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2023-10-11 11:40

#579【書籍紹介】「金利を見れば投資はうまくいく」”炭鉱のカナリア”と称される金利の正しい見方とは?

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このシリーズでは、投資・経済・お金・ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。

今回は、「金利を見れば投資はうまくいく」です。

 

本書は、金融市場における炭鉱のカナリアとも呼ばれる金利と景気の連動について詳しく解説しています。

今回は中でも、注目すべき3つの金利と景気の関係についてお話ししています。

 

著者:堀井正孝

 

興味を持った方は、ぜひ本を読んでみてください! ⇒⁠⁠⁠⁠ ⁠https://amzn.to/3qVsAZK

 

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株式会社インベストメントブリッジ作成

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
インターン生の沢崎でございます。
このエピソードでは、投資、経済、お金、ビジネス関連の書籍をインターン生がピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、「金利を見れば投資はうまくいく」という本です。
著者は堀井正隆さんで、この方は第一声明やその系列会社で債権運用ファンドマネージャーとして従事した後、
現在の三菱UFJ国際投資院では先進国債権ファンドを担当しました。
元SBIボンドインベストメントマネジメント代表取締役にも上り詰めた、債権運用歴30年長のベテランファンドマネージャーです。
この本がお勧めの方は、最近個別株投資を始めた人ですとか、金についてよく分かっていない方にお勧めです。
それでは内容の紹介に移っていきたいと思います。
皆さん、単行のカナリアという言葉をご存知でしょうか。
カナリアは周囲の異変に敏感で、普段は冴えずっていますが、危険が迫ると泣き止むという習性があります。
昔、単行労働者は行動に入る際に3羽のカナリアを持っていき、1羽でも泣き止むと単行内にガスが発生しているといった何らかの変調が起きていると察知していました。
つまり、カナリアは事前に危険を察知するアラームとして機能していたのです。
投資の世界では、このカナリアに当たるのが金利です。
金利は、まだ表面化していない景気の変調を教えてくれる、金融市場における単行のカナリアと呼ばれています。
本書では、実例に基づいた景気と金利の連動について、そして刑法となる3つの金利の紹介、
最後に3つの金利と景気の関係という、主に3つに分けて、特に1番最後の金利と景気の関係について詳しく解説しています。
今回は、②3つの金利のご紹介と③金利と景気の関係の一部をお伝えしようと思います。
まず、金の紹介からです。金利はいろいろありますが、注目するのは3つです。
1つ目が製作金利、2つ目が長期金利、3つ目が社債入り回りです。
金利には短期金利、期間が1年未満のものと、期間が1年以上の長期金利に分かれています。
製作金利は前者、短期金利の1つです。
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中央銀行が一般の銀行に融資を行う際に受け取る金利で、景気を安定的に拡大させるために、中央銀行は製作金利を変更して支柱に出回るお金の量を調節しています。
日本の場合、日銀はマイナス金利政策を行っていますが、
これは金融機関が日銀に預けるお金にマイナスの金利をかけることで、多くのお金を預けている金融機関は逆に利子を取られる形になるというものです。
これは金融機関が日銀に預けるのではなく、企業へ貸し出しするように促すことを狙ったものです。
これが製作金利の説明です。
続いてご紹介する金利は長期金利。
著者では10年国債利回りを長期金利の例として挙げています。
10年国債利回りとは、再建市場で10年国債を買った際の利回りのことで、
簡単に言うと、国が今日から10年間資金を調達する場合にかかるコストです。
この10年国債利回りは低コストで資金を調達できるかどうかに関わるため、景気にも大きな影響を与えています。
最後3つ目が謝債利回りです。
先ほど国債利回りの話をしましたが、今回は企業が発行する謝債の利回りです。
謝債利回りは企業が資金調達をする場合のコストであり、
これは企業の信用力、財務の健全性など、こうした信用力によって変わっていきます。
3つの金利を理解したところで、続いて景気サイクルと金利の関係について見ていきましょう。
実は景気には、大・中・小の3つのサイクルがあります。
まず一番大きなサイクルが信用サイクルです。
