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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
皆さま、おはようございます。インターン生の高田でございます。
このラジオでは、いろはに投資で取り上げられない、投資・経済関連の話題についてゆるりとお話ししていきます。
今回は、中国経済の原則と日本の振興市場、グロス市場の課題点についてお話ししていきます。
今日は、天貝くんに来てもらっています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は、僕の方からは、中国の景気回復が遅れているというトピックについて、最初にお話ししようかなと思っています。
まず、この話題を提供しようかなと思ったのが、先週6月20日に、中国の中央銀行が事実上の利下げを発表した。
0.1%金利を下げたという発表がありました。
基本的に金利を下げるということは、あまり景気が良くない。景気を刺激策として利下げをしたということを、
日本のインバウンド需要から見ても、あまり中国人が今年は来ていないというところからも、
あまり中国の経済が良くないんだろうなというのは、何度かこのラジオでも話していたんですけど、
やっぱりあまり回復してこないというようで、今日こちらの話題についてちょっと詳しく見ていこうかなと思います。
事実上の利下げってどういうことなの?
中国の政策金利として、LPRというものを設定しているんだけど、
この金利自体も長期のものと短期のものというのがあるんだけど、
金融機関が企業などに融資を行うときの目安となる金利というものがあるんですけど、
その金利を下げたというところで、この下げたのが10ヶ月ぶりなのかな、になったという感じですね。
10ヶ月ぶりなんだ。
一応ゼロコロナ政策が終わったというところで、景気がこれから回復していくという予想を立てていたんだけど、
ということもあって、利下げをするほどではなかったっぽいんだけど、
今回追加の金融緩和をするほど、あまり景気が回復してこなかったという感じになるんですかね。
ちょっと具体的な経済指標を見ていくと、GDPに関しては1月から3月のものなんですけど、
前年同期比でプラス4.5%、成長はしているんですけど、
こちらは前年の段階からは結構大幅に下振れてしまった、予想から垂れてしまったという感じで、
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この内訳として、中国のGDPの大体25%くらいが不動産業界が引っ張っているというところなんですけど、
前年ですね、広大グループ、大きい不動産会社がデフォルトしてしまったというところもあって、
不動産業界全体がネガティブな影響を受けているという感じらしいですね。
この不動産価格の下落というのが何で起こっているのかというと、
今政府が住宅取得というのを促進していて、ここから価格下落を許容する姿勢を変えていないというところで、
不動産価格は今後も上がってこないのかなという感じですね。
同じように、この不動産だけではなくて、他の消費材に関しても結構レフレー圧力がかかっているらしくてですね。
今、回復傾向にちょっとあるのは、個人消費は結構回復してきているらしいんですよ。
というのも、ゼロコロナ政策が解除されたということで、リバウンド需要が増えているというところで、
映画とか、あとは最近だと6月末に中国では連休があったんですけど、
そこで航空機の旅客サービスの需要が結構上がっていたというのはあったっぽいんですよね。
ただ、生産者物価指数で見ると、-4.6%とかなりリフレの方向に動いていて、
他にもPMIを見てみると、非製造業は54.5%、だいたい交付金の目安というのは50を上回れば公共という感じなんですが、
こちらは結構公共なんですけど、製造業のPMIは48.8%と50を下回ってしまう結果になっています。
中でも、若者の消費というのが全体の消費を結構の割合を伏しめているんですけど、
それがあまり回復してこないというところで、何でなのかというと、若者の失業率が今、先月ですね、5月で20.8%らしいんですよ。
失業率20.8%というところで、これ何でかというと、コロナ禍で業績が低迷してしまった企業が採用数を抑えているというのもそうですし、
IT企業に関しては結構今まで多くの人員を採用してきたんですけど、
こちらは政府の規制などの影響で採用を絞らなきゃいけないらしくて、その影響があって、
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回適市場になっているところで、他者の消費があまり増えてこない。
食材が難しい中で消費が戻ってこないというところが結構、
中国の需要の側面から見たときの景気失速の大きな要因になっている感じですね。
中国ってIT企業に政策を取ると規制を捨てる印象はあったけど、そんな採用にまで。
採用も制限している感じらしいですね。
あとは他のところで言うと、今電力の需給が逼迫しているというのもあって、
僕もすごい最近感じるんですけど、中国の方ですごい気温が高いらしくて、
その需要がすごい高い中で、今結構火力発電とかを増やしているらしいんですよね。
というので、電気代が上がっているというところからも、景気にネガティブな影響を与えている多いですね。
中国は最近人口の減少傾向だし、一昔の印象だと本当にどんどん経済成長していけいけな国だと思うんですけど、
いつの間にかこんな中国が減少しているなんて知らなかった。
そうだよね。中国の経済、ちょっと不透明な部分もあるし、やっぱり僕が中国を注目していたのは、
サプライチェーンとかももちろんあると思うんだけど、近隣の国の治安が悪くなる要因として景気が悪化するということがあるから、
ちょっとそれも怖いなと思って見てたんだけど、やっぱり台湾の問題とかもまだ内在化しているというところで、
今後もちょっと中国は社会情勢等も合わせて見ていく必要があるのかなと思いました。
天貝くんは何か最近気になったニュースとかありますか?
