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サマリー
三井不動産はスーパースタジオと資本業務提携を結び、ララポートで新しい買い物体験を提供しています。この取り組みにより、顧客は複数の店舗の商品をまとめて試着・購入できるサービスや、ショールーミング店舗での新たな購買体験が期待されています。また、三井不動産はECベンチャーと提携し、ファッションに苦手意識を持つ消費者向けの新しい買い物体験を提供しています。この取り組みは、リアルとデジタルの融合を通じて商業施設の役割を拡大し、テナント企業にも利益をもたらすことを目指しています。
三井不動産の新たな取り組み
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の渡辺です。
おはようございます。インターン生の塚田です。
最近は買い物をどのようにしていますか?
熱湯が多いか、お店に行くことが多いか、どっちですか?
服とかは実際に自分に合うか試してみたいので、実店舗に行くことが多いです。
それ以外の日用品や消耗品はほとんどAmazonで頼んでいます。
AmazonはAmazonプライムがたくさん入っています。
そうですよね。学生だと安く使えたりするので、そういう形でeコマースを使う場面はなかなか増えていると思います。
日常に溶け込んできていますね。
今回はそんな買い物、特にeコマースに関連する面白いニュースを持ってきたので、ぜひ紹介させていただければと思います。
今日はララポートで新たな買い物体験、三井不動産がECベンチャーと資本業務提携を結んだ狙いとは?というテーマでお届けします。
その前に恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。本日の用語は何でしょう?
今日の用語は資本業務提携となります。
資本業務提携というのは、対象会社に対して資金注入をして、提携先に対して議決権を与えるという手法になります。
なので資本提携によってまず業務提携という単なる契約関係とか出資だけの関係よりも強固な関係性を構築することができます。
そんな中でメリットとしましては、自社で本業を強化していきたいとか新規参入による多角化していきたいというのに費やしていく時間を資本業務提携において時間を買っているイメージになります。
2つ目に自社単独では早期の獲得が困難な経営資源を資本業務提携によって獲得できるという経営資源のところがあります。
最後に資本業務提携によって2つ以上の企業が統合して運営されることで、それぞれの企業や事業を単独で運営するよりも大きな価値を創造できるというシナジー効果、この3つが期待されます。
なるほど。買収の前にお互いのアセットをうまく活用してシナジーを生み出すという形になるんですね。
うん、というところになります。
なるほど、ありがとうございます。
それでは本編に戻りまして、まず最初に今回のメインニュースについてお伝えします。
5月16日に三井不動産がECCMプラットフォーム、ECフォースを運営するスーパースタジオという会社と資本業務提携を締結したんです。
三井不動産といえばララポートであったりの商業施設を運営している会社ですよね。
はい。
スーパースタジオというのはどんな会社なんでしょうか。
そうですね、このスーパースタジオというのはECCMプラットフォームを手掛けるスタートアップという風になっていて、
主力サービスのECフォースというのはD2Cブランドや定期通販向けにECサイトの構築から受注管理、データ分析といったものを一元化して売上の最大化や業務効率化を支援するSaaS型のツールになっています。
なるほど、ECにかなり強みを置いている会社なんですね。
でも不動産会社の三井不動産がなんでECのスタートアップと連携するのかがまだちょっと掴み切れていなくて。
はい、そうですよね、そこなんですけれども。
実は三井不動産というのは2022年からコーポレートベンチャーキャピタルを通じてスーパースタジオに出資していて、段階的に協業は進めてきてたんですね。
なので今回はさらに関係を深める形として、持ち分法適用会社とすることを発表しました。
なるほど、今回の発表以前からも関係があったということなんですね。
はい。
ECとの協業と新サービス
具体的にはどんな協業をしてきたんでしょうか。
この代表的な取り組みの一つが渋谷の宮下パークの中にあるThe Storeというお店になっていて、これはD2Cブランドがポップアップ形式で出展できるスペースになっています。
これが普通のポップアップとは違うのが、ECと同じようにオフラインの購入でも顧客データを取得分析できるという点になっています。
リアル店舗などにオンラインみたいなECサイトみたいなデータが取れるんですね。
それってどうやって実現しているんでしょうか。
そうですね、これが商品の二次元バーコードをスマートフォンで読み取るとスマホ内で購入できるので、購入完了画面で発行されるバーコードをスタッフに見せることで商品が受け取れるみたいなところになっているんですね。
なるほど、かなりそれは便利なふうに感じますよね。
はい。
結構オンラインでもできるような作業をオフラインでもできるようになったみたいな。
はい。
そうですね、これがスーパースタジオの林社長によると当社の目標の倍近い成果が得られたみたいなことを言っていて、中には定期購入率がポップアップの出店前に比べて130%以上向上したブランドもあるそうですね。
130%すごいですね。
はい。
そして今回のこの提携によって今後両社が新たに取り組むのが、館内まとめて試着購入サービスというふうになっています。
はい。
これがですね、ララポートなど三井不動産が運営する商業施設の中で、顧客が複数の店舗の商品を自由に持ち歩いて最後にまとめて購入というのをできる仕組みを実現を目指すということらしいです。
それはだいぶお買い物が楽になる画期的なシステムですね。
でも本当にそんなことが実現できるのか、実現可能性みたいな面でちょっと疑問もたざるを得なくて。
最近だとやっぱり購買体験みたいなところって結構重視されているとは思っていまして、そういった中でそのECの会社と協業するっていうのはなかなか新しい取り組みなんじゃないかなっていうところにはなってますね。
なるほど。結構その難しい挑戦ではあると思うんですけど、それだけ価値のある取り組みでもあるっていうことなんですね。
はい、そういうことになります。
三井不動産というのは以前から一応新しい購買体験っていうところに力を入れていたっていうこともあって、もう一つ取り組みを紹介するとララポートクローゼットというのがあります。
これ聞いたことありますか?
