1. いろはにマネーの「ながら学習」
  2. #654 【書籍紹介】きみのお金..
2024-03-13 09:45

#654 【書籍紹介】きみのお金は誰のため:ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」

spotify apple_podcasts youtube

このシリーズでは、投資・経済・お金・ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。

今回ご紹介する本は、「きみのお金は誰のため」です。

読者が選ぶビジネス書グランプリ2024総合グランプリにて「第1位」に選ばれたこの本は、経済の本質的な仕組みを分かりやすく対話形式で説明されるため、子供でも楽しめて非常に読みやすいと好評です。

著者: 田内学


興味を持った方は、ぜひ本を読んでみてください!

⁠⁠⁠⁠⁠https://amzn.to/43fjqX4


ブリッジサロン ⇒⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.bridge-salon.jp⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠?utm_source=podcast&utm_medium=referral⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

いろはにマネー⇒⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.bridge-salon.jp/money⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠?utm_source=podcast&utm_medium=referral⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

株式会社インベストメントブリッジ作成

00:02
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
インターン生の斉藤でございます。
このエピソードでは、投資、経済、お金、ビジネス関連の書籍を、インターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、読者が選ぶビジネス書グランプリ2024で、
総合グランプリ及びリベラルアーツ部門第1位を獲得した、
【君のお金は誰のため?ボスが教えてくれたお金の謎と社会のしくみ】という本です。
この著者の田内真信氏は、ゴールドマンサックスで16年間活躍した金利トレーダーです。
現在は社会的金融教育者や作家として活躍しながら、お金の無効研究所の代表を務めています。
田内氏の考えの根底にあるのは、「お金はただの道具でしかない。お金ではなく、人を中心に考えなくてはいけない。」ということです。
彼はこのことについて具体的に次のように語っています。
経済とは、形成財民の略で、本来は業を治め、民を救うという意味があります。
民を救うことを目的としていたはずなのに、お金自体を目的とすることが増えている現代社会。
経済を捉えるときに財布の中のお金のやりとりだけを見ていると、財布の外側にある人々の営みが見えなくなってしまいます。
そうなると、円安がいいのか円高がいいのか、デフレがいいのかインフレがいいのか、よくわからなくなってしまいます。
お金の流れに目を向けながら、人を中心に経済を捉え直すことで、私たちが何を目指すべきか考えていきたいです。
この本も、お金の大切さよりも人の大切さを知る本を作りたいという田内氏の思いを全面に表現した本となっています。
その他の著書には、お金の向こうに人がいる、や10歳から知っておきたいお金の話などがあります。
この本の内容紹介に入る前に、この本がおすすめの方は、金融や経済について具体的に理解するのが難しいという方、
世の中のお金事情について細かいところはわからないという方、
日々の生活でお金に対する不安があるという方、こうした方々におすすめです。
それでは、内容紹介に入っていきます。
本書は物語形式でお金の謎を解き明かし、お金の仕組みを教えてくれます。
この本の主人公である佐久間裕都は、お金についての知識も興味もない一般的な男子中学生です。
ある大雨の日、ひょんなことから知り合った投資銀行勤務の七海と共に、謎めいた屋敷へと入っていきます。
03:07
そこには、この建物の本当の価値がわかる人に屋敷を渡す、と告げる大富豪のボスが住んでおり、
その日からボスによるお金の正体と社会の仕組みについての抗議が始まります。
ボスからの抗議を通じて、私たちが日常生活で忘れてしまいがちなお金の向こう側に人がいる、
つまりお金があるから生活が豊かになっているのではなく、
お金を払った先で働いている人がいるから物を得られるというように、
お金と人は切っても切り離せない関係ということを再認識させてくれます。
