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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
こんにちは、インターン生の佐方です。
本日は、記事のご紹介です。
本日ご紹介をする記事は、
【見落とし注意】つみたてNISAがデメリットしかないケースは?向いている人の特徴やメリットも紹介、です。
老後資金に2000万円が必要と言われている現代、資産形成に役立つ手段として、つみたてNISAが注目を集めています。
この、いろはにマネーのポッドキャストでもご紹介をしてきました。
しかし、名前は聞いたことがあるけど投資はちょっと不安。利用して本当に大丈夫なのか?と感じてなかなかスタートできない人も多いはずです。
結論から申し上げますと、つみたてNISAはデメリットを理解した上で利用すれば、資産形成に役立つ制度です。
そこで今回は、つみたてNISAのメリット・デメリットから向いている人の特徴まで、初心者向けに解説をしていきます。
つみたてNISAについてネット検索すると、
【つみたてNISAはデメリットしかない】
【つみたてNISAをやめた方がいい】
という意見も多くあり、始めるか迷う人も多いはずです。
あなたにとって、つみたてNISAを使うのは適切な判断かどうか考えるためにも、これから解説をする8つのデメリットを確認していきましょう。
まず1つ目のデメリットは、
【投資できる商品が投資信託のみ】
つみたてNISAの講座を利用して投資できるのは、
トピックスや日経平均株価、S&P500などに連動する有名なインデックスファンドが中心で、国内外の個別株式、リートへは投資できません。
もし個別株式にも投資をしたい場合は、つみたてNISAではなく一般NISAを選ぶ必要があります。
とはいっても、金融庁が長期積み立て、分散投資に適した投資信託を選んでくれているため、極端に手数料が高い、ぼったくりと呼ばれるファンドがないのはメリットになります。
金融庁が選んだ有料なファンドから選べばいいので、長期投資をしたい初心者にとってはメリットが多い制度となっています。
積み立てNISAの対象商品については、いろはねマネーの記事でもご紹介をしているので、ぜひ概要欄の方からご覧になってみてください。
続いて、積み立てNISAのデメリットの2点目は、元本割れのリスクがあるという点です。
積み立てNISAは金融庁が推奨する資産形成の一つですが、投資であるため当初の購入代金を下回ってしまう元本割れを起こすリスクもあります。
資産運用は自己責任であり、もし損失が出たとしても保証はもらえません。元本を下回る可能性があることをしっかりと理解しておきましょう。
とはいっても、長期投資などで時間分散でリスクを低減できたり、副利効果も出現するため、長期積み立て投資を継続すれば高い投資成果を生み出す可能性は高いと言えます。
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次に3点目の積み立てNISAのデメリットは、年間の非課税投資枠が少ないということです。
積み立てNISAは年間の非課税投資枠が40万円と決められているため、毎月1回積み立てを行う場合、月に33,333円が上限となります。
家計に余裕があってより多くの金額を投資に回したい方は、積み立てNISAの限度額は物足りなく感じるかもしれません。
そのような方は、年間120万円×5年間の非課税枠である一般NISAの利用を検討してみるといいでしょう。
積み立てNISAは20年間も投資ができるので、月3万円が大きな負担に感じる方は、まずは月1万円程度で始めるのがおすすめです。
若いうちから始めて少しずつ金額を増やしていき、最終的には月3万3,333円を積み立てて非課税効果を最大に共有しましょう。
ちなみに、2024年からの新NISAでは、積み立てNISAで年間120万円、一般NISAが年間240万円、合計360万円と大幅に増えます。
新NISAについての記事もいろはねマネーの記事でご紹介をしているので、ぜひ概要欄の方からチェックしてみてください。
次に、積み立てNISAのデメリットの4点目は、損益通算や繰越控除ができないという点です。
損益通算とは、利益と損失を合わせて計算することです。利益から損失分を差し引けるため、支払う税金を減らすことができます。
繰越控除とは、損益通算しても損失がある場合に、翌年以降最長3年間にわたりその損失を繰越して、翌年の利益から差し引くことができる仕組みです。
どちらも投資の利益にかかる税金の負担を減らすのに役立ちます。
しかし、積み立てNISAは投資で出た利益はすべて非課税になるため、損益通算も繰越控除もできません。
また、IDECOでは全額が所得控除の対象となります。
