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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が金融・経済・投資関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で、一緒に勉強していきましょう。
みなさんこんにちは。最近テトリスにハマっているインターン生の町田です。
今日お昼に食べた餃子がおいしかったインターン生の志村です。
今回も私たちインターン生が最近気になったニュースについてお話ししていきたいと思います。
町田さんが最近気になったニュースは何でしたか?
私が気になった話題は、23日、先週の金曜日に行われたジャクソンホール会議についてです。
ジャクソンホール会議は会議の前から話題でしたもんね。私も気になってました。
そうなんです。この会議について少し説明すると、アメリカのジャクソンホールで毎年開かれる会議で、
主要国の中央銀行の幹部や経済学者などが集まり、経済状況について意見を交わすものです。
この会議での発言により、株式や為替など金融市場が大きく動いたことが何度もあり、非常に影響力の多い会議なんです。
確かにそれならこの注目論も納得ですよね。
今回の注目は、アメリカのパウェル議長が利下げについてどのように発言するかでした。
この前の7月の会合では、パウェル議長が利下げ時期について明確なメッセージを控えただけに、特に今回の発言は注目されていましたよね。
そうなんです。この会議でアメリカのパウェル議長は、金融政策を調整する時が来たと発言しました。
また、インフレ率が当局の目標である2%への持続的な道筋を辿っている確信が深まった、このようにも発言しているんですね。
これにより、来月の会合で利下げに踏み切る可能性が非常に高いことが示されました。
だいぶ利下げについて明言をしたような形ですね。では実際に利下げが行われると、アメリカにはどのような影響があると思いますか?
そうですね。利下げによって企業はお金を借りやすくなり、事業の拡大をする企業が増え、売上や利益増加につながると考えられるので、アメリカの株価は上がっていくと考えられます。
そうなんですね。
実際にこの発言を受けて、ニューヨーク・ダウ平均株価は1時490ドル以上値上がりしたんです。
アメリカの金利政策は日本の市場にもだいぶ大きな影響を及ぼしてきましたが、今回利下げが成立するとなると、日本にはどのような影響があると思いますか?
そうですね。身近なものだと演奏場が関係してくると思います。
アメリカの利下げが近く行われるという予想や、日本が利上げを行ったということを受けて、1時160円ほどだった円安がすでに144円ほどになってきていますが、このアメリカの利下げが進むと、より円高が進むと考えられます。
すでに144円ほどになっているということで、だいぶ円安に触れているなという印象を受けたんですが、海外旅行に行きたいなと思っている私にとっては、円高はすごくいいニュースだなと思いました。
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そうですね。海外旅行がしやすくなるということ以外にも、もう一つ円高のありがたい点は、インフレが落ち着く可能性が高いということです。
ここ数年は円安の影響を受けて、食品や日用品などの値上げが続いていましたよね。
はい。結構身をもって実感しておりました。
そうですね。この主な原因としては、やはり円安がありました。
特に食品は、NHKが行った調査によると、今年の1月から10月までに値下げをされたり値下げ予定がある8269品目のうち、29.2%が円安の影響が値上げの要因になっているとされています。
そんなに多くの品目が値上げされたり、値上げが予定されているというのも驚きですし、その3割近くが、やはり円安の影響が大きいんだなということを実感できますね。
そうですね。ですから円高に傾くと、この値上がりが少し落ち着くか、または値下げにつながってほしいなと思っています。
はい。私も同感です。
一方で円高にはマイナスな面もあって、輸出によって利益を得る企業にとってはマイナスになりますから、円高は一般的に日本の株にとっては懸念材料となります。
はい。
しかし、これから予想されるアメリカの株の上昇は、日本市場にとってプラスとなりますから、これから日経平均がどのように動くか注目したいですね。
はい。本当にその通りですね。
清室さんは最近気になっているニュースはありますか?
