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株式会社インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、作業中はコーヒーが手放せないインターン生の佐方です。
このポッドキャストでは、スマホ時代の投資・企業分析メディアいろはに投資の記事をもとに、
投資の基礎知識から最近のトレンドまで幅広くご紹介いたします。
通勤時間などの隙間時間でながら学習をして、さまざまな知識をつけていきましょう。
本日ご紹介する記事は、4月13日に公開した
【2021年版】量子コンピューターとは、その仕組みや量子暗号通信との違いを解説、です。
まず最初にこの記事の結論を3点ご紹介いたします。
量子コンピューターとは、量子の性質を用いて高速で計算できるコンピューター。
量子暗号通信とは、量子コンピューターでも解読が困難な暗号技術。
アメリカや中国を中心に、世界中で量子科学技術の研究が進められている。
それでは記事本文に入っていきましょう。
私たちの未来を変えるとまで言われ、最近テクノロジー分野で話題になっている量子コンピューター、量子暗号通信をご存知でしょうか。
今回はテクノロジー分野が苦手な方にも分かりやすく、量子コンピューターの仕組みや注目されている理由を解説していきます。
量子コンピューターとは、量子の性質を使うことで現在のコンピューターより処理能力を高めたコンピューターです。
ただ、量子コンピューターと聞いて、そもそも量子って?と疑問に思った方も多いかもしれません。
まず、量子とは、物質を形作る原子や電子のようなとても小さな物質やエネルギーの単位のことです。
その大きさは、うのサイズのために私たち人間の目には見えません。
量子の世界では私たちが高校で習う物理学の常識が当てはまらないような現象が起こります。
マクロな物体がどのような運動をするのかを扱う理論体系を古典力学、
一方で、ミクロな世界で起こる物理現象を扱う理論体系を量子力学と言います。
つまり、常識では理解できないような量子の性質を使うことで、
現在のコンピューターよりはるかに処理能力を高めることを可能にしたのが量子コンピューターです。
では、量子コンピューターと従来のコンピューターは何が異なるのでしょうか?
一言で言えば、量子コンピューターの方が計算スピードが速いです。
普段私たちは高速の計算をしたり、情報を保存する際にコンピューターを使います。
しかし、情報社会が複雑化するにつれて、
従来のコンピューターでは解決できないような問題が発生してしまっています。
そこで注目されているのが量子コンピューターです。
量子コンピューターは、量子ビットが0でも1でもあるという重ね合わせの状態をうまく利用することで、
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計算が高速でできるようになっています。
従来のコンピューターでは、ビットと呼ばれる最小単位0、1のどちらかを用いて情報処理を行います。
それに対し、量子コンピューターは、量子ビットと呼ばれる最小単位0、1のどちらも取りながら情報処理を行います。
量子コンピューターは桁違いの計算処理能力を有しているので、
数え切れないほどのパターンの中から最適なパターンを導き出すことができます。
では実際にどう活かせるのでしょうか。
有名な例として巡回セールスマン問題があります。
巡回セールスマン問題とは、セールスマンが複数の家を巡回し出発地点に戻る場合、
どのような順番で回れば最短時間で戻ってこれるかという問題です。
巡回セールスマン問題のような組み合わせ最適化問題は、従来のコンピューターで計算するのに時間がかかってしまいました。
しかし、量子コンピューターであれば高速で計算することが可能です。
このように量子コンピューターを活用すれば、物流業界や社会インフラ、
医療や農業などに潜む組み合わせ最適化問題を今までにないスピードで解決できるとされています。
さらに、配送コストダウンや既存薬の改良、試算運用にも役立つと言われています。
では、量子コンピューターの危険性とは一体何なのでしょうか。
量子コンピューターには数多くの可能性もありますが、危険性も含まれます。
それはセキュリティリスクに関する問題です。
その危険性や量子暗号通信との違いを知りたい方は、説明欄記載のURLよりいろはに投資の記事をぜひご覧ください。
本日の息抜き
量子コンピューターや量子暗号について聞くと、未来の話だと思っていたことがすぐそこに迫っていることがわかります。
これからの科学技術にとってもワクワクしますよね。
そこで今回は、人類が未来への重要な一歩ともなったニュースをお伝えします。
4月22日、最新の炭酸ローバーパーサビアランスが、火星の大気から酸素を生成することに成功したとNASAが発表しました。
火星は大気の96%を二酸化炭素で占めています。
この実験は、二酸化炭素に800℃の光熱を与えて酸素と一酸化炭素に分解して酸素を取り出すというものです。
約3時間で宇宙飛行士1人が10分間呼吸できる量を生成したと言われています。
将来の探査機は火星で生成した酸素を利用して地球へ帰還できるようになったり、さらに私たちが火星へ降り立つことが可能になるかもしれません。
映画の世界が現実になるという日も近いと思うとワクワクが止まりません。
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これからの宇宙関連のニュースにも注目していきましょう。
次回は、初心者でもわかる話題沸騰中のNFTを理解しようという記事をご紹介します。
本日もご視聴いただきありがとうございました。
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