株式分割の基本
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の山口です。
おはようございます。インターン生の渡辺です。
渡辺さん、いきなりなんですけど、
2025年5月30日に、定員証券行動7217が、株式分割と自社株買いを発表して、
株価が一時的に前日比プラス約10%増えたというニュース、ご存知ですか?
定員ってニュース見るまでは知らなかったんですけど、
自動車のサスペンション専門メーカーなんですね。
ところで、サスペンションって何ですか?
サスペンションとは、車のタイヤと車体をつなぎ、路面からの衝撃を吸収して、乗り心地を向上するための部品です。
衝撃吸収などのエクアリを果たしています。
なるほど、バネのようなものなんですね。
話を戻しますが、ニュースによると株価急増の原因は、株式分割と自社株買いってことなんですよね。
はい、そうなんです。実は前回の放送でも、自社株買いが株価上昇につながることは解説したのですが、
今回は株式分割も株価の上昇を後押ししたみたいなんですね。
なるほど、それで今日のテーマが株式分割になってるんですね。
はい。投資を始めたばかりの人にとっては特に混乱しやすいテーマだと思うので、しっかり解説していきます。
また株式分割が個人の投資家にとってどう影響するかも合わせてお話ししていきます。
はい、よろしくお願いします。
まず基本的な仕組みから説明します。
株式分割とは、企業が発行済み株式を一定の比率で分割して株式数を増加させる制度です。
株式数を増加させるって具体的にはどういうことですか?
例えば、1株を2株に分割する場合、投資家が100株を有していれば200株になります。
でも重要なのは1株あたりの価値は半分になってしまうので、総資産価値は変わらないということなんです。
分かりやすいですね。つまりはホールケーキ8等分から16等分に切り直すようなイメージですね。
ケーキの総量は変わらないけど、ピースだけ倍になるみたいなところですかね。
株式分割のメリット
はい、とても分かりやすい例ですね。
そして、なぜ企業がこんなことをするかというと、いくつかのメリットがあると言われています。
その中でも今日は3つピックアップして紹介していきます。
1つ目は、購入しやすさが向上するということです。
株価が下がることで、個人投資家にとって高額株式が手の届く価格帯になるんです。
これは確かに嬉しいところですね。
例えばどのくらい変わるものなんですか?
実際の例で比較すると、A社の株価が2万円だった場合、最低投資金額は200万円になりますよね。
これが1株を5株で分割すると、理論上40万円から投資できるようになるということになります。
あら、200万円から40万円ってかなり投資のハードルが下がりますね。
そうなんですよ。
そして2つ目のメリットが、ニーサ活用の拡大です。
2024年から始まった新ニーサでは、年間投資限度額が大幅に増額されましたが、
それでも株式分割で投資単位が下がると、ニーサ枠内でより多くの銘柄に分散投資しやすくなります。
これは新ニーサ世代にとって特に重要なポイントになりますね。
少ない元本で始められるし、様々な銘柄に投資することでリスク分散にもつなげられますよね。
そうですよね。やっぱり少ない元本で始められて、その分いろんな銘柄というところで、
都市初心者にとってはリスク分散の観点からすごく良さそうですね。
そうですよね。
3つ目は何ですか?
3つ目は売買の自由度が上がるということです。
固有株数が増えることで、例えば400株のうち200株だけ売却して、
残りの200株を持ち続けるといった柔軟な投資戦略が取れるようになります。
部分的な理学がしやすくなるということですね。
そうですね。
買い増しなどのハードルも下がりそうです。
そうなんですよ。
また、企業が分割前と同じ配当額を維持した場合、
株数が増えた分だけ、配当収入も増えることになります。
これは嬉しい。これ、投資家としてはすごく嬉しいポイントですよね。
見るだけでメリットがたくさんありますね。
しかし、デメリットもしっかり理解しておく必要があります。
まず、実質的な価値の変化がないということになります。
これが最も重要なポイントで、
株式分割は純粋に調査上の操作なので、
企業の本質的な価値は全く変わっていません。
つまりは、株数が増えて嬉しい気分になっても、
実際の試算価値は変わっていないということですね。
おっしゃる通りです。
そして、2つ目のデメリットが、単元未満株の発生です。
例えば、100株持っている株が1.5倍に分割されると150株になりますが、
50株は単元未満株となって、通常の取引ができなくなってしまいます。
それは困りますね。
これどうやって打ったらいいんですか?
企業に買取請求をする必要があるのですが、
これが3つ目のデメリット、処分時の不便さにつながります。
市場価値より安い価格での買取になったり、
手数秒がかかったりして、
投資家が少し損をする可能性があるということが挙げられますね。
なるほど。株式分割っていいことばかりじゃないんですね。
株式分割のデメリット
最近の株式分割の動向ってなるとどうなんですか?
実は、2025年は株式分割ラッシュと言える状況なんです。
2023年には新任者開始を前に、150社以上が株式分割を実施しました。
そして、2025年3月だけで39名柄が分割を予定しているんです。
39名柄って、それすごい数ですね。
今年に入って、ドゾー証券行動3092や
アジノモト証券行動2802などが株式分割を実施しています。
多くの企業が株式分割を行うことで、
投資しやすい金額に引き下げて、
若年層の投資家などを広げようとしているんですね。
では、今日のまとめをお願いします。
今日の内容をまとめます。
株式分割は、投資家にとって購入の資金を下げ、
認査活用や分散投資を促進する有益な制度である一方で、
単元未満株の発生や実質的価値が変わらないといったことも
理解していく必要があります。
そうですね。株価が上がる傾向があるといえども、
結局のところ株式分割があったからといって
企業の価値が上がるわけではないので、
投資判断においては、企業の本質的な価値を
しっかりと見極めることが大切だということですね。
まさにその通りです。
株式分割は投資しやすくなるきっかけになりますが、
それだけで投資を決めるのではなく、
企業の業績や将来性をしっかり分析することが重要ですね。
今日の解説で株式分割の本質がよく理解できました。
リスナーの皆さんも株式分割のニュースを見たときには、
今日のポイントを思い出していただければと思います。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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