なので、それをこのRが大きくなればなるほど、
このRが大きくなればなるほど、
出した結果っていうのは小さくなるよねっていうのが、
この式で使って金利が上がると株価が下がるっていうことを言いたい人の論法なんですが、
ここにTってありますよね。
ここにもTってある。
これ何かって言ったら、1年分、2年分、3年分、4年分、何年分足しますかのTなんです。
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で、一応この式ではここが無限大になってますんで、
未来永劫の話とこういうのを全部足すっていうことなんですが、
皆さん一方でPERって使うじゃないですか。
ある時、PER15倍が高いとか安いとか、13倍が高いとか安いって言いますよね。
あれ何かって言ったら、一株当たり利益の何倍分、何年分で株価を見てるかっていう話ですよね。
無限大な話なんか絶対しないじゃないですか。
そうするとここって、よくともに30の話なんじゃないのと。
そうするとですね、ここのRが微妙に変わったぐらい、
0.3が0.4になったぐらいの話よりも、
ここを1とか2とか3とか4とかっていう風に変えたインパクトの方が答えは大きくなると。
ということで、要は何が言いたいかっていうと、
当てにならない意識だっていうことだけなんですけども、
最もらしく言うとこういうことになるんだけども当てにならないよと。
Tの長さが説明されていないんだと。
金利が上昇したら株価が下がるっていうのは、
最もらしい話だけっていう風に思っていただいていいんじゃないかなと、
私は思います。
それよりももっと大事な話っていうのは何なのかなっていうと、
株の動きっていうのは、
これは株価の動きを説明するときにやっぱり使う式なんですけど、
ここ、市場変動全体、市場全体、日経平均、入力だ、
そういったものに連動する部分と、
個別銘柄の、今日この後IRが説明するような会社の、
個別の特有な利段で分析できますよってことなんですけども、
やっぱりここが一番株価にとっては影響がでかいです。
なので、マーケットがどう動くかっていうことは、
ある程度は全体感を見なくちゃいけない。
そんなときに、今日本株、誰が動かしてますかっていうと、
売買代金見てもらえばわかるんですが、市場の3分の1以上、
下手すれば4分の1、これ外国人投資家が動かしてますよね。
なので外国人投資家にとってのメインの市場っていうのは、
基本アメリカになりますんで、
なのでアメリカを見たほうがいいよねっていう、
こういう仮説はもちろん当然成り立つよねと。
ただ、さはさひながら、
これ私ファンドマネージャー自体がずっと使ってる考え方ですけども、
やっぱり株価っていうのは最終的には企業の収益に収斂するんだと、
こういうことを考えたときには、
右肩上がりのビジネストレンドがあるものの中のメインプレイヤー、
株価は上がったり下がったり時給でどこどこ動くけども、
このビジネストレンドが右肩上がりになってるものの真ん中にある企業、
これに投資をしている限り長期で持っていれば儲けられますよと。
ということですね。
段階的に低トレーディングをやる方、
もしくは半年、1年、市販機決算で右往左往したくなるような方は、
多分これを言っても合わないかもしれない。
ただ、もっと長いタームで投資をしましょうと、
買ったらほっとくよっていうようなぐらいの方だったら、
まさにこの通りにやっていただけても僕は安心だと思うんですが、
今この右肩上がりのビジネストレンドがあるかないか、
バッチリあるんですよね。
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で、マーケットがまだ今回よく理解しないなというふうに思ったのが、
ここのところの半導体絡みの決算。
アメリカの大手の企業の決算ですね。
最後、NVIDIAの決算が一昨日やりました。
これの決算に対しての事前のマーケットの読み、
そして決算、非警報の直後の動き、
これを見てて、なんとなくやっぱりみんなまだ理解しきれていないんだなと、
こういうふうには思ったんですが、
この辺もいろいろ説明をしていきたいと思います。
まず最初の大見えの話なんですが、
これ何のチャートかというとですね、
S&PのGHCIという指数のチャートでございまして、
これ何を表しているかというと商品相場です。
