00:02
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報をわかりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら劇する感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。最近、ユーチューバーの気持ちがわかったインターン生の池田です。
おはようございます。3連休に旅行を計画しているインターン生の山口です。
旅行を計画しているんですね。
はい。茨城に行こうかなと思って。楽しみにしています。
いいですね。そんな茨城に行く山口さんなんですけど、ちょっと今日は思考を変えて、【マーケット事件簿】というところで。
マーケット事件簿。
そうです。
今日から僕が個人的に始めようと思っているシリーズで、
マーケット事件簿というのは、過去から現在までに起きた株式市場の大事件や小事件を原因から現在の状況まで含めて、詳しく解説していこうかなというシリーズでして。
すごい。面白そうですね。
今回紹介していくのは、たった1ヶ月で株価が17倍にまで上昇したゲームストップ事件について解説しようと思います。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
早速ですが山口さん、ゲームストップ事件について知っていましたか?
ゲームストップ事件?聞いたことないですね。何ですか?
実はゲームストップというのは、アメリカ合衆国を中心にしたビデオゲームとかコンシューマーエレクトロニクスといわゆるそういった関連商品を販売する公立企業なんですよ。
結構有名な会社だと思うんですけど、何かプレイしたゲームとかもしかしたらあるかもしれないですね。
あまりビデオゲームとかに関心がなくて、あまり知らなかったんですけど。
このゲームストップ株、株式として見たときに2週間で8倍、1ヶ月で17倍にもなったんですよ。
17倍?すごいですね。何があったんですか?
事件を解説する前に、もともとのウォールストリートの大手金融機関と個人投資家との関係について少しお話しできればと思うんですけど、
もともと個人投資家と大手の金融機関、いわゆる機関投資家というのはしばしば利益の対立があるんです。
大手金融機関というのは資本と情報アクセスの有利性を持っているというところで、市場における影響力が非常に強いんですね。
やっぱり空売一つでしてもかなり株価への影響は強いですし、一方個人投資家というのは通常資源というのは限られているじゃないですか。
市場での影響力というのも比較的低いんですね。
だけど、このゲームストップ事件だけは個人投資家が集団として行動することで、市場に大きな変化を与え得るという可能性を示した事件なんですよ。
なるほど。大手金融機関に個人投資家が勝つということですね。
はい、そうなんです。
実際どういう経緯があったかというと、もともと数年前からこのゲームストップという企業は売上が減少していて株価は低迷していたんです。
だけど、この低迷がヘッジファンドにとってショートセリング、いわゆる空売りですよね、の機会となったんですね。
03:06
それに危機感を感じた個人投資家たちが、やっぱり大好きな企業であったり株を持っている企業がそういった金融機関の稼ぎの一つに使われると言いますか、空売りされるというのは何か気に食わなかったというところはあると思うんですね。
そこで個人投資家同士で集まって、投資逆にコールオプションであったり買うということを徹底して繰り返したんです。
この事件がまた新たな投資家であったりヘッジファンドを引きつけて、結果的にゲームストップの株価は大きく上昇したんですね。
だけどこれは結果的に一時的なもので、それもゲームストップの株価は大きく下落してしまったんですけど、これによって遅れて参加した投資家たちにも大きな損失を被る結果となったんです。
だから一概にゲームストップ事件を見て、みんなで協力すれば株価が上がるんだと思って投資をしていくっていうのもありっちゃありがたいかもしれないんですけど、
投資には常にリスクが伴うことをお聞きになっている視聴者の方、忘れないでいただければ幸いです。
なるほど。ゲーム会社に対するファンというか、なくなってほしくない利益のために空売りされたくないという気持ちから個人投資家が集まって影響を及ぼしたということなんですね。
そうですね。まさに本当に応援投資の典型例だなと思っていて、自分の好きな企業のために投資して、永遠に損失とか利益とか考えていなかったんでしょうね。
そういう面でいくと、先ほど言ったように下落してしまったという結果になってしまったんですけど、継続性という面ではないんですけど、利益だけじゃないっていうのも重要な投資の要因の一つなんですね。
間違いないですね。
空売りをしていたヘッジファンドはどうなったんですか?
空売りをしていたヘッジファンド、メルヴィンキャピタルって言うんですけど、具体的な損失額は公表されてはいないんですけど、倒産の危機になりそうになったんですね。
そこまで影響があったんですね。
相当じゃないですかね。何十億ドルって損失をかぶったと思うんですけど、CNBCによると、このメルヴィンキャピタルの倒産を救うために、ポイント72と他の運用会社から30億ドルの資金が注入されたということで、
やっぱりその財務を立て直すために、こんだけお金が必要だったら、いかに大きな損失をこむったかっていうのはわかりますよね。
なるほど。
一方、一部の報道によれば、実はこれヘッジファンド対個人投資家みたいな図に見えるんですけど、買いを推奨したって言いますか、大きく株価を空けたのもヘッジファンドの仕方って結構大きいんですよ。
一方、ヘッジファンド対個人投資家にこの事件って見えるかもしれないんですけど、実はヘッジファンドの方でもかなりお金を投入している方はいらっしゃって、実はヘッジファンド対ヘッジファンドだったんじゃないかなっていう話もあるんですけど、
なるほど。
それとは別に、実際どんぐらい個人投資家の方が儲けたかっていうのを知りたくありませんか。
めっちゃ気になりますね。個人投資家でも力を合わせれば、ヘッジファンドのような強い機関投資家に勝てるってこともある、すごい可能性を感じる事件ですね。
06:07
いや、そうなんですよ。レジットのユーザーであるキースギルさんっていう方がいて、オンラインでのユーザーネームはDFVっていう方なんですけど、ゲームストップの株価上昇によって700万円の資産を36円にしたと報道されてるんですよ。
36億円ですか。
そうですよ。本当に夢があるなと思って。
人生が変わる投資ですね。
このようにゲームストップ事件っていうのは、金融市場の動きとその影響について、深い洞察を新たに市場に提供してくれた事件だとは思っていて、
個人投資家とヘッジファンドの間の力のバランスが変わりつつあるっていうのもそうですし、市場の未来についての重要な視差を与えていると思うんですね。
そうですね。やっぱりSNSで簡単に繋がれる時代になったので、やっぱりファンという強い絆を使って個人投資家がヘッジファンドのような大きい機関に駆屈という事件もあるっていうのは本当に時代の流れというかそういうものもありますよね。
じゃあ本日のまとめお願いします。
はい。改めてこのゲームストップ事件というのは、個人投資家が集団で行動する時の力を示してくれた事件だと思っているんですね。
それと同時にソーシャルメディアの普及によってどれだけ市場への反応が早くなるかというのも示しましたし、ある意味では応援投資の力というのを市場に示した事件だと思っているんです。
ですがこの事件を見て個人投資家の方が集まって何か分からないけど一つのメーカーに集中投資しようみたいな見せ板のようなことをするのもまた違うと思いますし、
ゲームストップ自体もメーカーとしてはすごいリスクが高いんですね。
ですのでこういったテーマ株に投資するときはそういったリスクを意識して投資をしていければと思います。
まあそう言ってる私なんですけど最近アサイの関連企業であるフルッタフルッタに投資してしまったんですけどね。
そうですね。やっぱり株価が続く確証はないのでそういうリスクを管理しながら投資を楽しみましょう。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
アップルポッドキャストやスポティファイなどご視聴のプラットフォームにてぜひ番組への感想評価の投稿をお願いします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので番組へのご意見もお待ちしております。
直近ではマイクの音質や音量のご意見をいただき改善を進めています。
それではまた次回お会いしましょう。