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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習、皆様おはようございます。インターン生の天貝です。
このラジオでは、いろはにマネーで取り上げられない、投資・経済関連の話題についてゆるりとお話していきます。
今回は、インターン生が読んだ本の紹介や、直近の日本株の決算についてお話ししていきます。
今日は池田くんに来てもらっています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速ですが、池田くん、最近読んだ本があるそうで、どういう本ですか?
はい、石島先生が出しているバリエーションマップという本でして、この本は企業の企業価値を算出して、
そのDCFモデルでの理論株価を見つけるというようなステップを踏める本なんですけど、
僕自身が企業価値評価というか、バリエーションの分野にすごい興味を持っておりまして、
この本が一番日本人にとってはわかりやすいと聞いてみるようにしました。
なるほど、企業価値評価の本ですか?
はい。
企業価値って具体的にどういった定義なんですかね?
はい、実は企業価値にも3つほど定義がありまして、
1つ目がブックバリューとしての母価、バナーシート上の資本が1つ目の企業価値として見られることがあります。
はい。
2つ目はマーケットバリュー、企業価値の2つ目の定義としては、
発行済み株式総数と株価を掛け合わせた時価総額が企業価値の2つ目の定義です。
なるほど。
そして僕らがやろうとしているのは、3つ目はDCFモデルを使った企業が将来生み出すフリーキャッシュフローを
ワークで割り引いていくというようなDCFモデルを使った企業価値になります。
なるほど、3つ目の企業価値評価の話で出てきたと思うんですが、
DCFって具体的にどういうものなんですか?
わかりやすく解説すると、タイムバリューの概念が近いかなと思っていて、
将来の100円と今の100円の価値って全然違うじゃないですか。
そうですね。
将来、福利とかで運用していけば5%ずつ増えていくってなると、
今の100円の価値は105円だったら106円になると思うんです。
それと一緒で、企業価値自体も、企業は将来にわたってキャッシュフロー、
株主や再建者に帰属するようなフリーキャッシュフローを生み出していくので、
それを考慮しないと、本当の企業価値ではないのではないかという発想から生まれたものでして、
ですから、普通のマーケットバリューやブックバリューとは違って、
将来生み出される利益を考慮した上で、そこから割り引いて現在価値に戻して、
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ちゃんとした企業価値を出していこうというのがDCFモデルです。
なるほど。その企業が将来どれだけのお金を生み出すかを、
今の価値に直して足し合わせたということですか?
そうです。
なるほど。もう一つ聞きたいんですけど、さっきの話で出てきたWACCというのは何ですかね?
WACCというのは株主資本コストと負債コストの過重平均でして、
企業が株主や再建者に返さなければいけないリターンのことを言います。
なるほど。それで将来のキャッシュフローを割り引くということですね。
はい。
では、そのDCFモデルというのは実際どう使われているんですか?
実は多岐にわたって使い方がありまして、
M&Aにおける買収金額の算出や株式における理論株価、本来あるべき株価を出して、
それを今のマーケットの株価と比べて割高か割安かというような指標にも使えます。
なるほど。
ですから、DCFモデルを学ぶことはすごい意義があるというか有効なことだと思っておりまして、
僕自身も資産運用会社であったり、そういった企業の分析に携わるところに行きたいなと思っていたので、
この本を選んで勉強することにしました。
そうなんですね。いいですね。
実際に何か分析してみたりしたんですか?
はい。株式会社での場とトヨタ自動車のDCFモデルを作って、
実際に自分で株価を作ってみました。
理論と実際にやるのではかなり違って、とても難しかったんですよ。
例えば株主資本コスト、先ほど出た枠の一つの値だと思うんですけど、
この株主資本コストを出すためだけにも、
企業のファイブフォース分析だったり、競合分析や競合優位性を何を持っているかなど、
とても長期にわたる調査が必要で、
本気でDCFモデルをやろうと思えば、かなり時間がかかってしまうんです。
確かに債権なら、債権の利率とかを見ればいいですけど、
株主からの期待リターンみたいなのは、なかなか評価が難しそうですね。
実際に分析してみて、結果はどんな感じでしたか?