はい。私は最近気になっているのがIPOで、大型IPOが話題になっているなというふうに思っています。
直近だと東京メトロと半導体メーカーのキヨクシアのIPOがやはり気になります。
7月にはワーカーと事業者のマッチングサービスのタイミングが新規上場して話題になっていましたよね。
市場からの資金吸収額が約470億円で、今年に入ってから最大のIPOとなったようです。
知りませんでした。
私の友人はタイミングヘビーユーザーで、即払いで今日暇だから働こうというふうに、
隙間時間を有効活用できるところが気に入っているみたいです。
そうなんですね。
そうなんです。あらかじめシフトを決める必要がないので、予定に拘束されずに時間を使えるのはいいですよね。
そうですね。まさに今時の働き方という感じがしますよね。
では本題の東京メトロとキヨクシアのIPOについてです。
最初はキヨクシアのIPOについてお話ししたいのですが、
そもそもキヨクシアというのが、難度型フラッシュメモリーを手掛ける半導体メーカーです。
早ければ10月に東京証券取引所に新規上場する方針だそうです。
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データ記憶用の難度型フラッシュメモリーで世界シェア3位を誇る世界的なメーカーです。
そのため時価総額が1兆5000億円を超える可能性も示唆されています。
1兆5000億円って結構大きな額ですよね。
そうですよね。1兆円を超えるとやはり大きいなというふうに私も思うかなという感じがします。
そのキヨクシアなんですが、旧東芝メモリーのことで、東芝から半導体メモリ事業を分社化して設立されました。
2018年にはグループを離脱して、持ち文法適用会社となっています。
キヨクシアは2020年に実は上場するという計画があったのですが、事情動向などを理由に延期されています。
今年また上場の目処が立ったということですね。
なるほど。一度は事情動向などを理由に延期されていたということですが、今後の半導体業界についてどんな予想がされていますか。
半導体業界全体としては、2024年前半にかけて緩やかな回復が続いています。
半導体の国際業界団体のセミは、2024年第1次半期には電子機器売上高が前年同期比3%増となる見通しを立てています。
キヨクシアは、24年3月期決算で約2400億円の赤字で、2期連続の大幅赤字となりました。
業績不振が上場樹の株価に影響しそうですが、業界としては回復傾向なのは追い風となりそうですね。
実際、24年の第1次半期は、6次半期ぶりに黒字化しています。
それもあり、今回IPOに再度踏み切る形になったのかなと思いました。
大幅な赤字が続いているのは確かに懸念材料ですよね。
そうなんですよね。業界が緩やかに回復傾向といえど、日本貿易振興機構ジェトロは、
業界の動向を世界の半導体市場の回復はまだら模様と表現していて、大幅に回復しているわけではなさそうです。
また、キヨクシアは同業のウェスタンデジタルとの間で統合協議が続いていました。
それは昨年秋に頓挫したものの、将来的な統合については交渉を続けるようで、
同社の動向に今後も注目したいです。
半導体業界は今ホットな業界なので、業界全体に注目したいですね。
続いて、東京メトロの方はどうですか。
東京メトロも10月末に上場予定で、自家総額7000億円規模と大規模案件になる見通しです。
現在、国が53.4%、東京都が46.4%の株式を保有しており、
上場の際には両社で合わせて50%まで持ち株比率を減らす予定です。
得られた資金は復興債の償還費用に充てられます。
大きい企業なので、もう上場していると思っていました。
そうですよね。ただ、東急電鉄や阪急電鉄など、日本には未だ見通しです。
上場に伴い、株主優待の有無、その内容が注目されているようです。
他の鉄道会社は、鉄道の割引権やホテルの割引権などが優待として設定されています。
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なるほど。東京メトロは都心部に交通網を構えているので、魅力的な優待になりそうな気がします。
都心のホテルの割引権などがもらえたら、優待させていただきたいですね。
そうですね。上場した後の実際の株価などにも注目ですね。
本日の内容は以上になります。本日も最後までご視聴いただきありがとうございます。
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