次に、積み立てNISAのデメリットの5点目は、一括投資、スポット購入ができないということです。
積み立てNISAは定期継続的な方法での買い付けに限られているため、一括投資はすることができません。
積み立てNISAは毎月や毎週などの決まったタイミングで自動的に買い付けていくため手間がかかりません。
一括投資はできませんが、積み立てNISAは毎月や毎週などの決まったタイミングで自動的に買い付けていくため手間がかかりません。
また、価格が高いときは購入項数が少なく、価格が安いときは多くの項数を購入できます。
結果的に平均的な買い付け価格を安くすることができます。
どうしても一括投資をしたいと考えている方は一般NISAを検討してみましょう。
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続いて、積み立てNISAの6点目のデメリットは、
一般NISAと積み立てNISAは併用できないという点です。
一般NISAと積み立てNISAはどちらか一方しか利用できません。
積み立てNISAの非課税期間は20年間で、途中で一般NISAへの変更は可能です。
しかし、途中で変えてしまうと得られるはずの副利効果も十分に得ることはできません。
そこで、積み立てNISAと一般NISAにおいてそれぞれおすすめな人の特徴をご紹介します。
積み立てNISAがおすすめな人は、
例えば投資経験の少ない初心者の人や、少ない額でコツコツ投資をしたい人、
あるいは金融庁の選んだ投資新宅で投資をしたい人です。
積み立てNISAは投資初心者でも運用しやすい投資新宅が対象なため、
初めての投資に最適な手法です。
投資新宅も厳選された積み立てNISA対象商品の中から選べるので、安心してスタートできます。
一方で、一般NISAがおすすめな人は、投資経験のある中上級者です。
短期で大きな額を投資したい人や、個別株に投資をしたい人に向いています。
一般NISAは個別株投資との相性が非常に良いため、値上がり株に投資をするなど、
戦略的に投資を行う中上級者におすすめです。
投資新宅も一般NISAで購入できますが、選択肢が多すぎる面もあるため、
初心者は積み立てNISAから始めるのが良いと思います。
次に積み立てNISAの7点目のデメリットは、
講座を開設できる金融機関は1つだけという点です。
NISA講座の開設は1人1つまでであるため、複数作ることはできません。
例えば、SBI証券でNISA講座を開設すると、楽天証券でのNISA講座の開設は不可能です。
また、NISAには一般NISA、積み立てNISA、ジュニアNISAがありますが、
こちらも1人1つしか選べません。
複数開設できたらお得なのに、と思う方もいるかもしれません。
NISA講座が複数あれば非課税枠が増えてお得ではありますが、
非課税で投資できる額が拡大すると、制度としてもそもそも成り立たなくなるため、複数の開設はできないのです。
しかし、家族で開設すれば複数持つこともできます。
例えば、夫婦でNISA講座を開設するというパターンや、子どものジュニアNISA講座を開設するというパターンです。
こちらもいろはねマネーの記事で詳しくご紹介をしているので、ぜひ概要欄の方からご確認ください。
では最後に8点目の積立NISAのデメリットです。
それは、ロールオーバーできないという点です。
ロールオーバーとは、NISA講座の非課税期間終了後、保有している金融商品を新しいNISA講座へ移すことです。
一般NISAではロールオーバーをすることはできますが、積立NISAではできません。
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20年間の非課税期間が終了すると、課税講座で運用するか、あるいは売却して現金化するか選ぶ必要があります。
積立NISA講座内で運用している商品をそのまま保有したい場合は、積立NISA講座から課税講座へ移されます。
現金が必要な場合や他に魅力的な投資商品がある場合は、売却もすることができます。
ここまでは積立NISAのデメリットを8つのポイントに絞って解説をしてきました。
では、一方で積立NISAのメリットとは何でしょうか。
ここでは積立NISAのメリットを5つご紹介していきます。
まず1つ目の積立NISAのメリットは、運用益が非課税という点です。
通常、分配金や定期が発生した場合は利益に対して税金がかかります。
しかし積立NISAなら非課税運用期間に設定されている20年間、
投資人宅の分配金や売却益が非課税になります。
また、得られた利益を再投資するので長い期間で保有するほど福利効果を得ることができます。
ちなみに福利効果とは、分配金を再投資することで利息が利息を生み、
資産が雪だるま方式に得られることです。