僕は最近東商が新興市場、グロース市場、それを改革しようって打ち出しているというニュースを聞いて、
それが最近気になっているかな、というのもこれまで東商はPBR1倍割れの企業が日本は多くて、
PBR1倍を越すようにいろいろな形で働きかけてきたんだけど、
次はIPO企業だったり、グロース市場に上場していく企業だったり、その辺りを伸ばしていこうという考えがあるらしいよ。
そうなんだ。やっぱり東商としても魅力的な商品、いわば取引される商品、上場リスト化されている商品である上場企業を増やしていくというところでは、
PBRの改革はもちろんそうだけど、新しく上場していく企業をちゃんと育つ事業を作っていくというのも重要な施策になってきそうだよね。
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本当にその通りで、実際ここ最近日経平均はすごい上昇していて、日本株は本当に景気なんだろうなと思い出したけど、
実際どこの企業が上昇しているかというのを見ると、意外と大きなプライベート市場に上場している企業がほとんどで、
もう少し自家創学の小さくて、グロース市場に上場している企業、その辺りは全然株価が上昇していないんだよね。
そうなんだ、なるほどね。なんか最近、6月って結構IPOが多かったと思うんだけど、
僕も見てて、やっぱりマーケットがいいからか、初年はやっぱり上がるんだけど、どうしても1週間とか経ってくると、
だんだん株価が下がってくるっていうのを見て、やっぱり陶器的な部分がすごい大きいなっていうのは、ちょっと残念な部分として感じるかな。
IPO企業のセカンダリー投資みたいな、上場してから買って、その後どんどん値上がりを期待していこうみたいな投資はあまりうまくいかないイメージがあったり、
なかなか新規上場していった企業の株価が今後どんどん上がっていくみたいなのが、今の日本市場とあんまり見られていないんだよね。
そのせいで、日本のIPOをしたこれから頑張っていく企業が、なかなかうまく資金調達できていないみたいな。
そういったところが、投資をも結構課題だと感じているようだよ。
というのも、IPO時の平均実家総額みたいなのが、日本は米国と比べても非常に小さいらしいんだよね。
実際に色々投資でIPO企業の記事などを扱っていても、やっぱり数十億円単位の、いわば小さめの企業のIPOが結構多くて、
1000億円を超えるような大型のIPOなんか本当に見かけない。
実際に米国なんかはIPO企業の平均実家総額が約3000億円みたいな。
日本と比べると何十倍も大きくて。
だから日本ではあまり実家総額が小さくて、成長しきっていない未熟な企業が早く上場したよみたいなのもあったしね。
実家総額が小さい企業だと市場での流動性も低いから、なかなか期間投資家が投資する先には選ばれず。
そういうこともあって、なかなか今の日本のIPO企業がIPO後どんどん株価が上がっていくみたいな状況にはなっていないかな。
じゃあなんで日本のIPOは小型の案件が多いのかな。
それにはいくつか理由があるんだけど、やっぱりそもそも未上場株式への投資みたいなのがあまりメジャーじゃないというか、あまり進んでない現状が一番大きな要因かな。
やっぱりいわゆるベンチャーキャピタルみたいな未上場株に投資するファンドの数も諸外国と比べると非常に少ない。
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もちろんそこに入っていく金額も日本は本当に小さいんでね。
あと一説に言われているのはベンチャーキャピタルがファンドの召喚期限までに一個かけの展売先が見つけられないから早くIPOして株を売りたいみたいな。
そういうことも一説には言われているね。
そうなんだ。じゃあやっぱり元を正すと、そういう小さい企業が成長していく地盤っていうのがやっぱり日本全体であまり、結構銀行融資とかだと多いかもしれないけど、株式での資金調達から企業を支えていくっていう、
そういう資産業会社だったりベンチャーキャピタルっていうのがそもそもあまりメジャーじゃないっていうところから問題になっているのかな。
そうだね。あとは特に日本は今このIPOが小さいみたいな話もあるけど、もう一つの側面として日本はベンチャー企業のM&Aみたいなのが非常に少ない。
だからこそスタートアップ企業に投資したとしても無理にIPOをするしかエグジットする方法がない。
結構諸外国だとベンチャー企業を大企業が買収してエグジットするみたいな、そういうのが結構主流になっているようなんで、やっぱりその辺りのM&A環境の整備が日本は遅れているっていうのもこのベンチャー投資が進んでいない理由の一因にもなっていると思うな。
そうなんだね。
という日本の現状があるから、やはり日本の企業が日本で企業をしてIPOを目指すよりも海外で企業をして、海外のベンチャー投資の資金を集めて会社を大きくして、そっちで企業をしていこうみたいな流れがあるらしくて、日本にとってそういう流れは良くないというか、日本で大きな企業ができてほしいなって思いはあるね。
そうなんだ。
そういうのを踏まえて、最近先月ぐらいかな、ニュースにもあったんだけど、ユーチュア銀行が未公開企業にいろいろと投資をしていこうみたいなのも言っていたし、本当に最初に言った投資をがIPO企業だったり、グロースチェアだったり、その辺りを改革していきたいと言っているように、やはりいろいろな企業もここが課題だっていうことは認識していて、これから動いていくのかなといった状況だね。
なるほど。今後のJPXだったり、そういった取り組みも注目していく必要がありそうだね。
お話しした内容は情報提供を目的としたものであり、過去の実績、予想、見解、将来の成果を示唆あるいは保証するものではございません。投資のご判断はご自身でしていただくようお願いいたします。