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2023-04-05 08:40

#465 【書籍紹介】「なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?_21世紀のつながり資本論」をご紹介!

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このシリーズでは、投資・経済・お金・ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。

今回は、「なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?_21世紀のつながり資本論」です。


著者:渡邉賢太郎

この本は、「お金と幸せ」を軸に書かれた本です。

「お金があれば幸せなのか?」と考えたことがある方は多いのではないでしょうか。

お金との付き合い方やお金に対する捉え方などを知りたい人におすすめです。


興味を持った方は、ぜひ本を読んでみてください!

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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
スポーツ観戦が趣味の、インターン生の中村と申します。
このエピソードでは、投資、経済、お金、ビジネス関連の書籍を、インターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回、私からご紹介するのは、「なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか＀21世紀のつながり資本論」という本です。
かなりインパクトのあるタイトルかなと思うんですけど、今まであまり本が読めなかった高校生の私が、引き読みしてしまった非常に読みやすい本です。
リーマンショックやバブルなど、分かるようで分からなかった経済事象を、本質的に理解できるようになったのもこの本を読んでからです。
また、旅行機的な側面もあるので、旅というリアルを通して、より実感を持ってお金のことを理解できるようになりました。
この本の著者である渡辺健太郎さんは、もともと大手証券会社で働いていた方です。
リーマンショックという、世界のお金の仕組みを崩壊させた金融事変と、
それによって引き起こされた株価の下落、日本企業の倒産や失業率の上昇を経験して、
お金との正しい付き合い方を知らないからこそ、お金に振り回されているのではないか、という疑問を持ったそうです。
これをきっかけとして、証券会社を退職し、お金に関する世界の都市を巡ります。
一つの国ごとに、その国のお金の扱われ方と人々の幸福度、経済状況が読みやすく書かれています。
今は円安、物価高、インフレ、デフレなど、お金に関する経済事象をニュースなどで耳にしても、
なぜその仕組みが生まれたのか、どこで誰がその仕組みを作ったのか、知っている人は少ないと思います。
そして、なぜたった一枚の紙が財やサービスと交換できるのか、考えてみたらとても不思議ですよね。
そういったお金の性質を学んで、あなた自身のお金に対する捉え方を変えることが、
経済的自由を手に入れて、人生の幸福度を高める秘訣だと、弊社は語ります。
この本には、お金の稼ぎ方や投資の仕方といったテクニカルなことは書いていませんが、
お金に対する価値観を引いては、自分の人生を捉え直すきっかけになっていただけたら幸いです。
それでは、この本の概要を大きく3つの観点から簡単にご紹介します。
1つ目は、お金と幸せの関係性。
2つ目は、日本人は世界一お金のことを知らないということ。
3つ目は、お金という仕組みの脆さについてです。
1つ目のお金と幸せの関係性についてお話ししていきます。
著者は、証券マンとしてリテール営業、個人向け富裕層への営業ですね、を行う中で、
お金持ちイコール幸せという方程式は成り立たないということに気づきました。
なぜなら、お金に振り回される人生を送る人の多さを目の当たりにしたからです。
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十分な資産があるにも関わらず、遺産相続で揉めて家族との縁を失ってしまった人、
先代から受け継いだ資産を守ることに人生の大半を費やしてしまった人など様々な人がいました。
一方、世界最貧国のバングラデシュでも、世界一労働時間が短いデンマークでも、
お金の有無に関わらず、どんな人も家族や友人に囲まれ、自分の好きなことをして幸せ育ったと言います。
著者が世界各国で出会ってきた幸せな人と不幸せな人の違いは、
お金があればとりあえず幸せになれるという価値観が存在しているかどうかだと思います。
お金を目的として捉えている人は、お金がないと幸せになれない、お金が他者を支配するものだと思っています。
一方、道具として捉えている人は、お金は本質的に無価値であるということを知っています。
人間が発明した信頼を交換するためのものであり、
自分の理想を実現するためのポジティブな道具として、
持っているお金の量に関わらず幸せな人生を送っているのです。
2つ目の、日本人は世界一お金のことを知らないということなんですけど、
著者が旅を通して実感したことは、日本ほどお金の本質を理解していない国はないということです。
戦後に生まれた日本人なら、物価の急激な変動や、
お金が紙切れになったり、お金がなくて外資するような経験をした人はいません。
とりあえず会社に入って働いておけば、生きていけるだけのお金が手に入ります。
だからこそ、現在のお金の仕組みやルールに対して疑問を持つことも必死に理解する必要もありませんでした。
現代の資本主義の価値観とルールを西洋からそっくり輸入してしまっていた私たちは、
お金が人間によって作られた仕組みだという感覚は欠落しているのです。
一方イギリスでは、国家の中央銀行に小学生が遊びに行き、
インドでは値札のない街で自分で物の価値を見定めて買い物をします。
お金や投資について勉強する機会もなく、値段交渉などの経験もない日本人は、
盲目的に現代のお金の仕組みを受け入れて、特に疑問も持たずに日々働いてお金を稼ぎますよね。
お金はただの紙切れで、本質的には無価値なものです。
お金そのものには人を幸せにするパワーはないのです。
それでは最後に、お金という仕組みの脆さについてお話させていただければと思います。
現代は、ビット化されたことでお金の利便性も増し、
インターネットでお金を返さず、他人と価値あるものを交換できるようになりました。
しかし、その便利な仕組みは人間が作り出したものであり、どちらも不安定なものです。
お金が価値のあるものと結びつきを失い、
ただの紙切れ、ただの電子情報になってしまう脆さを知っている必要があります。
資源の限りある地球で人々が豊かに生きていくために本当に必要なのはお金ではなく、
数値化できない他者とのリアルで強固な信頼関係だと著者は言います。
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ここで本書の一部を引用させていただきます。
私が世界を旅してお金を使う人々とその歴史を体験することで学んだことは、
お金とは本来、私たちを幸せにするための道具として作られたということです。
少なくともお金のせいで心を病んだり、生命を絶ったりすることなんて馬鹿げているのです。
お金を信頼の媒介物として捉え直していただくことで、
お金を使い誰かに託すことは、他者に対して信頼と感謝を示す行為になります。
さらに私たちがお金を稼ぎ、働くという行為も、
他者と関わり、喜ばせ、信頼関係を構築するための絶好の機会となります。
そして本当に大切なことはお金そのものではなく、
その奥にある繋がりだということに気づけるはずです。
そう考えることができれば、今私たちの財布の中にあるお金も、
勤め先やお客様から振り込まれることで増える銀行残高の数字も、
そのすべてに誰かとの繋がり、
誰かからの信頼と感謝が詰まっていることに気づけるはずです。
いかがだったでしょうか。最後に結論を3つ述べさせていただきます。
1つ目、お金は信頼の媒介物であり、単なる道具である。
2つ目、日本人はお金に対する知識も経験も世界的に見て少ない。
3つ目、お金はインターネットの先にある人との信頼関係の構築がより重要である。
お金とは何かという問いに答えようとした書籍は多くありますが、
お金と幸せを軸にして読みやすく語られたこの本は、
どの年代の方にとっても読んでいただけるのではないかと思います。
当たり前だけど忘れてしまいがちなお金の性質について理解し、
豊かな人生を送るためのきっかけになっていただけますと幸いです。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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