インフレって何が一番影響するのかというと商品の価格という、
それが大事な指数になるよねということで、
昔はCRB指数なんていうのもずいぶん主力だったんですけども、
今その商品の動きを見るときに、
機関投資家がこぞって使っているのがこのGHCIと、
こういうのになるんですが、
それの2020年1月から直近までの動きを持ってまいりました。
で、これ赤線何を引っ張っているかというと、
2020年の1、2月のところ、
要は世の中にまだパンデミックなんか全くなかった頃ですね。
コロナなんていう言葉は全くなくて、
みんな好き勝手にマスクもせずに自由な暮らしをしていた頃のところに
線を引いてこういうふうに見てみましたと。
そうするとパンデミックが始まって、
みんながロックダウンしたという時に向かったら、
ドーンと商品価格、需要が落ちるということで下がったんですが、
その後ずるずるとちゃんと回復してきたということで、
この辺のエリアになったときに、すなわち去年の夏以降ですね、
のところでFRBがここでの超金融緩和を
もうやめてもいいかなというふうに言い出した。
おっしゃる通りこのぐらいに商品価格は上がってきたということなんですが、
この後グワンと上がっている大きなドライブをかけている要因というのは何かというと、
これ実は3月のところなんです。
ロシアがウクライナに侵攻したところで、燃料価格の高騰があって、
それが引っ張ったと。
またウクライナとかロシアというのが小麦の主力的な生産地であるとか、
穀物全部がそうだという話から、食料品価格も上がるよという話で
上がってきたということで、インフレだという話になったんですね。
確かにアメリカのガソリン価格、カリフォルニアあたりでガロンが8ドルというようなところまで上がりましたので、
それはえらいことですよね。
日本のガソリン価格は政府がもう管理してますんで、
今現在170円とかそんなところで済んでますけども、
あれ裸にすると200円を超えるんですね。
そんなような状態というところまでいったんですが、
これ6月のところでピークを打って終わっているんですね。
その後というのは商品価格が下がってきているということで、
世の中で今インフレだインフレだというふうに言っている話に、
証明できるものというのは案外ないんですよね。
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少なくともFRBが利上げを始めたことによって、
まあ下がり始めているということもあり、
またそもそもが、何でこのインフレが起こったかったら、
景気加熱じゃないですよね。
通常の景気加熱で起こったインフレだったらば、
金融引き締め等によって景気をスローダウンさせるとか言いますけども、
これここの打ち返しなんですよね。
パンデミックによって生産が全部止まって供給ができない。
で、みんな家に対象がこもっていたから重要もなかったけども、
だんだん回復し始めたことによって、
物が欲しくなった。で、買いに行ったら物がない。
で、あとは俺金出すからということで値段が上がっていったと。
こういう局面ですよね。
なので、ちょっと従来のいわゆる景気加熱による物価上昇インフレではないということで、
大きなものっていうのは何かというと人件費の行動ですね。
で、これ人件費の行動でも誤解をしちゃいけないのが、
人件費っていろんな層があるじゃないですか。
例えばGoogleのAIエンジニアみたいなね。
もう頭バリバリに賢い方。
のところもあれば、
普通に体が動けばできる仕事っていうのももちろんありますよね。
で、どっちかっていうと、
Googleのすごいエンジニアみたいなところの仕事っていうのは、
普通に緩めてもないし厳しくもなっていない。
なぜならばリモートっていう方法があったので、
そこで雇用の受給関係って変わってないんですね。
で、一方でそうじゃない仕事は、
人と触れ合ったらコロナになるという恐怖感があったから、
みんな一旦やめた。
で、もう大丈夫だよワクチン何回も打ったんだから
なんていう話になっても戻りたくない。
でもお客さんが動き始めたから、
そういうものに対しての人を提供しなくちゃいけないっていうことで、
ミスマッチが起こったと。
こういうことで人件費が上がってる。
実際に私の友人の子供がですね、
アメリカで今ホテルの動画を見てるんですけど、
時給が20ドルを超えるって言ってました。