次に積立NISAの2点目のメリットは、自由に解約できるという点です。
積立NISAは自由に購入し、売却することができます。
そのため長期投資が前提ではありますが、
もし緊急でまとまったお金が必要になった場合に売却して現金化することができます。
長期の非課税制度にイデコがありますが、
イデコとは個人型確定拠出年金のことで、
課金金が全額所得控除されるなどのメリットがある非課税制度です。
積立NISAと違い、イデコは原則60歳まで解約することができないというデメリットがあります。
自由に解約できるかどうかが積立NISAとイデコの大きな違いの一つです。
とはいえ積立NISAを利用する場合も長期投資の方向でやることをお勧めします。
続いて積立NISAの3点目のメリットは、
リスク分散できるということです。
投資においては安く買って高く売るが理想ですが、これは簡単なことではありません。
そこで有効な方法がドルコスト平均法です。
ドルコスト平均法は定額で長期にわたり商品を購入することで
時間を分散し短期のマーケットトレンドの影響を抑える手法です。
積立NISAでは毎月定額積立するため、
自然にドルコスト平均法を実践できリスク分散ができます。
次に4点目の積立NISAのメリットです。
それは小額投資が可能という点です。
積立NISAを利用するメリットは小額から投資できることです。
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積立NISAの限度額は年40万円ですが、必ずしも全て使い切らないといけないわけではありません。
証券会社によっては100円から投資できるところもあり、
まとまったお金がない方でも投資を始めることができます。
投資になれるためにも積立NISAは最適と言えるでしょう。
次に4点目の積立NISAのメリットは、
初心者でも始めやすいということです。
積立NISAの商品は金融庁の定める基準を満たし、届出が行われたもののみです。
どの商品も手数料が安く抑えられていて、長期間での資産形成に役立つと考えられます。
安定した運用ができる可能性が高いと言えるでしょう。
また積立NISAはあらかじめ決まった金額を定期的に購入する仕組みです。
そのため、自分で売買のタイミングを決める必要はありません。
買い付ける手間と投資のタイミングを判断しなくていいので、
初心者だけでなく忙しい人でも楽に続けることができます。
ここまでは積立NISAのデメリット、そしてメリットを詳しく解説してきました。
これらの積立NISAのメリットやデメリットから、
最後に積立NISAはどんな人に向いているのか、という点を解説していきます。
積立NISAが向いているのは、投資経験が少ない人や、将来に向けてまとまった資産を準備したい人です。
積立NISAはこれまで投資経験が全くない方や、投資経験が少ない方におすすめです。
なぜなら積立NISAで投資できる商品は、金融庁が選別しているものであり、
投資初心者でも安心して投資できるものばかりだからです。
また、一度設定したら後は自動的に積立ててくれるところもおすすめの理由の一つです。
自分で積立をやろうとすると忙しくてつい忘れてしまったり、
相場環境が悪いから投資をやめてしまうといった可能性もあります。
積立設定をしていれば、自動的に淡々と投資を続けられるので、意思が弱い人にもおすすめです。
積立NISAは20年間積立てることができるので、老後にまとまった資金を準備したい方にも適しています。
昔に比べて社会人の退職金も減っている中、将来のために自分で老後資金を確保する必要があるのは明白です。
20代、30代の方であれば老後まで20年以上あるため、
たとえ小額の積立でも将来の資産額は投資をしていない人と比較して大きな差になるでしょう。
本日のエピソードでは、積立NISAの基本情報を中心にデメリットも踏まえて、
メリット、そしておすすめの人の特徴などを解説してきました。
最後に今日のエピソードの重要なポイントを3つにまとめます。
1つ目、積立NISAのメリット・デメリットを丁寧に理解しよう。
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2つ目、積立NISAは最長20年間、年間40万円の投資に対する利益が非課税になる。
3つ目、積立NISAは長期目線での運用が必要。
投資経験が少ない方や将来に向けてまとまった資産を準備したい人には積立NISAは向いています。
今日のエピソードを聞いて積立NISAを始めてみたいと思った方は、証券会社の講座解説から始めてみましょう。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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