これは景気と企業の信用力の関係を表しており、おおよそ10年で一周するサイクルとなっています。
簡単に流れを説明すると、まず調達金利が下がります。
そうするといっぱいお金が借りられるので、企業はいろんな経済活動を行い景気が上向きます。
ただ、そのようにいっぱいお金を借り入れると財務が悪化するので信用も下がります。
そうすると企業の調達金利は悪化するので景気は下に向きます。
そうなってくると最後にあまり借り入れもできませんし、信用が悪化してしまったので借り入れを返済してあまり借りないことで信用を回復します。
そうするとまた調達金利が下がるというようなサイクルとなっています。
続いては中位の金融政策サイクルです。
これはその名の通り景気と金融政策の関連を表しており、およそ5年のサイクルで回っています。
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非常にシンプルで景気が回復すると行き過ぎたインフレを抑えるために利上げを行い金融引き締めをします。
そうすると景気が減速し、行き過ぎの減速を避けるために利下げをして金融緩和をする。
そうするとまた景気が回復するということを繰り返しています。
最後に一番小さいものが在庫サイクルで景気と企業の出荷状況、在庫の関係を表しており、およそ2.5年で一周します。
こちらも簡単に説明すると、売れ行きが好調になると在庫は減ります。
そうすると需要に合わせるため生産を増やし在庫が増えていきます。
次第にあまり売れなくなっていくと在庫がまた増加していってしまいます。
そうすると需要にまた合わせるために逆に生産を下げて在庫が減少していきます。
これが日連の流れです。
なお半導体市場では3,4年で好況と不況を繰り返すことをシリコンサイクルと呼んでいますが、これも在庫サイクルの一例だと言えそうです。
そしてこの3つのサイクルですが、おおよそ10年に一度重なるのでその際には大きく景気が悪化します。
例えばIDバブル崩壊ですとか世界金融危機もこのサイクルが重なったときに起こっています。
なお直近のコロナウイルスでもちょうど重なっていました。
では最後に金融政策サイクルを見て金利から景気交代局面を予測してみます。
注目すべきは長期金利から短期金利を引いた長短金利差です。
この長短金利差は景気の先行指標となっています。
今回便宜上春夏秋冬と使いますが実際の季節に連動しているものではありません。
その点ご注意ください。
まず春に長期金利が上がります。
このとき長短金利差は拡大していっており景気が良くなっていることを示唆しています。
続いて夏には先ほどと似ていますが利上げを行い短期金利を上げます。
そうすると長短金利差が小さくなっていき景気が失速します。
秋では再び長期金利が下がり始め長短金利差も縮まっていきます。
夏では短期金利を上げることで縮まっていましたが今回は長期金利が下がることで縮まっています。
こっちで縮まった場合は景気減速が終了する減速の終了が近いということを指しています。
最後に冬になると中央銀行が利下げを行って短期金利を下げます。
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そうするとまたしても長短金利差が拡大し景気回復に近づいていきます。
景気が回復すると自動的に長期金利が上がるのでまた春に戻るということです。
では現在はどこにあるのか。
それは夏と秋の間です。
現在ですね、行き過ぎたインフレを抑えるためにアメリカなどの短期金利を大きく上げており長期金利を越している状態です。
いわゆる逆ウィルドと呼ばれる状態なんですが今がここにあたります。
その逆ウィルドは前からそうでしたけど今も続いており注目すべきなのは長期金利がいつ下がるのか下がり始めてどれくらい経つのかという点ですね。
なので我々はこの長期金利の動きを見ながらいつになったら景気減速が終わっていくのかを予想することが非常に大事となります。
なお著者はこの長短金利差について1%ポイントを割ったら要注意。
0%つまり長期金利と短期金利が同じぐらいになったら要警戒と景気拡大局面入りの可能性が大きいと述べています。
金融政策サイクルを見る際はこのような点に注意すべきです。
今回は注目すべき金利と金融政策サイクルそして景気の関連についてご紹介しました。
時間の関係で紹介はできなかったのですが本書では社債入り回りと国債入り回りを使って信用サイクルと景気の関連も大きく解説しています。
また国ごとアメリカユーロ圏日本の独自の解説をしたり今行ったような難しい景気の総合的判断をあえて数値化し自動的に判断できるような術なども紹介しています。
続きが気になっている方はぜひ本書を手に取ってみてください。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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