20ドルから25ドルとかね。
円換算にする必要はないんですけど、
円換算にすると3000円くらいですよ。
それでベルボーイやるんだったら、
僕もベルボーイやりたいなっていう、
おまけにチップもらえるわけですから。
それでも人が集まらないっていうのが今の現状。
で、今回のジャクソンホールでのコメントでも、
パウェル議長が言ったのは、
人が集まらないというのが今の現状。
で、今回のジャクソンホールでのコメントでも、
パウェル議長が言ったのは、
人件費なんです。
とにかく注目しての人件費なんですね。
ということは、とりあえず目先でインパクトがありそうなのは、
来週の末に出てくる雇用統計。
ここの統計の結果によっては、
ちょっとまたトーンが変わってくる。
またすっごい雇用が厳しいよって話だと、
0.75の利上げ継続だよなっていう話が、
トーンが濃くなるかもしれないですけども、
逆に雇用統計も緩んできたなと、
こういうことになると、
9月のFOMCではそんなに利上げはできないかもしれない、
というような話になってくる。
なぜならば、商品の価格が下がってますから。
で、この論法をやったときに、
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世の中、楽観的に物事を見ようとする人と、
とにかくとにかく悲観的に物事を見ようとする人がいる。
その悲観的な人っていうのは何をやるかって言ったら、
大島の言ってることは、
肝心な人件費の入っていない支付を使って言ってるよね、
ということになると思います。
商品の相場のこういう支数の中の構成要素って、
基本的にエネルギーが大きいんですね。
で、これの穀物とかそういったものですね。
そういったものが下がってるっていう話と、
人件費の話っていうのは、
この支数の中には織り込まれてないものだから、
ちょっと違うだろうと言われるかもしれないと。
ただ、実際にガソリンがね、
どうですかね、8ドル。
給油行ったときにガロン8ドルって買わされた人たちが、
今4ドル以下で買えるようになったんですよ。
で、その中で利上げされるっていうのは、
8ドルのとこで利上げされる話と、
今されるのと、4ドル以下のとこでされるのと、
随分受け答え方も違いますよね。
で、たぶんその辺っていうのは、
今後いろんな議論を生んでくるでしょうと。
なぜならば今年、中間選挙ですから。
だいぶ世論にお見なきゃいけないっていうのが出てくるよね、
ということで、
落感論と非感論、いろいろあると思いますが、
インフレの状態ってのはこういうことだよね、
ということをまずご理解いただいた上で、
この記事、8月16日の日経新聞の長官に出てた記事なんですが、
ご覧になった方、ある方多いと思うんですが、
ちょっと本文は下につながってるんですけど、
この辺を見ていただきたいだけなんですけどね。
何かって言ったら、
金利が上がると債権の価格って下がりますよね。
債権の価格が上がると債権の価格って下がりますよね。
金利が上がると債権の価格って下がりますよね。
本来的には金利が上がる局面で債権として難しいんですけども、
資金流入してるんです、米国債。
これが大きな僕がヒントだということをお伝えしたいなと思います。
なぜならばということで、
いろんなことをマーケットで言う人っていうのはいます。
市場に果敢関係者っていう意味では、
本当にコメンテーターもいれば、アナリストもいれば、
ファンとマネージャーもいると。
何かあったら、本当に投資を知る人と分析を知るだけの人と、
周りで大林を入れてるだけの人っていうのが、
そんなような分類なんですけども。
短い金利っていうのは、これは中央銀行が決めます。
だけど長い金利は誰が決めるかって言ったら、
債権の投資家が決めてるんですね。
すなわち債権を買ったり売ったりやってる人と、
こういうことになります。
これ、米国債のイールドカーブということで、
ゴールデンウィークの頃から、6月のところ。
これ何があったら、まだ利上げが1回、2回行われたところ。
0.25、0.5%の利上げが行われた段階のところで、
6月の0.75%の利上げの前です。
のところのイールドカーブ。
そうすると、FFレートの0.75というところから、
きれいに今、長期に向かって上がっていっている。
これ、いわゆる純イールドっていう考え方なんですけども。
これが、この後、2回0.75%利上げしましたよね。