ぜひこの本を手に取って、人を中心にお金を考えることでお金について学んでみましょう。
今回はボスの抗議の中から3つを抜粋してご紹介します。
1つ目はお金は誰かに働いてもらうためのチケットということ。
2つ目は働く人がいなければお金の価値がなくなるということ。
3つ目は働くとは誰かの役に立つことです。
ではまず1つ目のお金は誰かに働いてもらうためのチケットであるということから説明していきます。
私たちが商品やサービスをお金で買うことができるのは、
そのお金を受け取って働いてくれる人がいるからです。
私たちは普段、カフェでコーヒーを注文したときに、
お金がコーヒーに変わったと錯覚してしまいがちですが、
実際には店舗で働くスタッフ、店舗を貸してくれる人、
コーヒー豆を栽培する人、コーヒー豆を郵送する人、
このようにその裏では、お金の価値がなくなるということです。
このようにその裏ではたくさんの人が働いています。
なので私たちが購入しているのは商品ではなく、
誰かの労働だと考えることができます。
私たちがお金が商品に変わると錯覚してしまう背景には、
商品が作られる工程を目にしていないことが挙げられます。
お金で買っているのは実質商品そのものではなく、
誰かの労働になるし、
お金は誰かに働いてもらうためのチケットになるということです。
これはつまり、貯金は将来誰かに働いてもらうためのチケットで、
むしろ借金は将来誰かのために働かなくてはならない
負債というふうに考えられます。
もっと言うと、商品の値段が上がることは
労働者の給料が高くなることを意味し、
安い商品の裏には、
安い給料で苦労している労働者がいるということを意味してきます。
このように人中心の考え方をすると、
物事の見方が変わってくるでしょう。
二つ目は、働く人がいなければお金の価値がなくなるということです。
お金を受け取ってくれる人が働いているという構図なので、
06:03
もし働く人がいなければ、
どれだけお金を持っていても
商品を手に入れることはできなくなってしまいます。
お金に価値があるのは、働いてくれる人がいるからです。
現状、日本は少子化問題で
将来働き手の数が減っていくことが予想されているため、
今まで通りお金を払ってサービスを受けることが
難しくなってしまう可能性があるのです。
国は、お金があっても誰も働かなくなってしまった際は
破綻を迎えてしまうので、
政府は少子化対策に真剣に取り組んでいます。
とはいえ、日本の少子化は深刻です。
今後は少子化を遅らせつつ、
AIの活用などで少ない働き手で生産性を保つことが求められます。
3つ目は、働くとは誰かの役に立つということです。
これまで伝えてきたように、
この世界の商品はすべて裏で働く
たくさんの人たちの労働によって形成されています。
商品が役に立つと感じるのは、
お金を払っているのであり、
役に立たないものにお金を払う人はいないでしょう。
つまり、給料はお客さんのお金から支払われているので、
私たちが働くことは誰かの役になっていると考えることができます。
私たちはたくさんの人の労働のおかげで豊かに生きることができるし、
自分の労働によって誰かの役に立っていると考えることもできます。
このように、自分ではできないことを誰かに解決してもらって、
その代わりに自分が誰かのできないことを解決し合うことで、
私たちの生活は豊かになっているのです。
このように、私たちは手を取り合って生きることを、
本当の意味で経済というのです。
本書では、まだまだお金の本質について詳しく説明しています。
読み終わった後には、
お金の向こうには人がいるという本当の意味に気付けることでしょう。
お金自体には価値がない。お金で解決できる問題はない。
みんなでお金を貯めても意味がない。
というお金のボスが提示する3つの謎を解き明かし、
お金の正体を理解しましょう。
いかがでしたか?
今回の書籍紹介では、
君のお金は誰のため?
ボスが教えてくれたお金の謎と社会の仕組みをご紹介しました。
この本は小説のような展開でストーリー性があるので、
敷居が低く、初心者でも挑戦しやすい本です。
最近のお金の話が難しいと感じる方は、
まずは最初のステップとして、ぜひ手に取ってみてください。
また、この本で経済やお金の概要がつかめた後には、
同じ書写が執筆している、
お金の向こうに人がいる、をぜひ読んでみてください。
本日紹介した本よりも学術的な内容で、
より深く勉強することができるはずです。
09:01
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
ぜひこの番組への登録と評価をお願いいたします。
ポッドキャストのほか、Xなど各種SNSにおいても投稿してください。
フォローもよろしくお願いします。
いろはにマネーでぜひ検索してみてください。
また、株式会社インベストメントブリッジは、
個人投資家向けIR企業情報サイト、ブリッジサロンも運営しています。
こちらも説明欄記載のURLよりぜひご覧ください。
09:45

コメント

スクロール