ないですね。
僕もニュースで見て初めて聞いたんですけれども、これはララポートの人気ショップを中心に取り扱う三井不動産の公式通販サイトアンドモールに出品されているファッションアイテムを集めたショールーミング専門の店舗になっています。
ショールーミング専門店舗
ショールーミングっていうと見るだけで買わないお客さん専用みたいなそんな感じですかね。
それってビジネスとして成り立つのかちょっと疑わしいところなんですけど。
そうなんですよね。一般的に見るとそういう形になるんですけれども、なので一般的にはショールーミングっていうのは小売店にとっては売り上げを奪われるリスクがあるっていうところであまり歓迎されないっていうのはあって、
ただ三井不動産はあえてその流れを活用する形で成功させているんです。
具体的にはどんな風に成功させているんでしょうか。
ララポートクローゼットではアンドモールの商品を事前にウェブで試着予約して当日そこに訪れて試着できるサービスっていうのを提供しています。
これでもし試着後に気に入ったらアンドモール内で決済購入する流れになっていて、実際に来て確かめられる納得感っていうのと荷物を増やさず手ぶらで買い物が楽しめる手軽さっていうところがポイントとなっています。
なるほど。でもそれだと普通のお店と何が違うのかもう一度わかりませんね。
そうですね。ここで画期的なのは一つのショップの商品だけでなくて複数店舗の商品をまとめて試着できる、一店舗内でというところですね。
さらに様々なサービスも提供しています。
例えば3Dボディースキャナーによる骨格診断とかカラー診断師によるパーソナルカラー診断、プロのスタイリストによるコーディネート体験みたいなものがあったりします。
なるほど。ファッションだったり選び方に自信がない人にとってはめちゃめちゃ心強いサービスですね。
いやまさにそこがポイントでしてやっぱここがターゲットにしているのはファッション上級者じゃなくて自分に合う服がわからなかったりとかどんな色や形の服を選べばいいのかっていう悩みを持つ顧客だったそうですね。
なるほど。ファッションに苦手意識を持つ人向けのサービスっていうのは画期的というかありがたい話ですね。
でも三井不動産ってやっぱりでも不動産会社っていうイメージがあってなんでわざわざECに力を入れているのかがわかんないです。
そうですねここはすごい重要なポイントとなっていて三井不動産がやっぱここに力を入れている理由というのはやっぱ商業施設を運営しているものとしてやっぱ入るテナント企業に出店したいって思ってもらわないといけないというところでやっぱりテナント企業があって出店ってやっぱ売れるところに出店したいじゃないですか。
やっぱり出店したいと思えるほどの商業施設っていうので魅力あふれる店舗にしようとしているってところですね。
なるほどデベロッパーとしての最後の伴奏の一環としてECとかなり連携を深めてっていう形なんですね。
そうかなり新しい試みですけど魅力的ですね。
そうなんですよやっぱ貸しっぱなしじゃないっていうところでやっぱララポートクローゼットが一般的なショールーミングと異なるのは自分たち単体だけでの売り上げを目指さないっていうところでやっぱララポートクローゼットで試着した服をECサイトのアンドモールで購入してもらうことでリアル店舗で得た体験をオンラインでもシームレスに引き継いで各入っているテナントの売り上げにつないでいっているっていうところになっています。
三井不動産としては最終的にどこで商品が買われるかっていうよりテナント企業全体に喜んでもらうことが大事なんですね。
そういうことになります。
さらに言えば館内のリアル店舗への送客っていうところにも成功しているらしいですね。
例えばプラスミラーっていうディスプレイを使った診断サービスでは顔写真を撮影してAIによる顔タイプ診断とかカラー診断を行ってくれるので、そこから館内のおすすめショップっていうのをレコメンドしてくれるみたいなサービスがあるみたいです。
めちゃくちゃありがたいし、買わなくても実験的に試してみるとめちゃくちゃ面白そうです。
診断結果を元にお店を巡るみたいな新たな発想じゃないですけど、買い物のやり方も生まれてきそうですし。
そうなんですよ。そこがまさに三井不動産が狙っている新たな買い物体験ということになります。
リアルとデジタルの融合
ではまとめに入るんですけれども、今回のニュースを通じて見えてくるものっていうのはリアル店舗とデジタルの融合がますます進んでいるっていうところですね。
単に物を買う場所ではなく体験を提供する場としての商業施設の役割が広がっていますね。
確かに僕たちが買い物をしているときでもネットだけ、お店だけというわけじゃなくて両方行き来することが多いですから。
そういった消費者の行動変化に合わせて三井不動産も新しい買い物体験を作ろうとしているんですね。
そうですね。自分もやっぱり服とかネットだけで買うことも多いですけれども、欲を言えばやっぱり行きたいですもん。
どっちも見たいですね。
そういう架け橋になるようなものがあるっていうのはすごくいいなと思いますね。
さらには三井不動産は2030年度までにさらなる成長実現に向けてM&Aに4,000億円以上の投資、スタートアップに1,000億円以上の投資の方針も掲げていますし、今後もそういった新たな取り組みが出てくるとは思いますね。
ララポートクローゼットも現在6店舗を展開中で、この好調を受けてさらなる展開も予定しているそうです。
この便利なサービスがこれからも広まっていったら嬉しいですね。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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最後までお聞きいただきありがとうございました。
それではまた次回お会いしましょう。
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