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と、こうなるんです。
これ今、別に手品はやってなくて、
Y軸は全く同じような形にして、
分かりやすいようにしました。
見ていただきたいのは、
短期のところは、0.75×1.5%上がったので、
2.225まで上がってきてるんですけど、
ここのとこ見ててください。
これ、これ、じゅーっと見てください。
10年最近利。
利上げ前、利上げ後。
ほぼ変わってないのがお分かりになります。
すなわち、これ10年際の近利っていうのは、
3%ぐらいのところで、
0.75を2回利上げした後も、変わってないんですよ。
なので、投資をしましょうという人たち。
自分のポートフォルニアにその債権を入れて、
抱えてなきゃいけない人たち。
年金のファンドマネージャーが大きいです。
で、国際の投資家としては、
世界中の年金ですね。
の人たちからしてみると、
10年の運用で、
米国のドルで、
3%もらえれば、
同じだと。
こういうふうに思われます。
途中で、自家評価をしなきゃならない人。
投資進捗のファンドマネージャーとかは、
自家評価をしますから、
近利が上がると、自家が下がるんで、
パフォーマンスに影響する。
だけど、年金みたいな長い期間の運用者は、
それをしないでいいんですね。自家評価を。
それよりも絶対利に3%もらえるほうが、
いいんだっていうところで、
持っていると。
最終的なのは、
短い近利よりも、
最近、長い近利のほうが
レートが低くなっているんですね。
これ、ちょっとY軸のところを、
ちょっといじくります。
単純に、Y軸を一番下まで持ってきたところを、
2.2にして、
上は3.4のままにしたら、
こんな形になっているんですね。
今のイールドカーブって。
これ、すんごくいびつな状態なんです。
中期の2年債の近利が、
今一番高いところにあって、
10年債のほうが低い。
だから、FRBが言っている通りに
抜こうかもしれないよと。
ただ、10年後になったら景気は悪いぞと。
オーバーキルするぞということを
言っているんですね。
0.5と0.75という利上げのことを
考えましょうということで、
ちょっとシミュレーションをしてみました。
これが今のイールドカーブ。
これに単純に、
0.5%を乗っけたもの、
0.75%を乗っけたものと、
ということで、
想定のイールドカーブを作って、
パラレルに近利が上昇しました。
という状態ですね。
そうすると、
このあたりのものというのは、
4%を楽に超えてくるんですね。
今、アメリカの住宅が、
景気がすごく悪くなったって、
ご存知ですよね。
それはなぜかというと、
今現在でアメリカの住宅ローン近利が
30年固定で、
5.5%を超えてきているんです。
そこに0.75とか乗っけていったら、
何が起こるか。
もう家を買わなくなりますよね。
と、アメリカのGDPの中で、
個人消費ともう1つ重要なのが、
住宅投資。
なぜならば、家を買うときに、
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みんな耐久消費者を買うんですよ。
そういったものが、
全部ブレーキを踏むということで、
それを見ているから、
今現在でも長いところの近利が低いんですけど、
パラレルに上がることはないでしょうね、
ということで、
それを考えると、
私たぶんこんなようなイールドカーブになるだろうな、
というふうに簡単にゲストしました。
こういうことですね。
そうすると何が言えるかというと、
こんなに急坂な、
長短近利の逆転のイールドカーブって、
普通ないです。
過去見たことないです。
こんなイールドカーブを上に書くと、
あいつは再建市場を知らないなと笑われそうな、
イールドカーブを私が書いている。
こういう状態なんですね。
これは市場が何を言っているかというと、
こんなことをやったら、
利上げをやったら、
景気が急激に悪くなりますよ。
ジャクソンホールでのパワウェル議長のコメントは、
ある程度の痛みは伴うぐらいのことを言ったんです。
おっしゃってますけど、
これある程度の痛みじゃ多分済まない。
で、
どこに一番痛みが、
しわ寄せがいくかだったら、
所得の高い層じゃないんですよね。
この間のウォルマードの決算を見たことがあるかもしれませんけども、