はい。実は株式会社での場に関しては、割高であるという判断になって、
トヨタ自動車に関しては割安であるという結果が出ました。
ですが、実際は、これ僕のバイアスではないですけど、
将来の5年間の予想など、フリーキャッシュフローの予測、売上高成長率の予測とも、
甘いところがあるので、正確ではないと思います。
へー、そうなんですね。
ぜひ、個人投資家の方に関しても、企業価値の算出とはすごい大事なものだと思うので、
もし金融やコンサルに興味を持っている学生がいれば、
石島先生からしているバリエーションマップをぜひ手に取ってみてください。
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なるほど、面白そうですね。自分も読んでみます。
天貝さんは、最近気になっているニュースなどはあるんですか?
自分は今週、日本株価決算期でいろいろと発表されたんですが、
その中のいくつかについて、目がとまったのでお話したいなと思います。
どの企業について気になっているんですか?
いくつか話したいなと思うんですけど、まずはトヨタですね。
今日収録日が11月2日なのですが、前日の11月1日に決算が発表されました。
その内容はというと、増収増益なんですけど、
売上中は前年同期期で24%ほど伸びており、特に利益面の成長がすごくて、
最終利益は前年同期期2.2倍の2兆5894億円まで急拡大しているといった決算が発表されていましたね。
国家屋さん並みな金額ですね。
本当にそうですよね。小さい国の国家屋さんだったらこのぐらいになっちゃいますもんね。
どうしてここまで利益が伸びたのかというところの分析も発表されていたのですが、
主に営業利益の増減要因みたいなところでお話しすると、
為替変動の影響がやはり大きくて、年安による影響で、
同社が公開している資料によると2600億円のプラスの効果が。
また販売台数も非常に伸びていたようで、
そちらの方の販売台数や金融事業の営業面の努力といったところで、
1兆2900億円の営業利益に貢献したそうですね。
原価や処刑費はもちろん昨年度と比べてかかっているのですが、
それを補ってもあまりあるほどの増収増益効果があったそうです。
為替に関してはかなりFRBの利上げによる要因が多いのかなと思ったんですけど、どうなんでしょうか。
そうですね。やっぱりここ1、2年は日米の金利産の影響でどんどん円安も進んでいって、
その影響で輸出企業にとっては大きな追い風になっていますね。
また株主還元の面でも配当金を中間配当30円、こちらは電気費プラス5円ですね、
にしたり、また自己株式の取得も行うそうで、
上限1000億円でこれから自己株式の取得をしていくそうです。
これは株価上がりますね。
そうですね。実際これを受けて1.5%ほど株価も上がっていました。
他にはどんな企業があるんですか。
そうですね。先ほどのトイトと関係するんですが、トイト通商の方も増収増益を発表していて、増配の方もするそうです。
こちらも大きな要因は自動車の販売の拡大が大きな要因だそうです。
他の資料を見ると、セグメントの中でもモビリティセグメントが非常に伸びていて、
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ヨーロッパを中心とした海外自動車販売会社の取扱貸数が増加したことにより大きな増益を記録したそうです。
こちらも31日に決算発表があったのですが、15%ほど株価が伸びており、配当も年間配当で214円から250円まで増配しており、今後も株価の伸びが期待できますね。
Sさんでいうと、オリエンタルランドも最高影響を出したと聞いたのですが、日本株全体として今景気が良いんですかね。
確かにオリエンタルランドもすごい決算を発表していましたね。
今年は60周年イベントもあったことですし、本当に来場客数も増えそうですね。
あとディズニーリゾートはチケット代も値上げしましたね。
そうですよね、今1万円くらい超えちゃう時もあるんで、昔に比べるとかなり高くなっている印象を受けます。
そうですよね、本当に投げしましたね。そんなこともあり、これだけの利益が出たんでしょうね。
他に気になったメーカーでいうと、三菱電機も非常に良い決算を発表していましたね。
三菱電機は電力会社という感じなのでしょうか。
電化製品とかの製造販売が主な事業ですね。
今期も空調や家電だったり自動車機器の需要が非常に顕著に推移していて、
売上高の方も前年同期、約10%ほど売上高が伸びており、
営業利益は前年同期と比べて約70%も伸びているという結果になりましたね。
70%も伸びたんですね。
すごいですよね。
実際この決算発表でこちらも当敗を発表しており、
翌日の株価は15%も伸びるということで、
これだけ時価総額の大きな企業で15%も株価が伸びるというのはなかなか見られないですね。
このまま緊張に日本株が上がっていって景気が良くなればいいですね。
そうですね。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
お話した内容は情報提供を目的としたものであり、
過去の実績、予想、展開、将来の成果を示唆あるいは保証するものではございません。
投資の判断はご自身でしていただくようお願いいたします。