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2023-10-13 08:34

#580【業界・個別株分析】化粧品業界の現状、展望は?男性ターゲットの商品も?

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女性にはとても身近な化粧品業界。

化粧品業界には、コスメだけでなく化粧水などのスキンケア用品も含まれています。


コロナが落ち着きつつあり、男性も美意識が高まりつつある現在、業界の注目点や展望などについてお話ししています。


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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。皆様、おはようございます。インターン生の佐野です。
本日は、化粧品の業界、個別株分析を行っていきます。今回は、女性だけでなく、男性にも身近になりつつある化粧品について、詳しく説明していきたいと思います。
まず、化粧品の種類について説明していきます。化粧品は、使い方が同じでも、医薬品・医療機器等法によって化粧品と薬用化粧品に分類されます。
化粧品は、肌の保湿や洗浄など製品全体としてその効果が期待されています。
一方で、薬用化粧品は、化粧品としての期待効果に加えて、肌荒れやニキビを防ぐ美薬などの効果を持つ有効成分が配合され、化粧品と医薬品の間に位置する医薬部外品に位置づけられています。
医薬部外品には、薬用化粧品のほかに専門剤や区毛剤などがあります。このように、化粧品と薬用化粧品の大きな違いは、有効成分が配合されているのか、いないのかということです。
薬用化粧品の場合、容器や外箱に医薬部外品と表示されています。化粧品は医薬品医療機器等法で、全成分表示が義務付けられています。
一方で、医薬部外品は日本化粧品工業連合会など業界団体の自主基準で成分表示をしているという違いもあります。
続いて、化粧品メーカーの販路について説明させていただきます。
化粧品メーカーにて商品が生産された後、国内化粧品の流通経路は、主に4つに分かれます。
まず1つ目は、卸売店を介さず、化粧品メーカーと直接取引契約を交わしたお店で販売する方法です。
2つ目は、問屋や代理店を経由して販売する方法です。
3つ目と4つ目は、お店を構えずに販売する無店舗販売である点は同じですが、消費者に商品を届けるルートが異なっています。
3つ目は、訪問販売です。
メーカーの訪問販売員が直接顧客に販売していくのに対して、4つ目は通信販売です。
カタログやインターネット、テレビショッピングなどを介して、メーカーから顧客の元に直接届けられます。
近年のインターネットの急速な普及により、インターネット上のショップやホームページを通して販売される化粧品も増加しており、通信販売は今一番勢いのあるチャンネルといっても過言ではないでしょう。
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続いて注目点についてお話しさせていただきます。
2012年から2019年まで右肩上がりで推移していました。
19年には4年連続で過去最高額を更新し、初の1兆7000億円台を達成しました。
しかしながら2021年の化粧品出荷額は前年比8.2%減の1兆3529億円で、2年連続で出荷額減少という結果になりました。
2019年から2021年にかけては4082億円が減少しています。
これらの背景にはマスク着用やテレワークがあります。
今後は外出規制緩和に伴い需要は回復していく見込みです。
最近の傾向として化粧水、美容液、日焼け止めなどが比較的順調な一方、爪化粧品、香水、大手コロンなどは低迷しています。
特に薬用化粧品は存在感を高めていて、化粧品全体の出荷額の約4割を占めます。
2022年の男性化粧品の市場規模は376億円で、2017年に比べて51%拡大しました。
これらは新型コロナウイルス下のオンライン会議などで、自分の顔を見る機会が増え、美意識が高まったと分析されています。
Z世代を中心にスキンケア商品だけでなくメイクアップ商品の販売を強化し、男性向けの化粧セミナーの開催も積極的に行っていくようです。
続いて注目企業の分析に移ります。
1社目は資生堂です。
2023年10月12日現在、PERは72.87、PBRは3.29、配当利回りは1.18%となっております。
業界2位と売上高ベースで5倍近く差をつけている圧倒的な業界トップです。
その圧倒的なトップを誇る化粧品業界の売上高の要因としては、PRESTAGEブランドの成長と海外展開への注力の2つが挙げられます。
PRESTAGEブランドとは、デパートや化粧品専門店においてカウンセリングを通じて販売している高い付加価値を持つ高価格帯化粧品のことです。
同社のアネアルレポートによると、売上高構成比は46%を占めており、同社のグローバル規模の成長の大方になっております。
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海外売上比率は60%を超えていて、中国やヨーロッパをはじめとする世界各地に事業を展開しています。
2018年10月より、社内の公用語を英語としたことからも、世界で戦う基盤作りに注力していることが伺えます。
続いて注目した企業は、厚生です。
2023年10月12日現在で、PERは45.11、PBRは2.25、配当利回りは1.33%です。
高価格帯から低価格帯商品まで幅広く強みを持つのが厚生の特徴です。
高価格帯商品としてはコスメデコルテやジルスチュアート、低価格帯商品としてはファシオやビセが挙げられます。
お客様の多様なニーズに応えるため、様々な商品を多角化された販売チャンネルで取り扱っています。
具体的には企業名を冠した厚生ブランドと独自性の高い多彩なブランド群であるインデビデュアルブランドの2つに対別して商品を展開しています。
さらに同社は高売価格者との共同開発にも注力していて、その一例として2019年9月に発売された厚生とミルボンが共同で開発した美容室専売化粧品であるインプレアや
2021年11月より販売開始される株式会社マツキオココカラー&カンパニーとの共同開発商品である敏感肌向けスキンケアシリーズレシピオなどが挙げられます。
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