ウォルマード決算良かったんです。
なぜかと言ったら、
CEOが言ってました。
高い所得の人たちがウォルマード、
エブリデイロープライズのところに買い物に来てくれてるから、
彼らはお金を持っている。
そこのところは自由に消費行動をしてるんですよ。
で、金利を上げていったら、
そうじゃない世代のところ、
低所得数のところがより叩いてくる。
人口数から言ったら低所得数のほうが多いので、
まあ景気が一気に急ブレーキを踏むってことになるんじゃないのと、
いうことが言えますね。
今後の金利の見方で、
市場の利盛観測を今しめたっていうことをメディアも言っているし、
コメントしてる人も多いんですが、
なんでそういう話になるかというと、
これ、2018年からのFFレートとか各機関の金利の動きなんですけど、
2018年以降で金利を引き上げている局面がありました。
その時って、
まあ割と長い金利のところも同じように上がっていってるんで、
この辺って金利上がりそうだな、
最近市場が最速してるなって感じあるじゃないですか。
ただ、ある段階まで来ると、だんだん団子状態になってくるんですね。
これ以上やると景気悪くなっちゃうよっていう話を、
最近市場が発信し始めるんですね。
FRBのエコノミスト、それもちろんすごい優秀ですけども、
ちゃんとしたその年金基金の、
ボタカンでやってるわけじゃないので、
むちゃくちゃ優秀な方々がやってるって分析してやってるわけですよね。
その人たちがいろんなことを思って、
だんだん金利が上がらなくなってきて団子状態になる。
じゃあ今どうなのってと、ものすごい団子状態なんですよ。
で、
ヒストリカルに、歴史的に見てその動きってどうなのって、
これ1985年からのチャートです。
必ず金利を中央銀行FRBが上げたところで、団子状態になるんですね。
団子状態になって終わる。
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で、その後はむしろ景気が悪くなる。
で、日本でもそうでしたけど、
最後に一回余計な利上げやりますよね。
それ多分皆さんご存知だと思うんですけど、
ハヤミ兵さんも、2000年代のハヤミさんも、
皆さん最後に一回、ここでもう一回利上げするの?っていう利上げをされる。
中央銀行の利上げをするのが価値と思ってますんで、
ここのところでも、もう一回はやってくる可能性はあるけども、
景気がアウトになると利下げの流されになると。
こういうことで、今最近は利下げの観測が出ていたと、
そういうことからそれを言いましめたのが、
昨日のジャクソンホールという話なんですが、
ちょっと昨日の今日なんで資料を作れなかったんですけど、
このイールドカーブの話の中で、
金利が今だいたいずっと3%。
利上げの前でも今でも、
ずっと3%のところに10年債の金利がいますよと、
こういうことを申し上げましたけど、
昨日何%と終わっているかを見ました。
2年債の金利は3.4%を超えるところまでいったんですけど、
10年債の金利、0.02%だったか、
ちょっとしか多いじゃなくて、
要は3.0xのところにまだいるんです。
なので株式市場はびっくらこいて、
1000ドル低下という動きをしましたけど、
金利はそんなに動いていないと。
これは恐怖指数と言われるものと、
S&P500の総勘チャートなんですね。
資料ちょっと今だいぶ飛びました。
18ページまで飛びました。
18ページまで飛んだんですが、
今これ作ったときにはまだ、
このビッグシフ、
S&P500のインプライドボラティリティが
21.78%という状態なんですけど、
昨日の終わった段階で25.56%と、
こういうところまで急激に跳ね上がっているんですね。
これは何かと言ったら、
基幹投資家の中でもやっぱりヘッジしなくてはいけないという人たちは、
大当てでヘッジをしたよと、
こういうことなんですね。
なので、これ負の総勘関係がある以上、
この辺まで上がってきたということは、
マーケットがバーンと戻るときの力を蓄えたと、
こういう詳細になりますので、
私は特に昨日の下げも、
そんなに問題視する必要はないんじゃないのと、
こういうふうに思います。
いかがだったでしょうか。
後半エピソードもありますので、
併せてお聞きください。
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